409 / 529
第7章 集いし者篇
第89話 新たな門出
しおりを挟む
リュートはオリアナとニナには今までの冒険譚。再会した色彩のメンバーには離れてから起こったことを説明した。
「という感じで、今に至るわけだ」
「なるほど…そんなことがあったのですね…」
「オリアナ様もニナ様もお辛い思いをされていたのですね」
「で、一応聞いておきたいんだけど…」
「何だ?ローザ?」
「リュート、こっちの二人とはどこまで行ったの?」
「ぶはっ!」
突然のことに吹き出してしまった。
「どこまでとは…一体どういうことでしょうか?」
ニナは首を傾げた。
「待て待て!オリアナはともかくニナはまだ会ったばかりだ!」
「ふーん…私たちはずっと我慢してたのに、クリアやオリアナとは色々したんだ?」
「ぐっ…まぁ…そうだな…」
確かに色々楽しいことはした。その点は正直申し訳ないとは思っていた。
「私も記憶を無くしてたから、記憶を思い出すためだったんだよ。確かにみんなには悪い事をしたけどあまりリュートを攻めないであげて」
「なるほど…オリアナにも何か事情が?」
「いいえー。私はリュートさんが好きなので、それだけですー」
「まぁ…そうよね。誰だってリュートに惚れるわよね…。それも仕方の無い事ね」
「リュートさん!」
「どうしたオリアナ?」
「私もリュートさんの妻になってもいいですか?」
「俺は別に構わないが…」
「オリアナだけじゃなくてニナももうリュートの女だよね?」
「く、クリアさん?私も良いんですか?」
「だって、ここに集まったみんな、リュートのことが好き。リュートだって周りに居る女の子が多い方が嬉しい。ならみんなで幸せになればいいんだよ。そうでしょ?」
「そうですわ!リュート様は世界一の男性。妻も沢山いて然るべきですわ」
ありがたいことにここにいるメンバーはハーレム歓迎な人達だ。本当にみんなには感謝しかない。
そんなことを話しながら向かったのはリュートが建国した自国「フリーダム」だ。
「リュート様も遂に王ですか。感慨深いですわ」
「まぁなりたくてなった訳じゃないんだけどな…」
「リュート王のご帰還だ!」
リュートが国に戻るとそこには見違えた国があった。立派な城や門が建っていたのだ。
「リュート王!どうぞ!あちらの城は我々の気持ちです。お好きにお使いください」
そう、この立派な城は国民がリュートの為に建てたのだ。
「みんなありがとな。これで本当に王になってしまったな」
「凄く立派な城だね」
「あぁ。でも住みやすくて居心地もいい。みんなとも再会できたし、今日は宴にしよう!」
「賛成!私の記憶も戻ったし、翠怠竜も倒したもんね!」
こうして、リュート達は新たな門出を迎えることになる。
「という感じで、今に至るわけだ」
「なるほど…そんなことがあったのですね…」
「オリアナ様もニナ様もお辛い思いをされていたのですね」
「で、一応聞いておきたいんだけど…」
「何だ?ローザ?」
「リュート、こっちの二人とはどこまで行ったの?」
「ぶはっ!」
突然のことに吹き出してしまった。
「どこまでとは…一体どういうことでしょうか?」
ニナは首を傾げた。
「待て待て!オリアナはともかくニナはまだ会ったばかりだ!」
「ふーん…私たちはずっと我慢してたのに、クリアやオリアナとは色々したんだ?」
「ぐっ…まぁ…そうだな…」
確かに色々楽しいことはした。その点は正直申し訳ないとは思っていた。
「私も記憶を無くしてたから、記憶を思い出すためだったんだよ。確かにみんなには悪い事をしたけどあまりリュートを攻めないであげて」
「なるほど…オリアナにも何か事情が?」
「いいえー。私はリュートさんが好きなので、それだけですー」
「まぁ…そうよね。誰だってリュートに惚れるわよね…。それも仕方の無い事ね」
「リュートさん!」
「どうしたオリアナ?」
「私もリュートさんの妻になってもいいですか?」
「俺は別に構わないが…」
「オリアナだけじゃなくてニナももうリュートの女だよね?」
「く、クリアさん?私も良いんですか?」
「だって、ここに集まったみんな、リュートのことが好き。リュートだって周りに居る女の子が多い方が嬉しい。ならみんなで幸せになればいいんだよ。そうでしょ?」
「そうですわ!リュート様は世界一の男性。妻も沢山いて然るべきですわ」
ありがたいことにここにいるメンバーはハーレム歓迎な人達だ。本当にみんなには感謝しかない。
そんなことを話しながら向かったのはリュートが建国した自国「フリーダム」だ。
「リュート様も遂に王ですか。感慨深いですわ」
「まぁなりたくてなった訳じゃないんだけどな…」
「リュート王のご帰還だ!」
リュートが国に戻るとそこには見違えた国があった。立派な城や門が建っていたのだ。
「リュート王!どうぞ!あちらの城は我々の気持ちです。お好きにお使いください」
そう、この立派な城は国民がリュートの為に建てたのだ。
「みんなありがとな。これで本当に王になってしまったな」
「凄く立派な城だね」
「あぁ。でも住みやすくて居心地もいい。みんなとも再会できたし、今日は宴にしよう!」
「賛成!私の記憶も戻ったし、翠怠竜も倒したもんね!」
こうして、リュート達は新たな門出を迎えることになる。
0
お気に入りに追加
896
あなたにおすすめの小説
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜
雅
ファンタジー
【HOTランキング入り!】【ファンタジーランキング入り!】
【次世代ファンタジーカップ参加】応援よろしくお願いします。
異世界転移し創造神様から【創造眼】の力を授かる主人公あさひ!
そして、あさひの精神世界には女神のような謎の美女ユヅキが現れる!
転移した先には絶世の美女ステラ!
ステラとの共同生活が始まり、ステラに惹かれながらも、強くなる為に努力するあさひ!
勇者は神眼、魔王は魔眼を持っているだと?
いずれあさひが無双するお話です。
二章後半からちょっとエッチな展開が増えます。
あさひはこれから少しずつ強くなっていきます!お楽しみください。
ざまぁはかなり後半になります。
小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる