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第198話【ロギナスの復興後に思うこと】
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次の日の朝、僕たちはギルドへ顔を出してギルドマスターから正式な依頼として町の復興補助を依頼された。
主な仕事は崩れた建物の除去やバラバラになった品物の整理などカード化を使えば楽にこなせるものばかりだったが町の人たちからは感謝の言葉ばから貰うことになる。
「おう、ミナト頑張ってるか?
昨日はバラバラになった商品の片付け手伝いありがとよ。
そういえば裏のばーさんが寝室のドアが歪んで開かないとか言ってたぞ。
悪いが見てやってくれないか?」
「ああ、分かった。
丁度昼だから飯食ったら覗いてみるよ」
「ノエルちゃんもありがとな。
店で取り扱っていた商品を困っている人たちに無償で配っていたろ?
あれ、親父さんに叱られるんじゃないか?」
「心配は無用です。
あれらの商品は今回の地神で破損したとされるものですので商売上では破棄にあたりますから経費あつかいで損切りを計上しますので大丈夫ですわ」
「よくわからねぇけどアンタが大丈夫と言うのなら間違いは無いだろう。
とにかくありがとよ」
今日の依頼をこなしている間に何度もそういった声をかけられる日々が続き、一月も立ったころには依頼がめっきり減ってきていた。
「そろそろ僕たちの手伝いも頃合いかな」
「そうですね。
お店の方も片付いていますので商品さえ納入出来ればすぐにでも再開することが出来るでしょう」
ノエルの言葉に頷いた僕は前から思っていたことを彼女に告げる。
「ならば一度ギルドマスターに話を通してからノエルのお父さんに会いに行く予定をたてようか」
「そうですね。
一応、父には手紙は出していますので大丈夫だとは思います」
「なら、今からギルドマスターへ挨拶に行くとしようか」
僕はノエルが頷くのを見てふたりでギルドへと向かった。
* * *
「ミナトさん、お待ちしておりました。
ギルドマスターがお呼びですので執務室までお進みください」
僕たちがギルドに入るとすぐにサーシャが気がついて側に付き、そう言ってギルドマスターの執務室へと案内をしてくれた。
――コンコン
「ミナト様をお連れしました」
「おう、入っていいぞ」
中からギルドマスターの声がかかりサーシャはドアを開けて僕たちを招き入れた。
「お疲れ様だったな。
ようやく町の中も落ち着いてきたようでギルドへの依頼も復興に向けたものじゃなくて通常のものが増えてきているよ」
ザッハは僕の顔を見るなりそんな事を言い出した。
「どうぞ、こちらに」
サーシャが僕たちを執務机の前にあるソファへと促すと飲み物の準備を始める。
「俺が今日呼んだのはこの一ヶ月に及ぶ町の復興依頼に対する報酬の話だったんだがその顔からするとまた町を出るつもりなんだな。
復興に目処がたったら頼みたい依頼もあったんだが」
「すみません。
ノエルとふたりで話し合って決めたんです」
「ああ、ふたりの正式な結婚もまだだったな。
その件か?」
「もちろんそれもありますがその後の事も色々と考えていますので」
「ロギナスに定住するつもりはない……か」
「はい。
と、いうか今の時点では何処かの町に定住するつもりはありません」
「どういう事だ?」
「今の僕のスキルを有効に使えて皆に喜んで貰う仕事としたら行商が一番かと思っています。
ノエルが商人の資格も持っていますし、僕が荷物の運搬及び護衛として旅が出来れば楽しいと思います。
それに、隣国へ出ていた時にも感じていましたがそれぞれの国や町で出会う人たちとの交流は何にも代えがたいものであると思えたのです」
僕はそこまで話すとノエルの方を一度見てからザッハに向き直り話を続けた。
「この町の人たちには本当にお世話になったと思っています。
ですが、ギルド便を管理する人材も育ってきてますので今後も技術を腐らせないように教育に力を入れてもらえると僕のやったことが無駄ではなかったと胸を張れますよ」
僕の話がひととおり終わったのを見計らってノエルも挨拶をする。
「私は父の命令でこの町の小さな雑貨屋を営んできましたがミナトさんと出会って様々な経験をさせてもらいました。
ギルドにも雑貨屋として商品を卸させてもらったり必要な物の調達や輸送護衛などでお世話になりました。
この場をかりてお礼を致します」
「ノエル君も色々と大変な事に巻き込まれたがミナトと共に良く町の復興に尽力してくれた。
ギルドマスターとしてお礼を言いたい。
それで、ミナトが町を出るならば当然ノエル君も一緒だと思うが、雑貨屋はどうするつもりだ?」
「お店に関しては片付けは全て終わっていますので新たな商品とそれを管理する人材があればすぐにでも開ける事が出来ますので父と相談をして商品の手配と私に代わる人材を派遣してもらえるようにお願いをするつもりです」
「そうか、それは良かった。
やはりあの雑貨屋を利用する町の人も多く居たから復興が進んだ今はそういったところも必要だからな。
人材については地元も者が必要ならばギルドに相談してくれ、ギルドとして協力出来る事は協力すると約束しよう」
「ありがとうございます」
ノエルはそう言うと優しく微笑む。
「――それで、出発はいつにするんだ?」
ザッハの問に僕が答える。
「明日にでもお世話になった人たちに話をして明後日にも王都に向けて出発しようと思っているよ」
「そうか、急な話だが仕方ない。
ギルドは人をその地に縛り付けるものではないからな。
まあ、時々は戻ってきて依頼を受けてくれると助かるがな」
「そうさせてもらうよ。僕にとってはロギナスは紛れもなく故郷と言える町だからね」
僕はそう言うとザッハと握手をしてからギルドを後にした。
主な仕事は崩れた建物の除去やバラバラになった品物の整理などカード化を使えば楽にこなせるものばかりだったが町の人たちからは感謝の言葉ばから貰うことになる。
「おう、ミナト頑張ってるか?
