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第2章 リアーシュの町
11.魔女モルアーナ④
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風邪気味でして…もしかしたら明日の更新は体調次第では出来ないかもしれませんm(_ _;)m
───────────────────
や、やりました!
魔女モルアーナの家を人を全て綺麗にしました!!
魔道具を駆使してやれば、早く終わるはず…そう思って始めたお掃除。
魔女さまという、最大の障害がいるのを忘れていました。
「くっ……モルちゃんがドジッ娘じゃなかったら、もっと早く家の中が綺麗になったのにな…」
「えへへ、ごめんよ~。
でも、おうちの中と私たちのお世話を投げ出さずにしてくれてありがとーなの~」
「そりゃー投げたしたりなんかしたら、モルちゃん今度こそ〝汚魔女〟になっちゃいそうで、放っておけなかったもん。
……友達だし」
私の言葉に魔女さまは、ガバッと両手を広げて抱きつこうとした。
けど、それはできなかった。
なぜなら、アヴィに片手で顔面をつかまれてそれ以上来れないようにされていたので……。
「なぜ止めるのです、アヴィルトくーん~!」
「当たり前だろう。
その汚れた服でリアに抱きついたら、リアが汚れる」
あ、本当だ。
着替えないと……。
「モルちゃん、あっちで着替えよう?」
「うん...お手数をおかけします~」
「本当にな」
「アヴィルトくんってばキツすぎ~」
「ほら、モルちゃん行くよー」
さっさと着替えさせたいので、魔女さまの手首を掴み着替え部屋へと、引っ張っていった。
……そういえば、何度も着替えなくても良い素材があったじゃない!
もっと早くに思い出していれば……っ!
今日のお仕事を終えたらさっそく作ろう!
* * *
なぜ忘れていたんだろうねー。
汚れない、この真白綿草のことを。
「モルちゃんは、スポンと着れる服が楽だから好きとのことだから、ワンピース一択だね。
デザインを変えて…10着作っておこうかな」
1着…
……10着!ともう1着は私の分~。
さあ、明日モルちゃんに持っていって着てもらおう!
私も着て行こうっと。
* * *
「おはようモルちゃーん、使い魔ちゃーん!
さっそくだけど、これ着てみてー!」
「えー、何々~?
わぁー…可愛いねぇ!
でも、白いとすぐ汚れが…」
「ふっふっふっ。
まぁ、着てみてよ」
魔女さまは、戸惑いながらも着てくれた。
…着せたのは私だけどね。
「え?!
何でよごれないの?!?!」
「えへへー。
素材に真白綿草を使っているから汚れないの!」
「へぇー……性質がそのまま反映されるんだ~。
これで、一々着替える手間がなくなるからラフィリアちゃんも楽になるね!」
「そう!
あ、でも、ちゃんと毎日着替えようね?」
「あ、はいです~!」
……私、またあの顔になってたのかな?
魔女さまがピシッとしたよ。
顔をよーくよーくほぐしとこう…。
むにむにー…
顔をほぐし中、アヴィに両手を取られた。
「そんなに顔をぐにぐにしたら、赤くなるし痛くなるから駄目だ。
あぁ、もうほっぺたが少し赤くなってる」
アアア、アヴィ?!
ほっぺを優しくスリスリするのはいいけど、その色気駄々漏れはいけないと思いますぅぅう!
「あー…まぁたイチャイチャが始まったよ。
ラフィリアちゃんってば、真っ赤ッか~。
はぁ…これで付き合ってないとか信じられな~い。
というか、独身女の前でやるのやめて欲しいー…」
* * *
『リアの考えたお洋服可愛かったねぇー!』
『でも、あれ、着た、リア、を、見た、妖狼、赤く、なった、あと、すぐ、悩ん、でた』
『独占…欲』
『自分以外に見せたくないってやつだよねー』
『付き、合う、よう、に、なった、ら、大変、そう』
『確か…に…でも…まだ…ない…でしょ』
『『そうだね』』
精霊たちは、この後もリアの話が尽きずに話続けるのだった。
「お前たち…話続けるならわしの部屋じゃなく森の奥でやっとくれ。
うるさいわ、明るいわで寝られんといつも言っとるじゃろう…。
わし眠たい…」
風邪気味でして…もしかしたら明日の更新は体調次第では出来ないかもしれませんm(_ _;)m
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や、やりました!
魔女モルアーナの家を人を全て綺麗にしました!!
魔道具を駆使してやれば、早く終わるはず…そう思って始めたお掃除。
魔女さまという、最大の障害がいるのを忘れていました。
「くっ……モルちゃんがドジッ娘じゃなかったら、もっと早く家の中が綺麗になったのにな…」
「えへへ、ごめんよ~。
でも、おうちの中と私たちのお世話を投げ出さずにしてくれてありがとーなの~」
「そりゃー投げたしたりなんかしたら、モルちゃん今度こそ〝汚魔女〟になっちゃいそうで、放っておけなかったもん。
……友達だし」
私の言葉に魔女さまは、ガバッと両手を広げて抱きつこうとした。
けど、それはできなかった。
なぜなら、アヴィに片手で顔面をつかまれてそれ以上来れないようにされていたので……。
「なぜ止めるのです、アヴィルトくーん~!」
「当たり前だろう。
その汚れた服でリアに抱きついたら、リアが汚れる」
あ、本当だ。
着替えないと……。
「モルちゃん、あっちで着替えよう?」
「うん...お手数をおかけします~」
「本当にな」
「アヴィルトくんってばキツすぎ~」
「ほら、モルちゃん行くよー」
さっさと着替えさせたいので、魔女さまの手首を掴み着替え部屋へと、引っ張っていった。
……そういえば、何度も着替えなくても良い素材があったじゃない!
もっと早くに思い出していれば……っ!
今日のお仕事を終えたらさっそく作ろう!
* * *
なぜ忘れていたんだろうねー。
汚れない、この真白綿草のことを。
「モルちゃんは、スポンと着れる服が楽だから好きとのことだから、ワンピース一択だね。
デザインを変えて…10着作っておこうかな」
1着…
……10着!ともう1着は私の分~。
さあ、明日モルちゃんに持っていって着てもらおう!
私も着て行こうっと。
* * *
「おはようモルちゃーん、使い魔ちゃーん!
さっそくだけど、これ着てみてー!」
「えー、何々~?
わぁー…可愛いねぇ!
でも、白いとすぐ汚れが…」
「ふっふっふっ。
まぁ、着てみてよ」
魔女さまは、戸惑いながらも着てくれた。
…着せたのは私だけどね。
「え?!
何でよごれないの?!?!」
「えへへー。
素材に真白綿草を使っているから汚れないの!」
「へぇー……性質がそのまま反映されるんだ~。
これで、一々着替える手間がなくなるからラフィリアちゃんも楽になるね!」
「そう!
あ、でも、ちゃんと毎日着替えようね?」
「あ、はいです~!」
……私、またあの顔になってたのかな?
魔女さまがピシッとしたよ。
顔をよーくよーくほぐしとこう…。
むにむにー…
顔をほぐし中、アヴィに両手を取られた。
「そんなに顔をぐにぐにしたら、赤くなるし痛くなるから駄目だ。
あぁ、もうほっぺたが少し赤くなってる」
アアア、アヴィ?!
ほっぺを優しくスリスリするのはいいけど、その色気駄々漏れはいけないと思いますぅぅう!
「あー…まぁたイチャイチャが始まったよ。
ラフィリアちゃんってば、真っ赤ッか~。
はぁ…これで付き合ってないとか信じられな~い。
というか、独身女の前でやるのやめて欲しいー…」
* * *
『リアの考えたお洋服可愛かったねぇー!』
『でも、あれ、着た、リア、を、見た、妖狼、赤く、なった、あと、すぐ、悩ん、でた』
『独占…欲』
『自分以外に見せたくないってやつだよねー』
『付き、合う、よう、に、なった、ら、大変、そう』
『確か…に…でも…まだ…ない…でしょ』
『『そうだね』』
精霊たちは、この後もリアの話が尽きずに話続けるのだった。
「お前たち…話続けるならわしの部屋じゃなく森の奥でやっとくれ。
うるさいわ、明るいわで寝られんといつも言っとるじゃろう…。
わし眠たい…」
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