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第3章 爆剣鎧竜の探索篇
第30話 偽装
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「おーい!ミハエル!」
ミハエルの元に巨大なドラゴンが近づいてくる。
「うわぁぁぁ!」
「あっ」
ミハエルはこの姿に進化したことを知らなかった。そりゃあ驚かれる。
「俺だミハエル!」
「えっ?喋った?…まさか、リュートさん?」
「あぁそうだ。驚かせて悪かったな」
俺は背中から二人を下ろす。
「あ、クリアさんも無事だったようだね。そちらの方は?」
「初めましてー!オリアナって言います」
オリアナがミハエルに挨拶する。
「す、凄い格好だな…」
「?そうですか?」
「オリアナはそういう人だと思ってくれ。で、実はこんなことがあってな…」
ミハエルに今まで起こったことを端的に説明した。
「なるほど。それは大変だ…」
「それで?ミハエルはどうしてここに?」
「あ、本題に入ろう。リュートさんに有益な良い情報を聞いたんだ。それを教えようと思ってここに来た」
「なるほど。それはありがたい」
「リュートさんは、ダンジョンって知ってるか?」
「ダンジョンってあのダンジョンか?」
ミハエルの説明によると、ダンジョンの仕組みなどはアル大陸とほとんど変わらない。最奥にダンジョンのボスが存在し、それを倒せばダンジョン踏破となる。
「ここから南西に行った所に、まだ未踏破のダンジョンがあるんだ」
「ほう。それで?」
「そこのダンジョンに出現するモンスターに『変化の杖』を落とすモンスターが居てな。その杖を使えばリュートさんも人に戻れるかもしれないと思ってな」
なん…だと…?人間に戻れる?それが本当ならば、街にも行ける!
「ミハエル…恩に着るよ。ちょうど人に成りたいと思っていた所だったんだ」
「よかったねリュート」
「あぁ。よし、今からそのダンジョンに向おう。ありがとなミハエル」
「はい。リュートさんも気をつけて」
そして、俺らはダンジョンに向けて飛び立った。
「よし…行ったな…解除!」
ミハエルが魔法を唱える。ミハエルの体は霧に包まれ、その霧の中からアグノラが現れる。
「簡単に騙されてくれたわね、あのクソモンスター。ミハエルに催眠魔法を使った甲斐があったわ」
心底、リュートのことが気に食わなかったアグノラは拠点に戻って来たミハエルに催眠術をかけ、リュート達の情報を喋らせた。そして、誰も攻略出来ていない難攻不落のダンジョンが近くにあることを知っていたアグノラは、リュート達を罠に嵌めるためにミハエルを偽って近づいたのだった。
「連れの少女と痴女には悪いけど、まとめて消えてもらいましょう…」
リュート達はそんなこともつい知らず、ダンジョンに向かうのだった。
ミハエルの元に巨大なドラゴンが近づいてくる。
「うわぁぁぁ!」
「あっ」
ミハエルはこの姿に進化したことを知らなかった。そりゃあ驚かれる。
「俺だミハエル!」
「えっ?喋った?…まさか、リュートさん?」
「あぁそうだ。驚かせて悪かったな」
俺は背中から二人を下ろす。
「あ、クリアさんも無事だったようだね。そちらの方は?」
「初めましてー!オリアナって言います」
オリアナがミハエルに挨拶する。
「す、凄い格好だな…」
「?そうですか?」
「オリアナはそういう人だと思ってくれ。で、実はこんなことがあってな…」
ミハエルに今まで起こったことを端的に説明した。
「なるほど。それは大変だ…」
「それで?ミハエルはどうしてここに?」
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「なるほど。それはありがたい」
「リュートさんは、ダンジョンって知ってるか?」
「ダンジョンってあのダンジョンか?」
ミハエルの説明によると、ダンジョンの仕組みなどはアル大陸とほとんど変わらない。最奥にダンジョンのボスが存在し、それを倒せばダンジョン踏破となる。
「ここから南西に行った所に、まだ未踏破のダンジョンがあるんだ」
「ほう。それで?」
「そこのダンジョンに出現するモンスターに『変化の杖』を落とすモンスターが居てな。その杖を使えばリュートさんも人に戻れるかもしれないと思ってな」
なん…だと…?人間に戻れる?それが本当ならば、街にも行ける!
「ミハエル…恩に着るよ。ちょうど人に成りたいと思っていた所だったんだ」
「よかったねリュート」
「あぁ。よし、今からそのダンジョンに向おう。ありがとなミハエル」
「はい。リュートさんも気をつけて」
そして、俺らはダンジョンに向けて飛び立った。
「よし…行ったな…解除!」
ミハエルが魔法を唱える。ミハエルの体は霧に包まれ、その霧の中からアグノラが現れる。
「簡単に騙されてくれたわね、あのクソモンスター。ミハエルに催眠魔法を使った甲斐があったわ」
心底、リュートのことが気に食わなかったアグノラは拠点に戻って来たミハエルに催眠術をかけ、リュート達の情報を喋らせた。そして、誰も攻略出来ていない難攻不落のダンジョンが近くにあることを知っていたアグノラは、リュート達を罠に嵌めるためにミハエルを偽って近づいたのだった。
「連れの少女と痴女には悪いけど、まとめて消えてもらいましょう…」
リュート達はそんなこともつい知らず、ダンジョンに向かうのだった。
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