9 / 61
9
しおりを挟む
なんとか無事に朝食を終えたシューンは、再び騎士に抱かれて部屋に戻った。
その後ろを歩きながら、ライラはサリーに小声で話しかける。
「あんた、どうしちゃったの?」
「うん、なんだか不憫になっちゃってさ」
「不憫? そりゃあれだけの子だもの。自業自得じゃない? 父親も母親も無関心で、気にかけるとしたらイース王子だけじゃん」
「だからよ。あの年頃の子は親の愛情を探っているの。だからこれでもかってくらい愛してやらないと。だから反抗期が来ないんじゃないかな」
「反抗期? 殿下の場合はもう何年も続いているような気がするけど?」
「いやいや期は無いとだめなんだよ? あれは自立の第一歩なんだから」
「殿下に反抗されて太刀打ちできる人間なんているのかしら」
「大丈夫、私が受けて立つ!」
ララは立ち止まって啞然としていた。
それを無視して進むサリーの背中は、強い決意に溢れていた。
「殿下、今日の授業は歴史と音楽でございます」
シューンは返事もせず下を向いていた。
「申し訳ございません、私記憶が曖昧で……授業というのは?」
スケジュールを告げに来た侍従が、サリーの顔を見て納得したように頷いた。
「いつも通りの予定だよ。午前中に歴史の先生が来られる。昼食の後、バイオリンの先生が来られるんだ。 その後は午睡の時間で、起きられたらマナーの先生と一緒にお茶の時間。そして、自習時間の後で夕食と入浴だ」
「なんと言う過密スケジュール!」
「過密?」
「殿下はまだ5才ですよね?」
「3歳からずっと続けておられるが?」
「マジっすか……」
サリーの言葉に不思議そうな顔をした侍従に、ライラがそっと目配せをした。
侍従は小さく頷く。
「まあそう言うことだから。では私はこれで」
そそくさと去って行くその背中を見詰めながら、サリーは決心した。
「ねえライラ、私ちょっとロバート先生の所に行ってくるわ」
「どうしたの? 頭でも痛いの?」
その言葉にシューンの肩がビクッと揺れた。
「違うわ。少し話があるだけよ。構わない?」
「私はいいけど……」
ライラがシューンに視線を移す。
シューンは下を向いたまま、こちらの気配を伺っていた。
「殿下、私は少し外しますがよろしいでしょうか?」
「具合が……悪いのか?」
「いいえ、ロバート先生に昨日借りたものがあって、お返しに行って来るだけです」
「そ、そうか。わかった、行ってこい。すぐに戻れよ?」
「畏まりました」
サリーは部屋を出て医務室に向かった。
途中でよぼよぼと歩く男性とすれ違い、この人が歴史の先生だと確信する。
「絶対にダメよ。歪んでしまうわ」
サリーは決意を新たに足を速めた。
自室と医務室の位置はしっかり覚えているサリーは、迷うことなく廊下を進み。医務室の前に来た。
「失礼します。ロバート先生?」
そろりとドアを開けると、今度は大柄な老人と目が合った。
「ロバートは往診に行っているよ。君は……ああ、サリーちゃんか。具合が悪いのか?」
「サリーちゃんって……まはりくまはりたやんばらやんやんや~ん」
ぎょっとした目を向けたその男性が、みるみる小さくなっていく。
「「えっ!えぇぇぇぇぇぇ~~~~~~」」
さっきまで老人だったその男性は、どこから見ても未就学児になっていた。
「うっっそ!」
慌てたサリーが元老人の幼児に駆け寄る。
「お前……何者だ!」
「メイドのサリーですが……ぷっ……ぷぷぷ……笑ってすみません」
ぶかぶかの白衣に包まれた幼児の姿の可愛さに、思わず吹き出すサリー。
「貴様! 私に何をした! 魔女か? 魔女だな?」
「違いますってばぁ。まさか本当に使えるとは思わなくて……すみません。すぐに戻します。すぐに……えっと……あれ?戻す呪文って?」
「戻せ! 早く戻せ!」
じたばたと短い手足を振り回し、地団駄を踏むその姿には可愛らしさしかない。
しかも見事な高音で舌足らず……
もう愛しさしか湧かないサリーだった。
「ほらほら、暴れると怪我するよ? ちょっと落ち着きなさい」
サリーが見た目5歳児の老人を宥めていると、ドアが開きロバートが入ってきた。
子供を見てぎょっとするロバート。
