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最終話+エピローグ【そして最強の運び屋へ】
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「無事に君のお父さんに報告出来て良かったよ。
これで心配なく各地を回る事ができる」
僕はそう言ってノエルを見ると彼女は顔を真っ赤にしながらうつむいている。
「どうかした?
もしかして緊張が一気に解けて今頃震えが来たのか?」
僕の言葉にノエルは首を振り先ほどマグラーレが言った言葉を繰り返した。
「『教会に行って婚姻の儀式をあげてくるように』って言われましたよね?
お父様に認めてもらえた事もですが実際に式をあげることが目の前にあると本当なのかなって」
「まあ、そうかもしれない。
僕もまだ婚約者として認めてくれただけだと思っていたからね。
でも、これからの事を考えるといいタイミングなのかもしれない。
やっぱり婚約者よりも妻として横に居てくれたほうが仕事もやりやすいし僕も嬉しいからね」
僕はノエルにそう告げると彼女の手をとり笑いかける。
「ならば、これから行ってみようか?」
「えっ?」
「決めたのならば早い方がいいだろ?」
僕は彼女の手を握ったまま教会へと歩いて行く。
「――すみません。
いきなりで申し訳ないのですがこれから婚姻の儀式をお願いしてもいいですか?」
教会に着いた僕は入口にいた教会の関係者にそう告げると「ミナト様とノエル様ですね? 話は伺っております。こちらへどうぞ」と言って祭壇の間へと迎え入れてくれた。
「もしかしてお父様が連絡をいれてくれたのでしょうか?」
「おそらくそうだろうね。
話が早くて助かるよ、感謝しないといけないな」
僕はそう言って心の中でマグラーレに感謝の言葉を言ってから祭壇の前にノエルと共に向かい合う。
「お急ぎだと聞いておりますので、わたくし牧師のアムラが誓いの儀式を取り仕切らせて頂きます」
そう言ってアムラはこの世界の一般的な婚姻の儀式の言葉を流暢に唱え始めた。
「――でありますので、この世界の女神にふたりの門出を見守るように――」
長い誓いの言葉の最後にアムラは僕たちに誓いの行為を促した。
「――では、誓いのキスを」
その言葉を聞いた僕がノエルの顔を覗き込むと彼女は目に涙を浮かべながらその時を待っていた。
「一生涯大切に守り抜く事を誓うよ」
僕はノエルにそう呟くとそっと唇を重ねた。
あの悪夢の時の口づけとは違う喜びの瞬間だった。
「――これで、はれておふたりは夫婦となりました。
これからは力を合わせて――」
アムラの言葉はまだ続いていたが幸せを噛み締めていた僕の耳にはほとんど届いていなかった。
* * *
「――無事に婚姻の儀式も済ませたようだな。
それで、これから何処へ向かうつもりだ?」
翌日の朝、マグラーレにそう問われたので僕は考えていた事を告げる。
「先ずはアランガスタへ向かい、その後は北の国へも行ってみたいと考えています」
「そうか、北となるとノースダリアの国か。
あそこは険しい山岳地帯が多くあるために流通が滞っている国でもあるから君のスキルは重宝されるだろう。
だが、あくまでも君は娘の婿でありマグラーレ商会の関係者でもあるのだからたまには帰ってくるのだぞ」
「はい。分かっています。
あくまで僕たちはこの世界の国々を商売を通じて巡る旅をするだけですので他国に拠点を置いて活動するつもりはありません。
ですので他国で仕入れた珍しい商品を持ってまた帰ってきます」
「では、お父様もお元気で」
僕とノエルはそう言って王都からアランガスタへ向けて馬車を出発させた。
* * *
数週間後、僕たちの馬車は無事にアランガスタへと入り王都を経由して目的地であるノースダリア国へと馬車を進ませる。
国境の門では門兵がノースダリアへ向かうという僕たちの馬車の心配をしてくれ無償で地図を提供してくれた。
「さあ、いよいよ新たな地に入ることになるが準備はいいかい?」
「あなたと一緒ならばたとえそこがダンジョンでも心配していないわ。
私たちの商売はそこに品物を届けて欲しい人が居ればどこにだって運んでみせる。
それが出来るのは世界中を探してもあなた一人だもの」
ノエルはそう言って僕に最高の笑顔を見せてくれた。
************
エピローグ
「――それで次はどこに運んだら良いんだ?」
ノースダリアの王都ギルドで僕は仕事の内容を確認していた。
「メメの村に物資を運んで貰いたいのですが最近あの辺りでは盗賊の出没報告があるのです。
おかげでどの商人も引き受けてくれなくて……」
「仕方ないですね。
その代わり手数料は高いですよ」
「それは上の了承を得ていますから問題ありませんので宜しくお願いします」
あれから僕たちはノースダリアの王都ギルドに仮の拠点を構え、カード収納スキル持ちの後進の指導を兼ねながら荷運びの依頼を受けている。
僕のスキルで一度に運べる荷物の量は無制限となったので今日もいつもの小さな馬車1台を操って依頼された村へと馬車を走らせる。
王都を出て、村までちょうど半分のあたりで話のあった盗賊らしき集団と出くわす。
「こんな場所を護衛もつけずに馬車を走らせるなんて俺たちに襲ってくれといっているも同然だぜ!」
盗賊の頭の中は皆同じらしく代わりばえのしないセリフを吐いて馬車を取り囲む男たち。
「金になる奴らがまだこんなにも居るんだな」
「はぁ!?
一体何を言っている……」
「超カード収納」
僕は親玉を除いて姿を見せた盗賊たちを次々とカード化していく。
「お、お前はまさか!?
最近、同業者が次々と捕まったという話は聞いていたが全部お前の仕業かぁ!?」
「ああ、そんな事もあったな。
まあ、ここで盗賊なんてやられたら皆の迷惑になるからしっかりと心を入れ替えて強制労働に励んでくれたらいいよ」
「ちくしょう!」
盗賊の男はそう叫びながら何も抵抗出来ずにカード化されてしまう。
「これで、このあたりで悪さする奴らはだいたい捕まえたかな。
じゃあ、依頼の荷物をさっさと届けてしまおうか」
「そうですね。
明日は臨時収入も入りそうなのでちょっと良い食材を買ってお祝いにしましょう」
ノエルも初めのうちはびくびくしていたが僕との旅も慣れたようでいつも笑顔でいてくれる。
その後、無事に荷物の配達を済ませた僕たちは王都のギルドでいつものように捕まえた盗賊の引き渡しを行った。
「相変わらず見事な手腕ですね。
こちらが荷物配達の報酬でこっちの方は盗賊の捕縛報酬となります」
ギルドの受付嬢は笑顔で報酬をカウンターに置いたその時、彼女の後ろから声がかかる。
「よう、相変わらずやってくれてるようだな『最強の運び屋』のおふたりさん」
そこに現れたのは王都ギルドのギルドマスターだった。
「ははは。
そう言ってくれるのは嬉しいですが僕たちの屋号はノエル運送商会ですよ」
「まあ、そうなんだがここに居るギルドの皆はお前達の事は二つ名で呼んでいるぞ。
いっそのこと屋号を変えたらどうだ?」
「やめてくださいよ。
僕は妻の事が一番大切なんですから屋号の変更はしませんよ」
「ははは。
まあ、分かってて言っただけだ気を悪くするな。
それよりも次の依頼があるんだが……」
「まあ、報酬次第ってところですが依頼されれば何処にだって運んでみせますよ。
なんたって僕たちは『最強の運び屋』ですからね」
そう言って皆で声をあげて笑いあった。
― 完 ―
これで心配なく各地を回る事ができる」
僕はそう言ってノエルを見ると彼女は顔を真っ赤にしながらうつむいている。
「どうかした?
もしかして緊張が一気に解けて今頃震えが来たのか?」
僕の言葉にノエルは首を振り先ほどマグラーレが言った言葉を繰り返した。
「『教会に行って婚姻の儀式をあげてくるように』って言われましたよね?
お父様に認めてもらえた事もですが実際に式をあげることが目の前にあると本当なのかなって」
「まあ、そうかもしれない。
僕もまだ婚約者として認めてくれただけだと思っていたからね。
でも、これからの事を考えるといいタイミングなのかもしれない。
やっぱり婚約者よりも妻として横に居てくれたほうが仕事もやりやすいし僕も嬉しいからね」
僕はノエルにそう告げると彼女の手をとり笑いかける。
「ならば、これから行ってみようか?」
「えっ?」
「決めたのならば早い方がいいだろ?」
僕は彼女の手を握ったまま教会へと歩いて行く。
「――すみません。
いきなりで申し訳ないのですがこれから婚姻の儀式をお願いしてもいいですか?」
教会に着いた僕は入口にいた教会の関係者にそう告げると「ミナト様とノエル様ですね? 話は伺っております。こちらへどうぞ」と言って祭壇の間へと迎え入れてくれた。
「もしかしてお父様が連絡をいれてくれたのでしょうか?」
「おそらくそうだろうね。
話が早くて助かるよ、感謝しないといけないな」
僕はそう言って心の中でマグラーレに感謝の言葉を言ってから祭壇の前にノエルと共に向かい合う。
「お急ぎだと聞いておりますので、わたくし牧師のアムラが誓いの儀式を取り仕切らせて頂きます」
そう言ってアムラはこの世界の一般的な婚姻の儀式の言葉を流暢に唱え始めた。
「――でありますので、この世界の女神にふたりの門出を見守るように――」
長い誓いの言葉の最後にアムラは僕たちに誓いの行為を促した。
「――では、誓いのキスを」
その言葉を聞いた僕がノエルの顔を覗き込むと彼女は目に涙を浮かべながらその時を待っていた。
「一生涯大切に守り抜く事を誓うよ」
僕はノエルにそう呟くとそっと唇を重ねた。
あの悪夢の時の口づけとは違う喜びの瞬間だった。
「――これで、はれておふたりは夫婦となりました。
これからは力を合わせて――」
アムラの言葉はまだ続いていたが幸せを噛み締めていた僕の耳にはほとんど届いていなかった。
* * *
「――無事に婚姻の儀式も済ませたようだな。
それで、これから何処へ向かうつもりだ?」
翌日の朝、マグラーレにそう問われたので僕は考えていた事を告げる。
「先ずはアランガスタへ向かい、その後は北の国へも行ってみたいと考えています」
「そうか、北となるとノースダリアの国か。
あそこは険しい山岳地帯が多くあるために流通が滞っている国でもあるから君のスキルは重宝されるだろう。
だが、あくまでも君は娘の婿でありマグラーレ商会の関係者でもあるのだからたまには帰ってくるのだぞ」
「はい。分かっています。
あくまで僕たちはこの世界の国々を商売を通じて巡る旅をするだけですので他国に拠点を置いて活動するつもりはありません。
ですので他国で仕入れた珍しい商品を持ってまた帰ってきます」
「では、お父様もお元気で」
僕とノエルはそう言って王都からアランガスタへ向けて馬車を出発させた。
* * *
数週間後、僕たちの馬車は無事にアランガスタへと入り王都を経由して目的地であるノースダリア国へと馬車を進ませる。
国境の門では門兵がノースダリアへ向かうという僕たちの馬車の心配をしてくれ無償で地図を提供してくれた。
「さあ、いよいよ新たな地に入ることになるが準備はいいかい?」
「あなたと一緒ならばたとえそこがダンジョンでも心配していないわ。
私たちの商売はそこに品物を届けて欲しい人が居ればどこにだって運んでみせる。
それが出来るのは世界中を探してもあなた一人だもの」
ノエルはそう言って僕に最高の笑顔を見せてくれた。
************
エピローグ
「――それで次はどこに運んだら良いんだ?」
ノースダリアの王都ギルドで僕は仕事の内容を確認していた。
「メメの村に物資を運んで貰いたいのですが最近あの辺りでは盗賊の出没報告があるのです。
おかげでどの商人も引き受けてくれなくて……」
「仕方ないですね。
その代わり手数料は高いですよ」
「それは上の了承を得ていますから問題ありませんので宜しくお願いします」
あれから僕たちはノースダリアの王都ギルドに仮の拠点を構え、カード収納スキル持ちの後進の指導を兼ねながら荷運びの依頼を受けている。
僕のスキルで一度に運べる荷物の量は無制限となったので今日もいつもの小さな馬車1台を操って依頼された村へと馬車を走らせる。
王都を出て、村までちょうど半分のあたりで話のあった盗賊らしき集団と出くわす。
「こんな場所を護衛もつけずに馬車を走らせるなんて俺たちに襲ってくれといっているも同然だぜ!」
盗賊の頭の中は皆同じらしく代わりばえのしないセリフを吐いて馬車を取り囲む男たち。
「金になる奴らがまだこんなにも居るんだな」
「はぁ!?
一体何を言っている……」
「超カード収納」
僕は親玉を除いて姿を見せた盗賊たちを次々とカード化していく。
「お、お前はまさか!?
最近、同業者が次々と捕まったという話は聞いていたが全部お前の仕業かぁ!?」
「ああ、そんな事もあったな。
まあ、ここで盗賊なんてやられたら皆の迷惑になるからしっかりと心を入れ替えて強制労働に励んでくれたらいいよ」
「ちくしょう!」
盗賊の男はそう叫びながら何も抵抗出来ずにカード化されてしまう。
「これで、このあたりで悪さする奴らはだいたい捕まえたかな。
じゃあ、依頼の荷物をさっさと届けてしまおうか」
「そうですね。
明日は臨時収入も入りそうなのでちょっと良い食材を買ってお祝いにしましょう」
ノエルも初めのうちはびくびくしていたが僕との旅も慣れたようでいつも笑顔でいてくれる。
その後、無事に荷物の配達を済ませた僕たちは王都のギルドでいつものように捕まえた盗賊の引き渡しを行った。
「相変わらず見事な手腕ですね。
こちらが荷物配達の報酬でこっちの方は盗賊の捕縛報酬となります」
ギルドの受付嬢は笑顔で報酬をカウンターに置いたその時、彼女の後ろから声がかかる。
「よう、相変わらずやってくれてるようだな『最強の運び屋』のおふたりさん」
そこに現れたのは王都ギルドのギルドマスターだった。
「ははは。
そう言ってくれるのは嬉しいですが僕たちの屋号はノエル運送商会ですよ」
「まあ、そうなんだがここに居るギルドの皆はお前達の事は二つ名で呼んでいるぞ。
いっそのこと屋号を変えたらどうだ?」
「やめてくださいよ。
僕は妻の事が一番大切なんですから屋号の変更はしませんよ」
「ははは。
まあ、分かってて言っただけだ気を悪くするな。
それよりも次の依頼があるんだが……」
「まあ、報酬次第ってところですが依頼されれば何処にだって運んでみせますよ。
なんたって僕たちは『最強の運び屋』ですからね」
そう言って皆で声をあげて笑いあった。
― 完 ―
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