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第58話 貧乳聖域
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「こ、ここが聖域の入り口です」
腰砕けになった聖女が俺の体にしがみ付きながら荘厳な門を指差す。
その頬は真っ赤に染まり、下半身は濡れそぼり、とてもその姿は聖女とはいえなかった。
「じゃあ、聖域の中を案内してもらおうかな。ちゃんと案内できたら、ご褒美をタップリあげるよ」
「あ……ああっ」
ご褒美の言葉に聖女が頬を更に染めて身を震わせる。気のせいか下半身の濡れ具合が増している様な気もする。
「さ、行こうか」
俺は聖女の腰に手を回し、自分の身体にしがみ付かせながら歩き出した。
◆
「っ!?」
聖域の中に入った俺は、全身にゾクリとする感覚を感じた。
それは、あえて言うのなら、周囲一体を満たす濃密な闘気……といった所か。
しかし戦いの為の鋭さを感じる闘気とは、明らかに違う。
この感覚は魔力でもない。
「これは一体?」
俺が警戒していると、恍惚とした表情で聖女が語る。
「これは神気です。聖域には神のお力が満ちており、ソレが世界に活力を与えているのです」
それは聖女として神から教えられた知識なのだろうか? 聖女の言葉は確信に満ちていた。
「それで、神気の源は何処にあるんだい? 聖遺物は……どこにある?」
「……」
俺の言葉に身体を硬くする聖女。
たとえ俺に心と身体を蕩かされていようとも、ずっと信仰してきた神を裏切る事はできないという事か。
なので俺は聖女を抱きしめ、宣言無く尻を揉んだ。
「ひうんっ!!!」
「いう事を聞かない悪い子にはお仕置きが必要かな」
俺は立ったままで聖女の尻を揉みしだく。
美尻マッサージだ。
「ん、ん……」
聖女が口を半開きにして涎が垂れかける。
俺は舌でその涎を掬い取り、聖女の唇に舌をねじ込み返してやる。
そのついでに俺の唾液を聖女に流し込む。
尻を揉む。
尻を揉む。
尻を揉む。
聖女の尻の血行が良くなる。
聖女の目が潤む。
聖女の腕が俺を抱きしめる。
そしてマッサージをやめた。
「あっ…………」
聖女が恨めしそうに俺を見る。
何故やめるのかと。
「聖遺物の場所を教えてくれたら続きをしてあげるよ。教えてくれないのなら、君とはコレまでだ。俺は一人で聖遺物を探し、ソレが終わったら君以外の巫女達と楽しく遊ぶ事にする」
俺はわざと聖女から離れる。
「教えてくれないんのなら、サヨナラだ」
そのまま聖女に背を背けて歩き始めた。
振り返る事無く。
「ま、待って、待ってください!!」
俺は振り返らない。足も止めない。
「待って、待って! 教えます、教えますから、もっと、もっと一緒に居させて下さい!!」
聖女が抱きついてくる。
俺が居なくならない様に必死で抱きついてくる。
「じゃあ、一緒に行こうか」
俺は優しく聖女に微笑みかけた。
「はい!」
ちょろい。
◆
そこは、コレまでとは比較にならないくらい濃密な神気に満たされていた。
「アレが、聖遺物です」
聖女が指差した先にあったのは白い板だった。
4,50Cmくらいの長方形をしていて、片側が半円を書いている。その反対側は少し出っ張っていて、掴み易そうだった。
それを見た俺の感想は……
「ビート板?」
そう、それはビート板だった。
水泳の授業で泳げない子が捕まって泳ぐアレだ。
「聖遺物の名前を知っていらっしゃるのですか!?」
聖女がどうでも良い事で驚いてくる。
「まぁね……ところで、いつもはアレをどうするんだい?」
激しく聞かない方がいい気がする。
「はい、よりはっきりと神の啓示を頂く為に、胸に抱きしめたり、口付けをしたり、太ももに挟んでしゃがんだりします。方法は神の意思次第ですので、その時によって違います」
「ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっどぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ひゃっ!?」
何を考えとるんじゃこの変態神がぁぁぁぁぁ!!!!
どう考えても己の変態性欲を満たす為にやらせ取るだろこの変態神ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
「い、一体どうされたのですか!?」
突然叫び出した俺に聖女が動揺する。
「い、いやなんでもない。……と、とにかく、これに触れれば神の啓示を得る事が出来るんだな?」
「は、はい。ですが啓示を授かれるのは聖女である私だけです。他の者が触ったらどうなるか……」
聖女が不安そうな顔で俺を見る。
「ああ、それは大丈夫。最悪でも天罰は喰らったりしないから」
「え?」
聖女が不思議そうに俺を見るが、それを説明する義理までは無い。
俺は意を決してビート板に触れ……触れ…………
何処に触れよう。
よく考えたらこのビート板、歴代の聖女達がキスしたり抱きしめたり太ももに挟んでしゃがんでるんだよな。場合によってはそれ以上の事も。
悩む…………
「あの……」
突然動かなくなった俺に聖女が声をかける。
いかん、このままでは不審に思われるだけだ。
こうなったら、一か八かだ!
適当にど真ん中に触るぜ!!
◆
『おめでとう、そこは聖女ちゃんがキスした所です』
頭の中に声が聞こえて来た。
「なっ!?」
周囲を見回す。
気がつけば俺は見渡す限り光に包まれた空間に立っていた。
『久しぶりだねライト君』
そこに居たのは、神々しい光を放つ偉大なる存在……などではなく、コミケ帰りのオタクだった。
『ごめんごめん、今丁度アキバ帰りでさ。それにしても久しぶり。元気してた?』
神とも思えないフランクさである。
「アンタから貰ったスキルのお陰で色々苦労してるよ」
『うん、見てた。君がいろんな貧乳達をコマしてハーレム作りまくってるの見てた』
見てたんかい!
『だって普通は子供の頃からハーレムなんて作らないでしょ。でも君は地球でのオタク知識があるから、率先してハーレムを作った。壮観だったね、リアルロリ貧乳ハーレム。グフフ』
駄目だこの神。
『ロリババァとかケモ耳とかもハーレムに加えて絶好調みたいじゃない』
「おかげさまで。けど最近妙に行動がおかしいんだよ。やたらと独占したがったり、こっちの意思を無視して結婚しようとしたりさ。アンタ、何か知ってるだろ」
俺の質問に、神はビンゴ!といいながら説明を始める。
これ絶対聞いて欲しかったんだろうな。
『君のスキル【貧乳モテ】はあらゆる貧乳を虜にするモテスキルだ。けどそれは好意を寄せられるスキルであって洗脳するスキルじゃあない。人形が手に入っても面白くないだろ?』
まぁ言わんとする事は分かる。
『君が虜にした女の子達には意思がある。心がある。だから醜い感情だってもっている。独占欲や嫉妬だよ。普通はソレが度を越せば君に愛想をつかすんだが、スキルのお陰で君がフラれる事は無い。だからドンドン彼女達はフラストレーションが溜まる。そしてその結果が、監禁や結婚になった訳さ』
おおぅ。ヤンデレ化かよ。
「対処法はあるのか?」
『簡単さ。欲求を満たせば良い』
満たす?定期的に可愛がってるが。
『違う違う。もっと根本的な充足を与えるのさ』
神は片手で丸を作ってその中に人差し指を通した。
『エッチして満足させるんだ』
ド直球でした。
『マッサージやキスだけで満足なんて出来る訳ないだろ? そんな寸止めを続ければそりゃあ彼女達の欲望も爆発するさ。だからエッチしてスッキリさせなさい。男の子もそうだろう?』
つまり俺にも原因があったと言う事か。
『ちなみに、君も子供の身体だからってそれで我慢してきただろう?ソレも良くない。もっと欲望に素直になりなさい。そうすれば君達はお互い幸せになれる。あと僕はその光景を見て楽しめる』
いま聞き捨てならない事を言った!!
『校長との別れは感動的だったよ。4K画質で録画した』
するな!!
『そろそろお別れの時間だ。人の世にお戻り……』
「あ、待て! そこんとこ詳しく説明しろぉぉぉぉぉ!!!」
「きゃあ!?」
突然女の子の悲鳴が響いた。
「なっ!?」
慌てて振り向くと、直ぐ傍に聖女がへたり込んでいた。
「どうしたんだ?」
俺が問いかけると、聖女が立ち上がりながら言った。
「それはこちらのセリフですよ。突然聖遺物が輝いたかと思ったら、突然説明しろとか叫ばれたのですから」
突然? 俺が神と会話した事は気付いて居ないのか?
けど聖遺物が光ったと言っている訳だし、アレは俺の見た夢じゃなくちゃんと神とコンタクトを取れていたって事だよな。
「成功した訳だ」
「え?」
神とのコンタクトでスキルの制御方法が分かった。
コレでトリアドに戻っても王女達が暴走する事はなくなる。
この情報を伝えれば、校長の悩みも…………しまった。校長のスキルについて聞く事を忘れた。
校長との会話から察するに、そのスキルの制御方法は俺のスキルの制御法と違う筈だ。
俺は神に校長のスキルの制御法を聞くため、もう一度ビート板に触れた。
「……あれ?」
しかしビート板は光らず、神の姿も見えない。
「あの、聖遺物は一度力を発揮すると一年は力を失います。ですので……」
な、なんてこった! 神とくだらない馬鹿話をしている間に時間切れなっちまったって事か。
しかも次の充電までは一年!?
くそ、一年も待つなんて長いだろ。
何か良い方法は……そうだ!
「別の国の聖遺物を使えば」
そうなのだ、聖遺物はこの国だけではない。他の国にもある。
ならばこの国と同じように神とコンタクトできる品があってもおかしくは無い。
「よっし、そうと決まれば他の国に行くか!!」
目的が定まった俺は早速次の聖域を目指す事に決めた。
「あ、あの……」
聖域を出ようとした俺の手を聖女が掴む。
「行ってしまわれるのですか?」
泣きそうな顔で聖女が俺を見つめる。
「…………」
そういえば、スキルでコマした女の子を満足させないと不満が溜まって危ないんだよな。
…………ふむ。
「そういえば、ご褒美を上げるって約束していたよな」
俺は聖女を抱きしめキスをする。
「誰にも邪魔されないここでタップリとご褒美を上げよう」
「っ!? …………はい!!」
聖女が喜びの声を上げる。
そして俺は、神聖な聖域で、スク水姿の女の子とタップリエッチな事をして遊んだ。
◆
なお、聖域から出た後は巫女達全員ともエッチした。
学園イメクラ神殿大変ようございました。
腹いせを兼ねて聖域で巫女と劣情の限りを尽くしてエロい事をしまくると、神から喜びの啓示が降りる。
校長のスキルを何とかする事を考え、神結晶に触れるが何も起きない。
一度神結晶に触れると再び啓示を受けれる様になるまで時間が掛かるときき、他の聖域に行く事を決意する。ついでに他の巫女ともエロい事をしようと決意。
腰砕けになった聖女が俺の体にしがみ付きながら荘厳な門を指差す。
その頬は真っ赤に染まり、下半身は濡れそぼり、とてもその姿は聖女とはいえなかった。
「じゃあ、聖域の中を案内してもらおうかな。ちゃんと案内できたら、ご褒美をタップリあげるよ」
「あ……ああっ」
ご褒美の言葉に聖女が頬を更に染めて身を震わせる。気のせいか下半身の濡れ具合が増している様な気もする。
「さ、行こうか」
俺は聖女の腰に手を回し、自分の身体にしがみ付かせながら歩き出した。
◆
「っ!?」
聖域の中に入った俺は、全身にゾクリとする感覚を感じた。
それは、あえて言うのなら、周囲一体を満たす濃密な闘気……といった所か。
しかし戦いの為の鋭さを感じる闘気とは、明らかに違う。
この感覚は魔力でもない。
「これは一体?」
俺が警戒していると、恍惚とした表情で聖女が語る。
「これは神気です。聖域には神のお力が満ちており、ソレが世界に活力を与えているのです」
それは聖女として神から教えられた知識なのだろうか? 聖女の言葉は確信に満ちていた。
「それで、神気の源は何処にあるんだい? 聖遺物は……どこにある?」
「……」
俺の言葉に身体を硬くする聖女。
たとえ俺に心と身体を蕩かされていようとも、ずっと信仰してきた神を裏切る事はできないという事か。
なので俺は聖女を抱きしめ、宣言無く尻を揉んだ。
「ひうんっ!!!」
「いう事を聞かない悪い子にはお仕置きが必要かな」
俺は立ったままで聖女の尻を揉みしだく。
美尻マッサージだ。
「ん、ん……」
聖女が口を半開きにして涎が垂れかける。
俺は舌でその涎を掬い取り、聖女の唇に舌をねじ込み返してやる。
そのついでに俺の唾液を聖女に流し込む。
尻を揉む。
尻を揉む。
尻を揉む。
聖女の尻の血行が良くなる。
聖女の目が潤む。
聖女の腕が俺を抱きしめる。
そしてマッサージをやめた。
「あっ…………」
聖女が恨めしそうに俺を見る。
何故やめるのかと。
「聖遺物の場所を教えてくれたら続きをしてあげるよ。教えてくれないのなら、君とはコレまでだ。俺は一人で聖遺物を探し、ソレが終わったら君以外の巫女達と楽しく遊ぶ事にする」
俺はわざと聖女から離れる。
「教えてくれないんのなら、サヨナラだ」
そのまま聖女に背を背けて歩き始めた。
振り返る事無く。
「ま、待って、待ってください!!」
俺は振り返らない。足も止めない。
「待って、待って! 教えます、教えますから、もっと、もっと一緒に居させて下さい!!」
聖女が抱きついてくる。
俺が居なくならない様に必死で抱きついてくる。
「じゃあ、一緒に行こうか」
俺は優しく聖女に微笑みかけた。
「はい!」
ちょろい。
◆
そこは、コレまでとは比較にならないくらい濃密な神気に満たされていた。
「アレが、聖遺物です」
聖女が指差した先にあったのは白い板だった。
4,50Cmくらいの長方形をしていて、片側が半円を書いている。その反対側は少し出っ張っていて、掴み易そうだった。
それを見た俺の感想は……
「ビート板?」
そう、それはビート板だった。
水泳の授業で泳げない子が捕まって泳ぐアレだ。
「聖遺物の名前を知っていらっしゃるのですか!?」
聖女がどうでも良い事で驚いてくる。
「まぁね……ところで、いつもはアレをどうするんだい?」
激しく聞かない方がいい気がする。
「はい、よりはっきりと神の啓示を頂く為に、胸に抱きしめたり、口付けをしたり、太ももに挟んでしゃがんだりします。方法は神の意思次第ですので、その時によって違います」
「ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっどぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ひゃっ!?」
何を考えとるんじゃこの変態神がぁぁぁぁぁ!!!!
どう考えても己の変態性欲を満たす為にやらせ取るだろこの変態神ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
「い、一体どうされたのですか!?」
突然叫び出した俺に聖女が動揺する。
「い、いやなんでもない。……と、とにかく、これに触れれば神の啓示を得る事が出来るんだな?」
「は、はい。ですが啓示を授かれるのは聖女である私だけです。他の者が触ったらどうなるか……」
聖女が不安そうな顔で俺を見る。
「ああ、それは大丈夫。最悪でも天罰は喰らったりしないから」
「え?」
聖女が不思議そうに俺を見るが、それを説明する義理までは無い。
俺は意を決してビート板に触れ……触れ…………
何処に触れよう。
よく考えたらこのビート板、歴代の聖女達がキスしたり抱きしめたり太ももに挟んでしゃがんでるんだよな。場合によってはそれ以上の事も。
悩む…………
「あの……」
突然動かなくなった俺に聖女が声をかける。
いかん、このままでは不審に思われるだけだ。
こうなったら、一か八かだ!
適当にど真ん中に触るぜ!!
◆
『おめでとう、そこは聖女ちゃんがキスした所です』
頭の中に声が聞こえて来た。
「なっ!?」
周囲を見回す。
気がつけば俺は見渡す限り光に包まれた空間に立っていた。
『久しぶりだねライト君』
そこに居たのは、神々しい光を放つ偉大なる存在……などではなく、コミケ帰りのオタクだった。
『ごめんごめん、今丁度アキバ帰りでさ。それにしても久しぶり。元気してた?』
神とも思えないフランクさである。
「アンタから貰ったスキルのお陰で色々苦労してるよ」
『うん、見てた。君がいろんな貧乳達をコマしてハーレム作りまくってるの見てた』
見てたんかい!
『だって普通は子供の頃からハーレムなんて作らないでしょ。でも君は地球でのオタク知識があるから、率先してハーレムを作った。壮観だったね、リアルロリ貧乳ハーレム。グフフ』
駄目だこの神。
『ロリババァとかケモ耳とかもハーレムに加えて絶好調みたいじゃない』
「おかげさまで。けど最近妙に行動がおかしいんだよ。やたらと独占したがったり、こっちの意思を無視して結婚しようとしたりさ。アンタ、何か知ってるだろ」
俺の質問に、神はビンゴ!といいながら説明を始める。
これ絶対聞いて欲しかったんだろうな。
『君のスキル【貧乳モテ】はあらゆる貧乳を虜にするモテスキルだ。けどそれは好意を寄せられるスキルであって洗脳するスキルじゃあない。人形が手に入っても面白くないだろ?』
まぁ言わんとする事は分かる。
『君が虜にした女の子達には意思がある。心がある。だから醜い感情だってもっている。独占欲や嫉妬だよ。普通はソレが度を越せば君に愛想をつかすんだが、スキルのお陰で君がフラれる事は無い。だからドンドン彼女達はフラストレーションが溜まる。そしてその結果が、監禁や結婚になった訳さ』
おおぅ。ヤンデレ化かよ。
「対処法はあるのか?」
『簡単さ。欲求を満たせば良い』
満たす?定期的に可愛がってるが。
『違う違う。もっと根本的な充足を与えるのさ』
神は片手で丸を作ってその中に人差し指を通した。
『エッチして満足させるんだ』
ド直球でした。
『マッサージやキスだけで満足なんて出来る訳ないだろ? そんな寸止めを続ければそりゃあ彼女達の欲望も爆発するさ。だからエッチしてスッキリさせなさい。男の子もそうだろう?』
つまり俺にも原因があったと言う事か。
『ちなみに、君も子供の身体だからってそれで我慢してきただろう?ソレも良くない。もっと欲望に素直になりなさい。そうすれば君達はお互い幸せになれる。あと僕はその光景を見て楽しめる』
いま聞き捨てならない事を言った!!
『校長との別れは感動的だったよ。4K画質で録画した』
するな!!
『そろそろお別れの時間だ。人の世にお戻り……』
「あ、待て! そこんとこ詳しく説明しろぉぉぉぉぉ!!!」
「きゃあ!?」
突然女の子の悲鳴が響いた。
「なっ!?」
慌てて振り向くと、直ぐ傍に聖女がへたり込んでいた。
「どうしたんだ?」
俺が問いかけると、聖女が立ち上がりながら言った。
「それはこちらのセリフですよ。突然聖遺物が輝いたかと思ったら、突然説明しろとか叫ばれたのですから」
突然? 俺が神と会話した事は気付いて居ないのか?
けど聖遺物が光ったと言っている訳だし、アレは俺の見た夢じゃなくちゃんと神とコンタクトを取れていたって事だよな。
「成功した訳だ」
「え?」
神とのコンタクトでスキルの制御方法が分かった。
コレでトリアドに戻っても王女達が暴走する事はなくなる。
この情報を伝えれば、校長の悩みも…………しまった。校長のスキルについて聞く事を忘れた。
校長との会話から察するに、そのスキルの制御方法は俺のスキルの制御法と違う筈だ。
俺は神に校長のスキルの制御法を聞くため、もう一度ビート板に触れた。
「……あれ?」
しかしビート板は光らず、神の姿も見えない。
「あの、聖遺物は一度力を発揮すると一年は力を失います。ですので……」
な、なんてこった! 神とくだらない馬鹿話をしている間に時間切れなっちまったって事か。
しかも次の充電までは一年!?
くそ、一年も待つなんて長いだろ。
何か良い方法は……そうだ!
「別の国の聖遺物を使えば」
そうなのだ、聖遺物はこの国だけではない。他の国にもある。
ならばこの国と同じように神とコンタクトできる品があってもおかしくは無い。
「よっし、そうと決まれば他の国に行くか!!」
目的が定まった俺は早速次の聖域を目指す事に決めた。
「あ、あの……」
聖域を出ようとした俺の手を聖女が掴む。
「行ってしまわれるのですか?」
泣きそうな顔で聖女が俺を見つめる。
「…………」
そういえば、スキルでコマした女の子を満足させないと不満が溜まって危ないんだよな。
…………ふむ。
「そういえば、ご褒美を上げるって約束していたよな」
俺は聖女を抱きしめキスをする。
「誰にも邪魔されないここでタップリとご褒美を上げよう」
「っ!? …………はい!!」
聖女が喜びの声を上げる。
そして俺は、神聖な聖域で、スク水姿の女の子とタップリエッチな事をして遊んだ。
◆
なお、聖域から出た後は巫女達全員ともエッチした。
学園イメクラ神殿大変ようございました。
腹いせを兼ねて聖域で巫女と劣情の限りを尽くしてエロい事をしまくると、神から喜びの啓示が降りる。
校長のスキルを何とかする事を考え、神結晶に触れるが何も起きない。
一度神結晶に触れると再び啓示を受けれる様になるまで時間が掛かるときき、他の聖域に行く事を決意する。ついでに他の巫女ともエロい事をしようと決意。
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