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第56話「日記」
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「500年前? というと何時代だっけ?」
楓は今まで聞き流してきた日本史の授業の断片的な知識をたどっていたが文五郎がそれを待つまもなく答えた。
「戦国時代だよ。豊臣秀吉とか織田信長とか有名な戦国武将が活躍してた時代。流石に名前ぐらいは訊いたことあるよね」
タケルと楓は声を揃えて「あー」と納得した様子だった。
それを確認にした文五郎は再び茶色く変色した手記に視線を落とした。
「それでこの内容なんだけどどうやらヴァンパイアについて書かれたものらしいんだ」
「ヴァンパイア?」とタケルが聞き返すと文五郎は頷く。
「小さな村でヴァンパイアと出会ったとか互いに交友を深めたとか書いてあるから文面からするとこの時代にヴァンパイアと遭遇した人間が書いた文だと思う。そして、年代的にもモラドが作られる前の時代だからこれを書いた人はきっとモラドの創設者の一人なのかもね」
首を少し傾げて文五郎が言うとタケルは食い入るように日記に目をやった。
「すげぇ! これ偉い人の日記なんでしょ? もっと読もうよ。なにか面白いことが書いてあるかもしんないじゃん」
タケルが文五郎から日記を横取りしてページをペラペラとめくりだした。年季が入ってしわしわになったページがしゃこしゃこと音を立ててめくられていく。
「ここは? なにが書いてあるの?」
タケルが文五郎に開いたページを見せると文五郎は筆で書かれた文字を1行ずつ指でなぞって読解した。
「これは地下世界のアガルタについてだね。…ん?」
文五郎は牛乳瓶のような分厚いレンズをしたメガネを取ってから一度、目をこすってもう一度日記の文章に視線を向けた。
「これは…本当なのか…」
思わず文五郎は文章を自分の頭の中で解釈したあと言葉を失った。
文五郎の様子をおかしく思った楓は声をかけた。
「文五郎、どうしたの?」
文五郎は文章を最後の一文まで指でなぞってから唾を飲み込み喉を鳴らした。
「いや、この文面が正しければ君はやはりヴァンパイアにとって特別な存在なのかも知れない…」
文五郎は話しかけてきた楓の方を振り向いて言った。
「え? 特別ってどういう事。何が書いてあったの?」
文五郎はスッと息を吸って肩を落として深呼吸してから話を続けた。
「心して訊いてくれ楓君。ここにはこの日記を書いた人間が混血のヴァンパイアに会ったという趣旨の内容が記述されていた」
文五郎はテーブルに広げた日記を指差して楓に視線を合わせて言った。
「混血? 僕と同じようなヴァンパイアが過去にもいたってこと?」と楓が聞き返すと文五郎はじっくりと頷いて更に続ける。
「文面からするときっとそうだと思う。それにこの日記に『その混血のヴァンパイアは地下を見守る存在』という記述があったんだ。あとは、アガルタの光について色々と書いてある。きっとその混血のヴァンパイアから聞いた話が書いてあるのかもね」
「見守る存在…。なんなんだろう」
文五郎はしばらく考え込んでから言った。
「きっと、不死身って聞いて神のような存在だと思ったのかもしれないね」
楓が思索を巡らせていると隣から「おじいちゃん神様なの~?」とのんきな声が聞こえてゲーム機の購入をねだられたが楓は丁寧に否定した。
「やっぱりそう考えるのも無理はないかもね」
「ただ、地下世界とか地下を照らす光とかゲートとか僕ら地上で生活する人間にとって非現実的な存在がこの世にある限り地上の人間が築き上げてきた既存の科学を疑ってかからなくてはいけない。でないと、これらの存在は証明できないんだ。だってそうでしょ? 僕らの科学を持ってしても地下に瞬間移動するなんて到底考えられない」
すると文五郎はふうと一息はいてから更に続けた。
「とはいっても昔の人の日記だからね。今の人間にとっては当たり前だと思っていることも昔の人にとっては非科学的な現象だと解釈してし誇張して表現することだってありえる。ただ…」
神妙な面持ちで途中まで言いかける文五郎は一度息を吸ってからさらに続けた。
「この世界は謎に満ち溢れている。一見ただの空想だと思っても世の中の真実である可能性は十分にあるから。謎をとく鍵の一つとして心に止めておくと良いかも知れないね」
タケルは他にも面白いことが書いてないかと勢いよく日記のページをめくってまた他のページを開き、文五郎に見せていた。しかし、2人の視線はその手記ではなく後方にある本棚へと向いていた。
3人が背を向けていた本棚は隠し扉のように本棚の中心を軸に回転にして外の部屋の明かりが3人がいる室内に漏れ出ていた。そして、本棚が半回転したあたりで外の部屋との隙間を作ったとき一人の人間が姿を表した。
「こらこら人の日記を勝手に見てはいけないよ」
「大垣さん。…すいません偶然入ったもので」と文五郎は大垣に頭を下げて謝った。
多くの質問を問いかけたいが堪えている様子が伺える文五郎はその中の問を選ぶようにして大垣に問うた。
「ここは大垣さんの部屋なんですか?」
そう言うと大垣は首を縦に振った。
「ああ、ここは私の特別な書斎でね。気分転換する時に使うんだよ。ほら、ここはひっきりなしに人やヴァンパイアが来るだろう? だから一人になりたい時に来る、いわば秘密基地のようなものだよ」
そう言うとタケルは秘密基地という単語に反応して目を輝かせていた。一方で、楓が天井に大穴を開けた経緯を説明してから謝罪して文五郎はタケルの頭を掴んで3人共頭を下げた。
すると、大垣は胸を揺らしてはっはっはと闊達に笑い楓の肩に手を添えた。
「いやいや、構わないよ。みんな仲良くするのは非常に良いことだ。しかし、よかった。伊純君が元気そうで。立華君と烏丸君に話を訊いてから心配してたんだ」
楓はお礼を言って軽くお辞儀をした。そして、楓はテーブルに置いた日記を指差して大垣に訊いた。
「あの、大垣さんこれは?」
そう言うと大垣はその日記を手にとって懐かしむようにページを捲り始めた。
「これはね大垣家先祖の手記なんだ。モラドを作るきっかけになった記録が残されているんだよ。いつもは引き出しの中にしまってるんだけど改めて読むのは久しぶりだなあ。ちなみに、これはどこまで読んだかな?」
問いかける大垣に楓は文五郎とタケルに視線を送ってから楓が答えた。
「この手記を書いた方が混血のヴァンパイアと会ったという内容と混血が地下を見守るい存在だとか書いてありましたけど。正直、信じがたいんです…」
楓はこれって冗談ですよね? とでもいいたげな言い方で、大垣に話した。
大垣は楓の心中を察するように見つめて、数回うなずきながら訊いている。そして、楓が話し終えてから一呼吸置いて話し始めた。
「そうだね。みんなにはまだ説明してなかったことだね。私もみんなとじっくりと話す機会を設けることができなくて申し訳なく思っている。なので、この場で君たちの疑問を私の知りうる限りで良ければ解消させてもらおうかな」
大垣は右手の人差し指を突き立てて「1」を示した。
「では、まず1つ目の疑問について答えようか。私の先祖が混血のヴァンパイアと会っていたということだが…」
楓達3人は唾を飲み込んだ。
「それは事実だ。そもそも混血というのは人間とヴァンパイアの間に生まれた子供だ。人間という本来ヴァンパイアにとって食われるものという相反する2種は恋に落ちることは殆どない。私達が築き上げてきたモラドでも一度もそういうことはなかった。これは遺伝子レベルで違う生命体であるがゆえに常識的に考えると起こり得ないことなんだ。しかし、その中でも極稀に人間とヴァンパイアで授かる子供がいる。それが混血だ」
楓は今まで聞き流してきた日本史の授業の断片的な知識をたどっていたが文五郎がそれを待つまもなく答えた。
「戦国時代だよ。豊臣秀吉とか織田信長とか有名な戦国武将が活躍してた時代。流石に名前ぐらいは訊いたことあるよね」
タケルと楓は声を揃えて「あー」と納得した様子だった。
それを確認にした文五郎は再び茶色く変色した手記に視線を落とした。
「それでこの内容なんだけどどうやらヴァンパイアについて書かれたものらしいんだ」
「ヴァンパイア?」とタケルが聞き返すと文五郎は頷く。
「小さな村でヴァンパイアと出会ったとか互いに交友を深めたとか書いてあるから文面からするとこの時代にヴァンパイアと遭遇した人間が書いた文だと思う。そして、年代的にもモラドが作られる前の時代だからこれを書いた人はきっとモラドの創設者の一人なのかもね」
首を少し傾げて文五郎が言うとタケルは食い入るように日記に目をやった。
「すげぇ! これ偉い人の日記なんでしょ? もっと読もうよ。なにか面白いことが書いてあるかもしんないじゃん」
タケルが文五郎から日記を横取りしてページをペラペラとめくりだした。年季が入ってしわしわになったページがしゃこしゃこと音を立ててめくられていく。
「ここは? なにが書いてあるの?」
タケルが文五郎に開いたページを見せると文五郎は筆で書かれた文字を1行ずつ指でなぞって読解した。
「これは地下世界のアガルタについてだね。…ん?」
文五郎は牛乳瓶のような分厚いレンズをしたメガネを取ってから一度、目をこすってもう一度日記の文章に視線を向けた。
「これは…本当なのか…」
思わず文五郎は文章を自分の頭の中で解釈したあと言葉を失った。
文五郎の様子をおかしく思った楓は声をかけた。
「文五郎、どうしたの?」
文五郎は文章を最後の一文まで指でなぞってから唾を飲み込み喉を鳴らした。
「いや、この文面が正しければ君はやはりヴァンパイアにとって特別な存在なのかも知れない…」
文五郎は話しかけてきた楓の方を振り向いて言った。
「え? 特別ってどういう事。何が書いてあったの?」
文五郎はスッと息を吸って肩を落として深呼吸してから話を続けた。
「心して訊いてくれ楓君。ここにはこの日記を書いた人間が混血のヴァンパイアに会ったという趣旨の内容が記述されていた」
文五郎はテーブルに広げた日記を指差して楓に視線を合わせて言った。
「混血? 僕と同じようなヴァンパイアが過去にもいたってこと?」と楓が聞き返すと文五郎はじっくりと頷いて更に続ける。
「文面からするときっとそうだと思う。それにこの日記に『その混血のヴァンパイアは地下を見守る存在』という記述があったんだ。あとは、アガルタの光について色々と書いてある。きっとその混血のヴァンパイアから聞いた話が書いてあるのかもね」
「見守る存在…。なんなんだろう」
文五郎はしばらく考え込んでから言った。
「きっと、不死身って聞いて神のような存在だと思ったのかもしれないね」
楓が思索を巡らせていると隣から「おじいちゃん神様なの~?」とのんきな声が聞こえてゲーム機の購入をねだられたが楓は丁寧に否定した。
「やっぱりそう考えるのも無理はないかもね」
「ただ、地下世界とか地下を照らす光とかゲートとか僕ら地上で生活する人間にとって非現実的な存在がこの世にある限り地上の人間が築き上げてきた既存の科学を疑ってかからなくてはいけない。でないと、これらの存在は証明できないんだ。だってそうでしょ? 僕らの科学を持ってしても地下に瞬間移動するなんて到底考えられない」
すると文五郎はふうと一息はいてから更に続けた。
「とはいっても昔の人の日記だからね。今の人間にとっては当たり前だと思っていることも昔の人にとっては非科学的な現象だと解釈してし誇張して表現することだってありえる。ただ…」
