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怠惰な年始
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しおりを挟むどのような業種でも、年末と言いうのは大変忙しくなるものである。
先生も走り回る季節だしねぇ。
当然、音楽関連も忙しい。
特に、年末の番組調整の影響で、昔映像切り貼りして嵩マシできる音楽番組は、否応無しに、やたら増える。
嵩マシしなくても、賞レースが目白押しで、それに向けてなのか対抗してなのか、生番組も増える。
なので、SPHYは馬鹿みたいに忙しい。
ただ、清牙が賞レースに欠片も興味も示さないので、その関連はあっさり辞退しているとの…希更経由から駆郎君の話。
清牙がと強調しているが、間違いなく、駆郎君も舞人君も興味がないのを、清牙前面に出して逃げているんだろうことは予想がつく。
賞レース総無視の事態でも、音楽番組増えれば、奴らの露出も上がる。
テレビで拘束される為、大好きなライブが出来なくて、または邪魔されて、清牙がご機嫌斜めだと云う話は舞人君から。
何が言いたいかと言うと、映画の番宣が始まろうが何だろうが、アイツらは忙しいので、こちらには来ない。
若干浮かれたお爺ちゃんが、クリスマスプレゼントが渡せないと涙を流していたらしい。
その上余計なことまで考え、希更に激怒されたとか。
その後、何とか仲直りして、「何もいらない。メリークリスマスってだけ、連絡してね」と、可愛く適当に、娘さんに諭された模様。
舞人君にそんな暇ある訳ねぇだろとドヤされ、またムエタイ試合が始まりかけたとかけなかったとか?
奴らが来ない!
急遽連行も無茶振りもない!
だがしかし、平和でもない。
こっちも立て続けな、イベント買い物争奪戦が、時間問わずで熱く繰り広げられるのだから。
イベント無くても、年末年始には店が閉まるので、客が大量買い。
コンビニで全部の買い物済ませると、破産する世帯も多いだろうし。
序に言えば、正月休みという名目で孫達も来るので、ジジババが滾る滾る。
無駄に忙しい。
日に5回も6回も来るなよ。
スーパーは冷蔵庫ではありません。
なのに、年末年始で学生さんがねぇ、帰省しちゃうのだよ。
夜の人手が一気に足らなくなる為、無駄に残業が増える。
そして冬と言えば、流行り病。
急病人も増える為、休日返上、人員不足で死にそうな日々が続くのだ。
そして、海外からのお客様。
あっちは、信じられないほど休み期間が長いし。
どうして、かの国の人々は、日本の一般感覚が身につかないのか?
レジには並べ!
横入りするな!
購入前の商品食べ散らかすな!!
ラップ破るな!!
開封するな!!
大人数で一気に喋らないっ!
スマホの翻訳サイト使って同じ解答を繰り返さない。
私が聞きたいのはそれじゃねぇ!
行列レジで会計時になってから、戻し、相談、会計登録済の商品カゴ移動すな!
そんな多大なストレスと戦っていたら、映画公開日、来てました。
健吾君から送られてきた、ウチのスーパー従業員分のチケットを店長に託して、後は知らん。
この死にそうに忙しい中、わざわざ見に行ってくれて、「上田さん、あんな大騒ぎして休んだけど、カットされちゃったんだね、ぷふっ」と言われ、軽く苛立ったとかも、どうでもイイ。
娘さん達に一緒に見に行こうとおネダリされましたが、オバチャン体力の限界です。
11連勤+残業後は、休ませて下さい。
寝かせて下さい。
そのまま突入しました、正月休み!
やっと寝倒せる。
レジしなくていい。
夢で迄魘されない!!
そんなウフフなお休み2日目。
悪魔のお迎えがやってきた。
「カエ。どうせ飲むなら兄貴のとこ行こ。賞味期限ヤバいの持参で十分だから」
なんで、折角の休みに、朝も早よから急襲されなければならないのか?
