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第10章 黄金色の欲望篇
第131話 魔王と淫魔
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リュートはデザイアの新ジョーヌ国と同盟を結び、帰還してきた。
「さて、これからどうするか…」
リュートはとりあえず玉座に座る。
「ん?」
気がつくと、何も無い真っ白な空間に居た。ここに来たということは進化の時が来たという事だろう。
「で?次の進化先は何だ?」
リュートの種族はイモージェンの魔法で進化もどきをして、爆剣竜人となっている。
『王の統治、魔神との邂逅、従属する魔族を達成しました。進化先が強制的に変化します』
「強制的?」
『進化先を表示します』
<進化先>
爆剣竜人--→竜魔王
「竜魔王?ついに俺も魔王となる時が来たのか」
選択肢はひとつしかない。進化をすれば強くなれる。やらないという選択肢は無い。
『進化を開始します』
リュートの体が光に包まれる。体の筋肉がかなり引き締まり、ガッチリした体型になる。角が立派になり、頑強になる。それ以外にはあまり変化は見られない。
『進化を完了しました』
そして、リュートは再び玉座に戻って来る。
「リュート!進化したの?」
「あぁ」
「突然体が光出したから驚いたぞ」
「どうやら、色んな出来事が重なって俺は魔王になったようだ」
「魔王!リュートがそんな野蛮なしゅぞくに?」
ミラが驚きの声を上げる。
「まぁ野蛮になるかどうかはそいつの人格次第だろう。俺は今までと何も変わらないさ」
「そうね。リュートはリュートよね」
ローザがそう口を開くと、ローザも未知の真っ白な空間にいた。
「えっ?ここは…」
ローザは初めて見る空間に驚きを隠せない。
『魔王の誕生により、貴方は強制的に進化します』
「突然ね…だけど、進化するに越したことはないわね」
『進化先を表示します』
<進化先>
女王淫魔--→淫魔王妃(サキュバス・エンプレス)
『進化を開始します』
「さぁ進化…」
ドックン!体の中に力が流れ込む。まるで体内から魔力が溢れ出すような感覚だ。その感覚は快感を伴い、ローザを昂らせた。
「き、気持ちいい!あぁぁぁぁ!」
快感の渦に飲み込まれるような感覚の後に、全身から力が迸る。見た目の変化はあまり無いが、その体はより淫靡に官能的に変化した。
「はぁ…はぁ…」
「だ、大丈夫か?ローザ?」
リュートが進化したと思ったら次はローザが進化したのだ。
「うん…何とか。どうやら私はリュートに連鎖して進化したみたい」
「連鎖進化か…珍しい事もあるじゃな」
イモージェンも連鎖して進化するのは初めて見たようだ。
「まぁ魔王になってもやることに変わりはない。とりあえず、仕事を始めよう!」
こうして、リュートとローザは進化したのだった。
「さて、これからどうするか…」
リュートはとりあえず玉座に座る。
「ん?」
気がつくと、何も無い真っ白な空間に居た。ここに来たということは進化の時が来たという事だろう。
「で?次の進化先は何だ?」
リュートの種族はイモージェンの魔法で進化もどきをして、爆剣竜人となっている。
『王の統治、魔神との邂逅、従属する魔族を達成しました。進化先が強制的に変化します』
「強制的?」
『進化先を表示します』
<進化先>
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「竜魔王?ついに俺も魔王となる時が来たのか」
選択肢はひとつしかない。進化をすれば強くなれる。やらないという選択肢は無い。
『進化を開始します』
リュートの体が光に包まれる。体の筋肉がかなり引き締まり、ガッチリした体型になる。角が立派になり、頑強になる。それ以外にはあまり変化は見られない。
『進化を完了しました』
そして、リュートは再び玉座に戻って来る。
「リュート!進化したの?」
「あぁ」
「突然体が光出したから驚いたぞ」
「どうやら、色んな出来事が重なって俺は魔王になったようだ」
「魔王!リュートがそんな野蛮なしゅぞくに?」
ミラが驚きの声を上げる。
「まぁ野蛮になるかどうかはそいつの人格次第だろう。俺は今までと何も変わらないさ」
「そうね。リュートはリュートよね」
ローザがそう口を開くと、ローザも未知の真っ白な空間にいた。
「えっ?ここは…」
ローザは初めて見る空間に驚きを隠せない。
『魔王の誕生により、貴方は強制的に進化します』
「突然ね…だけど、進化するに越したことはないわね」
『進化先を表示します』
<進化先>
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『進化を開始します』
「さぁ進化…」
ドックン!体の中に力が流れ込む。まるで体内から魔力が溢れ出すような感覚だ。その感覚は快感を伴い、ローザを昂らせた。
「き、気持ちいい!あぁぁぁぁ!」
快感の渦に飲み込まれるような感覚の後に、全身から力が迸る。見た目の変化はあまり無いが、その体はより淫靡に官能的に変化した。
「はぁ…はぁ…」
「だ、大丈夫か?ローザ?」
リュートが進化したと思ったら次はローザが進化したのだ。
「うん…何とか。どうやら私はリュートに連鎖して進化したみたい」
「連鎖進化か…珍しい事もあるじゃな」
イモージェンも連鎖して進化するのは初めて見たようだ。
「まぁ魔王になってもやることに変わりはない。とりあえず、仕事を始めよう!」
こうして、リュートとローザは進化したのだった。
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