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第1章★突然の異世界にお引っ越し?編☆
③ 緑の中の黒藍姫
しおりを挟むう~ん体がきしむな…てか身体が妙に重い
ここはどこだ?
「知らない天井」
…ちょっと言って見たかっただけだょ
どーやら家の中みたいだな、というかどこだここ
***
ーー薫が少し目覚める前
ーードドドンーーーワングシャグシャ
………
音のすごさで遠くで野鳥たちが逃げゆく
「じいちゃんあっちからおおきいおとがしたよ」
孫のリオと木工品を作ろうと木材の木屑捨て場のちかくの森まできていた老人…
「そうじゃな何か起きたのか見に行こう、おまえはここに居なさい」
老人とはいえ、木こりをついこの間までやっていたお頭だった!
「うん、ここで待ってる」
よしよし頭を撫でる、溺愛するできる孫を持つとなんとも心が強くなる
緑が広がるうっそうとしたこの森の中は何度も来ているこの老人でさえも一方間違うと迷ってしまう、通称[魅了の森]なせが同じ所をぐるぐる回ってしまったり危険とされる魔獣や狂う植物たちに出くわしてしまうからだ
辺りを見回すと小さな光たちが集まる不思議なところがあった
あれば精霊や聖霊、妖精たちの小さき光の塊いわば赤ちゃんになる前のものたちだ
そして何故かそこだけほんのり木々の間から光りが差し込む
盛り上がった草花の中に横たわる人がいる
よくよく見ると長い黒髪に少し藍色かたされた娘がいた
「華族の者でわないか!?」
「こりゃいかん」
「リオ!リオ!聞こえるかの?」
「聞こえるよー
じーいちゃん、どーしたの?」
「娘が倒れとる、わしゃ、ここを離れることはできん、役場いるイリスを呼んで参れ!急ぐのじゃあー!」
離れると、この場所はまた移動する
迷い森それが魅了の森の力
何でここにおるのか…………落ちてきたのか
それを木の影から見ている者が安心して姿を消したのもわからず
****
ハロル村は緑国に存在する、国内有数の森林地区だ、国立公園に指定されて数十年たつ、様々な森や山々が存在する
竜族や龍族やホビット、小人、聖霊や精霊たちが主に住んでいる
***
村の中の役場の近くまでリオはひたすら走った
というか跳ねた!
カンガルー獣人とのハーフで、じいちゃん特有の魔力持ちだから少し変化が得意だ
「早くイリスさん…呼ばないと」
ハァハァ
見えてきた
「イリスさーーーんじいちゃんが呼んでるー」
ピクピク
リオの声がする
垂れてる猫耳が少し反応した
漆黒の長い髪を少し揺れた
イリスは窓まで行きリオの姿を探す
ハロル村の役場は役所以外に職業安定所や癒者(治療所)も兼ねている
華族はそれを補う役目をしている魔力が癒し系のイリスは治療所の所長だ
「リオ!どーかしたのか!」
「じいちゃんが
魅了の森で人が女の人が倒れてるって」
「魅了の森で!?わかった今行く!そこで待っててくれ」
2階の診察室からある程度の荷物を持ち窓から降りた、また後でどやされるな…が、急がないと
イリス様!また窓からの出入りやめていただけませんことってメイド件看護士のミリリットに
気づかれる前でよかったと思いながらリオに状況を聞いて急ぐ
「リオ!何があった」
「すごい音がしてじいちゃんが見に行ったんだ、そしたら娘が倒れとるって、で、イリスさんを呼んでこいって」
「すごい音が?何かあったのかもしれない」
急ぐぞ
森の入り口に入り木材置き場まできてからは、イリスの力を使わないとじい様を見つけれない、だがリオのじい様の魔力を感知できると行けるのだ
「ケネス様どこですか?」
こめかみに指をあて通信をとる魔力を練る
「イリスか?早いな、さてはサボってたな」
ちょっこのじい様は、相変わらず……
「違いますよ、で、どこですか?」
「ここじゃ、感覚がつかめたかの?契約前の精霊や聖霊たちも居るから分かりやすいと思ったが」
「今そこに行きます、リオも連れてきますよ」
「あぁそのほうがよかろう、来る途中まで、話を続けるぞい」
「この娘、多分イリスと同じ華族のもんじゃ」
「え?えぇー?何故ここに??何も本連からは連絡がきてないのだが…」
「そこでじゃ、リオにミリリットでわなくそなたを連れてきてもらったのじゃ」
…なるほど
「でわ本連に、つくまでに連絡します」
「そうしてくれると助かる」
大体場所は把握したのでケネス様との通信を切る、
リオはちゃんと後ろをついてきてるみたいだ
本連に連絡…
はぁーあんまりかけたくないな……
こいつにだけは
が仕方ない
意を決し連絡する
『ネオルド…聞こえるか?』
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
中々主人公が出なくてすみません……もう少しお待ちを…
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