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第106話「鳥田VS鬼竜②『本当の決着』」
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◇
「西園寺さん。今日もいい人間が入ってますよ。うまく売り捌いたらこれだけ利益が入ります」
「おお、ええやん。決まりや、こいつら売り!」
「承知しました。すぐに準備を整えます」
「おう、頼むわ。今日もわんさか売ったるでぇ。さぁ、お前らどんどん人間連れてこいや!」
最高の気分や。ワシが捕まえてこい言うたやつが高額で取引される、そんでワシに多額の利益になる。ええ循環してるやん。これが地下と地上のビジネスってやつや。
このままワシ有利の状況が続けばええ思ってた。けど、どうやら違うらしいわ。ってか、ワシが思ってるより世の中甘くないわ。だって、とんでもないやつ現れたんやで?
「西園寺さんやばいっす。なんか俺たちの縄張りを荒らしに来た奴らがいるっす。 見張りの奴ら全員殺されて…」
「しゃーないな、お前らはワシおらんかったらに何もできんのか」
そんで、ワシは勝てる気満々で言うたわ。
「そいつら、皆殺しや」
「初めまして、西園寺君。僕はルイ、こちらは神原」
「あ、ど、どうもです。はい」
ウチの仲間やった言うからどんなゴツいやつが来るのかと思ったら。拍子抜けしたわ。パッと見た感じ女やと思ったけど声聞いたら男やったし、ガリガリでワシが指でひと突きしたら飛んでっちまいそうだし、なんだか弱そうや。
白衣を着たやつは本当に弱そうやけど。ただなんや、この胸騒ぎ。本当にこいつがうちの部下どもをやったんか? 部下いうてもここらじゃ負け知らずなんやで。
「わざわざ、名乗るなんて礼儀ができとるやないか。そこは、褒めたる。でもな、長として部下がやられて黙ってはおけんのよ。せっかく来てもろたところ悪いけど、覚悟決めてくれるか?」
「元々そのつもりだよ」
ワシが奴らの前に立って見下してやってんのにルイは怯えるような様子一つ見せることなく笑ってるわ。隣の白衣着たやつは今にもちびりそうやけど。
「ほな遠慮なく…」
こりゃ、完全にワシの間合いやった。やつが動いたところも見えなかった確実に当たるタイミングや。
でもなんでや、なんでワシは空を見てるん?
ようやく気がついたわ。ワシはルイに顔握られて地面に叩きつけられとった。ルイはさらに握る手に力を込め始めよる。
その細い腕で何ができる。細い手で何が掴める。漢の強さは筋肉や、そんなガリガリで漢だか女だかわからんようなやつが強いわけあらへん。そやろ?
「西園寺さん顔が…」
目ん玉一個飛び出たくらいで、鼻潰されたぐらいで引き下がれるかいな。こっちは部下皆殺しにされとんねん。そんなんと比べたらこのくらい。
「邪魔すんなよ。これは漢同士の真剣勝負や」
ワシはルイの腕を掴んで引き剥がそうとした。最初は片手で払おうとおもたけど、無理そうやからもう片方の手で…両手でもルイの手はびくともしない。
それどころか、ワシの体地面に埋まっとるやん。
嘘やろ? ワシお前の3倍くらい体重あるで? いくらなんでもおかしいやろ。
そんで、ルイはワシの顔を掴んだまま地面から持ち上げおった。ここまできたらもうしゃーないわ。長年喧嘩してきたから、長年の感でわかる。こいつには勝てん。
ワシもバカやない、無謀な喧嘩売ってやられたいなんて思わんわ。
「わ、わかった。お前には敵わん、負けを認めたるわ。ってことでここにある人間は全部やる」
手も足も出ないってこのことやわ。何もできひんかった。ホンマ情けないわ、耳一つくらい引きちぎってやってもよかった。でもな、できんのよ。隙がなさすぎて。
「いらないよ」
即答やった。何言っとんこいつ、ヴァンパイアが欲しがるもんは新鮮んな人間の生き血に決まってるやろ。
「は?」
「人間はいらない」
「じゃあ、何しにきたんお前。ここにあるもので金になるのは人間だけやで」
ようやくルイは手を離して、ワシはひん曲がった鼻の骨を直してようやく息を吸ったわ。そんで、ルイはまた何事もなかったかのように綺麗に笑いよる。
「僕が欲しいのは君」
「おいおい、それって、ワシがお前の仲間になれってか?」
ルイは頷きよった。そんで、ワシの左胸に手をツッコんで心臓をにぎりよった。お前の動作、全く反応できんからいきなりやるんはやめてもらいたいわ。