昨日はバラバラになった商品の片付け手伝いありがとよ。
そういえば裏のばーさんが寝室のドアが歪んで開かないとか言ってたぞ。
悪いが見てやってくれないか?」
「ああ、分かった。
丁度昼だから飯食ったら覗いてみるよ」
「ノエルちゃんもありがとな。
店で取り扱っていた商品を困っている人たちに無償で配っていたろ?
あれ、親父さんに叱られるんじゃないか?」
「心配は無用です。
あれらの商品は今回の地神で破損したとされるものですので商売上では破棄にあたりますから経費あつかいで損切りを計上しますので大丈夫ですわ」
「よくわからねぇけどアンタが大丈夫と言うのなら間違いは無いだろう。
とにかくありがとよ」
今日の依頼をこなしている間に何度もそういった声をかけられる日々が続き、一月も立ったころには依頼がめっきり減ってきていた。
「そろそろ僕たちの手伝いも頃合いかな」
「そうですね。
お店の方も片付いていますので商品さえ納入出来ればすぐにでも再開することが出来るでしょう」
ノエルの言葉に頷いた僕は前から思っていたことを彼女に告げる。
「ならば一度ギルドマスターに話を通してからノエルのお父さんに会いに行く予定をたてようか」
「そうですね。
一応、父には手紙は出していますので大丈夫だとは思います」
「なら、今からギルドマスターへ挨拶に行くとしようか」
僕はノエルが頷くのを見てふたりでギルドへと向かった。
* * *
「ミナトさん、お待ちしておりました。
ギルドマスターがお呼びですので執務室までお進みください」
僕たちがギルドに入るとすぐにサーシャが気がついて側に付き、そう言ってギルドマスターの執務室へと案内をしてくれた。
――コンコン
「ミナト様をお連れしました」
「おう、入っていいぞ」
中からギルドマスターの声がかかりサーシャはドアを開けて僕たちを招き入れた。
「お疲れ様だったな。
ようやく町の中も落ち着いてきたようでギルドへの依頼も復興に向けたものじゃなくて通常のものが増えてきているよ」
ザッハは僕の顔を見るなりそんな事を言い出した。
「どうぞ、こちらに」
サーシャが僕たちを執務机の前にあるソファへと促すと飲み物の準備を始める。
「俺が今日呼んだのはこの一ヶ月に及ぶ町の復興依頼に対する報酬の話だったんだがその顔からするとまた町を出るつもりなんだな。
復興に目処がたったら頼みたい依頼もあったんだが」
「すみません。
ノエルとふたりで話し合って決めたんです」
「ああ、ふたりの正式な結婚もまだだったな。
その件か?」
「もちろんそれもありますがその後の事も色々と考えていますので」
「ロギナスに定住するつもりはない……か」
「はい。
と、いうか今の時点では何処かの町に定住するつもりはありません」
「どういう事だ?」
「今の僕のスキルを有効に使えて皆に喜んで貰う仕事としたら行商が一番かと思っています。
ノエルが商人の資格も持っていますし、僕が荷物の運搬及び護衛として旅が出来れば楽しいと思います。
それに、隣国へ出ていた時にも感じていましたがそれぞれの国や町で出会う人たちとの交流は何にも代えがたいものであると思えたのです」
僕はそこまで話すとノエルの方を一度見てからザッハに向き直り話を続けた。
「この町の人たちには本当にお世話になったと思っています。
ですが、ギルド便を管理する人材も育ってきてますので今後も技術を腐らせないように教育に力を入れてもらえると僕のやったことが無駄ではなかったと胸を張れますよ」
僕の話がひととおり終わったのを見計らってノエルも挨拶をする。
「私は父の命令でこの町の小さな雑貨屋を営んできましたがミナトさんと出会って様々な経験をさせてもらいました。
ギルドにも雑貨屋として商品を卸させてもらったり必要な物の調達や輸送護衛などでお世話になりました。
この場をかりてお礼を致します」
「ノエル君も色々と大変な事に巻き込まれたがミナトと共に良く町の復興に尽力してくれた。
ギルドマスターとしてお礼を言いたい。
それで、ミナトが町を出るならば当然ノエル君も一緒だと思うが、雑貨屋はどうするつもりだ?」
「お店に関しては片付けは全て終わっていますので新たな商品とそれを管理する人材があればすぐにでも開ける事が出来ますので父と相談をして商品の手配と私に代わる人材を派遣してもらえるようにお願いをするつもりです」
「そうか、それは良かった。
やはりあの雑貨屋を利用する町の人も多く居たから復興が進んだ今はそういったところも必要だからな。
人材については地元も者が必要ならばギルドに相談してくれ、ギルドとして協力出来る事は協力すると約束しよう」
「ありがとうございます」
ノエルはそう言うと優しく微笑む。
「――それで、出発はいつにするんだ?」
ザッハの問に僕が答える。
「明日にでもお世話になった人たちに話をして明後日にも王都に向けて出発しようと思っているよ」
「そうか、急な話だが仕方ない。
ギルドは人をその地に縛り付けるものではないからな。
まあ、時々は戻ってきて依頼を受けてくれると助かるがな」
「そうさせてもらうよ。僕にとってはロギナスは紛れもなく故郷と言える町だからね」
僕はそう言うとザッハと握手をしてからギルドを後にした。
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