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第14章 七大国会合篇
第176話 集結する王達
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リュート達はセールイ王国の王、セールイと合流した後ベルデ王国へとたどり着いた。
「本当に助かったよリュート王。君の元には素晴らしい戦士達が揃っているんだな」
「そちらの損害は大丈夫か?」
「何とかだが、大丈夫だ。傷ついた兵士たちはこのベルデで休養させようと考えている。この国は自然豊かで休養にはとても適した国だからな」
「確かにそうかもしれないな」
ベルデ王国は明らかに空気が綺麗で水が澄んでいる。これもあの神樹のおかげなのだろうか。
「ようこそ。お二方」
ベルデの門をくぐった、リュートとセールイの前に老人エルフが現れた。
「あなたは…」
「そうか。リュート王は即位したばかりで、ベルデ王国の王を知らないのか」
「自己紹介をさせていただきます。私の名前はローガン・ベルデ。この国、ベルデ王国を500年に渡って統治している」
「500年!そいつは凄い…」
「エルフは長命種ですから、そのようなことも可能です。これも神樹の加護があってこそ」
「そう言えばあの神樹のことを詳しく知らないな…」
「あの神樹クローロンは私が産まれるずっと前からこの地に根ざしていた木です。いつから生えているのかはわかっておりません」
「なるほど」
「我々エルフは神樹と共に育った種族と言われており、人間とはまた違った特殊な魔力を所有しています。その為に長命の種族になったと伝えられています。しかし、神樹ははるか古代から生えているので、詳細まで詳しくは伝えられていないのです」
謎に包まれた巨大樹か…。何か秘密がありそうだ。いつか知る時が来るのかもしれない。
「おーい!リュート王!」
そんな会話をしていると、聞きなれた声が聞こえてきた。ジョーヌのデザイアだ。
「あなた達の方が先だったみたいね」
デザイアは相変わらず趣味の悪い、まっ金金な馬車で現れた。
「おぉ。あなたが新たなジョーヌの王か。私はセールイだ。よろしく頼む」
「私はベルデの王ローガンです」
「初めまして。私が新たにジョーヌの王になったデザイアよ」
「ここで立ち話もあれですから。どうぞ、我々の城へ」
ベルデに連れられ、リュート達と三国の王一行は、ベルデ城にやってきた。
「あなたがたのお城と比べたらみすぼらしいかもしれませんが御容赦くださいませ」
ベルデ城は今まで見たどの城より小さいものだったが、年季と自然との調和で非常に味のあるいい居城だ。
「お先に御二方到着されていますよ」
そこにはアスールの王とヴァイオレット王国の女王が待っていたのだった。
「本当に助かったよリュート王。君の元には素晴らしい戦士達が揃っているんだな」
「そちらの損害は大丈夫か?」
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「なるほど」
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謎に包まれた巨大樹か…。何か秘密がありそうだ。いつか知る時が来るのかもしれない。
「おーい!リュート王!」
そんな会話をしていると、聞きなれた声が聞こえてきた。ジョーヌのデザイアだ。
「あなた達の方が先だったみたいね」
デザイアは相変わらず趣味の悪い、まっ金金な馬車で現れた。
「おぉ。あなたが新たなジョーヌの王か。私はセールイだ。よろしく頼む」
「私はベルデの王ローガンです」
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「あなたがたのお城と比べたらみすぼらしいかもしれませんが御容赦くださいませ」
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「お先に御二方到着されていますよ」
そこにはアスールの王とヴァイオレット王国の女王が待っていたのだった。
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