21 / 31
第二章 東の市場編
第21話 母の手紙
しおりを挟む
「これがお母さんの隠れ家...!」
私は母の隠れ家を久しぶりに訪れたのだが、やはりこの仕掛けはいつ見ても感動するものだ。
その昔、母の4代前の人が考えた仕組みらしい。一体どんな仕組みなんだろうか...私にはわからないけれど、自動で動くっていうのはすごいことだ!
私は興奮しつつ中へ入ると、急に勝手に灯火がついた。これもよく仕組みがわからない...が、とっても興味深いものである。どうやったらこのように灯火がつくのか、ぜひとも母に聞きたかった。
「ゲホッ..!ゲホッ!」
恐らく人が入ったのは相当久しぶりなのだろう、ホコリがかなり溜まっており、吸い込んでしまった私は咳き込んだ。
私は部屋のスミにある作業台の上に置いてある2つの手紙と、母の手帳を見つけた。
私は間違いなくそれが母が遺した全てだということを察した。
2つの手紙のうちの一つは私の名前が書いてあったことに気づいた。
私は自分の名前が書いてある手紙を恐る恐る開けて中身を確認した。すると中には2つの紙が入っていた。
= 手紙の内容 =
拝啓
私の愛娘のスマウメックへ。
この手紙を見る頃にはきっとスマウは大人になっているかな。それともまだ二十歳を迎える前かな。
昔、黒い星のお話をしたこと覚えているかな?
実はお母さん、黒い星の正体が分かったの。
黒い星の正体は240階からなる巨大なタワーの別称だったのよ。この世界の全ての情報を知ることが出来る巨大な装置がそこにはあるらしくて、それに触れれば宝物が見つかるらしいとも街の人から聞いたわ。
お母さんは地図を見つけることは出来たけれど、その大陸に行くためには果てしない海をずっと渡らなきゃいけないの。
だけどお母さんには時間がなくて無理だった。
だからスマウ。お願いがあるの。
お母さんの代わりに黒い星まで行ってきてくれないかしら...
------------
ここで手紙は終わっているが、私は黒い星が実在していたことにものすごく驚いた。てっきりおとぎ話なのかと思っていたが...どうもこれが私の新しい任務...というよりやるべきことになりそうだ。それに宝物が見つかる...?か。ここには余り興味はないけれど、巨大な装置...か。なにか意味はあるんだろう。そっちのほうがよっぽど気になる。それに...この手紙...どこかおかしい。
母はいつもこの世界を覆う闇について追っていたはず...なのにそのことについて一言も書いていない。この手紙...実はなにか深い意味があるんじゃ...
それと...この手紙の包装には一緒に地図が入っていた。これが手紙に書いてあった黒い星の位置について記してある地図なのだろうか。
地図を開いてみると手紙の通り赤いインクで星印を記した場所に黒い星と書いてあった。地図の下にはサムガット大陸と書かれていた。地図には南回帰線が書かれており、日付変更線と呼ばれる日にちが更新される場所もかかれていた。
「これが黒い星の位置...?でもこれってどこだろう?」
私にはこの地図の示している場所が全く分からなかった。そもそも見たことがないし、この位置には大陸どころか島もなかったはず。なのに母が見つけた地図にはしっかり港らしき場所があるし、それどころかかなり計画的に作られた都市が発達しているようだ。これはまるで青髪青年伝説に登場するような未来都市だ...。
母の手紙いわく240階もの巨大なタワーの別称が黒い星と呼ばれるものらしい。そこにはこの世のありとあらゆる情報を手に触れるとすべて手に入れることが出来る装置があると記されている...。そしてそれこそが宝の正体に近づけるものらしいが。
私は更に母が遺したメッセージを読もうと折りたたまれているもう一つの手紙を読んだ。
これはなんだろう?メラさん宛てのメッセージだ。 ゆーえすびー?と書いてある。ぱーそなるこんぴゅーたーに接続して...と書いてあるがなにを言ってるのかわからない。なんか聞いたことがない言葉がたくさんある。そしてこの下にあるのはなんだろうか?見たことがないくらいに綺麗に加工された金属と金の皮膜?っぽいなにかを囲うように黒いが軽いなぞの物質がある。母はこれをぷらすちっく?と呼んでいたらしいことも、この手紙からわかるが...
