くろいやつのくろいつらつらですわ～

くろいゆきと映画の話・オリジンだけどお弁当ではない

　皆様、ごきげんようですわ～。

　今回、取り上げるのは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でしてよ。
　言わずと知れた国民的ロボットアニメの『機動戦士ガンダム』ですけど、今年はTVシリーズの新作が公開されているなど、話題に事欠かないようですわね。

　この『THE ORIGIN』は第一作目の『機動戦士ガンダム』を別の角度から捉え、よりリアルな設定に考え直されているリメイク作品なのですわ。
　しかも原作漫画を手掛けたのは安彦良和先生。
　第一作目の『機動戦士ガンダム』にもスタッフとして、関わった方ですから、当時描けなかった裏舞台や設定が色々、盛り込まれてますのよね。

　アニメ版は六話構成で赤い彗星という異名で知られることになる一年戦争の英雄シャア・アズナブルを主軸において、描かれてますの。
　まだ、幼くて、キャスバルとアルテイシアだった頃のシャアとセイラの兄妹が出てくるだけではなく、若き日のランバ・ラルとそのパートナーであるクラウレ・ハモンまで出てきますわ。
　ラルとハモンは幽閉されたキャスバル兄妹の母アストライアの元から、地球へと脱出させる為に手助けしてくれたり、モビルワーカーから、モビルスーツへと兵器として進化していく途上でのテストパイロットとしても活躍しますのよ？
　そういえば、本編ではえらくベテランの中年男性にしか見えなかったランバ・ラルは実は年齢としてはそこまでいっていなくて、三十代半ばという話だった気がしますわね。

　キャスバルがどういう経緯でシャア・アズナブルと入れ替わり、彼が復讐者であるシャアとして動き始めるのかまでが克明に描かれていて、ひたすらカッコいいことは確かですわ。
　まさにダークヒーローですわね。
　妹のセイラことアルテイシアも視線だけでチンピラを黙らせる目力を持っているのでこの兄妹の持つカリスマ性の高さも見事に描かれてますわ。

　シャアのパートナーという立ち位置だったララァ・スンとの出会いも運命的に描かれてますわね。
　ララァを演じるのが某レオナ姫の方なのもあって、また違った魅力がありましてよ。

　ルウム戦役での勝利と捕虜となったレビル将軍がいかにして、逃げのびたのかも詳細に描写されていて、政治的な思惑が動いていたということが良く分かりますわ。

　これはガンダムが分からない人が見ても十分に楽しめる娯楽作品ですわ～。
　私も良く分からないけど、とりあえず、分かりましたもの。

　シャアカッコいいとガルマとララァが可愛い！　ですわ～。