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続編2 手放してしまった公爵令息はもう一度恋をする
12話 夜の語らい
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促されたのは、王の私室の一つで、書斎の様になっていた。
「夜分にすまんな、付き合わせて。」
「い、いえ……。」
「あぁ。心配する事は無い。執務室の内の一つだから、此処なら変な噂を立てられる事も無いだろう。」
「そうですか…。」
侍従達によって部屋の蝋燭の火が灯され、薄暗かった室内が、ほんのりと明るくなる。
そうして、扉の両端と陛下の後ろをお守りする近衛騎士と、部屋の端に下がった侍従一人を置いて、他のお付の者は静々と退室して行った。
壁に所狭しと並んでいる本の数々は、大小さまざまで、少し無造作に並んでいる。
日常的によく手に取られる実用的な物なのだろう。
部屋の内装に見惚れていると、陛下はどっかりとソファーに腰を下ろし、向かいに座る様に促して来られた。
「あ、し、失礼します。」
恐る恐る腰を下ろすと、向かいの陛下は威圧感を極力抑えた笑みをフッと浮かべられた。
その笑った様は、目元は。
瞳の色こそ違いはしても、実子であるロレンツォ殿下によく似ておられる……様な気がする。
「ん?余の顔に何か付いておるか?」
つい見入ってしまったが、少々不躾だったかもしれない。
そこに不快さは感じられなかったが、不思議に思われた様で、キョトンとした顔で尋ねて来られた。
「あ!申し訳ございません。似てらっしゃると思って、つい。」
「似ているとは?」
「あ、その……第5王子、ロレンツォ殿下に……。ふとお笑いになった表情が。」
「……そうか。」
ぽつりとつぶやかれた陛下は、見ると、少し笑みを零されている。
その顔は、今まで拝見した事の無い、穏やかで優しい笑みの様に思えた。
「クレイン卿。エウリルスから此方へ来られて大分経つが、どうかね。少しは慣れたか?」
「はい!ロレンツォ殿下やサフィル……アルベリーニ卿達のお陰で、かなり慣れてきました。仕事に関してはまだ始めたばかりですので、まだまだこれからですが……。あの、ヴェネトリア学園へ通える様にして下さって……従者のテオドールも側付きでお許し下さって、本当にありがとうございました。安心して、勉学に励む事が出来ました。許可して下さった陛下のご温情に感謝致します。」
「そうか。学園での事は余も耳にしている。多少あったようだが、無事卒業出来て何よりだ。」
「はい。本当にありがとうございました。」
心からの感謝を述べると、陛下はまた優しい笑みを向けて下さる。
異国の者である僕にすら、こうして穏やかに思いやりを持って接して下さるのに。
どうして…。
「仕事の方は無理せず、追々やっていけば自ずと慣れるだろう。それより、是非話を聞かせて欲しい。そなたを欲しいと引き入れた、余の愚息は上手くやっているのだろうか?ヴァレンからも話は時折耳にしているが、本人と直接話す機会が少なくてな。ロレンの事、側近となったそなたから見てどうだろう?」
「僕から見て…ですか?ですが、僕としては、殿下に引き立てて頂いた身でありますから……」
「気にする事は無い。遠慮はせずに正直に話して欲しいのだ。」
歳を重ねてもまだまだ衰えを見せない鋭い眼光は、しかし、相手を委縮させるのではなく、真摯に知りたいとご自身の想いを訴えて来られる様に、感じられて。
「そうですね…。既に王太子殿下からお聞きになられてご存知かとは思いますが……ヴァレンティーノ殿下のお仕事を補佐なさったり、貴族方へのパーティーに出向かれたり…」
「相変わらず、まだ貴族共に喧嘩を吹っ掛けているのか?」
「え“。えぇ……まぁ…。」
「困った奴だな。それに関しては、此方も話は耳にしている。酷い侮辱を受けたとの苦情がひっきりなしに来るのでな。……まぁ、まだ社交界に出たての青二才に言い負かされるアイツらの方もどうかとは思うが。」
溜息をつく陛下は、侍従に軽く命じてグラスを持って来させた。
カランと鳴る大きな氷の上から、琥珀色の液体がトプトプと流し入れられる。
それを軽く煽った陛下は、僕にも同じものを寄越して下さり、軽く口を付けてみたが。
「えー…と。これってウイスキーですか?口にするのは初めてです。」
「ほう。そうだったか。どうだ?卿はいけるクチか?」
「同じお酒でも、ワインやシャンパンとはまた全然違う、何とも言えない深い味わいですね。表現するのが難しいですが……ほろ苦さの中に、ほんのりリンゴの様な爽やかな感じもあります。」
「そうかそうか。なかなかいけるではないか。」
たどたどしい僕の返答だったが、王のお気には召された様だ。
カラカラと楽し気に笑って自身のグラスを空にされる。
すぐに侍従が注がれるが、主人の興を害さぬ様、注ぎ終わるとまた壁と一体になった様に下がっていた。
「陛下。ロレンツォ殿下の事は……出来ればもう少し気長に見守って頂けますでしょうか?僕も殿下のなさりように、最初は本当に面食らってしまったのですが、この前その事で話しもしたのです。殿下は殿下なりにご苦労や思う所があっての行動でしょうが、このまま反感を買い続けるのでは、ご自身だけでなく奥方となられたソフィア様にも影響が出かねないですよ、と。それなら実力で見返してやりましょうと説得致しましたら、最終的に納得して下さって……。なので、どうかもう少し見守って下さいませんか。」
そうすぐには変われないだろうが、殿下も理解は示して下されたのだ。
彼を気にして慈しむ気持ちがおありなら、どうかもう少し、猶予を下さい。
偽りの無い正直な気持ちで訴えたら。
僕の話を聞いた陛下は、大きく目を見開かれる。
「これは驚いた…。あの聞かん坊をここまで説き伏せられる者が居たとは。」
「ロレンツォ殿下は気難しい所もおありですが、きちんと向き合い、彼の話にも耳を傾ければ、決して話の通じない方ではないと知りました。幼い頃の不遇の所為で、周囲への反発が強いですが、ソフィア様という最愛の方とも無事結ばれて、きっと少しずつ変わっていかれると思うんです。」
「そうか……。」
「えぇ。」
手にしたグラスを傾けられれば、またカランと氷が鳴る音がする。
濃い琥珀色が、溶けた氷の透明と混じり合って少し薄れるが、目の前の王はそれを口に運ばずに、ただ黙って見つめている。
僕も何を言うでもなく、同じ様にそれを眺めていると。
フッと息を吐いた陛下が、ようやく口を開かれた。
「………クレイン卿は不思議に思っているだろう。今まで放っておいた第5王子の事を、今頃になって気にしている余の事を。」
「あ、いえ……その…。」
僕は言い淀んだが、実は正にその通りで。
どう返答するべきか迷っていたら、陛下は何もかも全てお見通しだった。
「遠慮せずともよい。余が話してくれと言ったのだから。……ロレンは、余を恨んでおるのだろう?」
「恨むというか……お母君に対する様に想えないのは確かでしょうね。」
「それは、そうだろうな。」
「その、殿下曰く『育児放棄されたからな』と仰られていましたが…」
王の言葉を全てが全て額面通り、真に受けてはいけないのだろうが、殿下の話をご所望されているのなら、言わない訳にもいかない。
陛下の顔色を伺い伺い、恐る恐る口にしたら。
「ハハッ!育児放棄か。………確かに、その通りだったなぁ…。」
自身を放っておかれた実情をそう表現された事に、思わず噴き出してしまわれた陛下だったが。
ふと視線を落とし、寂しそうな声音で呟かれた。
「もしかして……陛下は、幼かったロレンツォ殿下を助けずにおられた事……ベルティーナ側妃様を庇えなかった事……悔いて、おられるのですか?」
「……だとして、何とする。二人を庇わなかった事……今頃悔いても詮無き事。分かっている。分かっているとも。でも、それでもロレンはまぎれもなく余の子であるし、ベルティーナもまた余の妃に変わりはない。悔いる資格など無いのにな…。余は……俺は、本当に何もしてやれなかった。」
感極まって顔を両手で覆う、目の前の王は。
このアデリートという国の頂点に位置する国王陛下もまた、悩める一人の父親であり夫なのか。
王と言う存在は、何よりも孤独であると聞く。
そんな方のこの様な姿、僕などが目の当たりにして良いのだろうか。
様々な考えが去来したが、此処までご自身を晒されたのなら、此方も只々真摯に応えるしかないのだろう。
「もし、宜しければ……お話し下さいませんか。陛下の昔話、お聞きしたいです。」
「愉快な話ではないと思うぞ?」
「構いません。僕も昔の殿下や側妃様の事、知りたいですから。」
「そうか。」
ニコリと笑う僕に、陛下はポツリと呟いて微笑まれた。
「夜分にすまんな、付き合わせて。」
「い、いえ……。」
「あぁ。心配する事は無い。執務室の内の一つだから、此処なら変な噂を立てられる事も無いだろう。」
「そうですか…。」
侍従達によって部屋の蝋燭の火が灯され、薄暗かった室内が、ほんのりと明るくなる。
そうして、扉の両端と陛下の後ろをお守りする近衛騎士と、部屋の端に下がった侍従一人を置いて、他のお付の者は静々と退室して行った。
壁に所狭しと並んでいる本の数々は、大小さまざまで、少し無造作に並んでいる。
日常的によく手に取られる実用的な物なのだろう。
部屋の内装に見惚れていると、陛下はどっかりとソファーに腰を下ろし、向かいに座る様に促して来られた。
「あ、し、失礼します。」
恐る恐る腰を下ろすと、向かいの陛下は威圧感を極力抑えた笑みをフッと浮かべられた。
その笑った様は、目元は。
瞳の色こそ違いはしても、実子であるロレンツォ殿下によく似ておられる……様な気がする。
「ん?余の顔に何か付いておるか?」
つい見入ってしまったが、少々不躾だったかもしれない。
そこに不快さは感じられなかったが、不思議に思われた様で、キョトンとした顔で尋ねて来られた。
「あ!申し訳ございません。似てらっしゃると思って、つい。」
「似ているとは?」
「あ、その……第5王子、ロレンツォ殿下に……。ふとお笑いになった表情が。」
「……そうか。」
ぽつりとつぶやかれた陛下は、見ると、少し笑みを零されている。
その顔は、今まで拝見した事の無い、穏やかで優しい笑みの様に思えた。
「クレイン卿。エウリルスから此方へ来られて大分経つが、どうかね。少しは慣れたか?」
「はい!ロレンツォ殿下やサフィル……アルベリーニ卿達のお陰で、かなり慣れてきました。仕事に関してはまだ始めたばかりですので、まだまだこれからですが……。あの、ヴェネトリア学園へ通える様にして下さって……従者のテオドールも側付きでお許し下さって、本当にありがとうございました。安心して、勉学に励む事が出来ました。許可して下さった陛下のご温情に感謝致します。」
「そうか。学園での事は余も耳にしている。多少あったようだが、無事卒業出来て何よりだ。」
「はい。本当にありがとうございました。」
心からの感謝を述べると、陛下はまた優しい笑みを向けて下さる。
異国の者である僕にすら、こうして穏やかに思いやりを持って接して下さるのに。
どうして…。
「仕事の方は無理せず、追々やっていけば自ずと慣れるだろう。それより、是非話を聞かせて欲しい。そなたを欲しいと引き入れた、余の愚息は上手くやっているのだろうか?ヴァレンからも話は時折耳にしているが、本人と直接話す機会が少なくてな。ロレンの事、側近となったそなたから見てどうだろう?」
「僕から見て…ですか?ですが、僕としては、殿下に引き立てて頂いた身でありますから……」
「気にする事は無い。遠慮はせずに正直に話して欲しいのだ。」
歳を重ねてもまだまだ衰えを見せない鋭い眼光は、しかし、相手を委縮させるのではなく、真摯に知りたいとご自身の想いを訴えて来られる様に、感じられて。
「そうですね…。既に王太子殿下からお聞きになられてご存知かとは思いますが……ヴァレンティーノ殿下のお仕事を補佐なさったり、貴族方へのパーティーに出向かれたり…」
「相変わらず、まだ貴族共に喧嘩を吹っ掛けているのか?」
「え“。えぇ……まぁ…。」
「困った奴だな。それに関しては、此方も話は耳にしている。酷い侮辱を受けたとの苦情がひっきりなしに来るのでな。……まぁ、まだ社交界に出たての青二才に言い負かされるアイツらの方もどうかとは思うが。」
溜息をつく陛下は、侍従に軽く命じてグラスを持って来させた。
カランと鳴る大きな氷の上から、琥珀色の液体がトプトプと流し入れられる。
それを軽く煽った陛下は、僕にも同じものを寄越して下さり、軽く口を付けてみたが。
「えー…と。これってウイスキーですか?口にするのは初めてです。」
「ほう。そうだったか。どうだ?卿はいけるクチか?」
「同じお酒でも、ワインやシャンパンとはまた全然違う、何とも言えない深い味わいですね。表現するのが難しいですが……ほろ苦さの中に、ほんのりリンゴの様な爽やかな感じもあります。」
「そうかそうか。なかなかいけるではないか。」
たどたどしい僕の返答だったが、王のお気には召された様だ。
カラカラと楽し気に笑って自身のグラスを空にされる。
すぐに侍従が注がれるが、主人の興を害さぬ様、注ぎ終わるとまた壁と一体になった様に下がっていた。
「陛下。ロレンツォ殿下の事は……出来ればもう少し気長に見守って頂けますでしょうか?僕も殿下のなさりように、最初は本当に面食らってしまったのですが、この前その事で話しもしたのです。殿下は殿下なりにご苦労や思う所があっての行動でしょうが、このまま反感を買い続けるのでは、ご自身だけでなく奥方となられたソフィア様にも影響が出かねないですよ、と。それなら実力で見返してやりましょうと説得致しましたら、最終的に納得して下さって……。なので、どうかもう少し見守って下さいませんか。」
そうすぐには変われないだろうが、殿下も理解は示して下されたのだ。
彼を気にして慈しむ気持ちがおありなら、どうかもう少し、猶予を下さい。
偽りの無い正直な気持ちで訴えたら。
僕の話を聞いた陛下は、大きく目を見開かれる。
「これは驚いた…。あの聞かん坊をここまで説き伏せられる者が居たとは。」
「ロレンツォ殿下は気難しい所もおありですが、きちんと向き合い、彼の話にも耳を傾ければ、決して話の通じない方ではないと知りました。幼い頃の不遇の所為で、周囲への反発が強いですが、ソフィア様という最愛の方とも無事結ばれて、きっと少しずつ変わっていかれると思うんです。」
「そうか……。」
「えぇ。」
手にしたグラスを傾けられれば、またカランと氷が鳴る音がする。
濃い琥珀色が、溶けた氷の透明と混じり合って少し薄れるが、目の前の王はそれを口に運ばずに、ただ黙って見つめている。
僕も何を言うでもなく、同じ様にそれを眺めていると。
フッと息を吐いた陛下が、ようやく口を開かれた。
「………クレイン卿は不思議に思っているだろう。今まで放っておいた第5王子の事を、今頃になって気にしている余の事を。」
「あ、いえ……その…。」
僕は言い淀んだが、実は正にその通りで。
どう返答するべきか迷っていたら、陛下は何もかも全てお見通しだった。
「遠慮せずともよい。余が話してくれと言ったのだから。……ロレンは、余を恨んでおるのだろう?」
「恨むというか……お母君に対する様に想えないのは確かでしょうね。」
「それは、そうだろうな。」
「その、殿下曰く『育児放棄されたからな』と仰られていましたが…」
王の言葉を全てが全て額面通り、真に受けてはいけないのだろうが、殿下の話をご所望されているのなら、言わない訳にもいかない。
陛下の顔色を伺い伺い、恐る恐る口にしたら。
「ハハッ!育児放棄か。………確かに、その通りだったなぁ…。」
自身を放っておかれた実情をそう表現された事に、思わず噴き出してしまわれた陛下だったが。
ふと視線を落とし、寂しそうな声音で呟かれた。
「もしかして……陛下は、幼かったロレンツォ殿下を助けずにおられた事……ベルティーナ側妃様を庇えなかった事……悔いて、おられるのですか?」
「……だとして、何とする。二人を庇わなかった事……今頃悔いても詮無き事。分かっている。分かっているとも。でも、それでもロレンはまぎれもなく余の子であるし、ベルティーナもまた余の妃に変わりはない。悔いる資格など無いのにな…。余は……俺は、本当に何もしてやれなかった。」
感極まって顔を両手で覆う、目の前の王は。
このアデリートという国の頂点に位置する国王陛下もまた、悩める一人の父親であり夫なのか。
王と言う存在は、何よりも孤独であると聞く。
そんな方のこの様な姿、僕などが目の当たりにして良いのだろうか。
様々な考えが去来したが、此処までご自身を晒されたのなら、此方も只々真摯に応えるしかないのだろう。
「もし、宜しければ……お話し下さいませんか。陛下の昔話、お聞きしたいです。」
「愉快な話ではないと思うぞ?」
「構いません。僕も昔の殿下や側妃様の事、知りたいですから。」
「そうか。」
ニコリと笑う僕に、陛下はポツリと呟いて微笑まれた。
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