157 / 201
第157話【ベリルの村】
しおりを挟む
「見えてきました。
あそこが今日の目的地であるベリルの村です」
御者台から前を見据えながらトトルがそう教えてくれる。
村というだけあって街のような立派な外壁もなく簡素な板張りの柵で囲ってあるだけのいかにも獣が侵入することを防いでいる程度にしかならないように見える。
「今まで領都や王都を見てきたからずいぶんと外観からして簡素に見えますね。
早く中も見てみたいです」
「ははは、特に見るものは無いかもしれませんよ?」
「そうかもしれませんが、新しい街や村に行くのはやはり何かしら期待してしまいますよ」
僕はそう言って側に座っていたノエルの手をとって慎重に立たせて前方を向かせた。
「――そこで止まれ。
その紋章からしてロロシエル商会の商隊に間違いないだろうが念のために確認をさせてもらう」
ベリルの村入口では見張りの者が近づく馬車隊に停止と確認を求める。
「ロロシエル商会の筆頭御者トトルです。
アランガスタ王都から戻る途中に寄らせて頂きました」
トトルは自らを名乗り商隊の証を見張りの者に提示した。
「む、確かに。
ベリルには商売で来たのか?」
「いえ、今回はマーグ経由だった予定をベリル経由に変更しただけですので大きな商売は予定しておりません。
ですが、せっかく立ち寄らせて頂きましたので村の雑貨店等に卸せるものがあればとは思っております」
「そうか。
とりあえず入村を許可するから中央広場に移動してもらえるか?」
「ありがとうございます。
では馬車を村へ入れさせてもらいます」
トトルは笑顔でそう答えると他の御者たちに移動の指示を出してからゆっくりと馬車を村の中央広場へと進めて行った。
「私は村長に広場の使用許可と雑貨店との商談の話をしてくるので暫く待機していてくれ。
大掛かりなことをしなければお茶を飲むなどは問題ないですので」
トトルはそう皆に指示を出すと近くの大きな家に向って歩いて行った。
「僕たちも後で雑貨店を覗いてみるとしようか。
今回は持ち込みの申請をしなかったから僕たちの商品を売るわけにはいかないけれど買う分には問題はないと思うよ。
もっともこの村にそんな特徴のある品物があるかどうか分からないけれどね」
僕はノエルにそう話をしながらカード化された紅茶(淹れたて)を開放してノエルと一緒に並んで座りながら飲みながらトトルを待った。
「――お待たせしました。
広場を使う許可が出ましたので野営の準備にはいってください。
私はこの後で雑貨店に顔を出してみるつもりですがもしかするとミナト殿にカード化してもらっている商品の一部を卸すことになるかもしれませんので面倒でしょうが同行をお願い出来ますか?」
どちらにしても後で覗こうと思っていた雑貨店に連れて行ってくれるというので僕はふたつ返事で了承した。
「ここがこの村で唯一の商店になります。
基本的に取り扱っているのは村人の食料品関係と日用雑貨が中心になりますので残念ながら珍しい品物は期待出来ないでしょう」
トトルは僕たちが何を期待しているか分かっていて先にそう伝えるところが優秀たるところだった。
「なるほど、では過度の期待はしないようにしておきますね」
期待していった場合、何も無かったときの落胆が相手に伝わるかもしれないとの配慮だったようで商人の基本として相手にこちらの過度な感情が伝わらないようにとのことだった。
「いらっしゃいませ」
雑貨店のドアを開けると店内から女性の声が聞こえてくる。
雑貨店に入ると室内は小ぢんまりとしていたが多くの品物が所狭しと積み上げられていた。
「村長に頼まれて品物を卸にしたロロシエル商会のトトルと申します。
詳細は店の者に聞くようにと言われて来ましたので何を置くか決めておりませんが要望などありましたらお聞かせ頂けますか?」
トトルは今は商会の代表としていち商店の店主との交渉に向けて挨拶をする。
「これはご丁寧に、この雑貨店の店主をしておりますミミエルと申します。
王都でも有名なロロシエル商会の方がお見えになるなんて初めてのことですから少しばかり緊張しますわ」
小さい村の雑貨店とはいえ商人スキルを持つ立派な経営者としてミミエルも丁寧に受け答えをした。
「先ほど村長からお話を頂いた時には嗜好品と薬が不足していると大まかな事だけお聞きしていますが具体的にはどのようなものが必要なのでしょうか?」
「村長さんが言われたのはおそらく嗜好品としてお酒、薬は傷薬のことだと思います。
なかなか商人の方が来られないので定期的にまわるように指示されている商人の方に頼らざるしかありませんので」
「そのようですね。
では、まずはお酒の取引きをすることにしましょう」
「え? お酒を卸して頂けるのですか?」
「はい。
必要とされている方が居られるのならば商会として応えたいと思います」
「ですが、お酒は容れ物が破損するリスクが高いので普通多くは運んでませんよね?」
「そうですね。
ですが今回はたまたまそれなりの量を運んでいるだけですよ」
ミミエルは少し考え込むような仕草をして後ろの棚から台帳を取り出してパラパラとめくる。
「どのくらい卸して頂けますか?」
「いくらでも……と言いたいですがさすがにそれは無理ですので最大100でどうでしょうか?」
「100……か、そうですね。
値段次第では全部引取りたいとは思いますが本当に100もあるのですか?
容れ物が壊れないように馬車に積むと一台に数十本が精一杯だと思うのでとても信じられないのですけど」
「そうですね。
実際に品物があることをお見せしましょうか?」
ミミエルの言葉にトトルは僕をちらりと見てからそう言った。
あそこが今日の目的地であるベリルの村です」
御者台から前を見据えながらトトルがそう教えてくれる。
村というだけあって街のような立派な外壁もなく簡素な板張りの柵で囲ってあるだけのいかにも獣が侵入することを防いでいる程度にしかならないように見える。
「今まで領都や王都を見てきたからずいぶんと外観からして簡素に見えますね。
早く中も見てみたいです」
「ははは、特に見るものは無いかもしれませんよ?」
「そうかもしれませんが、新しい街や村に行くのはやはり何かしら期待してしまいますよ」
僕はそう言って側に座っていたノエルの手をとって慎重に立たせて前方を向かせた。
「――そこで止まれ。
その紋章からしてロロシエル商会の商隊に間違いないだろうが念のために確認をさせてもらう」
ベリルの村入口では見張りの者が近づく馬車隊に停止と確認を求める。
「ロロシエル商会の筆頭御者トトルです。
アランガスタ王都から戻る途中に寄らせて頂きました」
トトルは自らを名乗り商隊の証を見張りの者に提示した。
「む、確かに。
ベリルには商売で来たのか?」
「いえ、今回はマーグ経由だった予定をベリル経由に変更しただけですので大きな商売は予定しておりません。
ですが、せっかく立ち寄らせて頂きましたので村の雑貨店等に卸せるものがあればとは思っております」
「そうか。
とりあえず入村を許可するから中央広場に移動してもらえるか?」
「ありがとうございます。
では馬車を村へ入れさせてもらいます」
トトルは笑顔でそう答えると他の御者たちに移動の指示を出してからゆっくりと馬車を村の中央広場へと進めて行った。
「私は村長に広場の使用許可と雑貨店との商談の話をしてくるので暫く待機していてくれ。
大掛かりなことをしなければお茶を飲むなどは問題ないですので」
トトルはそう皆に指示を出すと近くの大きな家に向って歩いて行った。
「僕たちも後で雑貨店を覗いてみるとしようか。
今回は持ち込みの申請をしなかったから僕たちの商品を売るわけにはいかないけれど買う分には問題はないと思うよ。
もっともこの村にそんな特徴のある品物があるかどうか分からないけれどね」
僕はノエルにそう話をしながらカード化された紅茶(淹れたて)を開放してノエルと一緒に並んで座りながら飲みながらトトルを待った。
「――お待たせしました。
広場を使う許可が出ましたので野営の準備にはいってください。
私はこの後で雑貨店に顔を出してみるつもりですがもしかするとミナト殿にカード化してもらっている商品の一部を卸すことになるかもしれませんので面倒でしょうが同行をお願い出来ますか?」
どちらにしても後で覗こうと思っていた雑貨店に連れて行ってくれるというので僕はふたつ返事で了承した。
「ここがこの村で唯一の商店になります。
基本的に取り扱っているのは村人の食料品関係と日用雑貨が中心になりますので残念ながら珍しい品物は期待出来ないでしょう」
トトルは僕たちが何を期待しているか分かっていて先にそう伝えるところが優秀たるところだった。
「なるほど、では過度の期待はしないようにしておきますね」
期待していった場合、何も無かったときの落胆が相手に伝わるかもしれないとの配慮だったようで商人の基本として相手にこちらの過度な感情が伝わらないようにとのことだった。
「いらっしゃいませ」
雑貨店のドアを開けると店内から女性の声が聞こえてくる。
雑貨店に入ると室内は小ぢんまりとしていたが多くの品物が所狭しと積み上げられていた。
「村長に頼まれて品物を卸にしたロロシエル商会のトトルと申します。
詳細は店の者に聞くようにと言われて来ましたので何を置くか決めておりませんが要望などありましたらお聞かせ頂けますか?」
トトルは今は商会の代表としていち商店の店主との交渉に向けて挨拶をする。
「これはご丁寧に、この雑貨店の店主をしておりますミミエルと申します。
王都でも有名なロロシエル商会の方がお見えになるなんて初めてのことですから少しばかり緊張しますわ」
小さい村の雑貨店とはいえ商人スキルを持つ立派な経営者としてミミエルも丁寧に受け答えをした。
「先ほど村長からお話を頂いた時には嗜好品と薬が不足していると大まかな事だけお聞きしていますが具体的にはどのようなものが必要なのでしょうか?」
「村長さんが言われたのはおそらく嗜好品としてお酒、薬は傷薬のことだと思います。
なかなか商人の方が来られないので定期的にまわるように指示されている商人の方に頼らざるしかありませんので」
「そのようですね。
では、まずはお酒の取引きをすることにしましょう」
「え? お酒を卸して頂けるのですか?」
「はい。
必要とされている方が居られるのならば商会として応えたいと思います」
「ですが、お酒は容れ物が破損するリスクが高いので普通多くは運んでませんよね?」
「そうですね。
ですが今回はたまたまそれなりの量を運んでいるだけですよ」
ミミエルは少し考え込むような仕草をして後ろの棚から台帳を取り出してパラパラとめくる。
「どのくらい卸して頂けますか?」
「いくらでも……と言いたいですがさすがにそれは無理ですので最大100でどうでしょうか?」
「100……か、そうですね。
値段次第では全部引取りたいとは思いますが本当に100もあるのですか?
容れ物が壊れないように馬車に積むと一台に数十本が精一杯だと思うのでとても信じられないのですけど」
「そうですね。
実際に品物があることをお見せしましょうか?」
ミミエルの言葉にトトルは僕をちらりと見てからそう言った。
3
お気に入りに追加
875
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる