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改稿版
お姉ちゃんとお出かけ
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「今日はお姉ちゃんとお出かけしよう?」
お姉ちゃんから突然のデートのお誘い。返事は勿論イエスの一択だな。そういえば学校以外で家を出るというか、お出かけした事ってなかったなと思い返す。
「さあ、行くよ♪」
「うん。行こう、お姉ちゃん」
そろそろお姉ちゃんという呼び方を姉さんに変えたいと思っていたのだが…姉さんが悲しい顔をしたんだよな。だからお姉ちゃんと呼んでるんだけど…
「で、どこに行くの?」
「カフェだよ」
「カフェっ!?」
カフェデートなんて前世以来だな。アイツと…元カノと行った以来かな…。この世界では初めてだけど…。
「どうかしたの?」
「ううん。何でもないよ。初めてだから楽しみだよ」
「私もカフェで豊君とデートなんて初めてだから楽しみだよ♪」
階段から落ちる前のこの体の持ち主の記憶では家から殆ど出た記憶なんてないみたいだしな。まあ、とにかくお姉ちゃんと勿論護衛の人達と一緒にカフェへと向かったんだ。
♢
「ねぇねぇ、豊君は何にする?何にする?」
お姉ちゃんが楽しそうな笑顔で何を頼むのかを聞いてくる。お姉ちゃんがホント楽しそうで何よりだ。カフェ自体は前世とほぼ変わらない感じかな。周りは当然のように女性ばかりで、
「嘘でしょっ!?」
「男だよねっ!?」
「男性がカフェ!?」
「あの子羨まし過ぎっ!?」
「男性がこの空間に居るだけで私満足かも♡」
「「「「確かに…」」」」
そんな声が聞こえてくる。
「豊君?」
「んっ?」
「今はお姉ちゃんと来てるんだからね?お姉ちゃんだけ見て欲しいなぁ~なんて…」
うん。相変わらずお姉ちゃんは可愛いね。
「うん。お姉ちゃんだけ見てるね」
「うん♡」
そんなやり取りをして店員さんにコーヒーとケーキを注文。やっぱりカフェといったら俺はこの組み合わせが最強かなと思う。まあ、あくまでも個人的にそう思うだけだけど。なんて事を考えながらコーヒーをまずは一口。
「うん。美味しいね」
「だね」
「ほら、豊君、あ~ん♪」
当然のようにお姉ちゃんからのあ~んを頂きました。
「あむっ」
うん。ショートケーキ最高。俺はスイーツ男子を名乗れると自負するくらいにはデザートに目がないと思っている。そんな俺が注文したのはチョコレートケーキだ。お返しにお姉ちゃんにも返さないとね。
「お姉ちゃんもあ~ん」
「あ、あ~ん…あむっ♡」
うん。少し照れたお姉ちゃんの表情がまた最高だね。
「お姉ちゃんって言った!?」
「姉弟なの!?」
「羨まっ…」
「てぇてぇ」
「分かる…」
「たまらんな…」
「ちょっとオナってもいいかな?」
「「「「「いやいやいや…」」」」」
「気持ちは分かるけど…」
「「「「「確かにっ!!!!!」」」」」
お姉ちゃんだけを見てるんだけど…そんな周りのやり取りが自然と耳から入ってくる。まあ、男性の姿を今のところ見ないし、こういうのに憧れたりするのも分かる気がするな…。かくいう俺も前世ではそんなやり取りに憧れたもんだけどな…。
カフェを楽しんだ後は…
「ねぇ…豊君」
「な~に?」
「あそこに…入ろうか?」
「うん?」
お姉ちゃんの視線の先は…ああ…ラブホテルか。イチャイチャデートしてたらそりゃあ体を重ねたくなるよね。俺もそうだとばかりに了承して、ラブホテルの中へ…。まあ、その後は繋がりまくったのは言うまでもないかな。
お姉ちゃんから突然のデートのお誘い。返事は勿論イエスの一択だな。そういえば学校以外で家を出るというか、お出かけした事ってなかったなと思い返す。
「さあ、行くよ♪」
「うん。行こう、お姉ちゃん」
そろそろお姉ちゃんという呼び方を姉さんに変えたいと思っていたのだが…姉さんが悲しい顔をしたんだよな。だからお姉ちゃんと呼んでるんだけど…
「で、どこに行くの?」
「カフェだよ」
「カフェっ!?」
カフェデートなんて前世以来だな。アイツと…元カノと行った以来かな…。この世界では初めてだけど…。
「どうかしたの?」
「ううん。何でもないよ。初めてだから楽しみだよ」
「私もカフェで豊君とデートなんて初めてだから楽しみだよ♪」
階段から落ちる前のこの体の持ち主の記憶では家から殆ど出た記憶なんてないみたいだしな。まあ、とにかくお姉ちゃんと勿論護衛の人達と一緒にカフェへと向かったんだ。
♢
「ねぇねぇ、豊君は何にする?何にする?」
お姉ちゃんが楽しそうな笑顔で何を頼むのかを聞いてくる。お姉ちゃんがホント楽しそうで何よりだ。カフェ自体は前世とほぼ変わらない感じかな。周りは当然のように女性ばかりで、
「嘘でしょっ!?」
「男だよねっ!?」
「男性がカフェ!?」
「あの子羨まし過ぎっ!?」
「男性がこの空間に居るだけで私満足かも♡」
「「「「確かに…」」」」
そんな声が聞こえてくる。
「豊君?」
「んっ?」
「今はお姉ちゃんと来てるんだからね?お姉ちゃんだけ見て欲しいなぁ~なんて…」
うん。相変わらずお姉ちゃんは可愛いね。
「うん。お姉ちゃんだけ見てるね」
「うん♡」
そんなやり取りをして店員さんにコーヒーとケーキを注文。やっぱりカフェといったら俺はこの組み合わせが最強かなと思う。まあ、あくまでも個人的にそう思うだけだけど。なんて事を考えながらコーヒーをまずは一口。
「うん。美味しいね」
「だね」
「ほら、豊君、あ~ん♪」
当然のようにお姉ちゃんからのあ~んを頂きました。
「あむっ」
うん。ショートケーキ最高。俺はスイーツ男子を名乗れると自負するくらいにはデザートに目がないと思っている。そんな俺が注文したのはチョコレートケーキだ。お返しにお姉ちゃんにも返さないとね。
「お姉ちゃんもあ~ん」
「あ、あ~ん…あむっ♡」
うん。少し照れたお姉ちゃんの表情がまた最高だね。
「お姉ちゃんって言った!?」
「姉弟なの!?」
「羨まっ…」
「てぇてぇ」
「分かる…」
「たまらんな…」
「ちょっとオナってもいいかな?」
「「「「「いやいやいや…」」」」」
「気持ちは分かるけど…」
「「「「「確かにっ!!!!!」」」」」
お姉ちゃんだけを見てるんだけど…そんな周りのやり取りが自然と耳から入ってくる。まあ、男性の姿を今のところ見ないし、こういうのに憧れたりするのも分かる気がするな…。かくいう俺も前世ではそんなやり取りに憧れたもんだけどな…。
カフェを楽しんだ後は…
「ねぇ…豊君」
「な~に?」
「あそこに…入ろうか?」
「うん?」
お姉ちゃんの視線の先は…ああ…ラブホテルか。イチャイチャデートしてたらそりゃあ体を重ねたくなるよね。俺もそうだとばかりに了承して、ラブホテルの中へ…。まあ、その後は繋がりまくったのは言うまでもないかな。
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