31 / 89
改稿版
とんだ依頼
しおりを挟む
高校生活が始まって早くも一週間が経過した。授業中にムラムラした時は恵と昴にお願いしてヤリ過ごしている。二人ともいつでも笑顔で応えてくれる。少し自重出来るようにするからね?えっ?しなくていいっ!?寧ろもっと求めてくれって!?いやはや…まさかそんな風に言われるとは思っていなかったよ…。
まあ、とにかく授業中の様子はそんな感じだ。そろそろ部活も見学したりしてみようかと思っている。スポーツでもすれば少しは発散出来るんじゃないかと思ったんだよね。でも…男性って部活に入れて貰えるのだろうか?
「ねぇ…恵?」
「どうされましたの?」
「男って部活してもいいの?」
「えっ!?えっ…と…それは…非常に言いにくいのですが…」
恵の伏し目がちなその表情を見て答えは分かったようなものだな。
「…駄目なんだね?」
「…はいですわ…。そのぅ…男性が万が一運動で股間を怪我した場合の事を考えて…」
「ああ…なるほど…。それで運動が駄目な訳…か…」
「……はいですわ…」
「んっ?運動じゃ無かったらもしかして出来るの?美術とかオタ研とかあるんじゃあ…」
「あ、あるにはあるのですが…い、今のところ…男性が出来る部活は…」
「何なにっ!?」
あるのかっ!?
「こ、子作り倶楽部だけですの…」
「そ、そうなんだ…」
ヒクヒクと頬がひきつりそうだ…。いや、引き攣っている。部活する時間があるなら子作れって事かい!?
「じゃあ…見学はいいの?」
「見学は勿論大丈夫ですわ…男性が見学してると知ればみんな張り切るとは思われますけど…」
じゃあ…今度見学だけは行ってみようかな…。運動してるのを見るのも好きだしね…。決してやましい気持ちじゃあないからな?スポーツを観たいだけだから…。ホントだぞ?
♢
そんな風に過ごしているある日の事。政府から俺に特別依頼というものが要請されたんだ。
「──と、いう事で是非お願いしたいのですが…。こんな依頼を国からするのもどうかとは思ったのですがなにぶん依頼者が国に多大な貢献をされておりますうえに男性の生活保証に充てる財源にも多額の寄付をされておりますので断れないのが現状ではあるのですが…」
「いえ…分かりました。ただ…本当にそんな事をしても大丈夫なのですか?それって普通は犯罪なんじゃあ…?」
「そんな事は絶対にありませんので…ご安心下さいませ。それにソレは男性が行っても犯罪ではありませんよ?寧ろ…松山様がそれを他の女性に行ったとしても、国は逆に全力でそれをサポート致しますので…」
「…分かりました」
「ご足労お掛けしますが、何卒宜しくお願いします」
モニター通信を終える。
「今のって…正式な依頼なわけぇ?」
「…そうみたいだね」
「ん…正式な依頼」
「そうなんだ…」
通信中はマナと昴が俺に付き添ってくれていたんだ。まぁ、自宅だしね。母さんと姉さんと妹は今は買い物に出掛けている。紗理奈が3人を連れて行ってくれてるんだ。
「…依頼とはいえ…あんまり気乗りしないな…」
「ん…気にしない」
「そうよ?女性は喜ぶんだから…そ、そのうち…私も…」
「…マナも?」
「い、今のなしっ!?あ、アタシはそんな事絶対にイヤよ!?で、でも…どうしてもって…その…豊和が望むなら…ゴニョゴニョ…って今のも無しっ!」
流石マナだね。何がとは言わないが完璧だね。
「それにしても孫娘をレイプしてくれと言われるとは…」
「ん…大丈夫」
「そうよ!自信を持ちなさいよ!」
「しかも明日って言ったよね?」
「んっ」
「そうね」
マジで価値観の違いが半端ないな…。孫娘を拉致してレイプして種付けしてくれなんて普通言うか?言わないよなぁ…。
取り敢えず車の運転に紗理奈の協力を。その子を拉致るのに昴とマナに協力して貰う事が決まった…。さてさて明日はどうなる事やら…。不安しかないわな…。
まあ、とにかく授業中の様子はそんな感じだ。そろそろ部活も見学したりしてみようかと思っている。スポーツでもすれば少しは発散出来るんじゃないかと思ったんだよね。でも…男性って部活に入れて貰えるのだろうか?
「ねぇ…恵?」
「どうされましたの?」
「男って部活してもいいの?」
「えっ!?えっ…と…それは…非常に言いにくいのですが…」
恵の伏し目がちなその表情を見て答えは分かったようなものだな。
「…駄目なんだね?」
「…はいですわ…。そのぅ…男性が万が一運動で股間を怪我した場合の事を考えて…」
「ああ…なるほど…。それで運動が駄目な訳…か…」
「……はいですわ…」
「んっ?運動じゃ無かったらもしかして出来るの?美術とかオタ研とかあるんじゃあ…」
「あ、あるにはあるのですが…い、今のところ…男性が出来る部活は…」
「何なにっ!?」
あるのかっ!?
「こ、子作り倶楽部だけですの…」
「そ、そうなんだ…」
ヒクヒクと頬がひきつりそうだ…。いや、引き攣っている。部活する時間があるなら子作れって事かい!?
「じゃあ…見学はいいの?」
「見学は勿論大丈夫ですわ…男性が見学してると知ればみんな張り切るとは思われますけど…」
じゃあ…今度見学だけは行ってみようかな…。運動してるのを見るのも好きだしね…。決してやましい気持ちじゃあないからな?スポーツを観たいだけだから…。ホントだぞ?
♢
そんな風に過ごしているある日の事。政府から俺に特別依頼というものが要請されたんだ。
「──と、いう事で是非お願いしたいのですが…。こんな依頼を国からするのもどうかとは思ったのですがなにぶん依頼者が国に多大な貢献をされておりますうえに男性の生活保証に充てる財源にも多額の寄付をされておりますので断れないのが現状ではあるのですが…」
「いえ…分かりました。ただ…本当にそんな事をしても大丈夫なのですか?それって普通は犯罪なんじゃあ…?」
「そんな事は絶対にありませんので…ご安心下さいませ。それにソレは男性が行っても犯罪ではありませんよ?寧ろ…松山様がそれを他の女性に行ったとしても、国は逆に全力でそれをサポート致しますので…」
「…分かりました」
「ご足労お掛けしますが、何卒宜しくお願いします」
モニター通信を終える。
「今のって…正式な依頼なわけぇ?」
「…そうみたいだね」
「ん…正式な依頼」
「そうなんだ…」
通信中はマナと昴が俺に付き添ってくれていたんだ。まぁ、自宅だしね。母さんと姉さんと妹は今は買い物に出掛けている。紗理奈が3人を連れて行ってくれてるんだ。
「…依頼とはいえ…あんまり気乗りしないな…」
「ん…気にしない」
「そうよ?女性は喜ぶんだから…そ、そのうち…私も…」
「…マナも?」
「い、今のなしっ!?あ、アタシはそんな事絶対にイヤよ!?で、でも…どうしてもって…その…豊和が望むなら…ゴニョゴニョ…って今のも無しっ!」
流石マナだね。何がとは言わないが完璧だね。
「それにしても孫娘をレイプしてくれと言われるとは…」
「ん…大丈夫」
「そうよ!自信を持ちなさいよ!」
「しかも明日って言ったよね?」
「んっ」
「そうね」
マジで価値観の違いが半端ないな…。孫娘を拉致してレイプして種付けしてくれなんて普通言うか?言わないよなぁ…。
取り敢えず車の運転に紗理奈の協力を。その子を拉致るのに昴とマナに協力して貰う事が決まった…。さてさて明日はどうなる事やら…。不安しかないわな…。
67
お気に入りに追加
741
あなたにおすすめの小説
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
シン・三毛猫現象 〜自然出産される男が3万人に1人の割合になった世界に帰還した僕はとんでもなくモテモテになったようです〜
ミコガミヒデカズ
ファンタジー
気軽に読めるあべこべ、男女比モノです。
以前、私がカクヨム様で書いていた小説をリメイクしたものです。
とあるきっかけで異世界エニックスウェアに転移した主人公、佐久間修。彼はもう一人の転移者と共に魔王との決戦に挑むが、
「儂の味方になれば世界の半分をやろう」
そんな魔王の提案に共に転移したもう一人の勇者が応じてしまう。そんな事はさせないと修は魔王を倒そうとするが、事もあろうに味方だったもう一人の勇者が魔王と手を組み攻撃してきた。
瞬間移動の術でなんとか難を逃れた修だったが、たどり着いたのは男のほとんどが姿を消した異世界転移15年後の地球だった…。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる