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第129話 勇者、足の生えた剣から逃げる(割とガチで)
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PCトラブルで原稿がぶっ飛びましたが何とか書き直しました! すごい挫けたけど超頑張った!
そして今日は勇者のその後2巻の発売日です!
何度も宣伝していますが、書き下ろしエピソードもありますよー!
それでは本編をどうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……」
俺はソレと対峙していた。
見ているだけで正気を失いそうなソレと。
それは、足の生えた剣だった。
妙に艶かしく色っぽい足だ。
いや違う、そういう問題じゃない。
ともかくコレは異常すぎる。
これが以上でなかったら何が以上だと言うのか?
「……」
俺が一歩下がるとソイツも一歩前に出る。
俺が二歩下がるとソイツも二歩前に出る。
やっべぇ、完全にロックオンされてる。
だが今はこんな訳の分からない謎生物(?)と関わっている暇は無い。
というか関わりたくない。
「っ!」
俺は意を決して後ろに走り出した。
ソレも俺を追いかけてくる。
だが俺は勇者、足に魔力を纏わせて全力で走れば追いつけまい!
一歩踏み込み2m、二歩踏む込み5m、三歩踏み込み10m、魔力を纏った俺の足は地上を飛ぶ様な勢いで走る。
「どうよ!」
確実に引き離したと確信した俺は後ろを確認する。
「はっ?」
しかし、ああしかし。
「何でついてこれるんだよ!」
それはピッタリと俺に後ろを併走していた。
「おいおいおいおい!」
足の生えた剣がスプリンターみたいな走り方で追いかけてくる!
正直コレは怖い!
「うぉぉぉぉぉ!」
背筋に寒いものを感じた俺は、更に速度を上げてソレを引き離す。
正面に壁が見える。曲がり角だ。
だが曲がる為に減速してはソレに追いつかれる。
「ならば!」
俺はコーナーのインに向かって走りだす。
このまま慣性の法則に従えばインからインに入ればアウトに出て壁にぶつかってしまうだろう。
だから俺は、遠心力で吹き飛ばされる勢いを利用してそのまま壁に向かって飛び、外側の壁を床にして走った。
いわゆる壁走りである。
普通の人間なら重力に引かれて落ちるが、俺は勇者。落ちる前に足を前に出せば暫くは走り続ける。
そして重力の力の影響で体が完全に落ちる前に片足を本当の床につけてそのまま本来の道を走りだした。
おかげでほとんど速度は落ちていない。
「どうよ!」
スピードをほとんど落とす事無くコーナーを越えた俺は後ろに向かって叫ぶ。
アレは俺の後ろをピッタリとくっ付いてきていたから、今頃大きくアウトに飛び出て居る事だろう。
そう思ったのだが……
「って、何ぃぃぃぃっ!?」
だがソレは、ソレの行動は俺の想像を遥かに超えた反応をしてきたのだ。
なんとソイツは、俺が行ったのと同じ様に壁を走ってコーナーを越えてきたのだ!
「しかも俺より滞壁時間が長い!?」
何という事だ! 相手の体は剣、つまり俺よりも軽いという事がここにきて災いしたのか!
おかげで距離が縮まっている。
このままではあの訳の分からん何かに捕まってしまう!
捕まったらどうなるのか分からんが、碌な事にならんのは間違いないだろう!
「次だ! 次で引き離す!」
俺は次のコーナーに望みを賭けて加速する。
ソレは今も俺の後ろを追走している。やはり引き離せそうも無い。
「見えた!」
次のコーナーが見えた俺は、魔法の袋からミスリルの短剣を取り出す。
そして先ほどと同じ様にコーナーのインに向けて突っ込んでゆく。
「ふんっ!!」
俺はコーナーを通過する瞬間にミスリルの短剣を曲がり角の内側の壁に深く突き刺した。
勇者の魔力で強化された腕力により、ミスリルの短剣は根元まで深々と突き刺さる。
そしてそのまま短剣の握り手を掴んで体を無理やり曲がらせ、俺は見事コーナーをクリアした。
支えが無ければ遠心力で外側に吹き飛ぶところだったが、自分の腕を紐に見立てれば、それ以上の長さには吹き飛ばない。
「どうよ!」
人間には腕があるが、剣には腕が無い! つまり俺の勝ちだ! コーナーで差をつけろ!
「はははっ! 見たかよく分からん……の!?」
勝利を確信した俺は引き離されたであろうソレを見た。
「な」
そう、見てしまったのだ。
それが、刀身から腕を生やして短剣の握り手をがっしりと握ってコーナーを最短で曲がる姿を。
「なっんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
◆
俺は全力で逃げ続けた。
後になってそういえば転移魔法で逃げれば良かったじゃんと気付いたが、その時の俺はあまりの驚きでその事を失念していた。
人間パニックになっている時はそういうものである。
だからひたすら全力で逃げ続けた。
魔法で後ろに石柱を生み出して壁を造った。
飛行魔法で加速して引き離した。
壁を破壊してショートカットをした。
近くにいた神官達をブン投げて障害物にした。
「今度こそどうだ!」
それは鮮やかな剣撃で石柱を切り裂いた。
カーブで曲がりきれずに壁にぶつかって追いつかれた。
こっちが破壊した穴を追ってこられた。
神官は剣の腹で叩き落された。
「くそっ!」
しかも、しかもだ。
ヤツは俺に近づいてきている。
少しずつだが距離が縮んできているのだ。
「マズイぞ、このままじゃ追いつかれる!」
追いつかれたらどうなるのか、よくは分からんが、相手は手足の生えた剣だ。碌な事にならないだろう。
俺は必死で走った。
そして通路の先に光を見た。
だがそれは出口の光ではない。
地下の通路を照らすランタンの明かりだ。
しかしソレが照らしているものは、これまでのものとは違った。
ソレが照らしているのは扉だ。
それも今までの部屋の扉とは違う。
両開きの大きな扉だ。
「行くしかないか! ソニックランサー!!」
俺は風の貫通衝撃魔法で扉を吹き飛ばし部屋へと飛び込む。
「っ!?」
悲しいかな、そこに希望は無かった。
あるのは吹き飛ばされた扉の下敷きになった豪奢な服の司祭が数人、それと地面に置かれた切れ込みの入った石版?だけで、その先へと逃げる為の扉どころか窓すらも無かったのだ。
「ちくしょう!!」
俺は絶望の言葉を吐く。
そして全てを観念してソレと戦うべく後ろを振り返った。
ソレは反転して速度を落とした俺に飛び掛ってくる。
やや高めの跳躍は俺を上から袈裟懸けに切る為か?
俺は魂の力を発動して身体能力を極限まで高める。
引き離せないのなら、ギリギリで回避して白刃取りで掴んでたたき折ってやる。
そう思った俺はソレの動きを見極めるべく真正面からその姿を見極める。
刀身から手足の生えた割と本気でキモイその姿を。
「っ!」
その時だった。
「えっ?」
突然、ソレは光輝いた。
柄頭から青みのかかった銀髪が生え、刀身が膨らみ肌色の変わってゆく。
触れるもの全てを切り裂くであろう鋭い刃は触れればマシュマロのように柔らかいであろう肉の形をとってゆく。
ソレは、俺の目の前で一瞬にして少女の形を取ったのだった。
「マスターッ!!」
少女が俺に飛び込んでくる。
あまりの事に勢いのついた少女の体を受け止めきれず押し倒されてしまう。
「え?」
「マスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターッ!!」
少女はひたすら同じ単語を連呼し続ける。
「ようやくお会いできました! ようやくお目覚めになられたのですね!!」
少女が俺を強く抱きしめる。
当然両のふくらみが俺の体に押し付けられ、否が応でもソレが現実の出来事だと認識させる。
「えっと……どちら様?」
かろうじて搾り出した言葉に少女が傷ついた表情を見せる。
「何を言っているんですか!? わたくしですよ!」
一体だれくし?
「魔王ガルバラを倒す旅でも一緒だったじゃないですか!?」
えーっと、一緒だったのはエアリアとミューラと……まさかバルザックは女の子だった?
いやいや。
「ほんとーに分からないんですか!?」
少女が俺の顔を覗き込んでくる。
「す、すんません」
いやホントマジ降参ですので教えてください。
「もー! マスター酷い!! わたくしですよ! 聖剣フェルクシオンですよ!!」
少女は自分を聖剣だと言った……って、はい?
「はい?」
思わず間の抜けた声が出る。
「だーかーらー、わたくしは聖剣フェルクシオンです!!」
なんと、この元手足の生えた剣だった少女は、かつて俺が使っていた聖剣だと答えたのだった。
「嘘ぉん」
そして今日は勇者のその後2巻の発売日です!
何度も宣伝していますが、書き下ろしエピソードもありますよー!
それでは本編をどうぞ!
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「……」
俺はソレと対峙していた。
見ているだけで正気を失いそうなソレと。
それは、足の生えた剣だった。
妙に艶かしく色っぽい足だ。
いや違う、そういう問題じゃない。
ともかくコレは異常すぎる。
これが以上でなかったら何が以上だと言うのか?
「……」
俺が一歩下がるとソイツも一歩前に出る。
俺が二歩下がるとソイツも二歩前に出る。
やっべぇ、完全にロックオンされてる。
だが今はこんな訳の分からない謎生物(?)と関わっている暇は無い。
というか関わりたくない。
「っ!」
俺は意を決して後ろに走り出した。
ソレも俺を追いかけてくる。
だが俺は勇者、足に魔力を纏わせて全力で走れば追いつけまい!
一歩踏み込み2m、二歩踏む込み5m、三歩踏み込み10m、魔力を纏った俺の足は地上を飛ぶ様な勢いで走る。
「どうよ!」
確実に引き離したと確信した俺は後ろを確認する。
「はっ?」
しかし、ああしかし。
「何でついてこれるんだよ!」
それはピッタリと俺に後ろを併走していた。
「おいおいおいおい!」
足の生えた剣がスプリンターみたいな走り方で追いかけてくる!
正直コレは怖い!
「うぉぉぉぉぉ!」
背筋に寒いものを感じた俺は、更に速度を上げてソレを引き離す。
正面に壁が見える。曲がり角だ。
だが曲がる為に減速してはソレに追いつかれる。
「ならば!」
俺はコーナーのインに向かって走りだす。
このまま慣性の法則に従えばインからインに入ればアウトに出て壁にぶつかってしまうだろう。
だから俺は、遠心力で吹き飛ばされる勢いを利用してそのまま壁に向かって飛び、外側の壁を床にして走った。
いわゆる壁走りである。
普通の人間なら重力に引かれて落ちるが、俺は勇者。落ちる前に足を前に出せば暫くは走り続ける。
そして重力の力の影響で体が完全に落ちる前に片足を本当の床につけてそのまま本来の道を走りだした。
おかげでほとんど速度は落ちていない。
「どうよ!」
スピードをほとんど落とす事無くコーナーを越えた俺は後ろに向かって叫ぶ。
アレは俺の後ろをピッタリとくっ付いてきていたから、今頃大きくアウトに飛び出て居る事だろう。
そう思ったのだが……
「って、何ぃぃぃぃっ!?」
だがソレは、ソレの行動は俺の想像を遥かに超えた反応をしてきたのだ。
なんとソイツは、俺が行ったのと同じ様に壁を走ってコーナーを越えてきたのだ!
「しかも俺より滞壁時間が長い!?」
何という事だ! 相手の体は剣、つまり俺よりも軽いという事がここにきて災いしたのか!
おかげで距離が縮まっている。
このままではあの訳の分からん何かに捕まってしまう!
捕まったらどうなるのか分からんが、碌な事にならんのは間違いないだろう!
「次だ! 次で引き離す!」
俺は次のコーナーに望みを賭けて加速する。
ソレは今も俺の後ろを追走している。やはり引き離せそうも無い。
「見えた!」
次のコーナーが見えた俺は、魔法の袋からミスリルの短剣を取り出す。
そして先ほどと同じ様にコーナーのインに向けて突っ込んでゆく。
「ふんっ!!」
俺はコーナーを通過する瞬間にミスリルの短剣を曲がり角の内側の壁に深く突き刺した。
勇者の魔力で強化された腕力により、ミスリルの短剣は根元まで深々と突き刺さる。
そしてそのまま短剣の握り手を掴んで体を無理やり曲がらせ、俺は見事コーナーをクリアした。
支えが無ければ遠心力で外側に吹き飛ぶところだったが、自分の腕を紐に見立てれば、それ以上の長さには吹き飛ばない。
「どうよ!」
人間には腕があるが、剣には腕が無い! つまり俺の勝ちだ! コーナーで差をつけろ!
「はははっ! 見たかよく分からん……の!?」
勝利を確信した俺は引き離されたであろうソレを見た。
「な」
そう、見てしまったのだ。
それが、刀身から腕を生やして短剣の握り手をがっしりと握ってコーナーを最短で曲がる姿を。
「なっんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
◆
俺は全力で逃げ続けた。
後になってそういえば転移魔法で逃げれば良かったじゃんと気付いたが、その時の俺はあまりの驚きでその事を失念していた。
人間パニックになっている時はそういうものである。
だからひたすら全力で逃げ続けた。
魔法で後ろに石柱を生み出して壁を造った。
飛行魔法で加速して引き離した。
壁を破壊してショートカットをした。
近くにいた神官達をブン投げて障害物にした。
「今度こそどうだ!」
それは鮮やかな剣撃で石柱を切り裂いた。
カーブで曲がりきれずに壁にぶつかって追いつかれた。
こっちが破壊した穴を追ってこられた。
神官は剣の腹で叩き落された。
「くそっ!」
しかも、しかもだ。
ヤツは俺に近づいてきている。
少しずつだが距離が縮んできているのだ。
「マズイぞ、このままじゃ追いつかれる!」
追いつかれたらどうなるのか、よくは分からんが、相手は手足の生えた剣だ。碌な事にならないだろう。
俺は必死で走った。
そして通路の先に光を見た。
だがそれは出口の光ではない。
地下の通路を照らすランタンの明かりだ。
しかしソレが照らしているものは、これまでのものとは違った。
ソレが照らしているのは扉だ。
それも今までの部屋の扉とは違う。
両開きの大きな扉だ。
「行くしかないか! ソニックランサー!!」
俺は風の貫通衝撃魔法で扉を吹き飛ばし部屋へと飛び込む。
「っ!?」
悲しいかな、そこに希望は無かった。
あるのは吹き飛ばされた扉の下敷きになった豪奢な服の司祭が数人、それと地面に置かれた切れ込みの入った石版?だけで、その先へと逃げる為の扉どころか窓すらも無かったのだ。
「ちくしょう!!」
俺は絶望の言葉を吐く。
そして全てを観念してソレと戦うべく後ろを振り返った。
ソレは反転して速度を落とした俺に飛び掛ってくる。
やや高めの跳躍は俺を上から袈裟懸けに切る為か?
俺は魂の力を発動して身体能力を極限まで高める。
引き離せないのなら、ギリギリで回避して白刃取りで掴んでたたき折ってやる。
そう思った俺はソレの動きを見極めるべく真正面からその姿を見極める。
刀身から手足の生えた割と本気でキモイその姿を。
「っ!」
その時だった。
「えっ?」
突然、ソレは光輝いた。
柄頭から青みのかかった銀髪が生え、刀身が膨らみ肌色の変わってゆく。
触れるもの全てを切り裂くであろう鋭い刃は触れればマシュマロのように柔らかいであろう肉の形をとってゆく。
ソレは、俺の目の前で一瞬にして少女の形を取ったのだった。
「マスターッ!!」
少女が俺に飛び込んでくる。
あまりの事に勢いのついた少女の体を受け止めきれず押し倒されてしまう。
「え?」
「マスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターッ!!」
少女はひたすら同じ単語を連呼し続ける。
「ようやくお会いできました! ようやくお目覚めになられたのですね!!」
少女が俺を強く抱きしめる。
当然両のふくらみが俺の体に押し付けられ、否が応でもソレが現実の出来事だと認識させる。
「えっと……どちら様?」
かろうじて搾り出した言葉に少女が傷ついた表情を見せる。
「何を言っているんですか!? わたくしですよ!」
一体だれくし?
「魔王ガルバラを倒す旅でも一緒だったじゃないですか!?」
えーっと、一緒だったのはエアリアとミューラと……まさかバルザックは女の子だった?
いやいや。
「ほんとーに分からないんですか!?」
少女が俺の顔を覗き込んでくる。
「す、すんません」
いやホントマジ降参ですので教えてください。
「もー! マスター酷い!! わたくしですよ! 聖剣フェルクシオンですよ!!」
少女は自分を聖剣だと言った……って、はい?
「はい?」
思わず間の抜けた声が出る。
「だーかーらー、わたくしは聖剣フェルクシオンです!!」
なんと、この元手足の生えた剣だった少女は、かつて俺が使っていた聖剣だと答えたのだった。
「嘘ぉん」
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