そんで、何か調べてんのかおもちゃで遊ぶみたいにワシの心臓を手のひらで転がして遊びよる。そんで、手についたワシの血を下を出してルイは舐めよった。
「うん。思った通りだ。君の血は洗練されてる」
「洗練?」
「そうだよ。君は、強さを求めてる。今まで厳しい鍛錬を積んできたんだね、他のヴァンパイアより心臓も強い」
「せやな。脳みそも筋肉で出来てたらよかったのにな」
ルイはワシのボケにちょっと笑った。普通に笑ってるとそこらへんの軟弱そうな少年みたいやのに、コイツの目をみてるとそんなん幻想やったんかってくらい、冷たい目をしてる。
「だから、こんな強い体を持っているんだ」
「まあな、色々苦労したわ。で、自分は何が言いたい?」
「もっと、強くなれる方法がるとしたら君はどう思う?」
「そりゃ、興味あるわな」
「君ならそう言うと思ったよ。僕はその方法を知ってる、そして君にはその力を使いこなせる才能がある」
「なんや取り引きか? 乗ってやってもええで、ワシは勝負に負けた身や」
ルイははなから取引なんて大層なことするつもりはなかったんやろうな。自分の持ってるネタをスラスラと隠すことなく喋りおった。それを聞いて正直耳を疑ったわ。
ヴァンパイアの鬼化で更なる強さを得られることと不死身計画。強さと延々の強さを得られるなんてそんな甘い言葉を受けて誰が首を縦に振ると思ってんねんって思ったんやけど、胸どつかれた自分が断ることなんてできひんやん。漢として、こんなみっともない姿見せられて、こんな圧倒的な強さ見せられて。黙ってられるわけないやん。
強いやつこそ真の「漢」や。ワシは強さを求め続ける。その信念は変わらん。
「おもろい! その話乗ったわ」
「そうか。よろしくね。西園寺君」
ルイ様はこの世界で最強なのは間違いない。ワシはルイ様が天下を取るところを最も近いとこでみていたいんや。だって、このワシを説き伏せた男やで? そうじゃなきゃおかしいやろ?
だから思う。
ルイ様こそ漢や。
◇
「うおりゃあああああああああ!」
「なんて力だコイツ。脳を貫いたはずだぞ、断末魔ってやつか」
「山本、木並ちゃん! 絶対に離しちゃだめだ。ここで仕留めなければもうチャンスがない」
「ルイ様が真の漢になる瞬間を見るまでは死ねん! 死んでたまるもんかぁ!」
西園寺を押さえつけていた3人と槍が刺さったままの鷹橋は吹き飛ばされて西園寺は自分の額に刺さる槍を自分で引き抜いた。額に空いた大きな穴からは原型を止めていない脳がこぼれ落ちる。
「おいおい、バケモノかよ。なんで立ってられんの?」
鷹橋は再び胸の前で手をかざし、エネルギーを集めるため集中したが今度は槍の形を形成するまでもなくエネルギーは弾けて飛んでいってしまう。
「鷹橋も限界だ。鬼竜さん私たちでとどめをさしましょう」
「いや、山本君その必要はないよ。戦う意志はもうないみたい」
西園寺はふらつく足取りで4人から逃げるように背を向けて溢れ出る脳がこれ以上落ちないように抑えながら離れていく。
「ルイ様今、そちらへ戻ります。ルイ様のために…この命…」
西園寺の踏み出した足は地面を捉えることができず体は地面へと落ちてゆく。それでもなお生物としての本能か手を伸ばし、前に進もうとしたところで事きれた。
「脳を貫かれても最後まで主人の元へ戻ろうとするなんて、なんて忠誠心なんだ」
「それだけコイツらはルイってやつに心酔してんだろうね。そんなやつに会いにいった楓は…」
鬼竜が言いかけた時、後方で大きな物音が聞こえて山本と鬼竜は振り返る。
「鷹橋!? 鷹橋大丈夫か!」
「だ、大丈夫です。意識はちゃんとあります」
「すぐに病院に連れてった方がいいよ。僕も一緒に行ってあげるから」
「助かります。木並、そのまま鷹橋を支えて連れて行ってくれるか」
木並は隣で血を流す鷹橋に視線を送り、少し驚いた様子だったが上司の命令とあらば頷いて答えた。
「西園寺さん。今日もいい人間が入ってますよ。うまく売り捌いたらこれだけ利益が入ります」
「おお、ええやん。決まりや、こいつら売り!」
「承知しました。すぐに準備を整えます」
「おう、頼むわ。今日もわんさか売ったるでぇ。さぁ、お前らどんどん人間連れてこいや!」
最高の気分や。ワシが捕まえてこい言うたやつが高額で取引される、そんでワシに多額の利益になる。ええ循環してるやん。これが地下と地上のビジネスってやつや。
このままワシ有利の状況が続けばええ思ってた。けど、どうやら違うらしいわ。ってか、ワシが思ってるより世の中甘くないわ。だって、とんでもないやつ現れたんやで?
「西園寺さんやばいっす。なんか俺たちの縄張りを荒らしに来た奴らがいるっす。 見張りの奴ら全員殺されて…」
「しゃーないな、お前らはワシおらんかったらに何もできんのか」
そんで、ワシは勝てる気満々で言うたわ。
「そいつら、皆殺しや」
「初めまして、西園寺君。僕はルイ、こちらは神原」
「あ、ど、どうもです。はい」
ウチの仲間やった言うからどんなゴツいやつが来るのかと思ったら。拍子抜けしたわ。パッと見た感じ女やと思ったけど声聞いたら男やったし、ガリガリでワシが指でひと突きしたら飛んでっちまいそうだし、なんだか弱そうや。
白衣を着たやつは本当に弱そうやけど。ただなんや、この胸騒ぎ。本当にこいつがうちの部下どもをやったんか? 部下いうてもここらじゃ負け知らずなんやで。
「わざわざ、名乗るなんて礼儀ができとるやないか。そこは、褒めたる。でもな、長として部下がやられて黙ってはおけんのよ。せっかく来てもろたところ悪いけど、覚悟決めてくれるか?」
「元々そのつもりだよ」
ワシが奴らの前に立って見下してやってんのにルイは怯えるような様子一つ見せることなく笑ってるわ。隣の白衣着たやつは今にもちびりそうやけど。
「ほな遠慮なく…」
こりゃ、完全にワシの間合いやった。やつが動いたところも見えなかった確実に当たるタイミングや。
でもなんでや、なんでワシは空を見てるん?
ようやく気がついたわ。ワシはルイに顔握られて地面に叩きつけられとった。ルイはさらに握る手に力を込め始めよる。
その細い腕で何ができる。細い手で何が掴める。漢の強さは筋肉や、そんなガリガリで漢だか女だかわからんようなやつが強いわけあらへん。そやろ?
「西園寺さん顔が…」
目ん玉一個飛び出たくらいで、鼻潰されたぐらいで引き下がれるかいな。こっちは部下皆殺しにされとんねん。そんなんと比べたらこのくらい。
「邪魔すんなよ。これは漢同士の真剣勝負や」
ワシはルイの腕を掴んで引き剥がそうとした。最初は片手で払おうとおもたけど、無理そうやからもう片方の手で…両手でもルイの手はびくともしない。
それどころか、ワシの体地面に埋まっとるやん。
嘘やろ? ワシお前の3倍くらい体重あるで? いくらなんでもおかしいやろ。
そんで、ルイはワシの顔を掴んだまま地面から持ち上げおった。ここまできたらもうしゃーないわ。長年喧嘩してきたから、長年の感でわかる。こいつには勝てん。
ワシもバカやない、無謀な喧嘩売ってやられたいなんて思わんわ。
「わ、わかった。お前には敵わん、負けを認めたるわ。ってことでここにある人間は全部やる」
手も足も出ないってこのことやわ。何もできひんかった。ホンマ情けないわ、耳一つくらい引きちぎってやってもよかった。でもな、できんのよ。隙がなさすぎて。
「いらないよ」
即答やった。何言っとんこいつ、ヴァンパイアが欲しがるもんは新鮮んな人間の生き血に決まってるやろ。
「は?」
「人間はいらない」
「じゃあ、何しにきたんお前。ここにあるもので金になるのは人間だけやで」
ようやくルイは手を離して、ワシはひん曲がった鼻の骨を直してようやく息を吸ったわ。そんで、ルイはまた何事もなかったかのように綺麗に笑いよる。
「僕が欲しいのは君」
「おいおい、それって、ワシがお前の仲間になれってか?」
ルイは頷きよった。そんで、ワシの左胸に手をツッコんで心臓をにぎりよった。お前の動作、全く反応できんからいきなりやるんはやめてもらいたいわ。
そんで、何か調べてんのかおもちゃで遊ぶみたいにワシの心臓を手のひらで転がして遊びよる。そんで、手についたワシの血を下を出してルイは舐めよった。
「うん。思った通りだ。君の血は洗練されてる」
「洗練?」
「そうだよ。君は、強さを求めてる。今まで厳しい鍛錬を積んできたんだね、他のヴァンパイアより心臓も強い」
「せやな。脳みそも筋肉で出来てたらよかったのにな」
ルイはワシのボケにちょっと笑った。普通に笑ってるとそこらへんの軟弱そうな少年みたいやのに、コイツの目をみてるとそんなん幻想やったんかってくらい、冷たい目をしてる。
「だから、こんな強い体を持っているんだ」
「まあな、色々苦労したわ。で、自分は何が言いたい?」
「もっと、強くなれる方法がるとしたら君はどう思う?」
「そりゃ、興味あるわな」
「君ならそう言うと思ったよ。僕はその方法を知ってる、そして君にはその力を使いこなせる才能がある」
「なんや取り引きか? 乗ってやってもええで、ワシは勝負に負けた身や」
ルイははなから取引なんて大層なことするつもりはなかったんやろうな。自分の持ってるネタをスラスラと隠すことなく喋りおった。それを聞いて正直耳を疑ったわ。
ヴァンパイアの鬼化で更なる強さを得られることと不死身計画。強さと延々の強さを得られるなんてそんな甘い言葉を受けて誰が首を縦に振ると思ってんねんって思ったんやけど、胸どつかれた自分が断ることなんてできひんやん。漢として、こんなみっともない姿見せられて、こんな圧倒的な強さ見せられて。黙ってられるわけないやん。
強いやつこそ真の「漢」や。ワシは強さを求め続ける。その信念は変わらん。
「おもろい! その話乗ったわ」
「そうか。よろしくね。西園寺君」
ルイ様はこの世界で最強なのは間違いない。ワシはルイ様が天下を取るところを最も近いとこでみていたいんや。だって、このワシを説き伏せた男やで? そうじゃなきゃおかしいやろ?
だから思う。
ルイ様こそ漢や。
◇
「うおりゃあああああああああ!」
「なんて力だコイツ。脳を貫いたはずだぞ、断末魔ってやつか」
「山本、木並ちゃん! 絶対に離しちゃだめだ。ここで仕留めなければもうチャンスがない」
「ルイ様が真の漢になる瞬間を見るまでは死ねん! 死んでたまるもんかぁ!」
西園寺を押さえつけていた3人と槍が刺さったままの鷹橋は吹き飛ばされて西園寺は自分の額に刺さる槍を自分で引き抜いた。額に空いた大きな穴からは原型を止めていない脳がこぼれ落ちる。
「おいおい、バケモノかよ。なんで立ってられんの?」
鷹橋は再び胸の前で手をかざし、エネルギーを集めるため集中したが今度は槍の形を形成するまでもなくエネルギーは弾けて飛んでいってしまう。
「鷹橋も限界だ。鬼竜さん私たちでとどめをさしましょう」
「いや、山本君その必要はないよ。戦う意志はもうないみたい」
西園寺はふらつく足取りで4人から逃げるように背を向けて溢れ出る脳がこれ以上落ちないように抑えながら離れていく。
「ルイ様今、そちらへ戻ります。ルイ様のために…この命…」
西園寺の踏み出した足は地面を捉えることができず体は地面へと落ちてゆく。それでもなお生物としての本能か手を伸ばし、前に進もうとしたところで事きれた。
「脳を貫かれても最後まで主人の元へ戻ろうとするなんて、なんて忠誠心なんだ」
「それだけコイツらはルイってやつに心酔してんだろうね。そんなやつに会いにいった楓は…」
鬼竜が言いかけた時、後方で大きな物音が聞こえて山本と鬼竜は振り返る。
「鷹橋!? 鷹橋大丈夫か!」
「だ、大丈夫です。意識はちゃんとあります」
「すぐに病院に連れてった方がいいよ。僕も一緒に行ってあげるから」
「助かります。木並、そのまま鷹橋を支えて連れて行ってくれるか」
木並は隣で血を流す鷹橋に視線を送り、少し驚いた様子だったが上司の命令とあらば頷いて答えた。
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