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第5章
~あとがき~
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この度は、『全てを諦めた公爵令息の開き直り』の話を読んで下さり、本当にありがとうございました!
無事書き終えて、ホッとしています。良かった……。
一応流れはある程度ちゃんと考えて、サイトにアップさせて頂いた段階では、完結までの道筋が出来上がったので、これならちゃんとまとめられる筈!と思って、ドキドキしながら初チャレンジで上げさせて頂いたのですが…。
途中1話抜けたり、カウント間違ったり。誤字脱字しまくりで。
かなり気を付けたつもりでも、やらかしまくって、その件では本当にご迷惑をお掛け致しました…。
でも、なんとか書き終える事が出来て、本当に良かったです!!
……あんな感じの、私なりのハッピーエンドに仕上げたつもりなのですが、いかがでしたでしょうか?
取り敢えず、最初にざっくりと考えたのは。
第1章のユリウス殿下とのキス未遂シーンで。
ここのシーンは自分の中でめっちゃ挿絵妄想しながら、風景描写ちょっと頑張りました!
あとは牢でのシーンですね。
ロレンツォ殿下がサフィルに命じてシリルを……な、あのシーンなんですが。
そこでシリルが怖がったり嫌がったりではなく、「コイツ馬鹿じゃね?」と呆れる、斜め上の反応を思いついてしまった途端、シリルの何処か斜め上の思考回路は出来上がってしまった様に思います。
そして。
第2章のカイトとカレンとの再会ですね。
で、シリルから前世の事を聞いたカイトがサフィルを殴り、シリルが一番冷静で謝る。
で、なんやかんやあって。
カレンがユリウス殿下に、「無礼講の仮装パーティーがしたいの!」って言って。
シリルの女装は最初から決まってました(笑)。
夏恋「はわわ…シルヴィアたん…まじシルヴィアたんだぁ…尊い…尊過ぎる!」
シリル「また意味の分からん事を…おい、カイト!お前のこの残念な姉君をどうにかしてくれ」
海斗「会ってみたかったシルヴィアちゃんがここに…ちょっと待って、マジ尊みが過ぎる」
シリル「カイト、お前もか」
…コレが書きたいが為に。
それと、シリルとサフィルのダンスですね。
海賊海斗から救う様に、最後にダンスを誘ってきたサフィルは、上手にリードしてくれるものの、やけに体を密着して来て、皆に見せつける様に踊らされて。
シリルもドキドキしてしまって、思わずサフィルに見惚れ。
シリルの恋をしている様な瞳に、夏恋と海斗はシリルが幸せならアイツでも応援するべきかな…とサフィルへの態度を軟化させるように。
で、ハッピーエンド♡
……まずはコレだけ考えて、勢いに任せて書き始めました。
その後で、苦労しました。
で、なんやかんやあって。←これが。
なので、実際その無礼講の仮装パーティーの段階にまで辿り着いた頃には、当初の想定から随分話が大きくなってしまい、なんかもう、最初に考えてた頃が懐かしく感じる程でした。
シリルのダンスは、きっと語り継がれる事でしょう……。
主に、ユリウス殿下やクリスティーナ嬢、ジェラルドやカミル殿下からも。
本人が居ない間に。
シリル自身はあぁ言っていましたが。
下手をすれば男性役より女性役の方が、ダンス上手だったりします。
シルヴィア時代の努力の賜物ですね。
だから、死に戻りに気付くまでは、なんで女性役踊れるんやと自分自身謎だったに違いありません。
シリルとサフィルの恋模様も、前世の出会いこそ最悪でしたが、今世では最初、もっとふわふわと淡い感じから徐々に仲を深めていって……くらいにしか考えて無かったのですが。
シリルの心情を考えれば考える程、真面目過ぎて思い詰めてしまったり、何処かズレて思考が斜め上に……そんな子になっていってしまいました。
自分でも書いてて、「シリル、なんでそっちの方向に思い至っちゃうんや。」なんて思ったのは一度や二度じゃありません。
そして、最後は無自覚小悪魔に。
嗚呼、なんてこったい!
頑張れサフィル!
最後なんて、ロレンツォ殿下が飛び込んで来ても、「あ、おはよーございまーす…。」みたいな感じになってたし。
きっと最初はめっちゃびっくりして、頭から布団を被って隠れてたんでしょうが。
その内、もーまたか。ってなって、前だけ隠しときゃいいか。みたいな適当さになってるんだろうな…。
慣れって怖い。
あんな問題児の殿下の元で……と、思わないではないのですが、すみません。
殿下の立場をかなり厳しめに設定してしまったが故に、手札的にサフィルを手放してやる事は出来ませんでした。
そして、一番やらかしたにも関わらず、ある意味一番おいしい思いをさせてしまいました。
やってしまった。
シリルという家来をゲット出来たぜ!
殿下にとって、コレはなかなかデカかったと思います。
シリルは荒事には参加させられませんが、デスクワークはきっと非常に優秀で、有能な右腕になってくれる事でしょう。
サフィルは、良く言えば文武両道、残念な言い方をすれば、まぁそこそこ使える便利な部下……そんな感じですので。
っていうか、あんまり荒事起こさないでね。
シリルがお留守番ばっかりになっちゃうし、心配し過ぎたら、また斜め上の方向に…なんてなりかねないから。
本国に帰国した殿下は、それなりにやんちゃするかもしれませんが。
最終的に、シリルがなんか上手く操縦してくれそうな気がします。
あの暴れん坊王子は単体では手に負えないけど、人当たりの良いシリルを介してなら、周囲も上手く関わっていけそう。
シリルもそんなに表舞台には出ないでしょうが、それなりに活動の機会は増やしていくと思うので。
そして、アデリートの人々には、シリルを猛獣使いだと認識されて、重宝される事でしょう(笑)。
でも、シリルは本当に猛獣使い、向いてると思うんですよ。
シリルは。
ロレンツォ殿下とヒブリス・ヴァルトシュタイン侯爵、主にこの二人の所為で大変な目に遭ってしまっていた訳ですが、結局、敵を倒す……みたいな事にはならず、あんな形で決着を付けさせてしまいました。
もっと恨みや憎しみを募らせていれば、また違った結末になったかもしれませんが、彼の性格と家族や巫子達と温かな交流が築けた事で、逆に血生臭い結末が考えづらくなってしまって、あの様な形になりました。
一番最初の想定では、悪役令嬢ものあるあるみたいに、叔父さんと叔母さんとはもう少し冷えた関係性を想定してたんです。
リックとロティーが可愛いから、なんとかお家に居るって状態を考えていたので。
でも、そもそも「奪われそうでヤバいけど、なんとしても公爵位を継ぐぞ!」なシリルは全く想像出来なかったので、それに、家族間のゴタゴタは書く気も余裕も無かったので、家族仲は良好、に変更しました。
それがまた別の悩みどころとなったのですが。主に私が。
問題解決!んじゃ、愛するサフィルと旅立ちまーす♪ってさっさと家を出て行く訳にはいかなくなって。
あんな形で決着するに至りました。……大丈夫かなぁ?
かなり自信が無いのですが、ちゃんと巫子達の面倒をみたご褒美のお願いという形で、あの様にしました。
あそこまでしないと、シリルも自分からはよっぽどでないと言えないだろうし。
それと、ユリウス殿下にも心のわだかまりがありましたが、徐々に溶かしていってくれて、良かったなって思っています。
最後にダンスではちゃっかり足を踏んづけてやりましたが。
大変な目に遭い、命を懸ける程にまで苦労をさせてしまったシリルですが、その代わり、無事乗り越える事が出来た為に、ある意味最強の人脈をゲット出来た様に思います。
貴族の力って、究極の所……人脈だよね。
そんな風にも思うので。
そして、そんな最強人脈持ちシリルが一番可愛がっているリックとロティーが、一番最強かもしれない…。
大人しいシリルですが、リックとロティーの事となると、どんな手を使うか分からない恐ろしさがあったり…なかったり…なんて。
シリルみたいな、こんなタイプの主人公の話、読みたい。って思ってから。
色々設定とか妄想する内に、もうめっちゃ書きたくなっちゃって、ノリと勢いで書いてしまいましたが。
悪役令嬢ものや悪役令息ものの話が好き過ぎて、めちゃめちゃハマってたので、つい自分でも書いてしまい。
でも、乙女ゲームもBLゲームも全くやった事が無かったので、ゲームの説明はあんなふわっとした感じに。
なので、全年齢対象の低年齢層が主なプレイヤーの、カレンも言ってた初心者向けのモノって事で誤魔化しました(笑)。
あの世界を見せられたシナリオライターさんは、一体どんなゲームシナリオにしたのでしょうね?
私もよく分からない…。
取り敢えず、発注元の奴がまぁ、全ての元凶ではあるのですが。
このお話を考えるに当たって。
まだ、第1章のユリウス殿下とのキス未遂シーンくらいまでしか考えてなかった頃は、魔術の有無をどうするか悩んでいて、巫子達のみ不思議な力が使えるだけって考えてたくらいなのですが。
死に戻りの理由とか考え出すと、あぁなりまして。
奴、ゼルヴィルツ=ラザワイズら他諸々の設定等は、実は、元々私が自分の趣味で細々と…マジで自分用に昔から書いている『キセキのかけら』という話に出て来る最強魔術師で、まぁラスボスです。
『キセキのかけら』の方は、本当に自分の趣味用の話なので、視点がバラバラだわ、誤字脱字そのまんまだわで、年単位の更新で、放置プレイが過ぎる気ままな趣味サイトでして、とても雑い出来なのですが、一応、ぶっちゃけるとそんな感じでして……。
この話ではまぁ、あれでもまだそこそこいい奴っぽく振舞ってますが、やってる事は世界を大混乱に貶めている元凶ですので、ただの厄災クラスのラスボスです。
このお話の舞台も、『キセキのかけら』の世界の過去篇という感覚で書きました。
なので、自分のサイトの方にもこのお話を外伝の様な形で後々アップしようかな、と思ってます。
…いつか。
……滅茶苦茶個人的な事を、失礼致しました。
このお話では一部の例外以外は、基本シリルからの視点でしか描いていないので、それこそサフィルからの視点で見ると、また違って見える部分もあって面白いかもしれないですね。
最後のベッドシーンではかなりシリルに煽られながらも、なんとか無茶し過ぎずに最後まで致せた訳ですが。
サフィル視点だと、多分色んな所で煽られてたんやろな~と思います。
機会と余裕があれば、実はここのシーンでは……くらいの部分的でもまた書けたらいいな。と思うのですが、書けるかどうか…。
また、カレン達の世界に転生したシルヴィアの楽し気な様子とかも、ちょっと書いてみたい気がします。
現代っ子になった元令嬢のシルヴィアは、一体どんな風になっているのでしょう?
シリルがびっくりするのは間違い無いですね。
でも、まずは。
なんとか無事完結出来て、本当に嬉しく思います。
たくさんのお気に入りや感想、エールなど、本当にありがとうございました!
文章とか苦手だし、上手く出来なかったり、失礼があったらどうしよう……と、かなり悩んで躊躇ってたりしたのですが、どなたかお一人だけでも気に入って下さればいいな。と思って。
もうノリと勢いでいったれー!と、チャレンジしてみたら、もう本当に予想外のたくさんの方に見て頂け、また、抜けがあったりしてやらかしてしまっても、優しく教えて頂けて。
チャレンジしてみて本当に良かったです。とても励みになりました!
本当にもう拙い限りなんですが、それでも楽しんで頂けて幸いです。
もしまた機会がございましたら、その時はどうぞよろしくお願い致します。
本当に本当に、ありがとうございました!
最後に。
もし、よければ見てみて下さい。実はこんな設定でした。
自分用の設定メモなので、ダラダラと長いだけですが、短くまとめられないので、もうほぼそのまま載せてみました。
どうぞ~♪ →
無事書き終えて、ホッとしています。良かった……。
一応流れはある程度ちゃんと考えて、サイトにアップさせて頂いた段階では、完結までの道筋が出来上がったので、これならちゃんとまとめられる筈!と思って、ドキドキしながら初チャレンジで上げさせて頂いたのですが…。
途中1話抜けたり、カウント間違ったり。誤字脱字しまくりで。
かなり気を付けたつもりでも、やらかしまくって、その件では本当にご迷惑をお掛け致しました…。
でも、なんとか書き終える事が出来て、本当に良かったです!!
……あんな感じの、私なりのハッピーエンドに仕上げたつもりなのですが、いかがでしたでしょうか?
取り敢えず、最初にざっくりと考えたのは。
第1章のユリウス殿下とのキス未遂シーンで。
ここのシーンは自分の中でめっちゃ挿絵妄想しながら、風景描写ちょっと頑張りました!
あとは牢でのシーンですね。
ロレンツォ殿下がサフィルに命じてシリルを……な、あのシーンなんですが。
そこでシリルが怖がったり嫌がったりではなく、「コイツ馬鹿じゃね?」と呆れる、斜め上の反応を思いついてしまった途端、シリルの何処か斜め上の思考回路は出来上がってしまった様に思います。
そして。
第2章のカイトとカレンとの再会ですね。
で、シリルから前世の事を聞いたカイトがサフィルを殴り、シリルが一番冷静で謝る。
で、なんやかんやあって。
カレンがユリウス殿下に、「無礼講の仮装パーティーがしたいの!」って言って。
シリルの女装は最初から決まってました(笑)。
夏恋「はわわ…シルヴィアたん…まじシルヴィアたんだぁ…尊い…尊過ぎる!」
シリル「また意味の分からん事を…おい、カイト!お前のこの残念な姉君をどうにかしてくれ」
海斗「会ってみたかったシルヴィアちゃんがここに…ちょっと待って、マジ尊みが過ぎる」
シリル「カイト、お前もか」
…コレが書きたいが為に。
それと、シリルとサフィルのダンスですね。
海賊海斗から救う様に、最後にダンスを誘ってきたサフィルは、上手にリードしてくれるものの、やけに体を密着して来て、皆に見せつける様に踊らされて。
シリルもドキドキしてしまって、思わずサフィルに見惚れ。
シリルの恋をしている様な瞳に、夏恋と海斗はシリルが幸せならアイツでも応援するべきかな…とサフィルへの態度を軟化させるように。
で、ハッピーエンド♡
……まずはコレだけ考えて、勢いに任せて書き始めました。
その後で、苦労しました。
で、なんやかんやあって。←これが。
なので、実際その無礼講の仮装パーティーの段階にまで辿り着いた頃には、当初の想定から随分話が大きくなってしまい、なんかもう、最初に考えてた頃が懐かしく感じる程でした。
シリルのダンスは、きっと語り継がれる事でしょう……。
主に、ユリウス殿下やクリスティーナ嬢、ジェラルドやカミル殿下からも。
本人が居ない間に。
シリル自身はあぁ言っていましたが。
下手をすれば男性役より女性役の方が、ダンス上手だったりします。
シルヴィア時代の努力の賜物ですね。
だから、死に戻りに気付くまでは、なんで女性役踊れるんやと自分自身謎だったに違いありません。
シリルとサフィルの恋模様も、前世の出会いこそ最悪でしたが、今世では最初、もっとふわふわと淡い感じから徐々に仲を深めていって……くらいにしか考えて無かったのですが。
シリルの心情を考えれば考える程、真面目過ぎて思い詰めてしまったり、何処かズレて思考が斜め上に……そんな子になっていってしまいました。
自分でも書いてて、「シリル、なんでそっちの方向に思い至っちゃうんや。」なんて思ったのは一度や二度じゃありません。
そして、最後は無自覚小悪魔に。
嗚呼、なんてこったい!
頑張れサフィル!
最後なんて、ロレンツォ殿下が飛び込んで来ても、「あ、おはよーございまーす…。」みたいな感じになってたし。
きっと最初はめっちゃびっくりして、頭から布団を被って隠れてたんでしょうが。
その内、もーまたか。ってなって、前だけ隠しときゃいいか。みたいな適当さになってるんだろうな…。
慣れって怖い。
あんな問題児の殿下の元で……と、思わないではないのですが、すみません。
殿下の立場をかなり厳しめに設定してしまったが故に、手札的にサフィルを手放してやる事は出来ませんでした。
そして、一番やらかしたにも関わらず、ある意味一番おいしい思いをさせてしまいました。
やってしまった。
シリルという家来をゲット出来たぜ!
殿下にとって、コレはなかなかデカかったと思います。
シリルは荒事には参加させられませんが、デスクワークはきっと非常に優秀で、有能な右腕になってくれる事でしょう。
サフィルは、良く言えば文武両道、残念な言い方をすれば、まぁそこそこ使える便利な部下……そんな感じですので。
っていうか、あんまり荒事起こさないでね。
シリルがお留守番ばっかりになっちゃうし、心配し過ぎたら、また斜め上の方向に…なんてなりかねないから。
本国に帰国した殿下は、それなりにやんちゃするかもしれませんが。
最終的に、シリルがなんか上手く操縦してくれそうな気がします。
あの暴れん坊王子は単体では手に負えないけど、人当たりの良いシリルを介してなら、周囲も上手く関わっていけそう。
シリルもそんなに表舞台には出ないでしょうが、それなりに活動の機会は増やしていくと思うので。
そして、アデリートの人々には、シリルを猛獣使いだと認識されて、重宝される事でしょう(笑)。
でも、シリルは本当に猛獣使い、向いてると思うんですよ。
シリルは。
ロレンツォ殿下とヒブリス・ヴァルトシュタイン侯爵、主にこの二人の所為で大変な目に遭ってしまっていた訳ですが、結局、敵を倒す……みたいな事にはならず、あんな形で決着を付けさせてしまいました。
もっと恨みや憎しみを募らせていれば、また違った結末になったかもしれませんが、彼の性格と家族や巫子達と温かな交流が築けた事で、逆に血生臭い結末が考えづらくなってしまって、あの様な形になりました。
一番最初の想定では、悪役令嬢ものあるあるみたいに、叔父さんと叔母さんとはもう少し冷えた関係性を想定してたんです。
リックとロティーが可愛いから、なんとかお家に居るって状態を考えていたので。
でも、そもそも「奪われそうでヤバいけど、なんとしても公爵位を継ぐぞ!」なシリルは全く想像出来なかったので、それに、家族間のゴタゴタは書く気も余裕も無かったので、家族仲は良好、に変更しました。
それがまた別の悩みどころとなったのですが。主に私が。
問題解決!んじゃ、愛するサフィルと旅立ちまーす♪ってさっさと家を出て行く訳にはいかなくなって。
あんな形で決着するに至りました。……大丈夫かなぁ?
かなり自信が無いのですが、ちゃんと巫子達の面倒をみたご褒美のお願いという形で、あの様にしました。
あそこまでしないと、シリルも自分からはよっぽどでないと言えないだろうし。
それと、ユリウス殿下にも心のわだかまりがありましたが、徐々に溶かしていってくれて、良かったなって思っています。
最後にダンスではちゃっかり足を踏んづけてやりましたが。
大変な目に遭い、命を懸ける程にまで苦労をさせてしまったシリルですが、その代わり、無事乗り越える事が出来た為に、ある意味最強の人脈をゲット出来た様に思います。
貴族の力って、究極の所……人脈だよね。
そんな風にも思うので。
そして、そんな最強人脈持ちシリルが一番可愛がっているリックとロティーが、一番最強かもしれない…。
大人しいシリルですが、リックとロティーの事となると、どんな手を使うか分からない恐ろしさがあったり…なかったり…なんて。
シリルみたいな、こんなタイプの主人公の話、読みたい。って思ってから。
色々設定とか妄想する内に、もうめっちゃ書きたくなっちゃって、ノリと勢いで書いてしまいましたが。
悪役令嬢ものや悪役令息ものの話が好き過ぎて、めちゃめちゃハマってたので、つい自分でも書いてしまい。
でも、乙女ゲームもBLゲームも全くやった事が無かったので、ゲームの説明はあんなふわっとした感じに。
なので、全年齢対象の低年齢層が主なプレイヤーの、カレンも言ってた初心者向けのモノって事で誤魔化しました(笑)。
あの世界を見せられたシナリオライターさんは、一体どんなゲームシナリオにしたのでしょうね?
私もよく分からない…。
取り敢えず、発注元の奴がまぁ、全ての元凶ではあるのですが。
このお話を考えるに当たって。
まだ、第1章のユリウス殿下とのキス未遂シーンくらいまでしか考えてなかった頃は、魔術の有無をどうするか悩んでいて、巫子達のみ不思議な力が使えるだけって考えてたくらいなのですが。
死に戻りの理由とか考え出すと、あぁなりまして。
奴、ゼルヴィルツ=ラザワイズら他諸々の設定等は、実は、元々私が自分の趣味で細々と…マジで自分用に昔から書いている『キセキのかけら』という話に出て来る最強魔術師で、まぁラスボスです。
『キセキのかけら』の方は、本当に自分の趣味用の話なので、視点がバラバラだわ、誤字脱字そのまんまだわで、年単位の更新で、放置プレイが過ぎる気ままな趣味サイトでして、とても雑い出来なのですが、一応、ぶっちゃけるとそんな感じでして……。
この話ではまぁ、あれでもまだそこそこいい奴っぽく振舞ってますが、やってる事は世界を大混乱に貶めている元凶ですので、ただの厄災クラスのラスボスです。
このお話の舞台も、『キセキのかけら』の世界の過去篇という感覚で書きました。
なので、自分のサイトの方にもこのお話を外伝の様な形で後々アップしようかな、と思ってます。
…いつか。
……滅茶苦茶個人的な事を、失礼致しました。
このお話では一部の例外以外は、基本シリルからの視点でしか描いていないので、それこそサフィルからの視点で見ると、また違って見える部分もあって面白いかもしれないですね。
最後のベッドシーンではかなりシリルに煽られながらも、なんとか無茶し過ぎずに最後まで致せた訳ですが。
サフィル視点だと、多分色んな所で煽られてたんやろな~と思います。
機会と余裕があれば、実はここのシーンでは……くらいの部分的でもまた書けたらいいな。と思うのですが、書けるかどうか…。
また、カレン達の世界に転生したシルヴィアの楽し気な様子とかも、ちょっと書いてみたい気がします。
現代っ子になった元令嬢のシルヴィアは、一体どんな風になっているのでしょう?
シリルがびっくりするのは間違い無いですね。
でも、まずは。
なんとか無事完結出来て、本当に嬉しく思います。
たくさんのお気に入りや感想、エールなど、本当にありがとうございました!
文章とか苦手だし、上手く出来なかったり、失礼があったらどうしよう……と、かなり悩んで躊躇ってたりしたのですが、どなたかお一人だけでも気に入って下さればいいな。と思って。
もうノリと勢いでいったれー!と、チャレンジしてみたら、もう本当に予想外のたくさんの方に見て頂け、また、抜けがあったりしてやらかしてしまっても、優しく教えて頂けて。
チャレンジしてみて本当に良かったです。とても励みになりました!
本当にもう拙い限りなんですが、それでも楽しんで頂けて幸いです。
もしまた機会がございましたら、その時はどうぞよろしくお願い致します。
本当に本当に、ありがとうございました!
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もし、よければ見てみて下さい。実はこんな設定でした。
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