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第15章 闇との決戦篇
第194話 再戦、南門
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ベルデ南門にて、ニナとクリアが敵対したのはやはりアグノラであった。
「アグノラさん!どうして魔物と協力してるの!」
「あんたはあの時あいつと一緒にいた娘か。しばらく見ない間に随分成長したじゃない」
「こんなことは止めて!」
「こんなことだと?私はあいつを殺すためにここまで来たんだよ!」
アグノラは杖を構える。
「クリアさん、話し合いは無駄です。こちらも戦わなくては」
「う、うん…」
「さぁ闇よ!敵を焼き払え!闇火炎!」
「クリアさん。以前見た時より威力が上がっています。注意してください」
「了解!助けて貰った恩はあるけどこの国を襲うって言うなら、見過ごすわけにはいかないね!重力操作!」
「がっ!体が動かない…」
アグノラは重力で拘束されて、動けなくなった。
「今だよニナ!」
「一気に決めます」
アグノラの懐にニナが飛び込んでいく。
「仕方ない…使いたくなかったけど、背に腹はかえられない!魔人化!」
アグノラの肌はみるみる変色し、肉体が変化していく。アグノラは魔人化した。
「これは…」
ニナは危険を察知してアグノラから距離をとる。
「さぁ!私にこの力を使わせたんだから覚悟しなさいよ!魔人火炎!」
今までの炎とは比べ物にならない火柱が上がる。
「魔力が増していますね」
「このままこの辺りを焼け野原にして、街も炭にしてやるわ!そして、あの神樹クローロンもこの手で焼いてやるわ!」
「重力操作・超過重!」
「ぶはぁ!」
アグノラは地面に突っ伏した。クリアの重力に押しつぶされたのだ。
「馬鹿な…魔人化の体でも耐えられないのか…」
「この力は私だけのものじゃない!リュートやみんなと鍛え上げた魔法だよ!その魔法があなたなんかに負けるわけないでしょ!」
「ぐっ…どいつもこいつもリュート、リュート!あいつは魔物だ!人間様に害をなす外敵だ!そんな奴に誑かされている女どもなんかに…」
べキッ!アグノラの背骨、四肢が逆に曲がる。
「ぐはぁ!」
「リュートが誑かしている?貴方にリュートの何がわかるの?」
「ひっ…」
この時アグノラは知った。この女は怒らせてはいけない類いの人物だと。
「クリアさん…」
「ニナ。ちょっと離れてて貰えるかな?」
「はい。分かりました」
「ちょっと待って!さっき言ってた恩は…ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
南門付近にはアグノラの絶叫が響きわたるのだった。
「アグノラさん!どうして魔物と協力してるの!」
「あんたはあの時あいつと一緒にいた娘か。しばらく見ない間に随分成長したじゃない」
「こんなことは止めて!」
「こんなことだと?私はあいつを殺すためにここまで来たんだよ!」
アグノラは杖を構える。
「クリアさん、話し合いは無駄です。こちらも戦わなくては」
「う、うん…」
「さぁ闇よ!敵を焼き払え!闇火炎!」
「クリアさん。以前見た時より威力が上がっています。注意してください」
「了解!助けて貰った恩はあるけどこの国を襲うって言うなら、見過ごすわけにはいかないね!重力操作!」
「がっ!体が動かない…」
アグノラは重力で拘束されて、動けなくなった。
「今だよニナ!」
「一気に決めます」
アグノラの懐にニナが飛び込んでいく。
「仕方ない…使いたくなかったけど、背に腹はかえられない!魔人化!」
アグノラの肌はみるみる変色し、肉体が変化していく。アグノラは魔人化した。
「これは…」
ニナは危険を察知してアグノラから距離をとる。
「さぁ!私にこの力を使わせたんだから覚悟しなさいよ!魔人火炎!」
今までの炎とは比べ物にならない火柱が上がる。
「魔力が増していますね」
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「重力操作・超過重!」
「ぶはぁ!」
アグノラは地面に突っ伏した。クリアの重力に押しつぶされたのだ。
「馬鹿な…魔人化の体でも耐えられないのか…」
「この力は私だけのものじゃない!リュートやみんなと鍛え上げた魔法だよ!その魔法があなたなんかに負けるわけないでしょ!」
「ぐっ…どいつもこいつもリュート、リュート!あいつは魔物だ!人間様に害をなす外敵だ!そんな奴に誑かされている女どもなんかに…」
べキッ!アグノラの背骨、四肢が逆に曲がる。
「ぐはぁ!」
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「ひっ…」
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「クリアさん…」
「ニナ。ちょっと離れてて貰えるかな?」
「はい。分かりました」
「ちょっと待って!さっき言ってた恩は…ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
南門付近にはアグノラの絶叫が響きわたるのだった。
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