「出てこないなら、映画ポスター扉に貼りまくるよ?」
鬼じゃ!
悪魔か!
面倒臭ぇ思いながら、ぱっぱと顔洗って着替えて、奴の言う通り、賞味期限が本日中のモノだけを百均の保冷バックに保冷剤と一緒に突っ込む。
「あけおめ」
「うん。あけおめ。見事に正月らしさ皆無だね」
何を、私に期待しとんのか?
冬用厚手Tシャツにジーンズ、ベンチコートにマフラー手袋。
それが私の冬の定番である。
ベンチコート、ダウンジャケットより温かいし。
「酒も、持ってく?」
冬ごもりの為の酒は当然、確保済。
「足りなきゃ、コンビニ行けばいいよ」
ドンだけ飲む気?
私、今日中に帰して貰えるのかね?
まあ、部屋にいたからって、やることは、飲むか、無駄に溜まってる録画を消化するくらいしかないんだけど。
そのままタクシーで移動に。
「豪勢だねぇ」
「カエちゃん、知ってる? 今の世の中は、お酒飲んで運転すると、犯罪者になっちゃうんだよ?」
なら飲むなよ…とは言えんわな。
だからって、正月の公共臨時運行での移動はねぇ。
正月から着飾って、神様にご挨拶に行くような信心深い方々の妨げになるのもアレだし?
そんなノリのまま、マー君の住むマンションへ。
住むと云うか、こっちに来た時の仮眠部屋?
基本は物置と化しており、今まで係わったイベントやら撮影資料だのなんだのが、押し込まれただけの、部屋である。
時々オバチャンかゆっ君が掃除に来ているらしい。
本人は、ここのところ忙しくて、こっちに来てなかったらしいので。
そんなマー君の2DKの部屋に、折り畳みテーブルに懐く長髪細過ぎ男がいる。
「あけおめ。なんで、清牙までいるの?」
ベンチコートを脱ぎながら、ファンヒーターの前に陣取る。
寒いの嫌。
「あけおめ。正月は、誰も相手してくれねぇんだと」
冷蔵庫ではなくクーラーボックスから差し出されるビールを受け取り笑う。
冷蔵庫が、ホテルの据え置きタイプと同じ仕様なので、機能性低すぎて使えないらしい。
保冷問題はともかく、だ。
遊び相手が少なくなるのは、当たり前じゃね?
普通、ご家族がいる方は、正月休みともなれば、そちら優先ですよ?
遊んでくれるのは、地元学生のお友達くらいです。
清牙、学生と呼べる時期を全て業界に捧げてきたので、学生友達、皆無じゃん。
若干、駆郎君が当てはまらない気がしないでもないけど、駆郎君だって学生生活をほぼほぼ知らない業界人。
こっちは音楽に傾倒し過ぎて学生生活捨てた口、らしいけど。
どっちもどっちだよね。
って云うか、休みがない芸能人様だからこそ、大見得切って休める正月くらい、心底、家族孝行しなければならない筈で?
その時期まで働きまくる業界の方々も確かにいるのだけど、SPHYは年始完全休業じゃん。
「つーか、自分の母ちゃんに孝行して来いよ」
同じように上着を脱ぎつつ、クッションも何もない絨毯にまんま座るゆっ君にもビールが回り、机に懐いていた清牙が顔を上げた。
「やだよ。小言しか言わねぇし、何話してイイか分からん」
まあ、色々難しいお年頃なのねぇ。
って言うか、素行が悪過ぎて、自ら振る色々なお話も、詰まるだろうしな。
突っ込まれ要素も満載。
「まあ、アレだよね。心配してくれてるのは有難いんだけどさ、飯は食ってるし、知識全くない相手に仕事の説明するのもタルいし? 相手には苦労はしてないけど、紹介するまでもない。ちょっとほっといてくれていいからって、言えば泣くし」
泣かすなよ、悪魔め。
「姉貴がこっち戻ってこないわ。男っ気無いわで、俺達に言いたくなるんだろ」
まあ、普通の親なんて、そんな感じだろうねぇ。
幾つになっても心配なのよって。
ウチはまあ、言わずもがな。
表面張力の際どさには定評があった。
流石に正月にやらかしはしないと信じたいけど、そこに信用はなく、姉ちゃん達も、日帰り必須だったし。
チビ達が幼い頃は良いのよ。
大きくなるとね。
説明がもう……。
平和な一般家庭でも、正月の小言は面倒なんだろう。
特にいない人の分までひっかぶるともなれば。
「マキ姉、今ドコ?」
「さあ?」
マー君も、大概家族愛が薄いよね?
まあ、自分が自分で、楽し過ぎるお仕事で忙しいのと、マキ姉が独立独歩な人って事も、ある。
「確か、今はロス。年明けのフィルがあるって、ネットで出てた」
ゆっ君は、悪魔な割に、細かいフォローは忘れない。
「流石、世界的バイオリニスト」
「大会歴の結果は、なんにもないけど」
弟悪魔が辛辣過ぎる。
世界から国を代表するようなトップ奏者が集まる大会で、名前を残さんでもね?
その世界に当たり前にいるって、重要じゃね?
それで生活費賄えてんだよ?
立派立派。
「世界で、それで食っていけているだけ、上等だってぇの」
「まあな。それを理由に、ちっとも帰って来ねぇし、男はいらんとか言って、母ちゃん泣かせてるな」
マキ姉、相変わらずである。
「鴨のスモークの野菜サラダと、カプレーゼに、生ハムサラダ巻きあるけど?」
「食う」
そこで真っ先に手を伸ばしてくる清牙には渡せない。
「アンタ、1人で抱えて食うじゃん」
「乾き物飽きた」
まあねぇ。
マー君料理しないし。
ゆっ君は必要があればするんだけど、基本作って貰う人、だからねぇ。
見るからに、コンビニおつまみオンパレードは、清牙の食欲中枢には直結せんだろうが。
「なんで、もっと料理用意してないの?」
清牙がいる時点で、オードブルは必須である。
清牙1人の為に。
「これでも、この前にコンビニで色々買い込んで喰った後なんだが?」
そう言って指し示す、ゴミ袋の膨らみ。
食ってるね。
お弁当、各種かな?
「だから言ったんだよ。カエの家でやろうって」
それをなぜ、本人の承諾無しで言ってるのかね?
「カエの事だから無駄に色々余分に、酒のつまみ用意してる筈」
まあ、否定はしないよ?
足りないより余るくらいでいい。
余ったら、正月終わっても食べれば良いだけなので。
「お前の店、開けさせれば良かったろうに」
「ごろ寝出来ないし」
ダラダラ飲みたい訳ね。
「一応、がめ煮も「食う」」
だから、清牙は1人で…言い返す前に、百均の保冷バックが奪われる。
「それ、私一人分だからな」
「少ねっ」
並べるタッパを次々開けながら文句を言うな。
「清牙待て」
「お座り」
犬?
清牙が早速抱え込もうとしたタッパを双子があっと言う間に奪い、中身を蓋に分けてから、清牙の前に並べる。
「ほんの、ちょっとじゃん」
「1人分を別ければそうなる。つーか、それぞれ、2人分ずつぐらいは、ある筈だけど?」
がめ煮を1人分なんて器用な作り方出来んがな。
材料買って、使った分だけ料理が出来る。
種類分けて作れば、多少の量の微調整は出来るが、やっぱり、1人で食べるには多くなるものである。
何より、ほんのちょっとで作ると、味が出ないので美味しくないし。
「終わった。終わったんだけど?」
だから、清牙、早いって。
「それ、酒のツマミ。ご飯じゃないのよ?」
仕方がないなと私の取り分を与えるが、それもまた、一口。
「カエ、甘やかすな」
「カエ、こっちお前が食え。また、食わずに飲む気か?」
オカン?
笑いながら次のビールを開けようとしたら、清牙がそのビールを奪う。
「あんたねぇ」
「忙しいからって、連絡無視すんな」
いや、無視した訳じゃないのよ?
忙し過ぎて、力尽きてただけで。
「カエは本当に無精だからねぇ」
そう言いながら、ビールをくれるゆっ君なら好きよ。
「それにしても、何時からやってんの? 清牙、完全に酔ってない?」
「昨日の夜から」
ナニやってんだか。
「途中、水とか飲ませてるんだが、愚図るんだよ。面倒臭ぇ」
なら、飲ませるなよ。
「清牙、何が気に入らないのかね」
またもや机に懐き損ねて崩れて、長い身体を丸める清牙。
「面倒臭ぇ。俺はVだっつーの」
ああ、また、他の仕事が立て込んでたのね。
クリスマスイブもなんか喚いてたし。
「今回のPV 、出来、良かったから、ドラマの話がレコード会社の方から来てるんだと」
それは、普通に断り辛いだろうにねぇ。
「断って、偉い人と喧嘩でもしたの?」
清牙は嫌なことは本当に嫌、だからね。
「女なんて頼んでねぇんだよ!!」
ああ、ご機嫌取りで、そう云う接待セッティングされちゃったか。
「そんな下らない事で、俺の時間使わせてんじゃねぇよ!!」
ああ、そっちが一番気に入らなかったのね。
「健吾君がその辺り何とかしてくれなかったの?」
「……」
なんですかね?
そのジト目?
「楓。お前、健吾使ってナニやってんの?」
あれぇ?
「ほら。ウチの娘さん、そっちでデビュー話持ち上がっているから、その相談も兼ねて、お願いがちょこちょこっと?」
「それだけ、なのか?」
「それ以外、なにがあるって?」
「……」
酔っぱらって潤んだ目も、赤らんだ顔も、美形だと可愛いで済まされるよね。
キッと睨まれて、涙目でマー君を見る清牙は、酔っ払いそのもので、なんか可愛い。
「マサさん。こいつ、なんか隠してるよな?」
「それを俺に聞くなよ」
「ユキさん。楓って、結構な嘘吐きじゃね?」
「まあ、時によりけり、かな」
「……あんたらも、グルかっ!!」
なんか、荒れてますねぇ。
「もしかして、それで、マー君のトコ突撃してきたの?」
「だったら?」
あ、開き直りやがった。
「健吾が口を割らねぇって事は、俺にとって悪い話にはならないって事だけど、それが、俺にとって良い事だって訳でもねぇ。何よりも、コソコソされるのが気に入らねぇんだよ!!」
あらあら。
「清牙、お前、本当にカエのこと好きだな?」
「ふふん。こいつはもう、俺の専属だからな」
だから、まだ、そんな契約交わしてねぇよ。
「人が身動き出来ないのを狙ってコソコソとか、本気で腹立つ」
先月くらいから、分刻みのスケジュールで、ライブも出来ないしで、相当ご機嫌斜めだったらしいしね。
「ふざけんなよ」
えぇぇ。
ご機嫌斜めは、そっちの方が比重大きかったりする?
「カエ、面倒だから、バラしちゃいなよ」
ゆっ君、裏切るのが早過ぎである。
「やっぱ!!」
はいはい、急に動かない。
途中水入れてても、急性アルコール中毒の可能性が出てくるのは御免である。
未成年芸能人に飲ませた云々とか、止めて欲しい。
「ああ、まあ、そっちにさ、行こうかなって」
「あ゛?」
眼が、座ってますよ?
