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第48話 交渉貧乳

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 トリアドとバルネスの交渉が開始された。
  元々両国は頻繁に小競り合いをしているので、休戦協定もはいはいって感じで流れ作業のように行われるそうだ。
  今回もその筈だった。
  筈だった。

 「我が国の休戦条件は、駐在大使としてライト=クーリーをバルネスに滞在させる事です」

  第一王女リアネイラを始めとする王女達がとんでもない要求をしてきた事で状況は変わった。
  彼女達は捕虜ではあるが、王族である為安全を確認させる為にも会議に参加させる必要があったのだ。

 「却下だ」

  そしてローレイラ第二王女も却下した。勿論彼女の発言は他の王女達の意思でもある。
  確認などするまでも無い。【貧乳モテ】スキルとキスとマッサージによって、俺にメロメロになった王女達が俺を手放す訳が無いからだ。
  更にそんな事を許せば、リィリス達貧乳貴族娘達も黙っては居ない。
  つまりこの押し問答が続けば休戦会議は流れ、両国が全面戦争に入る可能性すらある。
  俺を奪い合う為に。
  ……うん、コレってヤバイよね。
  なんとかしたいのだが、会議を行うのはローラ様を始めとした軍上層部と閣僚達。
  役職も無い中級貴族の息子の出る幕など無かった。
  ローラ様付きの臨時騎士なんて立場は何の役にも立たないしなぁ。
  両国の閣僚達が姫達の暴走に困惑しているが、女の戦いに首を突っ込みたくないのか、彼等は強く静止しようとはしなかった。
  お前等働けよ。
  このままバルネスに連れて行かれて、獣娘の楽園でリアレイラ達を垂らし込むか、それともトリアドに残ってラーシュ達王女やリィリス達貴族娘達を侍らすか。
  どちらも選ぶというのは両国の関係を考えれば不可能な話だ。
  コレは俺の決断でもある。
  いずれは俺の意見も求められるだろう。
  まだ見ぬ獣娘を取るか、約束された貧乳ハーレムを取るか。
  トリアドを取るかバルネスを取るか、とも言える。
  結局その日の会議は平行線で終わった。

  ◆

 リアネイラ達を捕虜用の天幕に送った俺はローラ様の元へと戻る。
  途中、周囲の兵士達が俺を無遠慮に眺めてくる。

 「アイツが敵国の王女を捕獲してきたっていうガキか?」

 「マジかよ、本当にガキじゃねぇか」

 「騎士達が言ってたんだよ。あのガキは伝説のローダの弟子だってよ」

 「ローダ? まだ生きてたのか!? っつーか実在してたのかよ!」

  校長が生ける伝説と化しとるが、あの人ホント何歳なんだ?

 「しかもあのガキは伝説の【闘気顕現】の使い手らしい」

 「【闘気顕現】!? いくらなんでもそりゃないだろ。伝説の奥義だぜ。どの色の流派も使えるヤツが居なくなって数百年は経つって話じゃねぇか」

  現場の人間が言うって事は、やっぱ【闘気顕現】はスゴイ技なんだな。

 「だがあのローダの弟子なら」

 「ありうるか」

 「リアネイラ王女を捕らえる場面を見た騎士の話じゃ、真っ赤な闘気の剣で敵を切り裂いていたらしいぜ」

 「闘気の剣って剣帝伝説の【魔剣】か」

 「多分な」

 「あんなガキが……」

  なんだろうね、気が付いたら妙に箔が付いてるよ。普通に力技でぶっ飛ばしただけなんだけどな。
  あと剣帝伝説って言うのは半ば御伽噺になった話で、【闘気顕現】の使い手が大地に巨大な亀裂を作って長大な河を作ったっていう話。さすがにそれは盛り過ぎだろうって言われてるけどな。

 「じゃあ、ヤツの二つ名は『赤き魔剣のライト』って訳か」

 「間違いなく二つ名は付くだろうな」

  二つ名、それは大きな活躍をした者につけられる代名詞の事。
  ぶっちゃけて言うと厨二病全開の制度だ。

 「しかもヤツは王都で多くの娘を侍らせてハーレムを作っているらしい。噂じゃ姫様達までヤツに熱を上げているとか」

 「マジかよ許せねぇ!!」

  待て、なんでそんな情報が飛び交ってるんだ。
  周囲の男達の視線が険しくなる。

 「しかも今回捕獲してきたバルネスの姫達は、拘束すらされずに全員があのガキに抱きつきながら連行されて来たって話題になってるぜ」

  話題になってたのかよ。だってリアネイラ達が離れなかったんだよ。

 「何て羨ましいガキなんだ!! 二つ名は『女殺しのライト』で決定だな」

 「ああ、流行らせよう」

  流行らせるな。
  どうやら俺の活躍はかなり正確に、一部正確すぎるが……友軍に伝わっていたらしい。
  恐らく魔法などで俺の戦いを監視していた索敵班が居たのかもしれない。
  なにしろ俺が戦ったのは全員が王女とその護衛だ。
  トリアドの兵から見ても最重要監視対象だろう。
  ちょっと派手に活躍しすぎたかな。
  校長から俺の力は強すぎるから、あまり力をひけらかすなって言われてたもんなぁ。
  暫くは自重するか。

  ◆

「ライトです」

  ローラ様の天幕の前まで来た俺は天幕の布をめくって声をかける。
  この天幕の入り口は2枚の布に遮られている。
  一枚目の布は外から中を見ずに声をかける為。
  二枚目の布は中の音を外に漏らさない為。

 「入りたまえ」

  ローラ様の許可を得た俺は天幕の中に入っていく。

 「王女達を送り届けてきました」

 「ご苦労」

  天幕の中のローラ様は、鎧を抜いでくつろいでいた。
  簡易ベットに横になって魅惑的な生足を俺に晒す。

 「ライト君、今日は会議が長引いてしまって疲れているんだ。申し訳ないがマッサージをお願いできるかな」

  珍しく積極的にマッサージを求めてきた。普段はもっと立場を気にした誘い方をするのに。

 「分かりました」

  俺は袖をまくり、靴を脱いでローラ様の寝そべるベッドに乗る。

 「では背中からマッサージさせていただきます」

 「ああ、待った」

  ローラ様は俺を制止すると目の前で服を脱いで下着姿になった。いや、上のブラも外してパンツ一枚だ。
  コレはエロい。

 「やはり直にやってもらった方が効くからな」

  そう言って再びごろりと横になる。

 「では」

  俺はローラ様の背中に手を当てて、優しくもみ始める。

 「んっ」

  むずがゆそうな声を上げるローラ様。

  俺はジックリとパン生地をこねるように優しく背中をマッサージし始める。

 「もう少し強くしてくれ」

  どうやらお疲れなのは本当のようだ。俺はローラ様のリクエストどおり、強めに揉み始める。

 「ふあぁぁぁぁぁぁん!!」

  強めのマッサージが痛気持ち良いらしく、ローラ様が甘い声を上げて俺に身を委ねる。

 「次は肩です」

 「ふひぃぃぃぃん!!」

  ローラ様が耐えられないといった感じで情けない声を上げる。
  普段凛々しくお堅い女軍人が俺の前でだけは情けない声を上げてされるがままにマッサージを受ける姿は非常に燃える。

 「人々を導き護る騎士たる者が、この程度のマッサージで情けない声を上げてどうしますか」

  俺のサディスティックな声に、ローラ様が許しを請う下女の様な眼差しで俺を見る。
  だが俺は知っている。ローラ様は俺に痛みの走るマッサージをされる事を望んでいるのだと。
  ローラ様はそう言う激しいマッサージが大好きな方だと。

 「コレは特訓が必要ですね。次は足ツボマッサージです。泣き出さないように頑張ってくださいね」

 「ひぃぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

  音の漏れぬ魔法の天幕の中で、王女の悲鳴が木霊した。

  ◆

 翌日、再び休戦会議が行われる。

 「それでは休戦会議を再開する」

  会議の再開を告げるローラ様は、昨夜のマッサージで元気はつらつ、お肌もつやつやだ。

 「トリアドの要求は2つ。バルネスとの国境地帯を100m我が国の領土とする事。範囲はケニオン渓谷からタリラン山までだ。そして貴国の王女と貴族の身代金を戦時協定に記載された額支払って貰う」

  ケニオン渓谷ってのは、昨夜の兵士達の会話で出た、剣帝伝説の舞台だ。剣帝の攻撃で出来た亀裂に河の水が流れ込んで出来た渓谷だといわれている。
  タリラン山は近隣の国家を横断している巨大山脈の1つでコレも伝説とか逸話とかがある山だ。

 「いくらなんでも要求が多すぎる。せめてガガリア平原までにしてくれ」

  バルネスの交渉人が待ったをかける。
  ガガリア平原というと、リアネイラを捕獲した場所だな。

 「いいのか? 現在我が方にはバルネスの次期王位継承者候補が10人いるのだぞ。捕虜としてな」

 「…………」

  ローラ様の言葉にバルネスの交渉人が口を噤む。

 「武力を至上とするバルネスの王位継承者候補が全員倒され、敵の捕虜となったとあってはバルネスの勇名は地に落ちるだろう。我らの要求はケニオン渓谷からタリラン山までだ。理解できるな」

  つまり全員捕虜にした事は内緒にしてやるから黙って領地を寄越せといっている訳か。

 「………………分かった」

  どうも、バルネスにとって、リアネイラ達が全員負けて捕らえられたという情報は本当に都合が悪いらしい。遂に交渉人は折れた。
  だが……

「その条件を飲むには我が国にライト=クーリーを派遣する事を前提とします」

 「貴様、まだそのような事を……」

  会議の場につれてこられたリアネイラが再び会議に待ったをかける。

 「リアネイラ様、我が儘を申されては……」

 「お黙りなさい。これは第一王女リアネイラ=バルネスの言葉よ。身の程を理解しなさい」

  リアネイラの発する圧力に交渉人がへたり込む。

 「…………は、はひ」

 「では会議を再開しましょうか」

  交渉人を押しのけリアネイラが会議の席に付く。

 「捕虜が何を言うか。貴様の言葉に決定権などない」

  ローラ様が身も凍える闘気を放ち周囲の閣僚達の顔を蒼白にする。

 「あります。バルネ最強の戦士である私の言葉は国王に継ぐモノ。バルネスにおいて、私の言葉の方が交渉人よりも重要視されます」

  ほんと武力偏重の国なんだなぁバルネスって。

 「ライト=クーリーをバルネスに派遣する事、それでそちらの要求を受けましょう」

 「断る、どうせいかがわしい事をする為に呼ぶのだろう」

 「あら、いかがわしいなんて心外ですね。ただ単に私は次期国王をライト様から授かりたいだけです」

 「「「「っ!!!?」」」」

  会議場が騒然となる。
  一国の王女が敵国の人間を呼んで子を産みたいと言われりゃ、そりゃ誰だって驚くに決まっている。

 「リ、リアレイラ様、な、何を!?」

  ほら、交渉人の人が目を丸くして驚いている。交渉人だけでなく護衛の騎士達もだ」

 「当然でしょう、ライト様はこの場に居る誰よりも強い。ならライト様のお子を授かる事が我がバルネスに更なる繁栄をもたらす事に他なりません」

  周囲の閣僚達の目が俺に集まる。
  集まっても困るわ。

 「という訳で、ライト様を下さい」

 「断る!!」

  ローラ様が柳眉を吊り上げてテーブルを叩きわる。
 気が付けば会議テーブルは氷で覆われており、そこに重い一撃を受けた事でテーブルが割れてしまったらしい。
  テーブルだけではない。天幕の地面もまた氷が侵食してまるで真冬のような寒さだ。

 「ライト君は渡さん。絶対にだ」

 「それは私情では? 王族であるのなら、大局を見た方が宜しいのでは? 冷静に考えて、貴国の血が我が国の王族と交わる事は貴国にとって大きなメリットになると思うのです」

  煽るな煽るな。

 「貴様等の血にライト君の血が混じるなど、断じてあってはならん事だ!!」

 二人の空気は一触即発の様相を呈していた。

 「コレを拒否すれば、我が国との全面戦争になりますよ」

 「勝てるとでも思っているのか」

 「勿論」

  この場に居る両国の閣僚達が真っ青な顔をしている。
  どちらもこの会議で再び休戦にしようとしていた。バルネスは予想外の姫達の敗北で、トリアドは予想外の大勝利で。
  だと言うのに、その話し合いを互いの国の姫達が台無しにしようとしていたのだ。
  閣僚達の視線が俺に向く。

 『お前が原因なんだから、お前が解決しろ』と。

  敵も味方も一致団結して俺を見つめる。
  ……まぁコレなら俺が喋っても大丈夫そうというのはあるな。
  俺はパンパンと手を叩き、二人の意識を俺に向かせる。

 「議論が白熱しすぎている様ですので、一度休憩を挟みましょう」

 「「っ」」

 「「「「「賛成!!」」」」」

  ローラ様とリアネリアが却下の声を上げる前に両国の閣僚が大きな声で二人の声を遮る。

 「では我々は休憩に入って一度考えを纏めるので、後は頼んだぞ」

 「ええ、我々も一度考えを纏める必要がありますからね。後はまかせましたよ」 

  どちらの国の閣僚も巻き込まれるのはゴメンだと俺に押し付けて天幕から逃げ出していった。
  無責任だなぁ。
  けどそんな態度を取れるという事は、休戦自体は難しい事じゃないって訳だ。
  本当に憎みあっているのなら、この空気を利用して全面戦争に突入するだろうからな。

 「ライト君! 何故邪魔を……」

 「ライト様! 何故邪魔を……」

 「黙れ!」

  噛み付かんばかりの勢いで抗議してきた二人に対し、俺は闘気を強めに発して二人を黙らせる。

 「「ひっ」」

  二人が蒼白になって膝を突く。
  そして二人のスカートに染みが出来ていく。

 「っ」

  横からドサッと音が複数聞こえてくる。
  俺の闘気をモロに浴びたアルベーラ達が恐怖で膝を突いたみたいだ。
  彼女達も股間にしみを作って地面を濡らして行く。
  俺はその姿を尻目にリアネイラを見る。

 「っ……はひ……」

  恐怖に引きつったリアネイラが涙を流しながら許しを請うための言葉を発しようとする。
  だが体はいう事をきかずにひゅーひゅーと息を吐くだけだ。
  隣のローラを見る。
  ローラは地面に大きな水溜りを作って身を震わせていた。

 「お前達」

 「「ひっ」」

  王女達から悲鳴が上がる。

 「お前等は休戦協定を結ぶのに全力で当たるといったよな」

  王女達が口をパクパクさせて首をかすかに動かせる。

 「ならなんで俺を取り合って全面戦争を始めようとしてんだ。お前等が俺のいう事を聞かないなら捨てるぞ」

 「「っ!?」」

  俺の切り捨て発言を聞いた二人が這いずる様に体を動かし俺の脚にしがみつく。
  捨てないでくれと言いたいのだろう。
  二人の王女は涙を流しながら俺の脚にしがみつく。

 「だったら分かるよな。リアレイラ、ローラの要求どおりに休戦協定を結べ。ローラ、期間を設けて俺をバルネスに派遣しろ」

 「「はひっ!!」」

  二人が何度も俺の言葉に頷く。

 「いいか、俺がバルネスで何をしても一切問題にしない。何が起こっても問題を握りつぶす事」

 「「はい!!」」

  必死で俺の言葉に従う王女達。

 「よーし、いい子だ。いい子にはご褒美を上げないとな。お前達全員服を脱いで俺の前に集まれ。全員優しくマッサージしてやる」

 「「「「「「「「「「「はいっ!!」」」」」」」」」」」 

  王女達が歓喜の声を上げて俺の前に並ぶ。
  怖がらせた後はご褒美を上げないとな。
  オシッコまみれになって濡れた服を脱がせた俺は、魔法の得意な王女に命令して岩風呂を作らせる。そして全員を綺麗に洗ってからタップリと王女達をマッサージし俺への忠誠を誓わせるのだった。
  全てが終わる頃、王女達は全身を弛緩させ、天国を覗いたかのような表情で眠りについていた。

 「そろそろ決断するかな」

  疲れ果て、眠りこける王女達を尻目に俺はそう呟いた。
  そして全員に魔法で綺麗に洗い直した服を着せた後で外の空気を吸う為に天幕からでる。

  ◆

 それは地獄だった。
  兵士達はだらしなく漏らし、漏らし、漏らし、騎士すらも泡を吹いて気絶している。
  猟犬も、馬も、伝令の鳥も気絶するか怯えきっていた。

 「しまった」

  本陣の兵士達は、俺のちょっぴり本気闘気を浴びて壊滅状態と化してしまっていたのだ。
  しかも臭い。漏らすものの規模がも種類も豊富だった。
  リアレイラ達はお漏らしだけだったあたり優秀だったんだな。さすが王女。
  俺はそっと天幕の中に戻り、眠る姫達の安らかな寝顔を見つめるのだった。
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