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記憶の断片
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もともと頭も要領も良い娘だったのだろう。先日からティナと呼ばれるようになったテラは言葉遣いも仕草もぎこちなさは残るものの板についてきた。
後は場数だろうという事になり、今日から伯爵家に寝泊りすることになった。
騎士達を相手に実践訓練だ。
遠縁の令嬢を一週間ほど預かるという触れ込みで連れてきたが、なかなか卒なくこなしているように見える。
勿論このことは絶対に秘密で、知っているのはビスタとリアだけだ。
「さすがにレディティナロアの遠縁のご令嬢だけあってやはり黒髪なのですね」
朝の訓練を終え昼食をとっている騎士が話しかけてきた。
「ええ、生みの母の遠縁に当たる令嬢ですの。母方の血筋は黒髪が多いのですわ」
「美しい方ですね。お名前を伺っても?」
テラが一瞬怯んだ。
ティナは慌ててフォローした。
「名前もよく似ているのです。このご令嬢はティナといいます。ティナ・ブロウズですわ」
焦ったティナは転生前の自分の名を口にした。
「そうですか。ご親戚で年齢も近く、お名前も似ているという事は仲良しなのでしょうね」
「ええ、幼い頃は・・・母が亡くなってからは行き来も無くて・・・寂しかったですわ」
「ああ、これは・・・失礼しました」
「いいえ、お気になさらず。さあたくさん召し上がってくださいね?」
「ありがとうございます」
ティナは目線でテラに来るように促し、その場を後にした。
ティナの自室に入った二人は大きく息を吐いた。
「危なかったですね・・・ロア様、さすがです。私一人では危なかったですね」
「そうね・・・今日から一週間頑張ってね。騎士たちが不自然に感じるようなら身分の低い没落貴族で立派な教育を受けられなかったとでも言っておけば問題無いと思うわ。それでも切り抜けられないような時は貴族令嬢の最終兵器を繰り出せば良いのよ」
「最終兵器?」
「そう。黙って目を伏せて涙ぐむ!これで黙らない男はいないわ!」
「なるほど・・・」
二人で肩を竦めて笑い合い、今後のスケジュールをすり合わせた。
「今週中には騎士たちは引き上げることになるかもしれないの。でも今のところの予定では今月中は滞在して、来月になったら王都に向かうそうよ」
「早まるかもしれないという事ですか?」
「うん・・・確定ではないけどね。なんというか・・・そんな予感がする」
「予感ですか・・・」
「そう・・・でもね、結構当たるのよ私の予感って」
「ではその予感が当たるとしたら私の研修期間が大幅に短くなるという事ですね」
「そう、そのつもりで当て頂戴ね。ティナ」
「はい、畏まりましたわ、ティナロアお姉さま」
「実年齢はあなたの方が上よね?」
「でもロア様って何というか・・・生きざまというか・・・貫禄ありますよ?老練な感じ」
「ああ・・・思い当たるところあるわ。じゃあお姉さまって呼んでもらいましょうか」
17歳の体に閉じ込められている32歳の人生経験はオーラのように滲み出ているらしい。
ふとティナは前世での自分の人生を振返った。
お世辞にも幸せとは言えない人生だったが、ティナの周りにはありふれた程度の不幸だったという感慨しかない。
鏡の前でカーテシーの練習を繰り返すテラを見ながら、ティナは前世の事を考えた。
ティナはアジア系の私生児として生まれた。
母親は若く美しかったが心は酷く歪んでおり、男に捨てられるたびにティナを呪った。
『お前さえ生まれなければ私はもっと幸せな人生をおくっていたんだ』
母親に髪を摑まれ引き摺り廻されなが罵られた夜の長かった事。
ぶたれた頬を冷やすために外に出たティナを慰めてくれたのは、一つ年上のゼロアだった。
ゼロアはティナが泣き止むまで付き合ってくれた。
『ティナ・・・可哀そうに・・・痛むかい?』
そう言ってティナの頬を摩ってくれた。
「ゼロア・・・ピアノを教えてくれたのも彼だったわね・・・」
ゼロアの家は教会だった。
行き場のないティナに食事を与え、ピアノの弾き方を教えてくれた。
ゼロアの父親は敬虔な神父で、母親は教会に集う信者を家族同様に接する優しい人だった。
ティナはゼロアが好きだった。
彼女にとっての初恋・・・そして苦い思い出だ。
「まあ私も幼かったしね・・・彼の善意を好意と勘違いしたのは私の責任だわ」
ある日ゼロアが痩せた少女を連れて来た。
親に捨てられ飢えて路上で蹲っていたらしい。
ゼロアの家で暮らすようになった少女はみるみるうちに元気と健康を取り戻していった。
その外見から随分年下だと思っていたが、その少女はティナよりひとつ年上で、ゼロアと同い年だった。
付きっきりでその少女の面倒を見るゼロアの姿に、ティナは裏切られたような思いを抱いた。
「ゼロアにとっては私に向けた善意と同じだったのに・・・」
ある日体調を悪くしたティナは早引けをして家に戻った。
ドアの鍵は掛かっていたが、いつものように合鍵で開けた。
奥の部屋で物音がするので何気なく覗いたティナが見たのは、母親と裸で抱き合う神父だった。
獣のような声をあげながら貪るような二人を見たティナはその場で叫んでいた。
ティナの声に驚いた神父は慌てて起き上がり体裁を整えようとしたが、それよりも早く近所の大人たちが様子を見に来てしまった。
その出来事はその日のうちに町中の噂になり、ゼロアと神父の妻を酷く傷つけた。
行為を見られたことより、声を上げて人を呼んだことに腹を立てたティナの母親は
酷い折檻をティナに与えた。
殺されると思ったティナは母親の手を逃れ教会に逃げ込んだ。
「何しに来たんだ・・・この汚らしい女の娘が!」
殴られボロボロになったティナを見たゼロアが発した言葉だった。
傷つき泣いていたゼロアを抱きしめ慰めていた少女がティナの顔を見て笑っていた。
ティナはゼロアの言葉よりその時の少女の歪んだ笑顔に心を引き裂かれた。
そのままティナは教会を飛び出し家にも帰らなかった。
「その時マリアンおばあちゃんに助けられたのよね・・・」
後は場数だろうという事になり、今日から伯爵家に寝泊りすることになった。
騎士達を相手に実践訓練だ。
遠縁の令嬢を一週間ほど預かるという触れ込みで連れてきたが、なかなか卒なくこなしているように見える。
勿論このことは絶対に秘密で、知っているのはビスタとリアだけだ。
「さすがにレディティナロアの遠縁のご令嬢だけあってやはり黒髪なのですね」
朝の訓練を終え昼食をとっている騎士が話しかけてきた。
「ええ、生みの母の遠縁に当たる令嬢ですの。母方の血筋は黒髪が多いのですわ」
「美しい方ですね。お名前を伺っても?」
テラが一瞬怯んだ。
ティナは慌ててフォローした。
「名前もよく似ているのです。このご令嬢はティナといいます。ティナ・ブロウズですわ」
焦ったティナは転生前の自分の名を口にした。
「そうですか。ご親戚で年齢も近く、お名前も似ているという事は仲良しなのでしょうね」
「ええ、幼い頃は・・・母が亡くなってからは行き来も無くて・・・寂しかったですわ」
「ああ、これは・・・失礼しました」
「いいえ、お気になさらず。さあたくさん召し上がってくださいね?」
「ありがとうございます」
ティナは目線でテラに来るように促し、その場を後にした。
ティナの自室に入った二人は大きく息を吐いた。
「危なかったですね・・・ロア様、さすがです。私一人では危なかったですね」
「そうね・・・今日から一週間頑張ってね。騎士たちが不自然に感じるようなら身分の低い没落貴族で立派な教育を受けられなかったとでも言っておけば問題無いと思うわ。それでも切り抜けられないような時は貴族令嬢の最終兵器を繰り出せば良いのよ」
「最終兵器?」
「そう。黙って目を伏せて涙ぐむ!これで黙らない男はいないわ!」
「なるほど・・・」
二人で肩を竦めて笑い合い、今後のスケジュールをすり合わせた。
「今週中には騎士たちは引き上げることになるかもしれないの。でも今のところの予定では今月中は滞在して、来月になったら王都に向かうそうよ」
「早まるかもしれないという事ですか?」
「うん・・・確定ではないけどね。なんというか・・・そんな予感がする」
「予感ですか・・・」
「そう・・・でもね、結構当たるのよ私の予感って」
「ではその予感が当たるとしたら私の研修期間が大幅に短くなるという事ですね」
「そう、そのつもりで当て頂戴ね。ティナ」
「はい、畏まりましたわ、ティナロアお姉さま」
「実年齢はあなたの方が上よね?」
「でもロア様って何というか・・・生きざまというか・・・貫禄ありますよ?老練な感じ」
「ああ・・・思い当たるところあるわ。じゃあお姉さまって呼んでもらいましょうか」
17歳の体に閉じ込められている32歳の人生経験はオーラのように滲み出ているらしい。
ふとティナは前世での自分の人生を振返った。
お世辞にも幸せとは言えない人生だったが、ティナの周りにはありふれた程度の不幸だったという感慨しかない。
鏡の前でカーテシーの練習を繰り返すテラを見ながら、ティナは前世の事を考えた。
ティナはアジア系の私生児として生まれた。
母親は若く美しかったが心は酷く歪んでおり、男に捨てられるたびにティナを呪った。
『お前さえ生まれなければ私はもっと幸せな人生をおくっていたんだ』
母親に髪を摑まれ引き摺り廻されなが罵られた夜の長かった事。
ぶたれた頬を冷やすために外に出たティナを慰めてくれたのは、一つ年上のゼロアだった。
ゼロアはティナが泣き止むまで付き合ってくれた。
『ティナ・・・可哀そうに・・・痛むかい?』
そう言ってティナの頬を摩ってくれた。
「ゼロア・・・ピアノを教えてくれたのも彼だったわね・・・」
ゼロアの家は教会だった。
行き場のないティナに食事を与え、ピアノの弾き方を教えてくれた。
ゼロアの父親は敬虔な神父で、母親は教会に集う信者を家族同様に接する優しい人だった。
ティナはゼロアが好きだった。
彼女にとっての初恋・・・そして苦い思い出だ。
「まあ私も幼かったしね・・・彼の善意を好意と勘違いしたのは私の責任だわ」
ある日ゼロアが痩せた少女を連れて来た。
親に捨てられ飢えて路上で蹲っていたらしい。
ゼロアの家で暮らすようになった少女はみるみるうちに元気と健康を取り戻していった。
その外見から随分年下だと思っていたが、その少女はティナよりひとつ年上で、ゼロアと同い年だった。
付きっきりでその少女の面倒を見るゼロアの姿に、ティナは裏切られたような思いを抱いた。
「ゼロアにとっては私に向けた善意と同じだったのに・・・」
ある日体調を悪くしたティナは早引けをして家に戻った。
ドアの鍵は掛かっていたが、いつものように合鍵で開けた。
奥の部屋で物音がするので何気なく覗いたティナが見たのは、母親と裸で抱き合う神父だった。
獣のような声をあげながら貪るような二人を見たティナはその場で叫んでいた。
ティナの声に驚いた神父は慌てて起き上がり体裁を整えようとしたが、それよりも早く近所の大人たちが様子を見に来てしまった。
その出来事はその日のうちに町中の噂になり、ゼロアと神父の妻を酷く傷つけた。
行為を見られたことより、声を上げて人を呼んだことに腹を立てたティナの母親は
酷い折檻をティナに与えた。
殺されると思ったティナは母親の手を逃れ教会に逃げ込んだ。
「何しに来たんだ・・・この汚らしい女の娘が!」
殴られボロボロになったティナを見たゼロアが発した言葉だった。
傷つき泣いていたゼロアを抱きしめ慰めていた少女がティナの顔を見て笑っていた。
ティナはゼロアの言葉よりその時の少女の歪んだ笑顔に心を引き裂かれた。
そのままティナは教会を飛び出し家にも帰らなかった。
「その時マリアンおばあちゃんに助けられたのよね・・・」
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