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第143話【不穏な夜】
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警戒のために魔道具の設置を済ませた僕はノエルと共に夕食を食べてからテントをカードから開放してノエルを先に休ませ焚き火のそばに座りじっと火を見つめながら考え事をしていた。
「少し良いか?」
いきなり後ろから声をかけられたので僕が声の方を見ると護衛のリーダーであるガラムが立っていた。
「なにか問題でもありました?
ああ、少し待ってくださいね」
僕はポーチから自分が座っているものと同じ椅子のカードを取り出して開放し、彼に座るようにうながす。
「すまないな。
しかし、こんな旅にまでテーブルや椅子を持ち歩くなんて普通ではありえない事なんだがな」
ガラムは出された椅子を見てため息をつきながらそう話す。
「用件を伺っても?」
「ああ、今回の旅に同行することになった君たちの事を少し聞いておこうと思ってな」
「どういうことです?」
「俺たちは護衛だからその対象がどの程度動けるのかを知っておく必要があるんだよ。
例えば獣や盗賊と遭遇したときに全く動けないなら馬車に籠もって隠れてくれていた方が護りやすいし、自分の身が守れる程度の力があるならば俺たちは他の者のサポートに集中できるからな」
「ああ、なるほどそういう意味でしたか。
それならば相当な事がない限り自分と彼女の身くらいは守れると思いますよ」
「そうか。
それはありがたい。
しかし、君の持つスキルはカード収納だよな。
もしかしてもうひとつのスキルが攻撃用のスキルなのかい?」
「いいえ、僕のサブスキルは鑑定ですのでそのようなものではありませんよ」
「は? カード収納に鑑定スキルでどうやって獣や盗賊と戦うってんだ?
もしかしてスキル無しで体術や剣術を使えるように鍛えたのか?」
戦闘スキルを持たない人でも当然ながら戦うことは出来るが戦闘スキルを持つ者とでは雲泥の差がはっきりと分かるくらいに力が違うのがこの世界の常識であった。
「いえ、僕は戦いには向いていないようで剣も体術もたいしたことないですよ。
ただ、ちょっとだけスキルの使い方が人とは違うってだけですよ」
「人とは違うって言ってもカード収納スキルだろう?
そんなスキルをどう使ったら自分を守れるなんて言えるんだ?」
ガラムは当然の疑問を僕に投げかけて答えを待つ。
「あまり手の内を見せたくはないですけど何も教えないでは信用出来ないでしょうからひとつだけお見せしますね」
僕はそう言ってポーチからアイスニードルの魔法を封じ込めたカードを取り出す。
「このカードにはアイスニードルの魔法が封じ込められています。
ただ、使うとなくなりますので今回はこの1枚だけで了承してください」
「はあ?
魔法を封じ込めてあるカードだと?
そんなもん見たことも聞いた事もないぞ」
ガラムはすぐにそう言って僕が持つカードを手に取り、しげしげと見つめてそう軽口をたたくと僕にカードを返してきた。
「では実際に使って見せますね。
開放」
カードの開放と同時に封じられていた魔法が発動し、的にした木に向って飛んでいく。
「なっ!?」
ガラムは予想していなかった魔法の発動に目を丸くして的となった木を見つめていた。
「まあ、こんな感じですので強襲をされなければ大丈夫かと思いますよ」
僕は使って無くなったカードを持っていた右手をひらひらさせながら彼にそう答えた。
「その魔法はきちんと狙いはつくんだろうな?」
「あわてさえしなければ問題はないと思ってますよ」
「わかった。
ならば何かあった時は馬車の御者台へ登ってそこから向ってくる者の対処を頼もうと思うが大丈夫か?」
「おそらく大丈夫だと思います」
「ではそのように頼む。
正直、狼やボアが出たくらいならば俺たちで対応出来るんだが相手が盗賊ならば話しは別だからな」
「でもこのあたりは盗賊は出ないんですよね?」
「出ないんじゃなくて出ることが少ないと言ったたけで稀に他所から流れてくる奴らもいることがあるんだ。
俺たちも昔一度だけだが出てきたことがあってな。
その時は相手がショボかったので事なきを得たんだが10人も居る盗賊団だと相当な覚悟がいるだろうな」
「その時は僕も出来るだけの事を協力するつもりですよ。
さて、そろそろ僕も休ませてもらいますね。
一応、見張りの魔道具を周囲に設置してますので反応したら大きな音がしますが攻撃するものではないので気を抜かないでください」
僕はそうガラムに伝えるとテントへと足を向けたその時――。
ビービービー。
設置しておいた警備魔道具が何かに反応してけたたましい音が周囲に響く。
「なにがあった!?」
ガラムが僕に向けてそう叫ぶと側に置いていた武器に手をかける。
「護衛の方の確認と周囲への警戒をお願いします!」
「おい! 待つんだ!
勝手に動くんじゃない!」
僕はガラムに向ってそう叫ぶと音のする方向に設置した魔道具の位置を思い出しながら慎重に近づくと……。
ガサガサッ――。
魔道具のあった場所から角うさぎが飛び出してくる。
「なんだ……うさぎか……」
角うさぎを見た僕がほっとした瞬間、ひときわ大きな音がして木陰から何かが飛び出してきた。
「あぶねぇ!」
僕の行動に不安を感じたガラムが僕の前に飛び出してきてその何かに向って剣を振った。
キィン――。
次の瞬間、固い金属音が響き跳ね飛ばされたものが地面に突き刺さる。
ナイフ?
「テメェ、いきなり何をしやがるんだ!」
ガラムが対峙したものはご丁寧に布で顔を覆い隠した人間だった。
「コイツはただの盗賊じゃなさそうだ!
まだ何人いるか分からないから油断するな!」
ガラムは他のメンバーにそう叫ぶと目の前の人物に集中する。
「コイツを片付けたらすぐに応援に向かうからあんたは下がって馬車を頼む!」
目の前の人物から目を離さないようにしながらそう叫ぶと身を低く構えて一瞬で間をつめて一刀両断にその人物を斬り伏せた。
それとほぼ同時に反対側の魔道具も反応して警告音が響き現場は騒然としていた。
「少し良いか?」
いきなり後ろから声をかけられたので僕が声の方を見ると護衛のリーダーであるガラムが立っていた。
「なにか問題でもありました?
ああ、少し待ってくださいね」
僕はポーチから自分が座っているものと同じ椅子のカードを取り出して開放し、彼に座るようにうながす。
「すまないな。
しかし、こんな旅にまでテーブルや椅子を持ち歩くなんて普通ではありえない事なんだがな」
ガラムは出された椅子を見てため息をつきながらそう話す。
「用件を伺っても?」
「ああ、今回の旅に同行することになった君たちの事を少し聞いておこうと思ってな」
「どういうことです?」
「俺たちは護衛だからその対象がどの程度動けるのかを知っておく必要があるんだよ。
例えば獣や盗賊と遭遇したときに全く動けないなら馬車に籠もって隠れてくれていた方が護りやすいし、自分の身が守れる程度の力があるならば俺たちは他の者のサポートに集中できるからな」
「ああ、なるほどそういう意味でしたか。
それならば相当な事がない限り自分と彼女の身くらいは守れると思いますよ」
「そうか。
それはありがたい。
しかし、君の持つスキルはカード収納だよな。
もしかしてもうひとつのスキルが攻撃用のスキルなのかい?」
「いいえ、僕のサブスキルは鑑定ですのでそのようなものではありませんよ」
「は? カード収納に鑑定スキルでどうやって獣や盗賊と戦うってんだ?
もしかしてスキル無しで体術や剣術を使えるように鍛えたのか?」
戦闘スキルを持たない人でも当然ながら戦うことは出来るが戦闘スキルを持つ者とでは雲泥の差がはっきりと分かるくらいに力が違うのがこの世界の常識であった。
「いえ、僕は戦いには向いていないようで剣も体術もたいしたことないですよ。
ただ、ちょっとだけスキルの使い方が人とは違うってだけですよ」
「人とは違うって言ってもカード収納スキルだろう?
そんなスキルをどう使ったら自分を守れるなんて言えるんだ?」
ガラムは当然の疑問を僕に投げかけて答えを待つ。
「あまり手の内を見せたくはないですけど何も教えないでは信用出来ないでしょうからひとつだけお見せしますね」
僕はそう言ってポーチからアイスニードルの魔法を封じ込めたカードを取り出す。
「このカードにはアイスニードルの魔法が封じ込められています。
ただ、使うとなくなりますので今回はこの1枚だけで了承してください」
「はあ?
魔法を封じ込めてあるカードだと?
そんなもん見たことも聞いた事もないぞ」
ガラムはすぐにそう言って僕が持つカードを手に取り、しげしげと見つめてそう軽口をたたくと僕にカードを返してきた。
「では実際に使って見せますね。
開放」
カードの開放と同時に封じられていた魔法が発動し、的にした木に向って飛んでいく。
「なっ!?」
ガラムは予想していなかった魔法の発動に目を丸くして的となった木を見つめていた。
「まあ、こんな感じですので強襲をされなければ大丈夫かと思いますよ」
僕は使って無くなったカードを持っていた右手をひらひらさせながら彼にそう答えた。
「その魔法はきちんと狙いはつくんだろうな?」
「あわてさえしなければ問題はないと思ってますよ」
「わかった。
ならば何かあった時は馬車の御者台へ登ってそこから向ってくる者の対処を頼もうと思うが大丈夫か?」
「おそらく大丈夫だと思います」
「ではそのように頼む。
正直、狼やボアが出たくらいならば俺たちで対応出来るんだが相手が盗賊ならば話しは別だからな」
「でもこのあたりは盗賊は出ないんですよね?」
「出ないんじゃなくて出ることが少ないと言ったたけで稀に他所から流れてくる奴らもいることがあるんだ。
俺たちも昔一度だけだが出てきたことがあってな。
その時は相手がショボかったので事なきを得たんだが10人も居る盗賊団だと相当な覚悟がいるだろうな」
「その時は僕も出来るだけの事を協力するつもりですよ。
さて、そろそろ僕も休ませてもらいますね。
一応、見張りの魔道具を周囲に設置してますので反応したら大きな音がしますが攻撃するものではないので気を抜かないでください」
僕はそうガラムに伝えるとテントへと足を向けたその時――。
ビービービー。
設置しておいた警備魔道具が何かに反応してけたたましい音が周囲に響く。
「なにがあった!?」
ガラムが僕に向けてそう叫ぶと側に置いていた武器に手をかける。
「護衛の方の確認と周囲への警戒をお願いします!」
「おい! 待つんだ!
勝手に動くんじゃない!」
僕はガラムに向ってそう叫ぶと音のする方向に設置した魔道具の位置を思い出しながら慎重に近づくと……。
ガサガサッ――。
魔道具のあった場所から角うさぎが飛び出してくる。
「なんだ……うさぎか……」
角うさぎを見た僕がほっとした瞬間、ひときわ大きな音がして木陰から何かが飛び出してきた。
「あぶねぇ!」
僕の行動に不安を感じたガラムが僕の前に飛び出してきてその何かに向って剣を振った。
キィン――。
次の瞬間、固い金属音が響き跳ね飛ばされたものが地面に突き刺さる。
ナイフ?
「テメェ、いきなり何をしやがるんだ!」
ガラムが対峙したものはご丁寧に布で顔を覆い隠した人間だった。
「コイツはただの盗賊じゃなさそうだ!
まだ何人いるか分からないから油断するな!」
ガラムは他のメンバーにそう叫ぶと目の前の人物に集中する。
「コイツを片付けたらすぐに応援に向かうからあんたは下がって馬車を頼む!」
目の前の人物から目を離さないようにしながらそう叫ぶと身を低く構えて一瞬で間をつめて一刀両断にその人物を斬り伏せた。
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