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25話 宿屋での会話
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「改めて森の安らぎ亭の女将リカルダです。宿泊でよろしかったでしょうか? お食事はどうされますか?」
「宿泊します。日数はお姉ちゃんと相談かな? それと食事もお願いします。朝と晩で! お昼は外の屋台で食べる予定です」
「お母さん! ちゃんと魔物用の宿舎にシロツノちゃんを案内したよ。痛い! なんで?」
リカルダがディモに宿泊について確認をしていると、アメーリエが勢いよく宿屋に入って報告をしてきた。自慢げに胸を張っているのを見て大きくため息を吐くと、いつものように拳骨を落とす。
怒られる度に拳骨を落とされているはずのアメーリエだったが、あまり自覚がないようで、不思議そうな顔をしながら母親を見上げる。怒られている事を全く理解していていない我が子の表情に再びため息を吐くと、腰に手を当てながら説教を始めた。
「ふー。何度も言わすんじゃないよ! お客様の前では敬語だと言ってるだろ! あんたは先に部屋に行って準備をしてな!」
「わ、分かったわよ。じゃあね。ディモ君! 部屋で待ってるからね!」
「アメーリエ! 本当にあの子は敬語が覚えられないみたいで……。失礼しました。宿泊についてですが二名一部屋に魔物宿舎一頭と、荷馬車の管理で銅貨八〇枚です。朝食と夕食が必要な場合は銅貨二〇枚になります」
リカルダから告げられた宿泊料金を聞いて考える。ディモ基準だと一ヶ月の生活費は銀貨五枚あれば暮らせるレベルであり、いくら二人で食事付きでシロツノを預かってもらえるとは言え一泊銀貨一枚はかなりの大金であった。
「んー。分かりました。取りあえずは一泊でお願いします。連泊するかはお姉ちゃんと相談するので。後は今日の夕食はお姉ちゃんが合流してからでお願いします。また、声掛けますね」
「はい。分かりました。では、前金でお支払い頂きたいのですが大丈夫ですか?」
「えっ? 前金? 良いですよ。珍しいですね」
懐から銀貨一枚を取り出してリカルダに手渡そうとしながら尋ねる。普通は食事はその場で支払い、宿泊費はチェックアウト時に支払うからである。こてんと首を傾げながら問い掛けてきたディモに、リカルダは申し訳なさそうな顔をしながら事情を説明する。
「すいません。ちょっと、込み入った話がありまして、少しでも早くお金が必要で……。あっ! でもお支払いは後の方が良ければ、私どもとしては問題ありません」
「いえ! こちらこそすいません。今の質問は忘れてください」
「ごめんなさいね」
接客を忘れて普通に話している事にすら気付いていないリカルダに、ディモは慌てて手を振ると銀貨一枚を手渡して鍵を受け取った。
「部屋は二階の奥になります。アメーリエが待っていると思いますので」
「分かりました!」
リカルダから部屋の鍵を受け取ったディモは元気よく返事すると階段を勢いよく上がった。
◇□◇□◇□
「ここだよね?」
「待ってたよ! じゃあ、早速説明するね。外に出る時は鍵をかけて私かお母さんに預けてからにしてね。身体を洗うお湯は銅貨五枚が必要だよ。それと朝ご飯は九時までに食べに来てね。その他に質問はある?」
「大丈夫! じゃあ、お姉ちゃんが宿に来る前に買い物に行こうよ」
怒濤の勢いの説明を聞いて問題ない事を伝えた後に、ディモは買い物に行く事を提案する。アメーリエも異存はないようで、笑顔で頷くと先に階段を降りていった。
「お母さーん! お客様と一緒に買い物に行ってくるね。食料品を紹介して欲しいとお願いされたから仕方ないよね?」
「敬語を忘れたら駄目だよ! それと、お客様を案内するんだから粗相のないようにね!」
「大丈夫だよ。ちゃんとするから! ビックリすると思うよ! 街の名物だしね」
階段を降りながら母娘の会話を聞いたディモがクスクスと笑いながら降りてきた。アメーリエは楽しそうにしており、リカルダは呆れた表情でため息を吐きながらも注意をしていた。階段を降りてきた事に気付いた二人は慌てたように身だしなみを整えると声をかけてきた。
「では、娘のアメーリエに食料品店への道を案内させます。なにかありましたら、私に言ってくださいね」
「大丈夫だよ! ねえ。ディモ様! さっそく行きましょう。なんか弟みたいで可愛い」
「なにか言った?」
「なんでもありませんよ! さあ、出発ですわよ!」
小さな声で呟いた内容が聞こえなかったディモが問い掛けたが、アメーリエは大きく手を振って誤魔化すと食料品店に向かうのだった。
◇□◇□◇□
「ここがお店?」
「そうだよ! 街で一番のお店だよ」
ぱっと見は古ぼけた洋館のような佇まいにディモが首を傾げながら横を向くと、そこには大きく胸を張って力強く頷いているアメーリエの姿があった。まだ混乱している様子を見て笑いながら扉を開く。恐る恐る中に入ったディモの目に映ったのは、広大な商品が並べられているスーパーマーケットのような場所であった。
「えっ? 広い! なんで?」
「ふふーん。ビックリしたでしょ! ここは昔の魔道士が作った屋敷で、部屋を拡張する魔法が掛けてあるんだって。こっちがディモ君が求めている調味料が並んでいる棚だよ」
「本当! 行こうよ!」
嬉しそうにして棚に向かうディモを後ろから微笑ましそうに眺めながら、アメーリエも付いていった。その棚は岩塩や、胡椒などの香辛料系だけでなく砂糖やハーブも種類多く取りそろえられていた。
「おぉぉぉ! これだけあれば次の街まで色々と作れるな。お母さんが作ったレシピ本の料理にも挑戦出来そう! 取りあえずお姉ちゃんから預かっている僕用のお財布にはいくら入っているんだろう?」
先ほど宿代を支払った共有財布とは別の、ヘレーナが用意したディモ専用財布を取り出す。ディモをイメージして作ったであろう財布は、がま口のウサギ型をしており、誰が見ても子供用であった。
「この財布が子供用なのが気になるけど……。えっ?」
ディモが財布から硬貨を取り出すと、そこから金貨が一〇枚ほど転がり出てくるのだった。
「宿泊します。日数はお姉ちゃんと相談かな? それと食事もお願いします。朝と晩で! お昼は外の屋台で食べる予定です」
「お母さん! ちゃんと魔物用の宿舎にシロツノちゃんを案内したよ。痛い! なんで?」
リカルダがディモに宿泊について確認をしていると、アメーリエが勢いよく宿屋に入って報告をしてきた。自慢げに胸を張っているのを見て大きくため息を吐くと、いつものように拳骨を落とす。
怒られる度に拳骨を落とされているはずのアメーリエだったが、あまり自覚がないようで、不思議そうな顔をしながら母親を見上げる。怒られている事を全く理解していていない我が子の表情に再びため息を吐くと、腰に手を当てながら説教を始めた。
「ふー。何度も言わすんじゃないよ! お客様の前では敬語だと言ってるだろ! あんたは先に部屋に行って準備をしてな!」
「わ、分かったわよ。じゃあね。ディモ君! 部屋で待ってるからね!」
「アメーリエ! 本当にあの子は敬語が覚えられないみたいで……。失礼しました。宿泊についてですが二名一部屋に魔物宿舎一頭と、荷馬車の管理で銅貨八〇枚です。朝食と夕食が必要な場合は銅貨二〇枚になります」
リカルダから告げられた宿泊料金を聞いて考える。ディモ基準だと一ヶ月の生活費は銀貨五枚あれば暮らせるレベルであり、いくら二人で食事付きでシロツノを預かってもらえるとは言え一泊銀貨一枚はかなりの大金であった。
「んー。分かりました。取りあえずは一泊でお願いします。連泊するかはお姉ちゃんと相談するので。後は今日の夕食はお姉ちゃんが合流してからでお願いします。また、声掛けますね」
「はい。分かりました。では、前金でお支払い頂きたいのですが大丈夫ですか?」
「えっ? 前金? 良いですよ。珍しいですね」
懐から銀貨一枚を取り出してリカルダに手渡そうとしながら尋ねる。普通は食事はその場で支払い、宿泊費はチェックアウト時に支払うからである。こてんと首を傾げながら問い掛けてきたディモに、リカルダは申し訳なさそうな顔をしながら事情を説明する。
「すいません。ちょっと、込み入った話がありまして、少しでも早くお金が必要で……。あっ! でもお支払いは後の方が良ければ、私どもとしては問題ありません」
「いえ! こちらこそすいません。今の質問は忘れてください」
「ごめんなさいね」
接客を忘れて普通に話している事にすら気付いていないリカルダに、ディモは慌てて手を振ると銀貨一枚を手渡して鍵を受け取った。
「部屋は二階の奥になります。アメーリエが待っていると思いますので」
「分かりました!」
リカルダから部屋の鍵を受け取ったディモは元気よく返事すると階段を勢いよく上がった。
◇□◇□◇□
「ここだよね?」
「待ってたよ! じゃあ、早速説明するね。外に出る時は鍵をかけて私かお母さんに預けてからにしてね。身体を洗うお湯は銅貨五枚が必要だよ。それと朝ご飯は九時までに食べに来てね。その他に質問はある?」
「大丈夫! じゃあ、お姉ちゃんが宿に来る前に買い物に行こうよ」
怒濤の勢いの説明を聞いて問題ない事を伝えた後に、ディモは買い物に行く事を提案する。アメーリエも異存はないようで、笑顔で頷くと先に階段を降りていった。
「お母さーん! お客様と一緒に買い物に行ってくるね。食料品を紹介して欲しいとお願いされたから仕方ないよね?」
「敬語を忘れたら駄目だよ! それと、お客様を案内するんだから粗相のないようにね!」
「大丈夫だよ。ちゃんとするから! ビックリすると思うよ! 街の名物だしね」
階段を降りながら母娘の会話を聞いたディモがクスクスと笑いながら降りてきた。アメーリエは楽しそうにしており、リカルダは呆れた表情でため息を吐きながらも注意をしていた。階段を降りてきた事に気付いた二人は慌てたように身だしなみを整えると声をかけてきた。
「では、娘のアメーリエに食料品店への道を案内させます。なにかありましたら、私に言ってくださいね」
「大丈夫だよ! ねえ。ディモ様! さっそく行きましょう。なんか弟みたいで可愛い」
「なにか言った?」
「なんでもありませんよ! さあ、出発ですわよ!」
小さな声で呟いた内容が聞こえなかったディモが問い掛けたが、アメーリエは大きく手を振って誤魔化すと食料品店に向かうのだった。
◇□◇□◇□
「ここがお店?」
「そうだよ! 街で一番のお店だよ」
ぱっと見は古ぼけた洋館のような佇まいにディモが首を傾げながら横を向くと、そこには大きく胸を張って力強く頷いているアメーリエの姿があった。まだ混乱している様子を見て笑いながら扉を開く。恐る恐る中に入ったディモの目に映ったのは、広大な商品が並べられているスーパーマーケットのような場所であった。
「えっ? 広い! なんで?」
「ふふーん。ビックリしたでしょ! ここは昔の魔道士が作った屋敷で、部屋を拡張する魔法が掛けてあるんだって。こっちがディモ君が求めている調味料が並んでいる棚だよ」
「本当! 行こうよ!」
嬉しそうにして棚に向かうディモを後ろから微笑ましそうに眺めながら、アメーリエも付いていった。その棚は岩塩や、胡椒などの香辛料系だけでなく砂糖やハーブも種類多く取りそろえられていた。
「おぉぉぉ! これだけあれば次の街まで色々と作れるな。お母さんが作ったレシピ本の料理にも挑戦出来そう! 取りあえずお姉ちゃんから預かっている僕用のお財布にはいくら入っているんだろう?」
先ほど宿代を支払った共有財布とは別の、ヘレーナが用意したディモ専用財布を取り出す。ディモをイメージして作ったであろう財布は、がま口のウサギ型をしており、誰が見ても子供用であった。
「この財布が子供用なのが気になるけど……。えっ?」
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