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第10章 それぞれの修行篇
第117話 神の力
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神との戦いが始まった。神が早速動く。
「実力差がわからないのかい?砂地獄」
一瞬で周りが砂だらけになる。足が砂に埋まり、動けなくなる。ローザは浮遊していたので砂に捕まらなかった。
「なっ!」
「EX魔法!大丈夫?クリア!」
「このくらいなんてことないよ!重力操作!」
空中に飛んでいるグリットを重力で叩きおとす。
「貰った!形なき魔器!形態・ランス!」
ローザの形なき魔器が、空中からグリットに刺さる。しかし、刺さったグリットは砂になり、ローザの槍を砂の中に引きずり込む。
「えっ!嘘…いつの間に分身を…」
「弱い!話にならない!」
「きゃあぁぁぁ!」
クリアが砂に埋まっていく。
「君もだ!」
「離してよ!」
空中に伸びてきた手型の砂に足を掴まれる。足を引き抜こうにも引き抜けない。
「そら!」
手型の砂にそのまま地面に叩きつけられ、ローザは意識を失った。
「さて、君もリュートとかいう奴と、同じところに行かせてあげるよ」
既に胸の下辺りまで体が埋まっている。もう少ししたら、砂に完全に埋まり、窒息してしまうだろう。
「こんな砂なんて!」
自分の体から反発するように重力を放つ。しかし、膨大な砂の前には意味がなかった。モタモタしているうちに首辺りまで砂に埋もれた。
「さらばだ…ぬ!」
グリットの背後からタスラムが飛んできた。グリットは真っ二つに切り裂かれた。
「よし!これで!」
「残念だけど、それも分身だよ」
分身が別れた砂から新たなグリットが現れた。
「嘘…奥の手でもダメなの…」
「残念だったね。もう二度と会うことはないだろう」
ごめんねリュート…私負けちゃったよ…。クリアは砂の中に消えた。
こうして、私、グリットが神をも越えるという不届き者を成敗したわけです。あいつの神力は確かに凄いものだったが、私の前には無力だったようだ。
それにしても気持ちがいい。こんなにあっさりと攻略できるとは。いずれ私が神界を掌握する日も近いのではないか?おもわず、顔がにやけてしまう。
一瞬視界が揺らぐ。
「おっと、魔力を使いすぎたか…」
確かに最初に最大魔力消費を誇る、砂領域を使った。その他にもいくつかの大魔法を使った。実際に魔力を使用するのは久しぶりだった。体がいきなり大量の魔力を消費したことで驚いたのだろう。
「少し休むか…」
砂でベッドを作る。ここはダンジョンの最深部なので、誰にも邪魔されることなく、ゆっくり休めるだろう。
グリットはベッドに横になり目を閉じた。
「っと、まぁこんな感じな夢でも見てたんじゃないか?」
気づいたら、目の前に先程倒したはずの男が立っていた。
「実力差がわからないのかい?砂地獄」
一瞬で周りが砂だらけになる。足が砂に埋まり、動けなくなる。ローザは浮遊していたので砂に捕まらなかった。
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「きゃあぁぁぁ!」
クリアが砂に埋まっていく。
「君もだ!」
「離してよ!」
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「そら!」
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既に胸の下辺りまで体が埋まっている。もう少ししたら、砂に完全に埋まり、窒息してしまうだろう。
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「さらばだ…ぬ!」
グリットの背後からタスラムが飛んできた。グリットは真っ二つに切り裂かれた。
「よし!これで!」
「残念だけど、それも分身だよ」
分身が別れた砂から新たなグリットが現れた。
「嘘…奥の手でもダメなの…」
「残念だったね。もう二度と会うことはないだろう」
ごめんねリュート…私負けちゃったよ…。クリアは砂の中に消えた。
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それにしても気持ちがいい。こんなにあっさりと攻略できるとは。いずれ私が神界を掌握する日も近いのではないか?おもわず、顔がにやけてしまう。
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「おっと、魔力を使いすぎたか…」
確かに最初に最大魔力消費を誇る、砂領域を使った。その他にもいくつかの大魔法を使った。実際に魔力を使用するのは久しぶりだった。体がいきなり大量の魔力を消費したことで驚いたのだろう。
「少し休むか…」
砂でベッドを作る。ここはダンジョンの最深部なので、誰にも邪魔されることなく、ゆっくり休めるだろう。
グリットはベッドに横になり目を閉じた。
「っと、まぁこんな感じな夢でも見てたんじゃないか?」
気づいたら、目の前に先程倒したはずの男が立っていた。
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