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二幕 特級怪異襲来
第20話 電子機器だから、電気に弱かったみたいだな
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極超音速で撃ち出された日緋色金製の弾丸が鉄塔に巻き付いた大百足の右の触覚に着弾した。
触覚の付け根を破砕された大百足は耳障りなギチギチという音を立てながら、ゆっくりと守備態勢のとぐろを解いていく。
身体を傷つけられた痛みと恨みによるものだろうか。
八つの単眼が爛々と炎のように揺らめくと呼応するように周囲を固めていた七体の鋼鉄の戦士も動き始める。
バシネットを模した頭部に刻まれたスリットから、漏れる光もまた、大百足と同じ赤みを帯びていた。
凄まじい爆音と衝撃波は電磁弩の周囲にいた者達の意識を一瞬、意識を持っていった。
射撃の反動がある程度、きついとは予想されていたがこれほどまでに凄まじいものとは誰も予想していなかったのだ。
(本当に撃っても大丈夫なものだったんだろうか?)
悠にとって、正式な実戦に参加するのは今回が初めての経験である。
少々の不安を覚えるのは当然とも言える。
「初弾命中が確認されたがターゲットは未だに健在だ。反撃に備え、各員準備」
小暮の号令に従い、石川機が次弾の装填を始める。
ブリーフィングで再装填と冷却に時間がかかり、連射が効かないという説明はされていた。
しかし、それ以上に事態は深刻なものだ。
冷却が開始されているのにも関わらず、電磁弩の銃身からは白煙が上がり続け、止まる気配がない。
二脚を押さえていた湯沢と清水のメルクリウスも肩と腕部から、時折、火花が散っていた。
反動で少なからず、ダメージを受けたのだ。
その状態で次の射撃に入れば、腕が吹き飛ぶかもしれなかった。
「再射撃可能まで三〇〇」
およそ五分。
それだけの時間があれば、怪異も何らかの動きを見せるのに十分な時間である。
仕掛けてくるのはまず、間違いない。
避けられそうにない事実と認識している小暮小隊の動きは無駄なく早い。
古川の予測では本体が来る可能性は低いと判断したことも大きいのだろう。
今や人類の敵となったマーズが向かってくる。
再射撃に備える四機が動けない以上、遊撃ポジションにある悠のマーズと大橋機が時間を稼ぐしかないのだ。
大橋機は盾もどきを構え、電磁弩の前に仁王立ちする。
その背からは自分の体を使ってでも守り抜くという男の覚悟を感じさせるものだった。
(かっこいいな、大橋さん! 僕も……僕にしか、出来ないことをやるべきだ)
大橋が見せた男の覚悟に感化され、悠の心も激しい炎のように燃え上がろうとしていた。
「出ます!」
これには感情を抑えた古川の冷静なオペレーションが影響していた。
猛りながらも穏やかな心は凪いだ水面に似ている。
明鏡止水の心持ちとはまさにこのことなのだろうか。
そう感じて止まないほどに悠の心は不思議と落ち着いていた。
(遊撃が出来るのは誰だ? 僕だ! なら、やるしかないじゃないか!!)
燃え上がる闘志を胸に悠は静かに眼鏡を外した。
彼の紅玉色の瞳が光りを帯びたように赤い煌きを見せる。
「中々に面白い……。同じ機体だから、分かりやすいな」
悠の駆るマーズは日緋色金製の刀を抜き放つと、推進装置を目一杯に吹かせた。
「もっと! もっとだ!」
盾を構え、防御姿勢を取っている大橋機よりも前に出る必要があった。
マーズは急加速で姿勢を制御するのすら、難しいところを何とか、立て直すと飛んできたモノをその日緋色金で切り払った。
きれいに真っ二つになったモノは軽い爆発を起こすが、大した問題にはならない。
「見える! 見えるんだよ、無駄だ」
悠はさらにマーズの推進装置を吹かせ、距離を詰めるとともに続けざまに飛んでくるモノを切り払って、処理していく。
日が沈み、暗くなってきたとはいえ、彼の目には周囲の状況がはっきりと見えていた。
三機の敵性マーズが射撃姿勢を取っている。
(どうする? 動力部を狙うか? いや、無理か)
悠は養父の書斎で何度か、装甲機兵の設計図を目にしたことがあった。
しかし、記憶を探っても動力部がどこにあるのか、はっきりと分からない。
分かっているのはコックピットの場所くらいかと思い立った悠だが、確実に狙えるコックピットを破壊したところでAI制御された機体が動きを止めるという保証がなかった。
「仕方ない……首を飛ばすか」
物騒な考えをしていると悠は自嘲気味に軽く、息を吐く。
視界を情報として、インプットする手段は頭部に内蔵されている。
これは装甲機兵の共通規格でもあった。
いくら人工知能でも人間と同じように視界からの情報が重要である以上、破壊するのが最適解に違いない。
悠が導き出したのはそれだった。
(メインカメラを潰せば、勝ったも同然のはずだ)
しかし、最先端のAI制御がされた無人機である以上、視界以外の情報を使って、補正を行うことで普通に行動が出来る可能性もあった。
(まあ、立て直す前に動けないように両足を破壊しておけば、いいか)
そう判断した悠は口角を僅かに上げ、酷薄な笑みを浮かべるとリニアライフルから、撃ち出される弾丸を切り払いながら、推進装置を最大限に吹かせ、一気に間合いを詰めていく。
「取った!」
すれ違いざまに先頭にいた敵性マーズの頭を大地に転がし、返す刀で両膝の部分を両断する。
(AIは恐らく、加速すると予測しなかったんだろう。逆だよ、逆。だから、負けるんだ)
だが、ここで動きを止めるのは得策ではないと悠は知っていた。
相手が人工知能である以上、仲間が倒れたからといって、動揺しないのだ。
そのまま、悠のマーズは地面を思い切り蹴り、宙に飛ぶと再び、推進装置を吹かせ、加速する。
そして、残り二機のマーズの頭に目掛け、十分にスピードの乗った日緋色金の刀を投げつけた。
忍刀が深く突き刺さり、火花を散らせた二機のマーズはなすすべもなく、沈黙した。
「電子機器だから、電気に弱かったみたいだな」
触覚の付け根を破砕された大百足は耳障りなギチギチという音を立てながら、ゆっくりと守備態勢のとぐろを解いていく。
身体を傷つけられた痛みと恨みによるものだろうか。
八つの単眼が爛々と炎のように揺らめくと呼応するように周囲を固めていた七体の鋼鉄の戦士も動き始める。
バシネットを模した頭部に刻まれたスリットから、漏れる光もまた、大百足と同じ赤みを帯びていた。
凄まじい爆音と衝撃波は電磁弩の周囲にいた者達の意識を一瞬、意識を持っていった。
射撃の反動がある程度、きついとは予想されていたがこれほどまでに凄まじいものとは誰も予想していなかったのだ。
(本当に撃っても大丈夫なものだったんだろうか?)
悠にとって、正式な実戦に参加するのは今回が初めての経験である。
少々の不安を覚えるのは当然とも言える。
「初弾命中が確認されたがターゲットは未だに健在だ。反撃に備え、各員準備」
小暮の号令に従い、石川機が次弾の装填を始める。
ブリーフィングで再装填と冷却に時間がかかり、連射が効かないという説明はされていた。
しかし、それ以上に事態は深刻なものだ。
冷却が開始されているのにも関わらず、電磁弩の銃身からは白煙が上がり続け、止まる気配がない。
二脚を押さえていた湯沢と清水のメルクリウスも肩と腕部から、時折、火花が散っていた。
反動で少なからず、ダメージを受けたのだ。
その状態で次の射撃に入れば、腕が吹き飛ぶかもしれなかった。
「再射撃可能まで三〇〇」
およそ五分。
それだけの時間があれば、怪異も何らかの動きを見せるのに十分な時間である。
仕掛けてくるのはまず、間違いない。
避けられそうにない事実と認識している小暮小隊の動きは無駄なく早い。
古川の予測では本体が来る可能性は低いと判断したことも大きいのだろう。
今や人類の敵となったマーズが向かってくる。
再射撃に備える四機が動けない以上、遊撃ポジションにある悠のマーズと大橋機が時間を稼ぐしかないのだ。
大橋機は盾もどきを構え、電磁弩の前に仁王立ちする。
その背からは自分の体を使ってでも守り抜くという男の覚悟を感じさせるものだった。
(かっこいいな、大橋さん! 僕も……僕にしか、出来ないことをやるべきだ)
大橋が見せた男の覚悟に感化され、悠の心も激しい炎のように燃え上がろうとしていた。
「出ます!」
これには感情を抑えた古川の冷静なオペレーションが影響していた。
猛りながらも穏やかな心は凪いだ水面に似ている。
明鏡止水の心持ちとはまさにこのことなのだろうか。
そう感じて止まないほどに悠の心は不思議と落ち着いていた。
(遊撃が出来るのは誰だ? 僕だ! なら、やるしかないじゃないか!!)
燃え上がる闘志を胸に悠は静かに眼鏡を外した。
彼の紅玉色の瞳が光りを帯びたように赤い煌きを見せる。
「中々に面白い……。同じ機体だから、分かりやすいな」
悠の駆るマーズは日緋色金製の刀を抜き放つと、推進装置を目一杯に吹かせた。
「もっと! もっとだ!」
盾を構え、防御姿勢を取っている大橋機よりも前に出る必要があった。
マーズは急加速で姿勢を制御するのすら、難しいところを何とか、立て直すと飛んできたモノをその日緋色金で切り払った。
きれいに真っ二つになったモノは軽い爆発を起こすが、大した問題にはならない。
「見える! 見えるんだよ、無駄だ」
悠はさらにマーズの推進装置を吹かせ、距離を詰めるとともに続けざまに飛んでくるモノを切り払って、処理していく。
日が沈み、暗くなってきたとはいえ、彼の目には周囲の状況がはっきりと見えていた。
三機の敵性マーズが射撃姿勢を取っている。
(どうする? 動力部を狙うか? いや、無理か)
悠は養父の書斎で何度か、装甲機兵の設計図を目にしたことがあった。
しかし、記憶を探っても動力部がどこにあるのか、はっきりと分からない。
分かっているのはコックピットの場所くらいかと思い立った悠だが、確実に狙えるコックピットを破壊したところでAI制御された機体が動きを止めるという保証がなかった。
「仕方ない……首を飛ばすか」
物騒な考えをしていると悠は自嘲気味に軽く、息を吐く。
視界を情報として、インプットする手段は頭部に内蔵されている。
これは装甲機兵の共通規格でもあった。
いくら人工知能でも人間と同じように視界からの情報が重要である以上、破壊するのが最適解に違いない。
悠が導き出したのはそれだった。
(メインカメラを潰せば、勝ったも同然のはずだ)
しかし、最先端のAI制御がされた無人機である以上、視界以外の情報を使って、補正を行うことで普通に行動が出来る可能性もあった。
(まあ、立て直す前に動けないように両足を破壊しておけば、いいか)
そう判断した悠は口角を僅かに上げ、酷薄な笑みを浮かべるとリニアライフルから、撃ち出される弾丸を切り払いながら、推進装置を最大限に吹かせ、一気に間合いを詰めていく。
「取った!」
すれ違いざまに先頭にいた敵性マーズの頭を大地に転がし、返す刀で両膝の部分を両断する。
(AIは恐らく、加速すると予測しなかったんだろう。逆だよ、逆。だから、負けるんだ)
だが、ここで動きを止めるのは得策ではないと悠は知っていた。
相手が人工知能である以上、仲間が倒れたからといって、動揺しないのだ。
そのまま、悠のマーズは地面を思い切り蹴り、宙に飛ぶと再び、推進装置を吹かせ、加速する。
そして、残り二機のマーズの頭に目掛け、十分にスピードの乗った日緋色金の刀を投げつけた。
忍刀が深く突き刺さり、火花を散らせた二機のマーズはなすすべもなく、沈黙した。
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