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外伝 新米転移者の異世界生活 2
その12 新武器を使ってみた件
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一応宿は取った。エストを宿で待たせ、俺は1人街の外に居た。買った武器を試したくなってしまったのだ。
近くに適当なモンスターは居ないだろうか。草原の遠くに目をやると、そこにはまたまた希少種のゴブリンが居た。もう何が希少種なのかわからなくなる位には見かける。
獲物は見つけたがかなり距離が離れている。
「よーし。遠距離ならば弓だ」
収納袋から大きめの弓と矢を取り出す。弓の経験はほとんどない。小さい時にアーチェリーを少し遊んだことがあるくらいだ。鑑定を使い、弓の詳細を確認してみる。
〔武人の大弓〕:矢を飛ばすだけではなく、様々な武器を飛ばすことが出来る。
へー。そういうことも出来るのか。
だが、まずは矢だ。矢をつがえ、弦を引き絞る。弦はかなり軽いが、しっかり絞れる。そして、指を離す。
サクッ!矢はゴブリンの手前に刺さる。もちろん当たるわけもない。他の武器を試そう。
「これはどんな効果だろうか」
収納袋から黒槍を取り出す。
〔必中の黒槍〕:この槍は主に投擲で使われる。狙えば自動で獲物を追尾する。
これは…。いいことを思いついた。
弓を再び取り出す。この大弓の矢の代わりにこの黒槍を飛ばせば、最強なのでは?
槍をいい感じに弓に引っ掛ける。弦を引き絞り、構える。槍を撃とうとしているのに、不思議と違和感がない。これならば行けそうだ。
「行け!」
ザクッ!
「グギャ!」
槍がゴブリン希少種の体を貫いた。そのまま槍ごと地面に刺さり、ゴブリンは動けなくなっている。
「よし、トドメはこいつだ」
ゴブリンに近づきながら、斧を取り出す。大きいだけあってさすがに重い。
〔帰還の銀斧〕:手放しても、戻って来いと念じると持ち主の元に戻って来る。
なるほど。これも投擲に使えそうだな。だが今は近距離なのでその必要は無い。
ズバッ!ゴブリンは斧により、真っ二つに切り裂かれた。
『希少種の撃破を確認しました。追加報酬が付与されます』
いつもの様に目の前に宝箱が出現する。開けてみると中にはかなりの量の大金貨が入っていた。エストが前に手に入れた金よりも更なる大金を手に入れた。これで俺達は大金持ちだ。
そう言えば、今の俺のステータスはどのくらいまで上がったのだろうか。
「ステータスオープン」
名前 カナト・ミツルギ
種族 人
職業 冒険者
Lv 321
技能 豪運 鑑定 超会心 遠目
何だか凄いことになっていた。強運は豪運に進化し、会心は超会心に進化した。更に新たに遠目というスキルを手に入れた。少しだけ遠くが見えるというスキルのようだ。まぁあって困るスキルでは無いだろう。
エストをあまり待たせるのも悪いので、大金を手に入れた俺は宿に帰ることにした。
近くに適当なモンスターは居ないだろうか。草原の遠くに目をやると、そこにはまたまた希少種のゴブリンが居た。もう何が希少種なのかわからなくなる位には見かける。
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〔武人の大弓〕:矢を飛ばすだけではなく、様々な武器を飛ばすことが出来る。
へー。そういうことも出来るのか。
だが、まずは矢だ。矢をつがえ、弦を引き絞る。弦はかなり軽いが、しっかり絞れる。そして、指を離す。
サクッ!矢はゴブリンの手前に刺さる。もちろん当たるわけもない。他の武器を試そう。
「これはどんな効果だろうか」
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〔必中の黒槍〕:この槍は主に投擲で使われる。狙えば自動で獲物を追尾する。
これは…。いいことを思いついた。
弓を再び取り出す。この大弓の矢の代わりにこの黒槍を飛ばせば、最強なのでは?
槍をいい感じに弓に引っ掛ける。弦を引き絞り、構える。槍を撃とうとしているのに、不思議と違和感がない。これならば行けそうだ。
「行け!」
ザクッ!
「グギャ!」
槍がゴブリン希少種の体を貫いた。そのまま槍ごと地面に刺さり、ゴブリンは動けなくなっている。
「よし、トドメはこいつだ」
ゴブリンに近づきながら、斧を取り出す。大きいだけあってさすがに重い。
〔帰還の銀斧〕:手放しても、戻って来いと念じると持ち主の元に戻って来る。
なるほど。これも投擲に使えそうだな。だが今は近距離なのでその必要は無い。
ズバッ!ゴブリンは斧により、真っ二つに切り裂かれた。
『希少種の撃破を確認しました。追加報酬が付与されます』
いつもの様に目の前に宝箱が出現する。開けてみると中にはかなりの量の大金貨が入っていた。エストが前に手に入れた金よりも更なる大金を手に入れた。これで俺達は大金持ちだ。
そう言えば、今の俺のステータスはどのくらいまで上がったのだろうか。
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エストをあまり待たせるのも悪いので、大金を手に入れた俺は宿に帰ることにした。
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