「誰だ? ここは遊び場じゃないぞ? 親と一緒に来てるのか? どこの家門の子かな」
幼児が真っ赤な顔で叫ぶように返事をした。
天使の声のような高音で。
「フレッツ伯爵家当主のトーマスだ! ロバート! こいつが……こいつが私を……」
我慢できずに吹き出したロバートだったが、その言葉を反芻してから真顔に戻った。
「こいつ? こいつって……サリーが?」
サリーが申し訳なさそうな顔でいう。
「前にいた世界でよく見てた魔法使いの話に出てくる呪文を唱えたら……小さくなっちゃったんです。ごめんなさい」
「はぁ? 意味が解らん」
ロバートは仕方なく、フレッツ伯爵と名乗るその幼児をソアーに座らせ、頭を撫でながらサリーに言った。
「僕にもわかるように説明してくれるか?」
サリーは子供の頃に夢中で見ていたテレビ番組の話をした。
そもそもテレビというものから説明しなくてはいけなかったが、理解してもらわないと魔女の烙印を押されてしまうと思い、誠心誠意説明した。
「転生したものだけが持つ不思議な力か?」
「う~ん。チートなのかも?」
「チート?」
「まあ良いから」
もう面倒になったサリーが適当に流す。
「早く元に戻さないと拙いぞ?」
サリーが申し訳なさそうな顔をした。
「解呪の呪文が……思い出せない」
「「えっ!」」
「ごめん……すぐには無理。頑張って思い出すから、少しだけ待って?」
すると幼児がニヤニヤと笑いながら言った。
「今の話が全て本当だとすると、私はとんでもない経験をしているということだな。うん、得難いことだ。少しの間ならこのままでもいいそ?」
ロバートが嫌な顔をした。
「サボろうと思ってません?」
「いや? でもこんな姿の私が何を言っても説得力が無いだろう?」
「それは……そうですが」
「サリーちゃんが思い出すまでは仕方が無かろう?」
「……その姿でその喋り方は止めてください」
「なぜじゃ?」
サリーとロバートが同時に吹き出した。
お腹を押さえて笑っている二人を見たフレッツ伯爵が言った。
「納得した」
その後ろを歩きながら、ライラはサリーに小声で話しかける。
「あんた、どうしちゃったの?」
「うん、なんだか不憫になっちゃってさ」
「不憫? そりゃあれだけの子だもの。自業自得じゃない? 父親も母親も無関心で、気にかけるとしたらイース王子だけじゃん」
「だからよ。あの年頃の子は親の愛情を探っているの。だからこれでもかってくらい愛してやらないと。だから反抗期が来ないんじゃないかな」
「反抗期? 殿下の場合はもう何年も続いているような気がするけど?」
「いやいや期は無いとだめなんだよ? あれは自立の第一歩なんだから」
「殿下に反抗されて太刀打ちできる人間なんているのかしら」
「大丈夫、私が受けて立つ!」
ララは立ち止まって啞然としていた。
それを無視して進むサリーの背中は、強い決意に溢れていた。
「殿下、今日の授業は歴史と音楽でございます」
シューンは返事もせず下を向いていた。
「申し訳ございません、私記憶が曖昧で……授業というのは?」
スケジュールを告げに来た侍従が、サリーの顔を見て納得したように頷いた。
「いつも通りの予定だよ。午前中に歴史の先生が来られる。昼食の後、バイオリンの先生が来られるんだ。 その後は午睡の時間で、起きられたらマナーの先生と一緒にお茶の時間。そして、自習時間の後で夕食と入浴だ」
「なんと言う過密スケジュール!」
「過密?」
「殿下はまだ5才ですよね?」
「3歳からずっと続けておられるが?」
「マジっすか……」
サリーの言葉に不思議そうな顔をした侍従に、ライラがそっと目配せをした。
侍従は小さく頷く。
「まあそう言うことだから。では私はこれで」
そそくさと去って行くその背中を見詰めながら、サリーは決心した。
「ねえライラ、私ちょっとロバート先生の所に行ってくるわ」
「どうしたの? 頭でも痛いの?」
その言葉にシューンの肩がビクッと揺れた。
「違うわ。少し話があるだけよ。構わない?」
「私はいいけど……」
ライラがシューンに視線を移す。
シューンは下を向いたまま、こちらの気配を伺っていた。
「殿下、私は少し外しますがよろしいでしょうか?」
「具合が……悪いのか?」
「いいえ、ロバート先生に昨日借りたものがあって、お返しに行って来るだけです」
「そ、そうか。わかった、行ってこい。すぐに戻れよ?」
「畏まりました」
サリーは部屋を出て医務室に向かった。
途中でよぼよぼと歩く男性とすれ違い、この人が歴史の先生だと確信する。
「絶対にダメよ。歪んでしまうわ」
サリーは決意を新たに足を速めた。
自室と医務室の位置はしっかり覚えているサリーは、迷うことなく廊下を進み。医務室の前に来た。
「失礼します。ロバート先生?」
そろりとドアを開けると、今度は大柄な老人と目が合った。
「ロバートは往診に行っているよ。君は……ああ、サリーちゃんか。具合が悪いのか?」
「サリーちゃんって……まはりくまはりたやんばらやんやんや~ん」
ぎょっとした目を向けたその男性が、みるみる小さくなっていく。
「「えっ!えぇぇぇぇぇぇ~~~~~~」」
さっきまで老人だったその男性は、どこから見ても未就学児になっていた。
「うっっそ!」
慌てたサリーが元老人の幼児に駆け寄る。
「お前……何者だ!」
「メイドのサリーですが……ぷっ……ぷぷぷ……笑ってすみません」
ぶかぶかの白衣に包まれた幼児の姿の可愛さに、思わず吹き出すサリー。
「貴様! 私に何をした! 魔女か? 魔女だな?」
「違いますってばぁ。まさか本当に使えるとは思わなくて……すみません。すぐに戻します。すぐに……えっと……あれ?戻す呪文って?」
「戻せ! 早く戻せ!」
じたばたと短い手足を振り回し、地団駄を踏むその姿には可愛らしさしかない。
しかも見事な高音で舌足らず……
もう愛しさしか湧かないサリーだった。
「ほらほら、暴れると怪我するよ? ちょっと落ち着きなさい」
サリーが見た目5歳児の老人を宥めていると、ドアが開きロバートが入ってきた。
子供を見てぎょっとするロバート。
「誰だ? ここは遊び場じゃないぞ? 親と一緒に来てるのか? どこの家門の子かな」
幼児が真っ赤な顔で叫ぶように返事をした。
天使の声のような高音で。
「フレッツ伯爵家当主のトーマスだ! ロバート! こいつが……こいつが私を……」
我慢できずに吹き出したロバートだったが、その言葉を反芻してから真顔に戻った。
「こいつ? こいつって……サリーが?」
サリーが申し訳なさそうな顔でいう。
「前にいた世界でよく見てた魔法使いの話に出てくる呪文を唱えたら……小さくなっちゃったんです。ごめんなさい」
「はぁ? 意味が解らん」
ロバートは仕方なく、フレッツ伯爵と名乗るその幼児をソアーに座らせ、頭を撫でながらサリーに言った。
「僕にもわかるように説明してくれるか?」
サリーは子供の頃に夢中で見ていたテレビ番組の話をした。
そもそもテレビというものから説明しなくてはいけなかったが、理解してもらわないと魔女の烙印を押されてしまうと思い、誠心誠意説明した。
「転生したものだけが持つ不思議な力か?」
「う~ん。チートなのかも?」
「チート?」
「まあ良いから」
もう面倒になったサリーが適当に流す。
「早く元に戻さないと拙いぞ?」
サリーが申し訳なさそうな顔をした。
「解呪の呪文が……思い出せない」
「「えっ!」」
「ごめん……すぐには無理。頑張って思い出すから、少しだけ待って?」
すると幼児がニヤニヤと笑いながら言った。
「今の話が全て本当だとすると、私はとんでもない経験をしているということだな。うん、得難いことだ。少しの間ならこのままでもいいそ?」
ロバートが嫌な顔をした。
「サボろうと思ってません?」
「いや? でもこんな姿の私が何を言っても説得力が無いだろう?」
「それは……そうですが」
「サリーちゃんが思い出すまでは仕方が無かろう?」
「……その姿でその喋り方は止めてください」
「なぜじゃ?」
サリーとロバートが同時に吹き出した。
お腹を押さえて笑っている二人を見たフレッツ伯爵が言った。
「納得した」
51
お気に入りに追加
1,032
あなたにおすすめの小説
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる