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くろいゆきと映画の話・リアルなCGライオン
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皆様、ごきげんようですわ~。
今回、取り上げる映画は『ビースト』でしてよ。
ジャンルはアクションスリラーで主演は今、乗りに乗っている旬な俳優でもあるイドリス・エルバ。
共演はシャールト・コプリーと脇を固める俳優陣も万全といったところかしら?
ストーリーは明快単純なものですわ。
長期バカンスで娘のメレディスとノラを連れ、南アフリカへを訪れた医師ネイトが主人公。
オープニングで描かれるプロローグシーンでは密猟者が罠にかけたライオンを殺しているのですけど、仲間をやられた雄ライオンが一頭、反撃に……。
そんな気になる描写をしつつ、ネイトは旧知の仲であるマーティンを訪ね、彼の案内で特別なサファリツアーを体験することになりますの。
冒頭のシーンとこのサファリのシーンが後半への伏線となってますわ。
ところが帰路、現地住民の村の様子を見てから帰りたいと言うマーティンの言葉に従い、村を訪ねた一行は惨殺された村人の死体が転がる凄惨な現場を目撃してしまいますの。
傷痕からはライオンに襲われたものとしか判断出来ない状況に、猫科の生物である本来のライオンがこのような行動に出るとは思えないと訝しむマーティン。
すぐに対応が出来るところへ通報するべきと考えた一行は早速、向かうのですけど……。
その途中、傷だらけの瀕死の現地住人を見つけてしまい、周囲に犯人であるライオンがいるに違いないと踏んだマーティンは銃を手に様子を見に行くものの逆に奇襲に遭い、重症を負ってしまいますのよ。
そんな状況の中、車に取り残されたぎくしゃくとした家族関係のネイト一家は不慣れな現場で過酷な選択を迫られていく。
おおよその流れはこのような感じかしら?
ネイトは癌でこの世を去った妻アマネのことがあり、家族を蔑ろにしていたと感じる二人の娘は不信感を抱いており、家族仲はぎくしゃく。
ライオンに襲われている状況でもそれが裏目に出てしまい、どう考えても取ってはいけない行動を取ったりと視聴者の心を苛つかせる展開が続くのですけど、そうしたジレンマがあってこそ、再び家族が団結するラストへ繋がったのではないかとも思えますわね。
ちなみによく動くライオンですけれど、何とフルCGだとか。
訓練された俳優ライオンかと思っていたら、本物か区別が出来ないほどに良く出来たCGなのに驚きますわ。
このライオン、いわば悪役扱いなのですけど実際は被害者。
密猟者によって、仲間を殺され、復讐者となっただけですのよ。
ただ、そこはライオンだからか、憎き相手である密猟者だけではなく、無差別に目についた人間許すまじで襲ってくるのですわ。
ラストは伏線になっていたサファリツアーで目撃したライオンの群れにキラーライオンを近づけることで毒を以て毒を制す。
ネイトの知恵が勝っての無事、生存といった演出なのですけど、成体と思われるライオンの激しい攻撃で噛みつかれ、引っかかれているのにちょっとした怪我くらいで済んでいるネイトの肉体がどうなっているのかしら?
そんな疑問は浮かぶもののあまり、深く考えずに見るのには最適といった作品だと思いましてよ。
何と言ってもイドリス・エルバですわね(´・ω・`)
今回、取り上げる映画は『ビースト』でしてよ。
ジャンルはアクションスリラーで主演は今、乗りに乗っている旬な俳優でもあるイドリス・エルバ。
共演はシャールト・コプリーと脇を固める俳優陣も万全といったところかしら?
ストーリーは明快単純なものですわ。
長期バカンスで娘のメレディスとノラを連れ、南アフリカへを訪れた医師ネイトが主人公。
オープニングで描かれるプロローグシーンでは密猟者が罠にかけたライオンを殺しているのですけど、仲間をやられた雄ライオンが一頭、反撃に……。
そんな気になる描写をしつつ、ネイトは旧知の仲であるマーティンを訪ね、彼の案内で特別なサファリツアーを体験することになりますの。
冒頭のシーンとこのサファリのシーンが後半への伏線となってますわ。
ところが帰路、現地住民の村の様子を見てから帰りたいと言うマーティンの言葉に従い、村を訪ねた一行は惨殺された村人の死体が転がる凄惨な現場を目撃してしまいますの。
傷痕からはライオンに襲われたものとしか判断出来ない状況に、猫科の生物である本来のライオンがこのような行動に出るとは思えないと訝しむマーティン。
すぐに対応が出来るところへ通報するべきと考えた一行は早速、向かうのですけど……。
その途中、傷だらけの瀕死の現地住人を見つけてしまい、周囲に犯人であるライオンがいるに違いないと踏んだマーティンは銃を手に様子を見に行くものの逆に奇襲に遭い、重症を負ってしまいますのよ。
そんな状況の中、車に取り残されたぎくしゃくとした家族関係のネイト一家は不慣れな現場で過酷な選択を迫られていく。
おおよその流れはこのような感じかしら?
ネイトは癌でこの世を去った妻アマネのことがあり、家族を蔑ろにしていたと感じる二人の娘は不信感を抱いており、家族仲はぎくしゃく。
ライオンに襲われている状況でもそれが裏目に出てしまい、どう考えても取ってはいけない行動を取ったりと視聴者の心を苛つかせる展開が続くのですけど、そうしたジレンマがあってこそ、再び家族が団結するラストへ繋がったのではないかとも思えますわね。
ちなみによく動くライオンですけれど、何とフルCGだとか。
訓練された俳優ライオンかと思っていたら、本物か区別が出来ないほどに良く出来たCGなのに驚きますわ。
このライオン、いわば悪役扱いなのですけど実際は被害者。
密猟者によって、仲間を殺され、復讐者となっただけですのよ。
ただ、そこはライオンだからか、憎き相手である密猟者だけではなく、無差別に目についた人間許すまじで襲ってくるのですわ。
ラストは伏線になっていたサファリツアーで目撃したライオンの群れにキラーライオンを近づけることで毒を以て毒を制す。
ネイトの知恵が勝っての無事、生存といった演出なのですけど、成体と思われるライオンの激しい攻撃で噛みつかれ、引っかかれているのにちょっとした怪我くらいで済んでいるネイトの肉体がどうなっているのかしら?
そんな疑問は浮かぶもののあまり、深く考えずに見るのには最適といった作品だと思いましてよ。
何と言ってもイドリス・エルバですわね(´・ω・`)
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