1 / 3
琴音ちゃん家族の大冒険 第1話
しおりを挟む
「いよいよ明日だね。」
琴音(ことね)が言いました。
「そうだね。楽しみだね。」
琴音のお姉ちゃんの咲良(さくら)が言いました。
「準備、今日のうちに、しとかないと明日時間ないからね!」
お母さんが言いました。
~次の日~
ピピピピ…ピピピピ…
「いいや。止めちゃえ…」
カチッ
お母さんが目覚まし時計を止めました。
「だめだわ!!」
そして、ふとんからはねあがりました。
「起きて~!起きて!!」
ドンっドン
お母さんがなべをおたまで叩き、大きな音を出しました。
まずは、お姉ちゃんを起こしに行きました。
「何…あっ!」
お姉ちゃんはいつもより、まあまあ早めに起き上がりました。
次に琴音を起こしに行きました。
「起きなさい!」
たくさん大きな音を出したけれど、起きませんでした。
「行くわよ!」
スクッ
目をパッチリ開けて起きました。
お姉ちゃんと琴音の部屋はリビングの手前の廊下にあります。
でも、お父さんとお母さんの部屋はリビングの隣にあります。
いつも夜遅くまで起きて、仕事をしているお父さんを最後に起こしてあげることにしました。廊下からリビングに行くためのドア開けると、お父さんがもう起きていました。
「何で!まだ起こしてないのに?」
お母さんはお父さんに聞きました。
「お姉ちゃんと琴音を起こす音で起きたし、さすがに、今日朝から出かけること覚えてたし。」
「あら、…そう。」
そう言いました。
今、琴音とお姉ちゃんは着替えをしました。そして、お母さんはみんなの持ち物を確認しました。お父さんは行く計画の確認をしました。
「行くわよ!」
お母さんが言いました。
「分かった~!」
お母さんとお父さんとお姉ちゃんと琴音が玄関に集合しました。
「じゃあ行くわよ!」
お母さんが手の甲を差し出しました。
そのお母さんの手の上にお父さんとお姉ちゃんと琴音も手を乗せました。
「えいえいお~!」
みんなの手を太陽にかざしました。
~24分後~
野原に着きました。誰もいません。野原のすぐそこには、川があります。
「では、計画を見せる。計画通りにやってくれ。」
お父さんがそう言い、自分のリュックから計画表を取り出しました。そして、計画表を持っているお父さんのまわりにお母さんたちが集まりました。
「ここをこうしたら?」
「でもそうしたら、ここがこうなっちゃう。」
「だからこうするのね。」
4人で確認しました。
「今から、…やります。」
お父さんが呼びかけました。
「はい!」
お母さんたちが言いました。
お父さんは木を切りました。お姉ちゃんはお母さんの所へそのお父さんが切った木を運びました。琴音は紐を作って、お母さんの所へ運びました。お母さんは木と紐を組み合わせて、船を作ります。
「計画の木の本数分切ったぞ。」
お父さんが計画の木の本数分切り終わりました。
「じゃあ、手伝って!思ったより大変だわ。」
お母さんがお父さんに言いました。
「分かった。」
船の組み立てをお父さんとお母さんですることにしました。
「今、何が足りない?」
お姉ちゃんがお母さんに汗を拭きながら言いました。
「えっと、紐かな。」
お母さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがそう言い、紐を作っている琴音の所に走って行きました。
「手伝うよ。」
お姉ちゃんが琴音に言いました。
「ありがとう…。」
琴音が言いました。
そして、二人で紐を作りました。
「お姉ちゃんの木を運ぶ役割は?」
琴音が紐を作りながら言いました。
「大丈夫。もう少しで終わるから。今、ひもが足りないみたい。」
お姉ちゃんが言いました。
「私、紐作ってるから、琴音が紐運んで。」
「分かった。」
琴音が紐を運び始めました。
「出来た~!後は紐と木を運ぶだけ!琴音、紐運び終わったら、木、運ぶの手伝って。」
お姉ちゃんが紐を運んでいる琴音に言いました。
「いいよ。」
琴音が言いました。
「ふぅ~。お父さん、運び終わった!」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「木、運び終わった?竹、そろそろ切らないとな。」