「ミーもそっち行くし、私、なんか、お仕事の依頼がSPHYの事務所の方に来てるんでしょ? このまま中途半端じゃ不味いし、だからって、どうしても嫌って程でもないと云うか…」
複雑、なんだよね。
始めたばかりの頃は、苦しくて下手糞すぎて、でも只楽しくて。
前だけ見て、行くとこまで行きたかった。
でも、周りが、色々が、そうはさせてくれなくて。
諦めるしか出来なくて。
色々あって、吹っ切れたつもりで、やっぱり、心残りがあった訳で。
そこに、まあ、不本意なようで楽しくて、舞い戻るとは違うけど、新たに道が出来た。
かなり強引に引き込まれて。
「やりたく無い事は、正直、一杯あるし、まあ、出来ないことも多いよね」
化粧とか制約あるし。
それだけで生きていく、その為だけに身体を張る、命削ってやる覚悟と云うか、そこまでの思いは、今はもう、ないんだと思う。
あの、何も考えていなかった頃の、若さは、もう、ないから。
でも、やれば楽しいし、嬉しいし、アノ感覚が蘇る。
「だから、限定的に、生意気に、仕事選んで、好きな事だけ出来るなら、もう一回、やってみようかなって」
別に、それで食っていけなくていい。
今まで通り、レジ打ちでもなんでも、稼ぐ方法はある。
私一人生きていくだけならば、正直、何とでもなるって、痛い程分かったから。
「つまり、俺の専属本契約だな」
言い方。
ふふんと笑う、赤ら顔が、やっぱり可愛い。
「清牙を盾に、仕事選ぶんだよ」
清牙の我が儘を盾に、やりたい仕事だけをする。
出来る、条件の合う仕事だけをする。
それはどんなに我が儘で、贅沢な事だろう。
それが出来るなら、別に、後はどうとでもなる、気がするから。
「PVは許さん。おっぱいは俺のモノ」
「だから、私のおっぱいの所有権は私だと、何度言えば」
「おっぱい!!」
そのまま飛びついてきたと思ったら、人の胸に顔突っ込んでスヤスヤ。
笑いながら、ゆっ君が清牙を受け取りそのまま転がす。
相変わらず鬼だね。
そこにすかさずタオルケットをかけるマー君。
流石オカン。
「カエは相変わらず面倒臭いね」
ゆっ君?
それどう云う意味かね?
「清牙が余計甘ったれるな」
苦笑いのマー君に、答える言葉がありません。
私、そんなに甘やかしてる自覚ないもの。
振り回されている自覚なら、あるけど。
そもそも、清牙の管理云々は、私の管轄ではありません。
「温い覚悟のおままごと。カエがそれで納得してるなら、イイんじゃない」
ゆっ君相変わらず、言い方な。
「どうせ、やり始めたら楽しくなって、どうでも良くなるんだから、どっちもどっちだろ」
マー君も言い方。
お前ら、そう云うところが双子だと思う!
「まあ、取り敢えずは、清牙、明日の便に乗せろよ。明後日、雑誌の仕事があるんだと」
「それをどうして私に言うのかな?」
「俺は明日仕事なんで、昼前には追い出す」
ひでぇ。
どうして、ゆっ君の店でやらないのさ。
現にゴロ寝している清牙が良い例!!
仕方ないんだよ!!
人の目がない、プライベートスペースでの、気兼ねない飲み。
後は、ツマミくらい、なんとかしてほしかった。
こんなことなら、ウチの作り置き冷凍食品、もっと持って来たのに。
まあ、あればあるほど清牙に一瞬で奪われて、結局は瞬時で終わった、気がしないでもないが。
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投稿は毎週水曜日と土曜日と日曜日になります。
今更ですが、不定期に、予告報告なく、先の話との帳尻合わせで投稿分も改稿します。
現在11章書いてますが、壊変になったらごめんなさい。
今更ですが、不定期に、予告報告なく、先の話との帳尻合わせで投稿分も改稿します。
現在11章書いてますが、壊変になったらごめんなさい。
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