神妙な面持ちで途中まで言いかける文五郎は一度息を吸ってからさらに続けた。
「この世界は謎に満ち溢れている。一見ただの空想だと思っても世の中の真実である可能性は十分にあるから。謎をとく鍵の一つとして心に止めておくと良いかも知れないね」
タケルは他にも面白いことが書いてないかと勢いよく日記のページをめくってまた他のページを開き、文五郎に見せていた。しかし、2人の視線はその手記ではなく後方にある本棚へと向いていた。
3人が背を向けていた本棚は隠し扉のように本棚の中心を軸に回転にして外の部屋の明かりが3人がいる室内に漏れ出ていた。そして、本棚が半回転したあたりで外の部屋との隙間を作ったとき一人の人間が姿を表した。
「こらこら人の日記を勝手に見てはいけないよ」
「大垣さん。…すいません偶然入ったもので」と文五郎は大垣に頭を下げて謝った。
多くの質問を問いかけたいが堪えている様子が伺える文五郎はその中の問を選ぶようにして大垣に問うた。
「ここは大垣さんの部屋なんですか?」
そう言うと大垣は首を縦に振った。
「ああ、ここは私の特別な書斎でね。気分転換する時に使うんだよ。ほら、ここはひっきりなしに人やヴァンパイアが来るだろう? だから一人になりたい時に来る、いわば秘密基地のようなものだよ」
そう言うとタケルは秘密基地という単語に反応して目を輝かせていた。一方で、楓が天井に大穴を開けた経緯を説明してから謝罪して文五郎はタケルの頭を掴んで3人共頭を下げた。
すると、大垣は胸を揺らしてはっはっはと闊達に笑い楓の肩に手を添えた。
「いやいや、構わないよ。みんな仲良くするのは非常に良いことだ。しかし、よかった。伊純君が元気そうで。立華君と烏丸君に話を訊いてから心配してたんだ」
楓はお礼を言って軽くお辞儀をした。そして、楓はテーブルに置いた日記を指差して大垣に訊いた。
「あの、大垣さんこれは?」
そう言うと大垣はその日記を手にとって懐かしむようにページを捲り始めた。
「これはね大垣家先祖の手記なんだ。モラドを作るきっかけになった記録が残されているんだよ。いつもは引き出しの中にしまってるんだけど改めて読むのは久しぶりだなあ。ちなみに、これはどこまで読んだかな?」
問いかける大垣に楓は文五郎とタケルに視線を送ってから楓が答えた。
「この手記を書いた方が混血のヴァンパイアと会ったという内容と混血が地下を見守るい存在だとか書いてありましたけど。正直、信じがたいんです…」
楓はこれって冗談ですよね? とでもいいたげな言い方で、大垣に話した。
大垣は楓の心中を察するように見つめて、数回うなずきながら訊いている。そして、楓が話し終えてから一呼吸置いて話し始めた。
「そうだね。みんなにはまだ説明してなかったことだね。私もみんなとじっくりと話す機会を設けることができなくて申し訳なく思っている。なので、この場で君たちの疑問を私の知りうる限りで良ければ解消させてもらおうかな」
大垣は右手の人差し指を突き立てて「1」を示した。
「では、まず1つ目の疑問について答えようか。私の先祖が混血のヴァンパイアと会っていたということだが…」
楓達3人は唾を飲み込んだ。
「それは事実だ。そもそも混血というのは人間とヴァンパイアの間に生まれた子供だ。人間という本来ヴァンパイアにとって食われるものという相反する2種は恋に落ちることは殆どない。私達が築き上げてきたモラドでも一度もそういうことはなかった。これは遺伝子レベルで違う生命体であるがゆえに常識的に考えると起こり得ないことなんだ。しかし、その中でも極稀に人間とヴァンパイアで授かる子供がいる。それが混血だ」
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