お父さんが言いました。
「あ、そっか。竹があったか~!」
お姉ちゃんが野原に寝転がりました。
お父さんは竹切り、お母さんは船の組み立て、お姉ちゃんは竹運び、琴音は紐運び、終わったらお姉ちゃんと竹運びをすることになりました。
コンコンッ コンコンッ
お父さんが竹を切っています。
「お父さん、3本ずつ持って行くね。」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「うん。頼むぞ。」
お父さんが言いました。
「終わった~!」
琴音が紐を全部運び終わりました。
「竹運び手伝うね~!」
琴音がお姉ちゃんに言いました。
「琴音、咲良(お姉ちゃん)、竹を切るのは終わったぞ!咲良はお母さんの手伝いをしてろ。その間に琴音と竹を運び終わる。」
お父さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがお母さんの元へ走って行きました。
「後、3回分だ。頑張れ!」
お父さんが琴音に言いました。
「後、2回…」
「後、1回…」
「終わった~!」
竹運びが終わりました。
「船の組み立てはどうだ?」
お父さんがお母さんに聞きました。
「ここ、抑えて。ここができたら、船は完成よ。」
「はい!抑えた!お母さんやって!」
「はい!出来た!」
「完成~!」
「出来た?やった~!」
琴音とお姉ちゃんも喜びました。
「後は、川に浮かぶか…よ。」
お母さんがそう言い、船に乗りました。
「押して!せーの!」
お母さんのその声に合わせてお父さんとお姉ちゃんと琴音で船を押して、川に船が浮くようにしました。
「浮いた!やった~!」
川の上に船が浮きました。
「船をひいて~。みんなで乗るわよ~!」
船に乗っているお母さんが言いました。
「うん!」
「よいしょ よいしょ」
みんなで船をひきあげました。
家を出てから、3時間48分かかりました。
第2巻へつづく!
琴音ちゃん家族の大冒険 第1巻
作•さら
「いよいよ明日だね。」
琴音(ことね)が言いました。
「そうだね。楽しみだね。」
琴音のお姉ちゃんの咲良(さくら)が言いました。
「準備、今日のうちに、しとかないと明日時間ないからね!」
お母さんが言いました。
~次の日~
ピピピピ…ピピピピ…
「いいや。止めちゃえ…」
カチッ
お母さんが目覚まし時計を止めました。
「だめだわ!!」
そして、ふとんからはねあがりました。
「起きて~!起きて!!」
ドンっドン
お母さんがなべをおたまで叩き、大きな音を出しました。
まずは、お姉ちゃんを起こしに行きました。
「何…あっ!」
お姉ちゃんはいつもより、まあまあ早めに起き上がりました。
次に琴音を起こしに行きました。
「起きなさい!」
たくさん大きな音を出したけれど、起きませんでした。
「行くわよ!」
スクッ
目をパッチリ開けて起きました。
お姉ちゃんと琴音の部屋はリビングの手前の廊下にあります。
でも、お父さんとお母さんの部屋はリビングの隣にあります。
いつも夜遅くまで起きて、仕事をしているお父さんを最後に起こしてあげることにしました。廊下からリビングに行くためのドア開けると、お父さんがもう起きていました。
「何で!まだ起こしてないのに?」
お母さんはお父さんに聞きました。
「お姉ちゃんと琴音を起こす音で起きたし、さすがに、今日朝から出かけること覚えてたし。」
「あら、…そう。」
そう言いました。
今、琴音とお姉ちゃんは着替えをしました。そして、お母さんはみんなの持ち物を確認しました。お父さんは行く計画の確認をしました。
「行くわよ!」
お母さんが言いました。
「分かった~!」
お母さんとお父さんとお姉ちゃんと琴音が玄関に集合しました。
「じゃあ行くわよ!」
お母さんが手の甲を差し出しました。
そのお母さんの手の上にお父さんとお姉ちゃんと琴音も手を乗せました。
「えいえいお~!」
みんなの手を太陽にかざしました。
~24分後~
野原に着きました。誰もいません。野原のすぐそこには、川があります。
「では、計画を見せる。計画通りにやってくれ。」
お父さんがそう言い、自分のリュックから計画表を取り出しました。そして、計画表を持っているお父さんのまわりにお母さんたちが集まりました。
「ここをこうしたら?」
「でもそうしたら、ここがこうなっちゃう。」
「だからこうするのね。」
4人で確認しました。
「今から、…やります。」
お父さんが呼びかけました。
「はい!」
お母さんたちが言いました。
お父さんは木を切りました。お姉ちゃんはお母さんの所へそのお父さんが切った木を運びました。琴音は紐を作って、お母さんの所へ運びました。お母さんは木と紐を組み合わせて、船を作ります。
「計画の木の本数分切ったぞ。」
お父さんが計画の木の本数分切り終わりました。
「じゃあ、手伝って!思ったより大変だわ。」
お母さんがお父さんに言いました。
「分かった。」
船の組み立てをお父さんとお母さんですることにしました。
「今、何が足りない?」
お姉ちゃんがお母さんに汗を拭きながら言いました。
「えっと、紐かな。」
お母さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがそう言い、紐を作っている琴音の所に走って行きました。
「手伝うよ。」
お姉ちゃんが琴音に言いました。
「ありがとう…。」
琴音が言いました。
そして、二人で紐を作りました。
「お姉ちゃんの木を運ぶ役割は?」
琴音が紐を作りながら言いました。
「大丈夫。もう少しで終わるから。今、ひもが足りないみたい。」
お姉ちゃんが言いました。
「私、紐作ってるから、琴音が紐運んで。」
「分かった。」
琴音が紐を運び始めました。
「出来た~!後は紐と木を運ぶだけ!琴音、紐運び終わったら、木、運ぶの手伝って。」
お姉ちゃんが紐を運んでいる琴音に言いました。
「いいよ。」
琴音が言いました。
「ふぅ~。お父さん、運び終わった!」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「木、運び終わった?竹、そろそろ切らないとな。」
お父さんが言いました。
「あ、そっか。竹があったか~!」
お姉ちゃんが野原に寝転がりました。
お父さんは竹切り、お母さんは船の組み立て、お姉ちゃんは竹運び、琴音は紐運び、終わったらお姉ちゃんと竹運びをすることになりました。
コンコンッ コンコンッ
お父さんが竹を切っています。
「お父さん、3本ずつ持って行くね。」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「うん。頼むぞ。」
お父さんが言いました。
「終わった~!」
琴音が紐を全部運び終わりました。
「竹運び手伝うね~!」
琴音がお姉ちゃんに言いました。
「琴音、咲良(お姉ちゃん)、竹を切るのは終わったぞ!咲良はお母さんの手伝いをしてろ。その間に琴音と竹を運び終わる。」
お父さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがお母さんの元へ走って行きました。
「後、3回分だ。頑張れ!」
お父さんが琴音に言いました。
「後、2回…」
「後、1回…」
「終わった~!」
竹運びが終わりました。
「船の組み立てはどうだ?」
お父さんがお母さんに聞きました。
「ここ、抑えて。ここができたら、船は完成よ。」
「はい!抑えた!お母さんやって!」
「はい!出来た!」
「完成~!」
「出来た?やった~!」
琴音とお姉ちゃんも喜びました。
「後は、川に浮かぶか…よ。」
お母さんがそう言い、船に乗りました。
「押して!せーの!」
お母さんのその声に合わせてお父さんとお姉ちゃんと琴音で船を押して、川に船が浮くようにしました。
「浮いた!やった~!」
川の上に船が浮きました。
「船をひいて~。みんなで乗るわよ~!」
船に乗っているお母さんが言いました。
「うん!」
「よいしょ よいしょ」
みんなで船をひきあげました。
家を出てから、3時間48分かかりました。
第2話へつづく!
琴音(ことね)が言いました。
「そうだね。楽しみだね。」
琴音のお姉ちゃんの咲良(さくら)が言いました。
「準備、今日のうちに、しとかないと明日時間ないからね!」
お母さんが言いました。
~次の日~
ピピピピ…ピピピピ…
「いいや。止めちゃえ…」
カチッ
お母さんが目覚まし時計を止めました。
「だめだわ!!」
そして、ふとんからはねあがりました。
「起きて~!起きて!!」
ドンっドン
お母さんがなべをおたまで叩き、大きな音を出しました。
まずは、お姉ちゃんを起こしに行きました。
「何…あっ!」
お姉ちゃんはいつもより、まあまあ早めに起き上がりました。
次に琴音を起こしに行きました。
「起きなさい!」
たくさん大きな音を出したけれど、起きませんでした。
「行くわよ!」
スクッ
目をパッチリ開けて起きました。
お姉ちゃんと琴音の部屋はリビングの手前の廊下にあります。
でも、お父さんとお母さんの部屋はリビングの隣にあります。
いつも夜遅くまで起きて、仕事をしているお父さんを最後に起こしてあげることにしました。廊下からリビングに行くためのドア開けると、お父さんがもう起きていました。
「何で!まだ起こしてないのに?」
お母さんはお父さんに聞きました。
「お姉ちゃんと琴音を起こす音で起きたし、さすがに、今日朝から出かけること覚えてたし。」
「あら、…そう。」
そう言いました。
今、琴音とお姉ちゃんは着替えをしました。そして、お母さんはみんなの持ち物を確認しました。お父さんは行く計画の確認をしました。
「行くわよ!」
お母さんが言いました。
「分かった~!」
お母さんとお父さんとお姉ちゃんと琴音が玄関に集合しました。
「じゃあ行くわよ!」
お母さんが手の甲を差し出しました。
そのお母さんの手の上にお父さんとお姉ちゃんと琴音も手を乗せました。
「えいえいお~!」
みんなの手を太陽にかざしました。
~24分後~
野原に着きました。誰もいません。野原のすぐそこには、川があります。
「では、計画を見せる。計画通りにやってくれ。」
お父さんがそう言い、自分のリュックから計画表を取り出しました。そして、計画表を持っているお父さんのまわりにお母さんたちが集まりました。
「ここをこうしたら?」
「でもそうしたら、ここがこうなっちゃう。」
「だからこうするのね。」
4人で確認しました。
「今から、…やります。」
お父さんが呼びかけました。
「はい!」
お母さんたちが言いました。
お父さんは木を切りました。お姉ちゃんはお母さんの所へそのお父さんが切った木を運びました。琴音は紐を作って、お母さんの所へ運びました。お母さんは木と紐を組み合わせて、船を作ります。
「計画の木の本数分切ったぞ。」
お父さんが計画の木の本数分切り終わりました。
「じゃあ、手伝って!思ったより大変だわ。」
お母さんがお父さんに言いました。
「分かった。」
船の組み立てをお父さんとお母さんですることにしました。
「今、何が足りない?」
お姉ちゃんがお母さんに汗を拭きながら言いました。
「えっと、紐かな。」
お母さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがそう言い、紐を作っている琴音の所に走って行きました。
「手伝うよ。」
お姉ちゃんが琴音に言いました。
「ありがとう…。」
琴音が言いました。
そして、二人で紐を作りました。
「お姉ちゃんの木を運ぶ役割は?」
琴音が紐を作りながら言いました。
「大丈夫。もう少しで終わるから。今、ひもが足りないみたい。」
お姉ちゃんが言いました。
「私、紐作ってるから、琴音が紐運んで。」
「分かった。」
琴音が紐を運び始めました。
「出来た~!後は紐と木を運ぶだけ!琴音、紐運び終わったら、木、運ぶの手伝って。」
お姉ちゃんが紐を運んでいる琴音に言いました。
「いいよ。」
琴音が言いました。
「ふぅ~。お父さん、運び終わった!」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「木、運び終わった?竹、そろそろ切らないとな。」
お父さんが言いました。
「あ、そっか。竹があったか~!」
お姉ちゃんが野原に寝転がりました。
お父さんは竹切り、お母さんは船の組み立て、お姉ちゃんは竹運び、琴音は紐運び、終わったらお姉ちゃんと竹運びをすることになりました。
コンコンッ コンコンッ
お父さんが竹を切っています。
「お父さん、3本ずつ持って行くね。」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「うん。頼むぞ。」
お父さんが言いました。
「終わった~!」
琴音が紐を全部運び終わりました。
「竹運び手伝うね~!」
琴音がお姉ちゃんに言いました。
「琴音、咲良(お姉ちゃん)、竹を切るのは終わったぞ!咲良はお母さんの手伝いをしてろ。その間に琴音と竹を運び終わる。」
お父さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがお母さんの元へ走って行きました。
「後、3回分だ。頑張れ!」
お父さんが琴音に言いました。
「後、2回…」
「後、1回…」
「終わった~!」
竹運びが終わりました。
「船の組み立てはどうだ?」
お父さんがお母さんに聞きました。
「ここ、抑えて。ここができたら、船は完成よ。」
「はい!抑えた!お母さんやって!」
「はい!出来た!」
「完成~!」
「出来た?やった~!」
琴音とお姉ちゃんも喜びました。
「後は、川に浮かぶか…よ。」
お母さんがそう言い、船に乗りました。
「押して!せーの!」
お母さんのその声に合わせてお父さんとお姉ちゃんと琴音で船を押して、川に船が浮くようにしました。
「浮いた!やった~!」
川の上に船が浮きました。
「船をひいて~。みんなで乗るわよ~!」
船に乗っているお母さんが言いました。
「うん!」
「よいしょ よいしょ」
みんなで船をひきあげました。
家を出てから、3時間48分かかりました。
第2巻へつづく!
琴音ちゃん家族の大冒険 第1巻
作•さら
「いよいよ明日だね。」
琴音(ことね)が言いました。
「そうだね。楽しみだね。」
琴音のお姉ちゃんの咲良(さくら)が言いました。
「準備、今日のうちに、しとかないと明日時間ないからね!」
お母さんが言いました。
~次の日~
ピピピピ…ピピピピ…
「いいや。止めちゃえ…」
カチッ
お母さんが目覚まし時計を止めました。
「だめだわ!!」
そして、ふとんからはねあがりました。
「起きて~!起きて!!」
ドンっドン
お母さんがなべをおたまで叩き、大きな音を出しました。
まずは、お姉ちゃんを起こしに行きました。
「何…あっ!」
お姉ちゃんはいつもより、まあまあ早めに起き上がりました。
次に琴音を起こしに行きました。
「起きなさい!」
たくさん大きな音を出したけれど、起きませんでした。
「行くわよ!」
スクッ
目をパッチリ開けて起きました。
お姉ちゃんと琴音の部屋はリビングの手前の廊下にあります。
でも、お父さんとお母さんの部屋はリビングの隣にあります。
いつも夜遅くまで起きて、仕事をしているお父さんを最後に起こしてあげることにしました。廊下からリビングに行くためのドア開けると、お父さんがもう起きていました。
「何で!まだ起こしてないのに?」
お母さんはお父さんに聞きました。
「お姉ちゃんと琴音を起こす音で起きたし、さすがに、今日朝から出かけること覚えてたし。」
「あら、…そう。」
そう言いました。
今、琴音とお姉ちゃんは着替えをしました。そして、お母さんはみんなの持ち物を確認しました。お父さんは行く計画の確認をしました。
「行くわよ!」
お母さんが言いました。
「分かった~!」
お母さんとお父さんとお姉ちゃんと琴音が玄関に集合しました。
「じゃあ行くわよ!」
お母さんが手の甲を差し出しました。
そのお母さんの手の上にお父さんとお姉ちゃんと琴音も手を乗せました。
「えいえいお~!」
みんなの手を太陽にかざしました。
~24分後~
野原に着きました。誰もいません。野原のすぐそこには、川があります。
「では、計画を見せる。計画通りにやってくれ。」
お父さんがそう言い、自分のリュックから計画表を取り出しました。そして、計画表を持っているお父さんのまわりにお母さんたちが集まりました。
「ここをこうしたら?」
「でもそうしたら、ここがこうなっちゃう。」
「だからこうするのね。」
4人で確認しました。
「今から、…やります。」
お父さんが呼びかけました。
「はい!」
お母さんたちが言いました。
お父さんは木を切りました。お姉ちゃんはお母さんの所へそのお父さんが切った木を運びました。琴音は紐を作って、お母さんの所へ運びました。お母さんは木と紐を組み合わせて、船を作ります。
「計画の木の本数分切ったぞ。」
お父さんが計画の木の本数分切り終わりました。
「じゃあ、手伝って!思ったより大変だわ。」
お母さんがお父さんに言いました。
「分かった。」
船の組み立てをお父さんとお母さんですることにしました。
「今、何が足りない?」
お姉ちゃんがお母さんに汗を拭きながら言いました。
「えっと、紐かな。」
お母さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがそう言い、紐を作っている琴音の所に走って行きました。
「手伝うよ。」
お姉ちゃんが琴音に言いました。
「ありがとう…。」
琴音が言いました。
そして、二人で紐を作りました。
「お姉ちゃんの木を運ぶ役割は?」
琴音が紐を作りながら言いました。
「大丈夫。もう少しで終わるから。今、ひもが足りないみたい。」
お姉ちゃんが言いました。
「私、紐作ってるから、琴音が紐運んで。」
「分かった。」
琴音が紐を運び始めました。
「出来た~!後は紐と木を運ぶだけ!琴音、紐運び終わったら、木、運ぶの手伝って。」
お姉ちゃんが紐を運んでいる琴音に言いました。
「いいよ。」
琴音が言いました。
「ふぅ~。お父さん、運び終わった!」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「木、運び終わった?竹、そろそろ切らないとな。」
お父さんが言いました。
「あ、そっか。竹があったか~!」
お姉ちゃんが野原に寝転がりました。
お父さんは竹切り、お母さんは船の組み立て、お姉ちゃんは竹運び、琴音は紐運び、終わったらお姉ちゃんと竹運びをすることになりました。
コンコンッ コンコンッ
お父さんが竹を切っています。
「お父さん、3本ずつ持って行くね。」
お姉ちゃんがお父さんに言いました。
「うん。頼むぞ。」
お父さんが言いました。
「終わった~!」
琴音が紐を全部運び終わりました。
「竹運び手伝うね~!」
琴音がお姉ちゃんに言いました。
「琴音、咲良(お姉ちゃん)、竹を切るのは終わったぞ!咲良はお母さんの手伝いをしてろ。その間に琴音と竹を運び終わる。」
お父さんが言いました。
「分かった。」
お姉ちゃんがお母さんの元へ走って行きました。
「後、3回分だ。頑張れ!」
お父さんが琴音に言いました。
「後、2回…」
「後、1回…」
「終わった~!」
竹運びが終わりました。
「船の組み立てはどうだ?」
お父さんがお母さんに聞きました。
「ここ、抑えて。ここができたら、船は完成よ。」
「はい!抑えた!お母さんやって!」
「はい!出来た!」
「完成~!」
「出来た?やった~!」
琴音とお姉ちゃんも喜びました。
「後は、川に浮かぶか…よ。」
お母さんがそう言い、船に乗りました。
「押して!せーの!」
お母さんのその声に合わせてお父さんとお姉ちゃんと琴音で船を押して、川に船が浮くようにしました。
「浮いた!やった~!」
川の上に船が浮きました。
「船をひいて~。みんなで乗るわよ~!」
船に乗っているお母さんが言いました。
「うん!」
「よいしょ よいしょ」
みんなで船をひきあげました。
家を出てから、3時間48分かかりました。
第2話へつづく!
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説


婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。

強制無人島生活
デンヒロ
ファンタジー
主人公の名前は高松 真。
修学旅行中に乗っていたクルーズ船が事故に遭い、
救命いかだで脱出するも無人島に漂着してしまう。
更に一緒に流れ着いた者たちに追放された挙げ句に取り残されてしまった。
だが、助けた女の子たちと共に無人島でスローライフな日々を過ごすことに……
果たして彼は無事に日本へ帰ることができるのか?
注意
この作品は作者のモチベーション維持のために少しずつ投稿します。
1話あたり300~1000文字くらいです。
ご了承のほどよろしくお願いします。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説や歴史の英雄話好きの高校生の洲河 慱(すが だん)
いつものように幼馴染達と学校帰りに公園で雑談していると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は素晴らしいジョブとスキルを手に入れたのに僕のは何だこれ?
王宮からはハズレと言われて追い出されそうになるが、幼馴染達は庇ってくれた。
だけど、夢にみた迄の異世界…
慱は幼馴染達とは別に行動する事にした。
自分のスキルを駆使して冒険する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
現在書籍化されている…
「魔境育ちの全能冒険者は好き勝手に生きる!〜追い出した癖クセに戻って来いだと?そんなの知るか‼︎〜」
の100年前の物語です。
リュカが憧れる英雄ダン・スーガーの物語。
そして、コミカライズ内で登場する「僕スキなのか…」がこの作品です。
その作品の【改訂版】です。
全く同じな部分もあれば、新たなストーリーも追加されています。
今回のHOTランキングでは最高5位かな?
応援有り難う御座います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる