クロヴァンの探偵日記

キャラクター紹介 / 物語概要

キャラクター紹介 / 物語概要

　この物語の目標

　主人公の目標は、ヒョウタン人がなぜ緑樹人を管理しているのかということ。そして、なぜそれをする必要があるのか、ヒョウタン人の計画はなんなのだろうか。クロヴァンはこのヒョウタン人の邪悪な計画のことを『この世界を覆う闇』と定義しており、それを解き明かすことを目標にしている。

　第2章 東の市場編の最終話で明かされたように、母親のバイトンメック・クロヴァンは限りなく正解に近づいており、この世界を覆う闇の真相を知っていたと見られる人物の一人とされている。

なお、物語の構成的には、ファンタジーフェーズ（冒険譚フェーズ）とミステリーフェーズ（探偵譚フェーズ）が交互に訪れるように設計してあります。第2章以降には、必ず章内に1つ以上の事件・或いは誰も解き明かせていない謎などがあります。物語が後半になるにつれて、ミステリーフェーズがより強めに出てくるようになり、未解決事件や捜索関係などの描写が多くなります。


　主要登場人物

　スマウメック・クロヴァン

　この世界の主人公 。『プノムクロム出身』の自称探偵で、たまに道端で殺人事件の解決や異変などの解決を行うことで生計を立てている。嗅覚と視覚が優れており、時折感覚に冠する描写が繊細に描かれる。しかし、その本来の目的は、母親から受け継いだ『この世界を覆う闇の解決』である。しかしスマウメックは『この世界を覆う闇の解決』の意味を理解している訳ではなく、母親がなにが言いたかったのかはまだ分かっていない。ただなんとなく母親の真似事をしているに過ぎない。（第3章時点）年齢は18歳（第3章時点）


　ヤシューマ・メラ

『メラシヴ亜大陸のサウスクストン出身』で、遥か南の亜大陸からやってきた謎の人。ただ現在はボウンスラウサリ村にて拠点を構えているらしい。しかしヒョウタン人によって大陸間はおろか、地域間リージョンの移動すらヒョウタン人の許可なく禁止されているこの世界では、通り抜けるのは困難である。一体彼女は何者なのだろうか...（第3章時点） 年齢は20歳以上（第3章時点）


　アイルハーバ・チャンパカ

『出身地不明』の人物。しかしクロヴァンと同じ白髪に黄緑色の側髪を持つ人物であることから、同じ緑樹人であることは確か。クロヴァンと同業らしい。（第3章時点）年齢は17歳（第3章時点）


　バイトンメック・クロヴァン

　主人公の母。謎多き人物で、この世界を覆う闇の真相を知っていると思われる人物。主人公が幼い時にヒョウタン人の警察によって連れて行かれ以降、消息は不明。主人公は母が処刑されたと考えているが、密かに生きていること願っており、母の探偵職を受け継いだのは、母の行方を探すためでもある。この物語において最重要人物の一人。


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　地名一覧

　オソレカラス山・・・クロヴァンの地元にある標高1000mを超える山。カラスが鳴くと不吉なことが起こることからそう呼ばれている。


　プノムクロム・・・小地区リージョンAに属する地方で、クロヴァンの故郷。
　プノムバイトン・・・小地区リージョンBに属する地方で、プノムクロムの隣の地方。
　ヘンデンバイトン（東の市場）・・・小地区リージョンCに属する地方で、プノムクロム/プノムバイトンの隣の地方。大地区東古緑エリア トングールーの中心都市。
　ボウンスラウサリ・・・小地区リージョンCに属する地方で、ヘンデンバイトンの隣に位置する。ネンチェイム（羊の角）の滝付近に位置する。
　ネンチェイムの滝・・・ヘンデンバイトンの東の市場とボウンスラウサリを結ぶ、オソレカラス山の麓にある小道から見える滝。羊の角のように出っ張った岩から滝が落ちていることから、そう名付けられた。
　

　用語/証拠一覧

　緑樹人・・・ヒョウタン人によって管理されている人種。奴隷。35歳になると強制的に殺されるらしい。他にも、『能力者』である場合であったり、都合の悪い真実を知ると殺されるらしい。
　ヒョウタン人・・・この世界の支配者。なぜ支配者になったのかは分からないが、戦争で負けたことが関係しているらしい（第1章 - 第3話より）
　能力者・・・特異的な能力を持つ者の総称。特段フィジカルが強い、数学が特段出来るなど、様々な条件がある。
　ペナン家・・・かつて薬学に精通していた家系。能力者が生まれるが、特別にヒョウタン人に許されていた過去を持つ。
　メラ家・・・かつて南の大陸に居た勇者の家系（第2章より）
　ペル・・・この世界の通過　1ペル＝3円程度
　青髪青年伝説・・・オソレカラス山周辺に広がる伝承・伝説。ヒョウタン人に隠れて、とある小説家が売り出していた。
　モノリス・・・先祖の記憶が見れるという謎の装置らしい（第2章より）
　大地区・・・エリア　と表記する。精鋭巡回兵が巡回している場所。数百の小地区リージョンによって構成される。生真面目なヒョウタン人が監視しており、正面からの突破は難しい。
　小地区・・・リージョン　と表記する。跨ぐとヒョウタン人に捕まって殺されるが、地域によっては対応ばらばらで、よくヒョウタン人の巡回兵が仕事をサボるので、機能していない仕組みの一つ。
　プレイバイトン・・・詳細は不明の土地。ただしかつてこの地に実在した国の名前らしく、クロヴァンの家系はそのプレイバイトンの血筋を引くものとして代々伝わっている（スマウ談）