くろいやつのくろいつらつらですわ～

黒幸

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くろいゆきと種の話・黒いストライク

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　皆様、ごきげんようですわ～。
　今回は詳しく、お話出来そうな種の話ですのよ。

　種の主人公キラの愛機として、イージスガンダムとの死闘の果てに機体を失うまで前半の主役機として活躍したストライクガンダム。
　この機体は地球連合がオーブで密かに建造した新型MSのうちの一機であり、(スーパーコーディネーターであるキラの力によるところが大きいものの)その性能を高く評価されたのか、後継機が造られましたの。
　これはストライクがストライカーパックシステムを採用していたことも大きいようですわ～。
　戦場や戦況に応じて、背部の装備を換装するだけで戦果が出せるということでコストパフォーマンスが良いらしいですわ。
　いや、キラだから、それを可能にしていただけという可能性が高いのですけど💦

　そして、造られた強化発展型の後継機がストライクEですわ。
　これにノワールストライカーを装着し、VPS装甲(ヴァリアブル・フェイズシフト装甲：ストライクのフェイズシフト装甲の発展型)の発する色がストライクの青ではなく、黒なのでノワールの名を冠したのがストライクノワール。
　このストライクノワールは配色が黒っぽいのに加えて、二丁拳銃に二刀流という厨二病心をくすぐる仕様だからか、現在でも人気が高いMSですわね。

　パイロットのスウェンも感情の起伏が薄い銀髪の美青年で色々と過去に曰くある設定になっていますわ。
　種に出てきたオルガ、クロト、シャニのブーステッドマン。
　デス種に出てきたスティング、アウル、ステラのファントムペイン。
　彼らと同じ地球連合軍の特殊部隊に所属しており、その能力も群を抜いて高いエースでしたの。

　実は彼らが登場する作品は種本編ではなく、スピンオフで『C.E.73STARGAZER』という全三話のOVA(ネット配信だったかしら？)ですの。
　この作品の主役はあくまでタイトルにもあるスターゲイザーと呼ばれる宇宙を探査する目的で建造された非戦闘型MSとその開発者であるコーディネーター・セレーネなのですわ～。

　ストライクノワールとスウェンはもう一人の主人公という位置づけであり、出番も活躍も多いのにいわば、敵サイドですのよ。
　そして、この作品、三話で短いのに濃度が異常なほどに濃く、主要な人物も容赦なく、死んでいきますの。

　さて、ストライクノワールを特に取り上げてみましたが、実はこの作品、色々なバリエーション機が登場してますの。
　デュエルの発展強化型であるブルデュエル。
　バスターの発展強化型であるヴェルデバスター。
　ストライクノワールとトリオを組み、戦友として数多の戦場を駆けた両機ですけど、ブルデュエルは二話で滅多刺しにされ、無残な最期を……。
　ヴェルデバスターも三話で文字通り、蜂の巣なのである意味、不遇の名機ですわね。
　スペック上はかなり、高性能でブルデュエルのパイロットのミューディーは『先生が言ってた。「いいコーディネーターは死んだコーディネーターだけ」だって……』という名言を残したのですが……ビームファングで滅多刺しにされ、血塗れになって死んでいくという惨さですわ。
　種は意外と残酷・グロテスクなシーンが多いのでも有名ですのよ？

　プラント側にも中々、面白いMSがいて、四足の獣型という珍しい形状のバクゥの発展型バクゥハウンドが登場してますわ。
　ミレニアムシリーズのザクと同じように背部を換装出来るという改装もなされていて、積んでいるのがケルベロスウィザード。
　そうですわ。
　何と元からあるバクゥの頭だけではなく、背中からも二つのバクゥの頭が出ているという地獄の番犬ケルベロスのような姿になったバクゥですのよ～。
　おハーブ生えますわね！
　頭が三つでビームファングが増えたから、強いというコンセプトなのかしら？
　遠距離戦をほぼ捨てているという中々にぶっ飛んだ仕様ですわ。
　飛び道具を装備しない騎士のガンダムと呼ばれたエピオンを思い出しますわね。
　このケルベロスウィザードは面白いことに外伝でザクに装着したのまで出てきたりしますのよ。

　同じ外伝でもアストレイは本編を食うような設定の物が多い(ローエングリンを撃てるのやら、ドラグーンやら、150mの巨大日本刀やら)のと比べるとリアル寄りにテイストされているとも言えますわね。
　主役機が戦闘を出来なかったり、テーマが宇宙だったりするところも珍しいかしら？
　三話と短いのに見応えがある作品だとは思いますので触れる機会があれば、一度見るのも悪くないと思いますわ～。
　是非、見た方がいいですわ～！　と言えないところはお察しくださいまし～！？

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