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後日談
番外編9話 夜の戦いはいつも負ける
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名残惜しいけど、またの再会を約束して、ログアウトする。
VR機器を外すとそこは見慣れたいつもの部屋な訳で。
すぐ隣にいるタケルもVR機器を外し終わったのを確認してから、その体に勢いよく、抱き付いてみた。
軽く体当たりをしたみたいになっちゃったけど、許して欲しい。
少しでも早く、彼の温もりを感じたかったから。
それで許してくれる?
「アリスから抱き付いてくるなんて、どうしたの?」
彼の胸板に頬ずりが出来るくらい、身を寄せている。
あたしを見つめてくるタケルの瞳はどこまでも優しくて、どんなに甘えても許してくれるんだと勘違いしちゃいそう。
甘えてもいいよね?
「明日から、大変でしょ?」
「うん、大変だけど今の僕は何でも出来ちゃいそうだからね」
あたしを見つめている優しい瞳の奥に隠し切れない炎のように煌めくものが見えた。
そうよね、明日から大変なんだもん。
うちのチームはアウェイで負けられない戦いに挑まないといけないのだ。
現在、リーグ戦で三部の三位に位置してる。
混戦状態で首位から四位までが四ポイント差っていう状況なのよね。
明後日の試合は首位チームとの対戦だったりする。
ここで勝てば、二部昇格へと一歩近づくし、負けてしまうと昇格レースから遠ざかってしまう可能性があるのだ。
「じゃあ、今日は早く休んだ方がよくない? 疲れが残ったら、明日は移動日だって、言っても……んっ」
あたしの言葉は最後まで言い終える前にタケルの唇によって、塞がれていた。
気が付いたら、お互いの舌を絡ませ合って、唾液を交換しあってる。
身体が反射的に勝手に動いてしまうのだ。
「だから、今日はしないって言うのかい? それは駄目だよ。アリス成分が足りなくて、試合負けるかもしれないなー」
スッと顔が離れても二人の間は銀色の橋で繋がったままで静まり返った部屋に二人の荒い息遣いだけが響いてる。
これは今日、逃げられないやつだわ。
別に逃げる気はないんだけど……あまり、激しくしちゃって、疲れが残ったりしないか、心配なのだ。
だって、激しかった次の日、あたしはベッドから出られない。
そんなことがざらにあるんだからねっ!
タケルは平気な顔して、余裕なのかな?
っていうか、逆に元気になってる部分もあるみたいで……。
「本当に大丈夫なの? 無理しなくても……きゃっ」
お姫様抱っこされて、ベッドまでお持ち帰りされるパターン。
あたしはこのパターンをよく知ってる。
間違いなく、抱き潰されるってね!
「我慢する方が実力を発揮出来ないかもしれないよ? アリスもそれは嫌でしょ? 協力してくれるよね」
邪気のない感じにニコッと微笑みを浮かべていながら、瞳の奥にあたしをとことん、イかせようっていう性欲の獣が潜んでいるんだよ、怖っ。
ベッドに大事な物をそっと置くように丁重にあたしを寝かせてくれるのはいいんだけど、器用に服まで全部、脱がせてくんだよね。
どこでそんなテクニック学んだのよ! なんて、責めたりはしないわ。
だって、タケルもあたしも一人しか経験ないんだもん。
彼のテクニックが上がっているのはあたしのお陰なのだ。
つまり、あたしは自分で自分の首を絞めてるって、言うところ?
「お、お手柔らかに? 手加減して……くれないよねぇ」
「うん? アリスを愛するのに手加減とか失礼じゃないかな?」
「えっ!? ち、ちょっと目が怖くない?」
はい、抵抗なんて出来ませんでした。
もう、それはそれはただ、ひたすら美味しくいただかれるだけ。
体中、貪り尽くされたって表現あるけど、そのまんまだった。
遠征に付いていけないのはモデルの仕事が入ってるからって、言ったのにわざとなのね!
キスマークだらけでどうするのよ、これ。
キスの雨を降らし終わったら、いつものように『顔を見ながら、一緒にいこう』で始まった。
キスしながら、タケルを受け入れるのはあたしも好きなのだ。
とはいえ、普段、あまり自分を出さない彼だが、夜は意外なくらいに積極的でねちっこいということに気付かされた。
アスリートだからってこともないと思うんだけど、タケルが一回、果てる間にあたしは軽く、三回は意識を失いかけてる。
今日もキスしながらの二回だけでもうヘトヘトなのだ。
いつもなら、これで許してもらえるんだけど……
今日のタケルは違った。
『後ろからの方が子供、出来易いって、聞いたんだ』と耳元で囁かれた。
出したばかりで元気を失ったはずのタケルのアレがまた、めっちゃ元気に大きくなってきた。
嘘でしょ!?
栄養剤とか飲んでないよね? って、言いたいくらい元気。
気付いた時にはもう手遅れだった。
繋がったままなのにうつ伏せにさせられて、後ろからも美味しくいただかれちゃった。
一回、抜けちゃった彼のアレが天井に向くくらい反り返ってたから、タケルは恐らく、この体位が好きなんだろう。
後ろから、あたしの胸を揉むのが特に好きらしい。
ホントやばかった。
その時点で何度されたんだっけ?
もう頭はボッーとしてくるし、身体はヘトヘトからクタクタ。
なのにシレッとした顔で『アリスって、上好きだよね?』『へ?』のやり取りだけで上に騎せられた。
それもほぼ、タケルの力で上に騎せられただけなの!
でも、これ、イイかも。
すごく深いから、感じすぎてヤバい。
『あんっ、あんっ』って、啼いてるだけの状態で気付いたら、自分でも腰を振ってた。
クタクタなんて言っておいて、これじゃ、はしたなさすぎて、自己嫌悪に陥るわ。
タケルは喜んでくれてるんだから、幸せすぎて信じられない。
あっ、でも、もう無理かも……意識失うまでがいつも通りのことだったのを忘れてた。
事後処理はタケルがいつもきれいにしてくるんだけど、起き上がろうとしたら、中からドロッと愛の証が出てきた。
感触は気持ち悪いのに胸は幸せでいっぱいなのだ。
これだけ、たくさん注がれたんだもん。
今度こそ出来るかな?
VR機器を外すとそこは見慣れたいつもの部屋な訳で。
すぐ隣にいるタケルもVR機器を外し終わったのを確認してから、その体に勢いよく、抱き付いてみた。
軽く体当たりをしたみたいになっちゃったけど、許して欲しい。
少しでも早く、彼の温もりを感じたかったから。
それで許してくれる?
「アリスから抱き付いてくるなんて、どうしたの?」
彼の胸板に頬ずりが出来るくらい、身を寄せている。
あたしを見つめてくるタケルの瞳はどこまでも優しくて、どんなに甘えても許してくれるんだと勘違いしちゃいそう。
甘えてもいいよね?
「明日から、大変でしょ?」
「うん、大変だけど今の僕は何でも出来ちゃいそうだからね」
あたしを見つめている優しい瞳の奥に隠し切れない炎のように煌めくものが見えた。
そうよね、明日から大変なんだもん。
うちのチームはアウェイで負けられない戦いに挑まないといけないのだ。
現在、リーグ戦で三部の三位に位置してる。
混戦状態で首位から四位までが四ポイント差っていう状況なのよね。
明後日の試合は首位チームとの対戦だったりする。
ここで勝てば、二部昇格へと一歩近づくし、負けてしまうと昇格レースから遠ざかってしまう可能性があるのだ。
「じゃあ、今日は早く休んだ方がよくない? 疲れが残ったら、明日は移動日だって、言っても……んっ」
あたしの言葉は最後まで言い終える前にタケルの唇によって、塞がれていた。
気が付いたら、お互いの舌を絡ませ合って、唾液を交換しあってる。
身体が反射的に勝手に動いてしまうのだ。
「だから、今日はしないって言うのかい? それは駄目だよ。アリス成分が足りなくて、試合負けるかもしれないなー」
スッと顔が離れても二人の間は銀色の橋で繋がったままで静まり返った部屋に二人の荒い息遣いだけが響いてる。
これは今日、逃げられないやつだわ。
別に逃げる気はないんだけど……あまり、激しくしちゃって、疲れが残ったりしないか、心配なのだ。
だって、激しかった次の日、あたしはベッドから出られない。
そんなことがざらにあるんだからねっ!
タケルは平気な顔して、余裕なのかな?
っていうか、逆に元気になってる部分もあるみたいで……。
「本当に大丈夫なの? 無理しなくても……きゃっ」
お姫様抱っこされて、ベッドまでお持ち帰りされるパターン。
あたしはこのパターンをよく知ってる。
間違いなく、抱き潰されるってね!
「我慢する方が実力を発揮出来ないかもしれないよ? アリスもそれは嫌でしょ? 協力してくれるよね」
邪気のない感じにニコッと微笑みを浮かべていながら、瞳の奥にあたしをとことん、イかせようっていう性欲の獣が潜んでいるんだよ、怖っ。
ベッドに大事な物をそっと置くように丁重にあたしを寝かせてくれるのはいいんだけど、器用に服まで全部、脱がせてくんだよね。
どこでそんなテクニック学んだのよ! なんて、責めたりはしないわ。
だって、タケルもあたしも一人しか経験ないんだもん。
彼のテクニックが上がっているのはあたしのお陰なのだ。
つまり、あたしは自分で自分の首を絞めてるって、言うところ?
「お、お手柔らかに? 手加減して……くれないよねぇ」
「うん? アリスを愛するのに手加減とか失礼じゃないかな?」
「えっ!? ち、ちょっと目が怖くない?」
はい、抵抗なんて出来ませんでした。
もう、それはそれはただ、ひたすら美味しくいただかれるだけ。
体中、貪り尽くされたって表現あるけど、そのまんまだった。
遠征に付いていけないのはモデルの仕事が入ってるからって、言ったのにわざとなのね!
キスマークだらけでどうするのよ、これ。
キスの雨を降らし終わったら、いつものように『顔を見ながら、一緒にいこう』で始まった。
キスしながら、タケルを受け入れるのはあたしも好きなのだ。
とはいえ、普段、あまり自分を出さない彼だが、夜は意外なくらいに積極的でねちっこいということに気付かされた。
アスリートだからってこともないと思うんだけど、タケルが一回、果てる間にあたしは軽く、三回は意識を失いかけてる。
今日もキスしながらの二回だけでもうヘトヘトなのだ。
いつもなら、これで許してもらえるんだけど……
今日のタケルは違った。
『後ろからの方が子供、出来易いって、聞いたんだ』と耳元で囁かれた。
出したばかりで元気を失ったはずのタケルのアレがまた、めっちゃ元気に大きくなってきた。
嘘でしょ!?
栄養剤とか飲んでないよね? って、言いたいくらい元気。
気付いた時にはもう手遅れだった。
繋がったままなのにうつ伏せにさせられて、後ろからも美味しくいただかれちゃった。
一回、抜けちゃった彼のアレが天井に向くくらい反り返ってたから、タケルは恐らく、この体位が好きなんだろう。
後ろから、あたしの胸を揉むのが特に好きらしい。
ホントやばかった。
その時点で何度されたんだっけ?
もう頭はボッーとしてくるし、身体はヘトヘトからクタクタ。
なのにシレッとした顔で『アリスって、上好きだよね?』『へ?』のやり取りだけで上に騎せられた。
それもほぼ、タケルの力で上に騎せられただけなの!
でも、これ、イイかも。
すごく深いから、感じすぎてヤバい。
『あんっ、あんっ』って、啼いてるだけの状態で気付いたら、自分でも腰を振ってた。
クタクタなんて言っておいて、これじゃ、はしたなさすぎて、自己嫌悪に陥るわ。
タケルは喜んでくれてるんだから、幸せすぎて信じられない。
あっ、でも、もう無理かも……意識失うまでがいつも通りのことだったのを忘れてた。
事後処理はタケルがいつもきれいにしてくるんだけど、起き上がろうとしたら、中からドロッと愛の証が出てきた。
感触は気持ち悪いのに胸は幸せでいっぱいなのだ。
これだけ、たくさん注がれたんだもん。
今度こそ出来るかな?
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