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第21話 双子の過去 Ⅲ
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「あれ? 真ん中にそんな危ない所あったの? 見た地図だと国って5つに分かれてたんだけども?」
「あれは目安ですよ、なんとなく目印としてそれっぽいのがあるだけで厳格に決まってる訳じゃないんです。だからどう見ても領地だと分かる位置に建物が集中してるんです。国境辺りには建物が無かったと思います。あと、真ん中には本当に一握りの人しかいないし、無理やり引き戻すもの良くないしで放置されている感じですかね、そして稀に、非道なやつらが現れたりしてみんなで捕まえに行くというらしいです」
確かに土の国行った時、国境付近には建物が無かった気がする。
……奴隷なんかやったら神様が手を施しそうだけど、どうなのか? 争奪戦の時にしか動かないのかな? いや、動けないのか。あの神様が絶対神な訳じゃないだろう、上に総括してる神様がいるということか。この辺は考えても仕方ないし、後にしよう。
「にしても、君らって……何というか、えっと奴隷だったの?」
「ええ、知らない間にあの地に居て、あいつに拾われて奴隷になってたんですよね」
「??」
「まあその辺は続きを聞いて下さい」
――――――――――――――――
「何となく思ってたけど、二人とも頭の回転が早いね」
師匠は顎に手を当てて唸る。逆の手には文字の書かれた紙が数枚、私の手にはペンと紙。見ての通り、文字の練習をしているところだ。文字は、あの屋敷で見よう見まねで描いたり、独学で覚えてたりした。一応は良い屋敷だったから書物は多くあって目を盗んで読んだこともあった。
拾われてから丸一日、私達は弟子となってこの診療所で住み込むことになった。家事や魔法、文字を覚えてなるべく必要のない人間だと思われないように頑張った。もうあんな思いはごめんだ。
「ふーん……。書きも読みももう大丈夫そうだ。後は使っていればすぐマスターできるだろう。後、気が向いたらSAMURAI伝記を読んでみると良い。これはなかなかに面白いぞ」
さらっと謎の宣伝を入れてくる。今度呼んでみようか。
師匠は小さい紙の束、メモ帳だろうか、そこに何やら書き込んでいる。スケジュール管理かな?
「あ、そうだ、今更だけど君らの名前は? 歳は? どこの生まれなの?」
「無いです、分からないです」
「あぁ……」
師匠は頭を抱えるようにして俯く。
「うん、ごめん、そうだね、一緒に名前考えよう」
「「名前……」」
二人で目を合わせる。お姉ちゃんは目がキラキラしていて嬉しそうだ。
「名前は好きな文字選んで、僕がくっ付けてあげるよ。そして歳だけど……見た感じ10歳、いや二人とも大人っぽいからもう少し下かな? 一番古い記憶って何時のか分かる?」
「……寒かった、くらいしか……歳の事が分かったのから2年なので、それ以前の経った年数が良く分からないです」
「うーん、8歳くらい……? 考えても分からないから君らは今日から8歳だ! おーけー?」
「「おーけー」」
「よし、決まりだ。そして生まれもここで、いいかな? 特に何かある訳じゃないけど、あった方が良いかなって思うんだけど」
「「おーけー」」
「うん、わかった。後は名前だけど、ゆっくり考える? また後にしようか?」
「大丈夫、私は決まったよ」 『ナ』『マ』の字を指さす。
「私も」 お姉ちゃんは『シ』『イ』
「ううーん、なるほどそう来るか……。ちなみに何が気に入ったの?」
「「……響き?」」
「うーん……。ナ……マ……シ……イ……」
また頭を抱えさせてしまう。
「ナイシ……マイシ……マシイ……ナシイ……シナイ……シマイ……イナシ……イマシ……イシナ……イシマ……シイナ……マイナ……。ん?」
「シイナ、マイナ。双子だし同じ音入れたいし、どうかな! 結構自信あるんだけど!」
「マイナ」「シイナ」
二人で覚え込むようにして反芻する。響きも良い気がする。二人の好きな文字も入ってる。
「良い……かも」
「うん……私は好き」
「ようし、きた。僕のセンスもなかなかのものだろう」
「取って付けただけじゃない」
「「「キャアアアアアー!!」」」
また上からお姉さんが現れる。この人何なのだ……。というかどうやって天井から出てくるの……。
「ねえ、その現れ方やめない? 心臓に悪いんだけども」
「うん」
「怖い」
「あう……二人に言われると止めたくなる……けど止めない!」
「そこは止めようよ」
「いえ、私は忍者なのよ、くノ一なのよ」
「そうだね、そうだったね。それで二人とも、名前はそれで良いかな?」
「少しは構ってよー」
「うん。ありがとう」
「……良い名前をありがとう」
「うんうん、名前は大事だね、今日から姉がシイナ、妹がマイナだ。改めて宜しくね」
お姉さんは子供みたいに泣き付いてるけど、寂しかったのかな。二人は仲良しだ。
私は「マイナ」、お姉ちゃんが「シイナ」
名前なんて貰えるときが来るなんて思ったなかった。ここにきて本当に良かった。師匠に拾ってもらって本当に良かった。感謝してもしきれない程だ。
この恩は絶対に返していきたい――。
――――――10年後――――――
家事も魔法も覚えて、師匠に一人前と褒められるくらいまで成長した私達。医者だから、回復魔法主体で、そこらの回復魔法使いよりも腕は良いはずだと、言われた。だけど、絶対にしてはいけないと言われたのが命を懸けて相手を助ける事。
医者は命を助けるのが仕事だけど、それは自分の命も含まれていると言われた。そこまでしても喜ぶのはその一瞬だけ、そのあとに残されたものはどうなるか。きちんと考えておくんだ。と教えられた。
そして数年前から師匠が少し体調が芳しくないときが屡々あった。だからできる事は全力でやった。お客さんもたまに来るくらいだったけど何とか治療してここまで来た。師匠のために頑張ってきた。
そしてある日、悲劇は起こる。雨が酷い深夜、暴風雨と雷鳴が轟く嵐の夜だった。
眠りに着こうとうとうして、雷で目が覚めるを繰り返して、何とも言えない感覚におちいってた。ふわふわしてるのに意識ははっきりしている。そんなときに、雷とは違う音が鳴り響く。光って一回なると言うより断続して音が鳴り続けるような、聞いたことの無い音がして、奇妙に思い目が覚める。
だんだんと断続的な音は近付いてきて――。
雷の光で目が覚める。気付くと土に埋もれていた。雨が全身を打ち体温を奪っていく。
――なんで、こんなところに――。
そうだ、みんなは、みんなは無事なの?
体を起こそうとするが右腕が鉛の様に重く、上手く力が入らない。見てみると肘と手首の中間辺りが腫れ上がっている。骨が折れている……?痛みは感じない、麻痺している? 動こうと軽く触ると電撃が走るようなひどい痛みが走る。
「……っ!!!」
今まで感じたことの無いほどの激痛を感じて蹲ってしまう。殴られたり蹴られたりしても骨を折るほどの怪我はしたことは無かった。こんなにも痛いのか、魔法を使おうにも意識が腕にしか向かない。
とりあえずみんなを探そう。
歩くたびに振動で激痛が来て足が止まりそうになるが、我慢する。姉ちゃんは、師匠は、お姉さんは――。
「あ、お姉――」
瓦礫の木材の影にお姉さんの影を見つけた。
――上半身だけ。
血の量が物凄い。普通の人じゃ考えられない程の量が出ている。辺り一帯が血まみれで、ピクリとも動かない。思考が完全に止まり、何も考えられなくなる。腕の痛みを忘れる程の衝撃で頭が真っ白になってしまう。
「――彼女は、死んでしまったよ」
後ろから師匠の声がした。
「脈はあってもあの傷じゃどうしようもないよ」
「そんな――こと言わないで――」
「僕だって言いたかないよ、だけど――」
「……」
無言で俯く。師匠がこう言うんだから――。否定なんかできない。けど――。
「シイナは何処にいる?」
「……まだ……」
「多分、向こう側だ、まだあそこだけ見てない」
予想通りそこに姉ちゃんがいた。酷い怪我をしているが息はあるようだ。
「マイナ、僕の言った事覚えているよね? 命を懸けて人は助けるなと」
「……はい」
「それについて、ひとつ言い直さないとだね。いいかな」
「……」
「治せる怪我の限界について、シイナくらいの怪我は正直五分五分だ。だけど僕なら確実に助けられる。だけど僕は死ぬ、いや、寿命が尽きるだね。命を懸けて相手を治す。こんなことは僕くらいにしか出来ないんだ。でも死んだ人間は僕にも治せないけど。そして君らにも無理だ、やり方は教えてないからね」
「だから、僕はシイナを助ける」
「……なん……」
「僕の寿命はもう少ないんだ。だからシイナを治せば死ぬだろう。だけど短い寿命でシイナが助かるなら僕は、それだけで嬉しいんだ」
「そんなこと――」
「君達はもう十分悲しんだ、だから幸せになって欲しいんだ。だけど、最後にひとつ。悲しい思いをさせちゃうかな。ごめん」
「んっ!?」
首を叩かれ頭が揺さぶられる。体の力が抜けて倒れ込む。
「君たちは頭が良いから、やり方を見て覚えちゃうかもしれないからね。ごめん」
「―――だ。――――――。―――――――――」
「ありがとう」
ここで意識は途切れた。
「あれは目安ですよ、なんとなく目印としてそれっぽいのがあるだけで厳格に決まってる訳じゃないんです。だからどう見ても領地だと分かる位置に建物が集中してるんです。国境辺りには建物が無かったと思います。あと、真ん中には本当に一握りの人しかいないし、無理やり引き戻すもの良くないしで放置されている感じですかね、そして稀に、非道なやつらが現れたりしてみんなで捕まえに行くというらしいです」
確かに土の国行った時、国境付近には建物が無かった気がする。
……奴隷なんかやったら神様が手を施しそうだけど、どうなのか? 争奪戦の時にしか動かないのかな? いや、動けないのか。あの神様が絶対神な訳じゃないだろう、上に総括してる神様がいるということか。この辺は考えても仕方ないし、後にしよう。
「にしても、君らって……何というか、えっと奴隷だったの?」
「ええ、知らない間にあの地に居て、あいつに拾われて奴隷になってたんですよね」
「??」
「まあその辺は続きを聞いて下さい」
――――――――――――――――
「何となく思ってたけど、二人とも頭の回転が早いね」
師匠は顎に手を当てて唸る。逆の手には文字の書かれた紙が数枚、私の手にはペンと紙。見ての通り、文字の練習をしているところだ。文字は、あの屋敷で見よう見まねで描いたり、独学で覚えてたりした。一応は良い屋敷だったから書物は多くあって目を盗んで読んだこともあった。
拾われてから丸一日、私達は弟子となってこの診療所で住み込むことになった。家事や魔法、文字を覚えてなるべく必要のない人間だと思われないように頑張った。もうあんな思いはごめんだ。
「ふーん……。書きも読みももう大丈夫そうだ。後は使っていればすぐマスターできるだろう。後、気が向いたらSAMURAI伝記を読んでみると良い。これはなかなかに面白いぞ」
さらっと謎の宣伝を入れてくる。今度呼んでみようか。
師匠は小さい紙の束、メモ帳だろうか、そこに何やら書き込んでいる。スケジュール管理かな?
「あ、そうだ、今更だけど君らの名前は? 歳は? どこの生まれなの?」
「無いです、分からないです」
「あぁ……」
師匠は頭を抱えるようにして俯く。
「うん、ごめん、そうだね、一緒に名前考えよう」
「「名前……」」
二人で目を合わせる。お姉ちゃんは目がキラキラしていて嬉しそうだ。
「名前は好きな文字選んで、僕がくっ付けてあげるよ。そして歳だけど……見た感じ10歳、いや二人とも大人っぽいからもう少し下かな? 一番古い記憶って何時のか分かる?」
「……寒かった、くらいしか……歳の事が分かったのから2年なので、それ以前の経った年数が良く分からないです」
「うーん、8歳くらい……? 考えても分からないから君らは今日から8歳だ! おーけー?」
「「おーけー」」
「よし、決まりだ。そして生まれもここで、いいかな? 特に何かある訳じゃないけど、あった方が良いかなって思うんだけど」
「「おーけー」」
「うん、わかった。後は名前だけど、ゆっくり考える? また後にしようか?」
「大丈夫、私は決まったよ」 『ナ』『マ』の字を指さす。
「私も」 お姉ちゃんは『シ』『イ』
「ううーん、なるほどそう来るか……。ちなみに何が気に入ったの?」
「「……響き?」」
「うーん……。ナ……マ……シ……イ……」
また頭を抱えさせてしまう。
「ナイシ……マイシ……マシイ……ナシイ……シナイ……シマイ……イナシ……イマシ……イシナ……イシマ……シイナ……マイナ……。ん?」
「シイナ、マイナ。双子だし同じ音入れたいし、どうかな! 結構自信あるんだけど!」
「マイナ」「シイナ」
二人で覚え込むようにして反芻する。響きも良い気がする。二人の好きな文字も入ってる。
「良い……かも」
「うん……私は好き」
「ようし、きた。僕のセンスもなかなかのものだろう」
「取って付けただけじゃない」
「「「キャアアアアアー!!」」」
また上からお姉さんが現れる。この人何なのだ……。というかどうやって天井から出てくるの……。
「ねえ、その現れ方やめない? 心臓に悪いんだけども」
「うん」
「怖い」
「あう……二人に言われると止めたくなる……けど止めない!」
「そこは止めようよ」
「いえ、私は忍者なのよ、くノ一なのよ」
「そうだね、そうだったね。それで二人とも、名前はそれで良いかな?」
「少しは構ってよー」
「うん。ありがとう」
「……良い名前をありがとう」
「うんうん、名前は大事だね、今日から姉がシイナ、妹がマイナだ。改めて宜しくね」
お姉さんは子供みたいに泣き付いてるけど、寂しかったのかな。二人は仲良しだ。
私は「マイナ」、お姉ちゃんが「シイナ」
名前なんて貰えるときが来るなんて思ったなかった。ここにきて本当に良かった。師匠に拾ってもらって本当に良かった。感謝してもしきれない程だ。
この恩は絶対に返していきたい――。
――――――10年後――――――
家事も魔法も覚えて、師匠に一人前と褒められるくらいまで成長した私達。医者だから、回復魔法主体で、そこらの回復魔法使いよりも腕は良いはずだと、言われた。だけど、絶対にしてはいけないと言われたのが命を懸けて相手を助ける事。
医者は命を助けるのが仕事だけど、それは自分の命も含まれていると言われた。そこまでしても喜ぶのはその一瞬だけ、そのあとに残されたものはどうなるか。きちんと考えておくんだ。と教えられた。
そして数年前から師匠が少し体調が芳しくないときが屡々あった。だからできる事は全力でやった。お客さんもたまに来るくらいだったけど何とか治療してここまで来た。師匠のために頑張ってきた。
そしてある日、悲劇は起こる。雨が酷い深夜、暴風雨と雷鳴が轟く嵐の夜だった。
眠りに着こうとうとうして、雷で目が覚めるを繰り返して、何とも言えない感覚におちいってた。ふわふわしてるのに意識ははっきりしている。そんなときに、雷とは違う音が鳴り響く。光って一回なると言うより断続して音が鳴り続けるような、聞いたことの無い音がして、奇妙に思い目が覚める。
だんだんと断続的な音は近付いてきて――。
雷の光で目が覚める。気付くと土に埋もれていた。雨が全身を打ち体温を奪っていく。
――なんで、こんなところに――。
そうだ、みんなは、みんなは無事なの?
体を起こそうとするが右腕が鉛の様に重く、上手く力が入らない。見てみると肘と手首の中間辺りが腫れ上がっている。骨が折れている……?痛みは感じない、麻痺している? 動こうと軽く触ると電撃が走るようなひどい痛みが走る。
「……っ!!!」
今まで感じたことの無いほどの激痛を感じて蹲ってしまう。殴られたり蹴られたりしても骨を折るほどの怪我はしたことは無かった。こんなにも痛いのか、魔法を使おうにも意識が腕にしか向かない。
とりあえずみんなを探そう。
歩くたびに振動で激痛が来て足が止まりそうになるが、我慢する。姉ちゃんは、師匠は、お姉さんは――。
「あ、お姉――」
瓦礫の木材の影にお姉さんの影を見つけた。
――上半身だけ。
血の量が物凄い。普通の人じゃ考えられない程の量が出ている。辺り一帯が血まみれで、ピクリとも動かない。思考が完全に止まり、何も考えられなくなる。腕の痛みを忘れる程の衝撃で頭が真っ白になってしまう。
「――彼女は、死んでしまったよ」
後ろから師匠の声がした。
「脈はあってもあの傷じゃどうしようもないよ」
「そんな――こと言わないで――」
「僕だって言いたかないよ、だけど――」
「……」
無言で俯く。師匠がこう言うんだから――。否定なんかできない。けど――。
「シイナは何処にいる?」
「……まだ……」
「多分、向こう側だ、まだあそこだけ見てない」
予想通りそこに姉ちゃんがいた。酷い怪我をしているが息はあるようだ。
「マイナ、僕の言った事覚えているよね? 命を懸けて人は助けるなと」
「……はい」
「それについて、ひとつ言い直さないとだね。いいかな」
「……」
「治せる怪我の限界について、シイナくらいの怪我は正直五分五分だ。だけど僕なら確実に助けられる。だけど僕は死ぬ、いや、寿命が尽きるだね。命を懸けて相手を治す。こんなことは僕くらいにしか出来ないんだ。でも死んだ人間は僕にも治せないけど。そして君らにも無理だ、やり方は教えてないからね」
「だから、僕はシイナを助ける」
「……なん……」
「僕の寿命はもう少ないんだ。だからシイナを治せば死ぬだろう。だけど短い寿命でシイナが助かるなら僕は、それだけで嬉しいんだ」
「そんなこと――」
「君達はもう十分悲しんだ、だから幸せになって欲しいんだ。だけど、最後にひとつ。悲しい思いをさせちゃうかな。ごめん」
「んっ!?」
首を叩かれ頭が揺さぶられる。体の力が抜けて倒れ込む。
「君たちは頭が良いから、やり方を見て覚えちゃうかもしれないからね。ごめん」
「―――だ。――――――。―――――――――」
「ありがとう」
ここで意識は途切れた。
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