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第8章 自国の強化篇
第97話 仕立て屋
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イモージェンは王妃達を連れて、仕立て屋にやって来た。
「クリアは大丈夫かしら…」
「きっとクリアさんなら大丈夫です」
話しは少し前に遡る。
「では、クリアよ」
「なに?」
「お主が進化するために適したダンジョンがある。お主はそこへ向かうのじゃ」
「うん。わかった」
「ダンジョンはかなり厳しいものかもしれんが大丈夫か?」
「大丈夫だよ。リュートの為に私、頑張る」
「それで、私たちはこれからどうするの?」
「ローザ、お主を人間の姿にしたいんじゃが何か宛はあるか?」
「私は淫魔。肉体の変化はお手の物よ?」
ローザは肉体変化のスキルを使い、体を変化させる。角と翼、尻尾が見えなくなり、髪型をより人間らしく変更した。肌に身につけていた淫魔用の服も変え、普通の人間の服に変えた。
「どう?」
「流石じゃな。もうどこからどう見ても人間じゃ。これならば王妃としてもやって行けるじゃろう」
「私にかかればこんなものよ」
「では、次に行く場所がある。クリアにも後できてもらうぞ」
「了解。私はダンジョンに行くね」
そして、クリアと別れた三人がやって来たのが王妃のドレスを仕立てる仕立て屋だ。イモージェンが店に入ると普段の店とは違う特別な場所に通された。
「イモージェン様。お待ちしておりました。こちらで王妃様のドレスを仕立てさせていただきます」
「うむ。店にはあらかじめ話をつけておいた。その格好で王妃をやる訳にはいくまい?だから、ここでお主のドレスを仕立てるぞ」
「なるほど。確かにそうした方がいいわね」
「ドレスですかー。着たことないですー」
「じゃろうな…。では、仕立ててもらうが良い」
「じゃあ、私から」
「どうぞ、こちらにいらして下さい」
ローザは店員の支持に従う。
「ローザ様。お召し物を脱いでもらってもよろしいでしょうか。ドレスのサイズの採寸をさせていだだきたいのです」
店は女性しか居なく、警備も厳重だ。断る理由はない。
「わかったわ」
服を脱ぎ、ローザは上半身裸になる。
「失礼します」
店員がローザの体を採寸していく。
「上から、105、58、90ですね。ありがとうございました。続いてオリアナ様のお願い致します」
「はいー!これでいいですかー?」
オリアナも同じ姿になり、店員に測定される。
「110、65、93ですね。ありがとうございました」
「なんじゃその聞いたことない数字は…わしにも胸があったら…」
「まぁ私はリュートの好みに合わせて好きなように調節しているだけなのよね」
「ありがとうございました。必ずや王妃のドレスを仕上げます」
こうして、ローザとオリアナは王妃用のドレスを仕立てたのだった。
「クリアは大丈夫かしら…」
「きっとクリアさんなら大丈夫です」
話しは少し前に遡る。
「では、クリアよ」
「なに?」
「お主が進化するために適したダンジョンがある。お主はそこへ向かうのじゃ」
「うん。わかった」
「ダンジョンはかなり厳しいものかもしれんが大丈夫か?」
「大丈夫だよ。リュートの為に私、頑張る」
「それで、私たちはこれからどうするの?」
「ローザ、お主を人間の姿にしたいんじゃが何か宛はあるか?」
「私は淫魔。肉体の変化はお手の物よ?」
ローザは肉体変化のスキルを使い、体を変化させる。角と翼、尻尾が見えなくなり、髪型をより人間らしく変更した。肌に身につけていた淫魔用の服も変え、普通の人間の服に変えた。
「どう?」
「流石じゃな。もうどこからどう見ても人間じゃ。これならば王妃としてもやって行けるじゃろう」
「私にかかればこんなものよ」
「では、次に行く場所がある。クリアにも後できてもらうぞ」
「了解。私はダンジョンに行くね」
そして、クリアと別れた三人がやって来たのが王妃のドレスを仕立てる仕立て屋だ。イモージェンが店に入ると普段の店とは違う特別な場所に通された。
「イモージェン様。お待ちしておりました。こちらで王妃様のドレスを仕立てさせていただきます」
「うむ。店にはあらかじめ話をつけておいた。その格好で王妃をやる訳にはいくまい?だから、ここでお主のドレスを仕立てるぞ」
「なるほど。確かにそうした方がいいわね」
「ドレスですかー。着たことないですー」
「じゃろうな…。では、仕立ててもらうが良い」
「じゃあ、私から」
「どうぞ、こちらにいらして下さい」
ローザは店員の支持に従う。
「ローザ様。お召し物を脱いでもらってもよろしいでしょうか。ドレスのサイズの採寸をさせていだだきたいのです」
店は女性しか居なく、警備も厳重だ。断る理由はない。
「わかったわ」
服を脱ぎ、ローザは上半身裸になる。
「失礼します」
店員がローザの体を採寸していく。
「上から、105、58、90ですね。ありがとうございました。続いてオリアナ様のお願い致します」
「はいー!これでいいですかー?」
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「110、65、93ですね。ありがとうございました」
「なんじゃその聞いたことない数字は…わしにも胸があったら…」
「まぁ私はリュートの好みに合わせて好きなように調節しているだけなのよね」
「ありがとうございました。必ずや王妃のドレスを仕上げます」
こうして、ローザとオリアナは王妃用のドレスを仕立てたのだった。
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