全く意味がわからない。ヤシューマさんと母は一体なにを見てきたんだろうか...知らない言葉がいっぱい並んでいた。というか人の手紙を勝手に読んでしまった私...ちょっと失礼なことをやってしまった...あとでヤシューマさんに謝っておこう。
私はこの2つの手紙と地図をしまってヤシューマさんの家へ届けようと部屋を出ようとしたとき、地下室の上で兵士がなにかを叫んでいるのを聞いた。
「クロヴァン・スマウメックがこのエリアのどこかにいるはずだ。そいつを逃すんじゃない!」
なるほど。遂に私の情報がこの街にも知れ渡ったということか...これはもうひと悶着ありそうだな...
私は覚悟を決めて部屋から出てると、すぐに小路を突っ走りネンチェイムの滝と呼ばれる市場のかなり東にある大きな滝を目指して走り続けた。昔、母が市場で巡回兵に追われたらそこに向かって走れと口酸っぱく言われていたので、それを覚えていたのだ。とはいえそこまで2キロメートルある。運が悪ければ巡回兵に見つかってしまうだろう。
しかし、母が教えてきた小路を蛇のようにくねくねと通過し続けることで、巡回兵にバレずに市場の中央通りから脱することが出来た。ほどなくすると、滝への道とかかれた看板があった。私はそれを急いでかけてのぼっていった。
かなり険しく、滝が近づくにつれてあたりが湿っぽくなっており、足場は非常に悪くなっていた。うっかり足を滑らせると骨折してしまいそうだ...
さっきまで朝日が昇っていたはずなのにあたりを見回すと、昼になっていたことに気づいた。
お腹空いたなぁ...さっき宿で貰ったオレンジでもむいて食べようかな~...
謎の男性「お~!クロヴァンちゃん。君もここに居たんだ!」
私は聞き覚えのある声が聞こえたので後ろを振り返ってみると、そこにはプノムクロムを出る前にあった依頼主さんだった。
依頼主さん「あ、そうそう。もしかしてあの叫び声の正体わかったかい...?」
依頼主にそう聞かれると私は少しビクッとしたが、ポケットの中にあるメモを取り出して、結果を渡した。
依頼主さん「なるほどね...まぁなんとなくそうだと思ってはいたんだよ...多分クロヴァンちゃんは今頃...ヒョウタン人に追われてるんだよね...多分。」
察しが良すぎるでしょ...まぁ確かにそうなんだけど。
私「はい...恥ずかしながら実はヒョウタン人に追われてるんです...」
依頼主さん「それならさっきボウンスラウサリにヤシューマさんとか言う人が、心配して来てたから訪れてみるといいよ。」
私「え?ヤシューマさんが?」
私はヤシューマさんが近くに来ていることにビックリした。というかボウンスラウサリってあの昨日宿で出たパイ生地に使われた小麦を生産してるところだったはずなのだが、そんなところになぜヤシューマさんがいるのだろうか。
依頼主さん「ヤシューマさんは金具屋さんにいるって話だから言ってみるといいよ。」
私「わかりました。ところでボウンスラウサリってどこにあるんですか?」
依頼主さん「ああそれならこれからボウンスラウサリにいくところなんだよかったら一緒に行くかい?」
私「え?いいんですか!?」
依頼主さん「いいよ。この峠を下りていくとボウンスラウサリだからね。そんなに遠くないし。」
(なんて運がいいんだ。ボウンスラウサリがどこか探す手間が省けた...)
私は依頼主さんと共に峠を下りボウンスラウサリにたどり着くと、そこには新しく建ったであろう店が色々ならんでいた...
見たことがない食べ物やパンもある。どれも美味しそうだ。
他にも便利そうな家具やオシャレなペンなんかもあった。欲しい。
色々街をキョロキョロと見ていると、金属を打つ音が聞こえてきた。
「あそこが金具屋さんだ。」
依頼主さんがそう言うと、その前にはヤシューマさんがいた。
私は母の隠れ家を久しぶりに訪れたのだが、やはりこの仕掛けはいつ見ても感動するものだ。
その昔、母の4代前の人が考えた仕組みらしい。一体どんな仕組みなんだろうか...私にはわからないけれど、自動で動くっていうのはすごいことだ!
私は興奮しつつ中へ入ると、急に勝手に灯火がついた。これもよく仕組みがわからない...が、とっても興味深いものである。どうやったらこのように灯火がつくのか、ぜひとも母に聞きたかった。
「ゲホッ..!ゲホッ!」
恐らく人が入ったのは相当久しぶりなのだろう、ホコリがかなり溜まっており、吸い込んでしまった私は咳き込んだ。
私は部屋のスミにある作業台の上に置いてある2つの手紙と、母の手帳を見つけた。
私は間違いなくそれが母が遺した全てだということを察した。
2つの手紙のうちの一つは私の名前が書いてあったことに気づいた。
私は自分の名前が書いてある手紙を恐る恐る開けて中身を確認した。すると中には2つの紙が入っていた。
= 手紙の内容 =
拝啓
私の愛娘のスマウメックへ。
この手紙を見る頃にはきっとスマウは大人になっているかな。それともまだ二十歳を迎える前かな。
昔、黒い星のお話をしたこと覚えているかな?
実はお母さん、黒い星の正体が分かったの。
黒い星の正体は240階からなる巨大なタワーの別称だったのよ。この世界の全ての情報を知ることが出来る巨大な装置がそこにはあるらしくて、それに触れれば宝物が見つかるらしいとも街の人から聞いたわ。
お母さんは地図を見つけることは出来たけれど、その大陸に行くためには果てしない海をずっと渡らなきゃいけないの。
だけどお母さんには時間がなくて無理だった。
だからスマウ。お願いがあるの。
お母さんの代わりに黒い星まで行ってきてくれないかしら...
------------
ここで手紙は終わっているが、私は黒い星が実在していたことにものすごく驚いた。てっきりおとぎ話なのかと思っていたが...どうもこれが私の新しい任務...というよりやるべきことになりそうだ。それに宝物が見つかる...?か。ここには余り興味はないけれど、巨大な装置...か。なにか意味はあるんだろう。そっちのほうがよっぽど気になる。それに...この手紙...どこかおかしい。
母はいつもこの世界を覆う闇について追っていたはず...なのにそのことについて一言も書いていない。この手紙...実はなにか深い意味があるんじゃ...
それと...この手紙の包装には一緒に地図が入っていた。これが手紙に書いてあった黒い星の位置について記してある地図なのだろうか。
地図を開いてみると手紙の通り赤いインクで星印を記した場所に黒い星と書いてあった。地図の下にはサムガット大陸と書かれていた。地図には南回帰線が書かれており、日付変更線と呼ばれる日にちが更新される場所もかかれていた。
「これが黒い星の位置...?でもこれってどこだろう?」
私にはこの地図の示している場所が全く分からなかった。そもそも見たことがないし、この位置には大陸どころか島もなかったはず。なのに母が見つけた地図にはしっかり港らしき場所があるし、それどころかかなり計画的に作られた都市が発達しているようだ。これはまるで青髪青年伝説に登場するような未来都市だ...。
母の手紙いわく240階もの巨大なタワーの別称が黒い星と呼ばれるものらしい。そこにはこの世のありとあらゆる情報を手に触れるとすべて手に入れることが出来る装置があると記されている...。そしてそれこそが宝の正体に近づけるものらしいが。
私は更に母が遺したメッセージを読もうと折りたたまれているもう一つの手紙を読んだ。
これはなんだろう?メラさん宛てのメッセージだ。 ゆーえすびー?と書いてある。ぱーそなるこんぴゅーたーに接続して...と書いてあるがなにを言ってるのかわからない。なんか聞いたことがない言葉がたくさんある。そしてこの下にあるのはなんだろうか?見たことがないくらいに綺麗に加工された金属と金の皮膜?っぽいなにかを囲うように黒いが軽いなぞの物質がある。母はこれをぷらすちっく?と呼んでいたらしいことも、この手紙からわかるが...
全く意味がわからない。ヤシューマさんと母は一体なにを見てきたんだろうか...知らない言葉がいっぱい並んでいた。というか人の手紙を勝手に読んでしまった私...ちょっと失礼なことをやってしまった...あとでヤシューマさんに謝っておこう。
私はこの2つの手紙と地図をしまってヤシューマさんの家へ届けようと部屋を出ようとしたとき、地下室の上で兵士がなにかを叫んでいるのを聞いた。
「クロヴァン・スマウメックがこのエリアのどこかにいるはずだ。そいつを逃すんじゃない!」
なるほど。遂に私の情報がこの街にも知れ渡ったということか...これはもうひと悶着ありそうだな...
私は覚悟を決めて部屋から出てると、すぐに小路を突っ走りネンチェイムの滝と呼ばれる市場のかなり東にある大きな滝を目指して走り続けた。昔、母が市場で巡回兵に追われたらそこに向かって走れと口酸っぱく言われていたので、それを覚えていたのだ。とはいえそこまで2キロメートルある。運が悪ければ巡回兵に見つかってしまうだろう。
しかし、母が教えてきた小路を蛇のようにくねくねと通過し続けることで、巡回兵にバレずに市場の中央通りから脱することが出来た。ほどなくすると、滝への道とかかれた看板があった。私はそれを急いでかけてのぼっていった。
かなり険しく、滝が近づくにつれてあたりが湿っぽくなっており、足場は非常に悪くなっていた。うっかり足を滑らせると骨折してしまいそうだ...
さっきまで朝日が昇っていたはずなのにあたりを見回すと、昼になっていたことに気づいた。
お腹空いたなぁ...さっき宿で貰ったオレンジでもむいて食べようかな~...
謎の男性「お~!クロヴァンちゃん。君もここに居たんだ!」
私は聞き覚えのある声が聞こえたので後ろを振り返ってみると、そこにはプノムクロムを出る前にあった依頼主さんだった。
依頼主さん「あ、そうそう。もしかしてあの叫び声の正体わかったかい...?」
依頼主にそう聞かれると私は少しビクッとしたが、ポケットの中にあるメモを取り出して、結果を渡した。
依頼主さん「なるほどね...まぁなんとなくそうだと思ってはいたんだよ...多分クロヴァンちゃんは今頃...ヒョウタン人に追われてるんだよね...多分。」
察しが良すぎるでしょ...まぁ確かにそうなんだけど。
私「はい...恥ずかしながら実はヒョウタン人に追われてるんです...」
依頼主さん「それならさっきボウンスラウサリにヤシューマさんとか言う人が、心配して来てたから訪れてみるといいよ。」
私「え?ヤシューマさんが?」
私はヤシューマさんが近くに来ていることにビックリした。というかボウンスラウサリってあの昨日宿で出たパイ生地に使われた小麦を生産してるところだったはずなのだが、そんなところになぜヤシューマさんがいるのだろうか。
依頼主さん「ヤシューマさんは金具屋さんにいるって話だから言ってみるといいよ。」
私「わかりました。ところでボウンスラウサリってどこにあるんですか?」
依頼主さん「ああそれならこれからボウンスラウサリにいくところなんだよかったら一緒に行くかい?」
私「え?いいんですか!?」
依頼主さん「いいよ。この峠を下りていくとボウンスラウサリだからね。そんなに遠くないし。」
(なんて運がいいんだ。ボウンスラウサリがどこか探す手間が省けた...)
私は依頼主さんと共に峠を下りボウンスラウサリにたどり着くと、そこには新しく建ったであろう店が色々ならんでいた...
見たことがない食べ物やパンもある。どれも美味しそうだ。
他にも便利そうな家具やオシャレなペンなんかもあった。欲しい。
色々街をキョロキョロと見ていると、金属を打つ音が聞こえてきた。
「あそこが金具屋さんだ。」
依頼主さんがそう言うと、その前にはヤシューマさんがいた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
『新宿の刑事』
篠崎俊樹
ミステリー
短編のミステリー小説を、第6回ホラー・ミステリー大賞にエントリーします。新宿歌舞伎町がメイン舞台です。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
マクデブルクの半球
ナコイトオル
ミステリー
ある夜、電話がかかってきた。ただそれだけの、はずだった。
高校時代、自分と折り合いの付かなかった優等生からの唐突な電話。それが全てのはじまりだった。
電話をかけたのとほぼ同時刻、何者かに突き落とされ意識不明となった青年コウと、そんな彼と昔折り合いを付けることが出来なかった、容疑者となった女、ユキ。どうしてこうなったのかを調べていく内に、コウを突き落とした容疑者はどんどんと増えてきてしまう───
「犯人を探そう。出来れば、彼が目を覚ますまでに」
自他共に認める在宅ストーカーを相棒に、誰かのために進む、犯人探し。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
同窓会にいこう
jaga
ミステリー
大学4年生、就職活動に勤しむ江上のもとへ小学生時代のクラスの同窓会の案内が届く
差出人はかつて小学生時代に過ごした九州の田舎で淡い恋心を抱いた「竹久瞳(たけひさ ひとみ)」からだった
胸を高鳴らせ10年ぶり訪れた田舎での同窓会の場で竹久瞳から衝撃の事実を聞かされる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる