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ディグラード編
破壊活動
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それはエルフの襲撃だった。
連中は俺達がエルフの町に襲撃したタイミングを見計らって再度襲撃してきたのだ。
否、恐らくは偶然。ただお互いに考える事が一致していたのだろう。
敵の襲撃を恐れ、より早く多く敵を倒す為に同じ夜明け前を狙って襲撃を仕掛けてきた。
攻撃を受けているのは以前侵入が発覚した第三階層付近。
間違いなく敵もマーカーとなるモノを前回の襲撃の時に置いて行ったのだろう。
監視カメラから確認できるエルフの数は数百。間違いなく大軍だ。
エルフもドワーフも長寿であるが故に個体数が少ない。
しかも過去のドラゴンの襲撃で更に個体数は減っていた。
たった数百人でも大軍勢なのだ。
「参ったな」
どうやらお互いに主力のいない本拠地を襲う事にして、本隊同士がすれ違ってしまったようだ。
まぁ、それはそれで俺には好都合な訳だが。
戦力の大多数が戦場に出ていようが、上層部が戦争に出る事は無い。つまり互いの上層部は守りが極端に薄い状態で敵戦力に襲われる事になった訳だ。
『ど、どうしましょうか?』
想定外の自体に動揺する部下達。
「このままエルフ共には富国派を一掃してもらいましょう。これから私は上層部に避難勧告を出し、敵と鉢合わせする様に仕向けます。君達はエルフ共がちゃんと上層部を見つける事が出来る様に牽制してください」
『ですが、その後は!? コレだけの数を相手にしては我々といえども……』
「問題ありません。富国派を一掃したら区画を完全封鎖して毒を流し込みます。批判がくるでしょうがすべては富国派の指示だったと言えば良いのです」
まぁ毒対策くらいしてくるかもしれんがそこは知った事ではない。
俺の目的はあくまで井戸と源泉の技術を失わせる事なのだから。
『りょ、了解しました!!』
部下達が慌てて出て行くのを尻目に見ながら、俺はボワングの兄に連絡をする。
俺がコールを掛けると、魔導モニターに寝巻き姿のボワングの兄が映し出される。
『ボワングか、一体何事だ!?』
富国派との折衝が主な業務となっているボワングの兄は騎士団の業務を副団長であるボワングに一任していた。その為突然の振動の理由を彼は全く気付けないでいた。
まぁ要するに何かあったら責任は全部弟の所為ですよっていう為だ。
このあたりに娘を副団長にしたいと言う親心と言うか下心が見えて取れる。
ボワングはコレをチャンスだと判断したようだが。
「騎士団長殿、エルフ共が襲撃を仕掛けてきました」
例え兄弟でも任務中は上司と部下、そうしたボワングの固い性格らしく兄と呼ばずに役職名で呼ぶ。
『何!? それで、リド……都市は、いや富国派の方々は大丈夫なのか!?』
いやー本音が色々と見て取れるなぁ。
「問題ありません、ただ敵の一部が富国派の方々の居住区に近づいています。今から指示する区画まで富国派の方々を避難させてください」
『苦戦しているのか!?』
ボワングの兄が不安を隠そうともしないで説明を求めてくる。
「問題ありません。敵の戦力は前回の襲撃で分かっていますし、今回侵入してきた敵はイカヅチの性能ならば容易に殲滅できるレベルですから。一応、念の為と言うヤツです」
『そ、そうか。では指揮はお前に一任したぞボワング。私はこれから富国派の方々をお守りしに行ってくる』
「はい、こちらの事はお任せ下さい」
それだけ言うと俺は通信を切る。
コレで邪魔物は全て居なくなった。
俺は落ち着いて司令室と魔道頭脳の内部に魔力結晶を仕込んでいき、中心に起爆装置となる使い捨てのマジックアイテムをセットした。
「コレでドワーフの【魔力井戸】のデータはなくなり、二度と同じ物を作り出す事はできなくなる。残るはエルフの町だ」
◆
廊下に転がってた司令室のオペレーター達を無視して、俺は格納庫に急ぐ。
移動用のマジックアイテムであるポニンを全速で走らせていると、後方から凄まじい轟音が聞こえてきた。どうやら司令室に仕込んだマジックアイテムが起爆して、無事に魔力結晶を誘爆させてくれたみたいだ。
これで二度とドワーフ達は魔導頭脳に記録したマジックアイテムの設計データを閲覧する事が出来なくなった。ドワーフ達の技術力は大幅に退化することだろう。
◆
格納庫に到着した俺は、副団長専用のイカヅチに乗り込み、クーデター用の魔力結晶やマジックアイテムを輸送用のカーゴ型マジックアイテムに搭載していく。
「ボ、ボワング副団長!? 一体何事ですか? それに先ほどの振動は一体?」
突然現れた俺に整備員達が困惑した様子で見てくる。
「エルフの侵入で司令室が破壊されました。現在守備隊が対応していますがここに来るのも時間の問題です。あなた方が民間居住区に向かって市民の避難を手伝ってください」
「市民の避難って、エルフ共は騎士団の襲撃を受けてソレどころでは無いのでは!?」
詳細を知らないドワーフ達に俺は問題のない範囲で情報を教えてやる事にした。
「どうやら敵も我々と同じ事を考えている者が居たようです。あなた方は騎士団が次の攻撃を終え、一時帰還するまでの間市民を安全な場所に移動させてほしいのです。騎士団には私から通信で連絡しましたので安心してください」
「わ、分かりました」
整備員達が慌てて居住区へと向かっていく。
俺は他の格納庫に対しても、通信機で同じ命令をして格納庫を無人にさせた。
ドワーフもバカではない。格納庫は複数個所に建設し、どれかが使えなくなってもすぐに別の格納庫がフォローできる様になっているからだ。
連絡が終わった俺は、無人になった格納庫に魔力結晶と爆破用のマジックアイテムをセットして格納庫から逃げ出す。
暫くすると格納庫のある方角から爆発音と振動が響いてくる。
俺はソレを数度繰り返し、ドワーフの格納庫を全て使えなくした。
コレでドワーフの戦力と開発設備は壊滅。ドワーフはこの地下都市を捨てて逃げ出し、ひっそりと隠れ住む以外に方法はなくなった。
騎士団の鎧がまだ残っているが。それとて魔力結晶がなければいずれ動かなくなる。
何、居住区には生活道具を作る機材くらいならある。それを使えばこっそりと暮らして行くくらいは出来るだろうさ。戦争はとても出来ないだろうけどさ。
そう、ドワーフの繁栄は今日終わりを迎えるのだ。
俺の手によって。
連中は俺達がエルフの町に襲撃したタイミングを見計らって再度襲撃してきたのだ。
否、恐らくは偶然。ただお互いに考える事が一致していたのだろう。
敵の襲撃を恐れ、より早く多く敵を倒す為に同じ夜明け前を狙って襲撃を仕掛けてきた。
攻撃を受けているのは以前侵入が発覚した第三階層付近。
間違いなく敵もマーカーとなるモノを前回の襲撃の時に置いて行ったのだろう。
監視カメラから確認できるエルフの数は数百。間違いなく大軍だ。
エルフもドワーフも長寿であるが故に個体数が少ない。
しかも過去のドラゴンの襲撃で更に個体数は減っていた。
たった数百人でも大軍勢なのだ。
「参ったな」
どうやらお互いに主力のいない本拠地を襲う事にして、本隊同士がすれ違ってしまったようだ。
まぁ、それはそれで俺には好都合な訳だが。
戦力の大多数が戦場に出ていようが、上層部が戦争に出る事は無い。つまり互いの上層部は守りが極端に薄い状態で敵戦力に襲われる事になった訳だ。
『ど、どうしましょうか?』
想定外の自体に動揺する部下達。
「このままエルフ共には富国派を一掃してもらいましょう。これから私は上層部に避難勧告を出し、敵と鉢合わせする様に仕向けます。君達はエルフ共がちゃんと上層部を見つける事が出来る様に牽制してください」
『ですが、その後は!? コレだけの数を相手にしては我々といえども……』
「問題ありません。富国派を一掃したら区画を完全封鎖して毒を流し込みます。批判がくるでしょうがすべては富国派の指示だったと言えば良いのです」
まぁ毒対策くらいしてくるかもしれんがそこは知った事ではない。
俺の目的はあくまで井戸と源泉の技術を失わせる事なのだから。
『りょ、了解しました!!』
部下達が慌てて出て行くのを尻目に見ながら、俺はボワングの兄に連絡をする。
俺がコールを掛けると、魔導モニターに寝巻き姿のボワングの兄が映し出される。
『ボワングか、一体何事だ!?』
富国派との折衝が主な業務となっているボワングの兄は騎士団の業務を副団長であるボワングに一任していた。その為突然の振動の理由を彼は全く気付けないでいた。
まぁ要するに何かあったら責任は全部弟の所為ですよっていう為だ。
このあたりに娘を副団長にしたいと言う親心と言うか下心が見えて取れる。
ボワングはコレをチャンスだと判断したようだが。
「騎士団長殿、エルフ共が襲撃を仕掛けてきました」
例え兄弟でも任務中は上司と部下、そうしたボワングの固い性格らしく兄と呼ばずに役職名で呼ぶ。
『何!? それで、リド……都市は、いや富国派の方々は大丈夫なのか!?』
いやー本音が色々と見て取れるなぁ。
「問題ありません、ただ敵の一部が富国派の方々の居住区に近づいています。今から指示する区画まで富国派の方々を避難させてください」
『苦戦しているのか!?』
ボワングの兄が不安を隠そうともしないで説明を求めてくる。
「問題ありません。敵の戦力は前回の襲撃で分かっていますし、今回侵入してきた敵はイカヅチの性能ならば容易に殲滅できるレベルですから。一応、念の為と言うヤツです」
『そ、そうか。では指揮はお前に一任したぞボワング。私はこれから富国派の方々をお守りしに行ってくる』
「はい、こちらの事はお任せ下さい」
それだけ言うと俺は通信を切る。
コレで邪魔物は全て居なくなった。
俺は落ち着いて司令室と魔道頭脳の内部に魔力結晶を仕込んでいき、中心に起爆装置となる使い捨てのマジックアイテムをセットした。
「コレでドワーフの【魔力井戸】のデータはなくなり、二度と同じ物を作り出す事はできなくなる。残るはエルフの町だ」
◆
廊下に転がってた司令室のオペレーター達を無視して、俺は格納庫に急ぐ。
移動用のマジックアイテムであるポニンを全速で走らせていると、後方から凄まじい轟音が聞こえてきた。どうやら司令室に仕込んだマジックアイテムが起爆して、無事に魔力結晶を誘爆させてくれたみたいだ。
これで二度とドワーフ達は魔導頭脳に記録したマジックアイテムの設計データを閲覧する事が出来なくなった。ドワーフ達の技術力は大幅に退化することだろう。
◆
格納庫に到着した俺は、副団長専用のイカヅチに乗り込み、クーデター用の魔力結晶やマジックアイテムを輸送用のカーゴ型マジックアイテムに搭載していく。
「ボ、ボワング副団長!? 一体何事ですか? それに先ほどの振動は一体?」
突然現れた俺に整備員達が困惑した様子で見てくる。
「エルフの侵入で司令室が破壊されました。現在守備隊が対応していますがここに来るのも時間の問題です。あなた方が民間居住区に向かって市民の避難を手伝ってください」
「市民の避難って、エルフ共は騎士団の襲撃を受けてソレどころでは無いのでは!?」
詳細を知らないドワーフ達に俺は問題のない範囲で情報を教えてやる事にした。
「どうやら敵も我々と同じ事を考えている者が居たようです。あなた方は騎士団が次の攻撃を終え、一時帰還するまでの間市民を安全な場所に移動させてほしいのです。騎士団には私から通信で連絡しましたので安心してください」
「わ、分かりました」
整備員達が慌てて居住区へと向かっていく。
俺は他の格納庫に対しても、通信機で同じ命令をして格納庫を無人にさせた。
ドワーフもバカではない。格納庫は複数個所に建設し、どれかが使えなくなってもすぐに別の格納庫がフォローできる様になっているからだ。
連絡が終わった俺は、無人になった格納庫に魔力結晶と爆破用のマジックアイテムをセットして格納庫から逃げ出す。
暫くすると格納庫のある方角から爆発音と振動が響いてくる。
俺はソレを数度繰り返し、ドワーフの格納庫を全て使えなくした。
コレでドワーフの戦力と開発設備は壊滅。ドワーフはこの地下都市を捨てて逃げ出し、ひっそりと隠れ住む以外に方法はなくなった。
騎士団の鎧がまだ残っているが。それとて魔力結晶がなければいずれ動かなくなる。
何、居住区には生活道具を作る機材くらいならある。それを使えばこっそりと暮らして行くくらいは出来るだろうさ。戦争はとても出来ないだろうけどさ。
そう、ドワーフの繁栄は今日終わりを迎えるのだ。
俺の手によって。
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