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悪意のあるあだ名をつけると痛い目に遭う
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「こんにちは」
「……ごきげんよう」
あぁ、ルベルト様の目がどことなく怖い。
「少し、彼方のほうでお話ししましょうか」
「……いえ、お嬢様がいらっしゃるので」
そうよ、サマンサはお嬢様に忠誠を誓った下僕! 勝手に離れるわけにはいかないわ!
「サマンサ、大丈夫よ‼︎」
おーじょーうーさーまーー
親指立てる動作とかどこで習ってきたんですか! いってらっしゃいじゃないですよ。
「さ、イリージェ嬢もそう言っていることですし。この婚約が貴女のせいで成立しなかった場合、どうなりますかね?」
別にいいよ。こっちは阻止したい派だから! なーんて、腹黒の前でイキることすらチキンな私にはできませんでした。
「……わかりました」
「聞き分けが良くて助かります」
にっこり笑顔のルベルト君。聞き分けがいいんじゃない、お前の脅しのせいじゃ!
「さて、先程イリージェ嬢がおっしゃっていた我が君に対する別称についてお伺いしても?」
「エット……?」
何言ってるか分からないし、心当たりはこのサマンサにはございません……
「えっととは? まさか、無かったことにしようとでも?」
いえ、ありますあります。もーーちろんありますとも!
「……どんな時でも冷静沈着で立派な方という意味でございます」
間違ってないもんね! まさに物は言いよう、ですよ。
「へぇ、ならば"ロボット"というのにはその様な意味が?」
「ええ、そうでございます」
私、サマンサの心臓はバクバクでございます。
「本当に?」
「ええ、もちろんです」
もういいじゃん! 嘘じゃないんだから! お嬢様にも、もう言わないようにお約束するから! そんな怖い目で見ないでくれませんか。チキンハートは私は死にますわ。秒で、はい。
「まぁ、いいでしょう。ですが、今後不思議な別称を皇太子様に付けないように」
「分かりました」
……今回は私が悪うございました。いくら、推しのためとてあだ名をつけるのは良くないね。お嬢様、変なことを教えてしまって申し訳ございません。
「あの、じゃあ戻っても……?」
「はぁ、あの2人を見てそんなことが言えるのですか?」
「え"?」
やだ! あの2人の雰囲気ってば出来たてほやほやの恋人同士じゃない! しかも、皇太子が一方的にお嬢様に恋してるように見えるんですけど⁉︎
「……なんですか、あれ」
「恋人のような関係になりかけているのでは?」
「そんなの見て分かります。ですが、お嬢様はそこまでではないようです。つまり、今すぐ引き離しに行かなければ!!!!」
「はぁ、なんでその結論になるのですか」
ヒロインが現れてお嬢様が傷ついてしまったらどうするんです!?
「お嬢様は純粋でピュアでとても賢くお優しく天然で天使な方です。そんなお嬢様がもし皇太子様に振られでもしたら……!」
いや、もしそうなったら皇太子をどんな手を使ってでも殺しに行く。いえ、冗談でなく。
「少し落ち着きなさい。貴女は人の話を聞かないタイプの方ですね?」
よくお分かりになられた! ん? 心なしかルベルト様が疲れているような……まぁ、まだ子供ですもんね?
「なんですか、その生暖かい目は? 俺は貴女みたいに単細胞ではありませんよ」
あれ? なんかディスられたんだけど?
「ほら、もう少し待っていてください。あと少しでこのお茶会は終わりますから」
「はぁ」
え、なんで私は小さい聞き分けのない子供みたいな扱いになってるのかね?
態度がガラリと変わったルベルト様に困惑し、皇太子のお嬢様を見つめる怪しい目つきにハラハラしながら、このお見合いは終了した。
「……ごきげんよう」
あぁ、ルベルト様の目がどことなく怖い。
「少し、彼方のほうでお話ししましょうか」
「……いえ、お嬢様がいらっしゃるので」
そうよ、サマンサはお嬢様に忠誠を誓った下僕! 勝手に離れるわけにはいかないわ!
「サマンサ、大丈夫よ‼︎」
おーじょーうーさーまーー
親指立てる動作とかどこで習ってきたんですか! いってらっしゃいじゃないですよ。
「さ、イリージェ嬢もそう言っていることですし。この婚約が貴女のせいで成立しなかった場合、どうなりますかね?」
別にいいよ。こっちは阻止したい派だから! なーんて、腹黒の前でイキることすらチキンな私にはできませんでした。
「……わかりました」
「聞き分けが良くて助かります」
にっこり笑顔のルベルト君。聞き分けがいいんじゃない、お前の脅しのせいじゃ!
「さて、先程イリージェ嬢がおっしゃっていた我が君に対する別称についてお伺いしても?」
「エット……?」
何言ってるか分からないし、心当たりはこのサマンサにはございません……
「えっととは? まさか、無かったことにしようとでも?」
いえ、ありますあります。もーーちろんありますとも!
「……どんな時でも冷静沈着で立派な方という意味でございます」
間違ってないもんね! まさに物は言いよう、ですよ。
「へぇ、ならば"ロボット"というのにはその様な意味が?」
「ええ、そうでございます」
私、サマンサの心臓はバクバクでございます。
「本当に?」
「ええ、もちろんです」
もういいじゃん! 嘘じゃないんだから! お嬢様にも、もう言わないようにお約束するから! そんな怖い目で見ないでくれませんか。チキンハートは私は死にますわ。秒で、はい。
「まぁ、いいでしょう。ですが、今後不思議な別称を皇太子様に付けないように」
「分かりました」
……今回は私が悪うございました。いくら、推しのためとてあだ名をつけるのは良くないね。お嬢様、変なことを教えてしまって申し訳ございません。
「あの、じゃあ戻っても……?」
「はぁ、あの2人を見てそんなことが言えるのですか?」
「え"?」
やだ! あの2人の雰囲気ってば出来たてほやほやの恋人同士じゃない! しかも、皇太子が一方的にお嬢様に恋してるように見えるんですけど⁉︎
「……なんですか、あれ」
「恋人のような関係になりかけているのでは?」
「そんなの見て分かります。ですが、お嬢様はそこまでではないようです。つまり、今すぐ引き離しに行かなければ!!!!」
「はぁ、なんでその結論になるのですか」
ヒロインが現れてお嬢様が傷ついてしまったらどうするんです!?
「お嬢様は純粋でピュアでとても賢くお優しく天然で天使な方です。そんなお嬢様がもし皇太子様に振られでもしたら……!」
いや、もしそうなったら皇太子をどんな手を使ってでも殺しに行く。いえ、冗談でなく。
「少し落ち着きなさい。貴女は人の話を聞かないタイプの方ですね?」
よくお分かりになられた! ん? 心なしかルベルト様が疲れているような……まぁ、まだ子供ですもんね?
「なんですか、その生暖かい目は? 俺は貴女みたいに単細胞ではありませんよ」
あれ? なんかディスられたんだけど?
「ほら、もう少し待っていてください。あと少しでこのお茶会は終わりますから」
「はぁ」
え、なんで私は小さい聞き分けのない子供みたいな扱いになってるのかね?
態度がガラリと変わったルベルト様に困惑し、皇太子のお嬢様を見つめる怪しい目つきにハラハラしながら、このお見合いは終了した。
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