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改稿版
そんな事にっ!?
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「あ…あの…ありがとう…皆…」
ようやく治まりがついたのでとりあえずお礼を伝える事にした。
「良いのよ、豊和!これくらいいつでも言いなさい?」
そんな気軽に言えないんだけどっ!?何て言うんだよ!?舐めて下さいと伝えるのかっ!?かなりハードだと思うよ、母さん?
「そうだよ、お兄ちゃん!私も上手に出来たでしょ?」
た、確かに…結構なお手前だったけども…。
「いつでもお姉ちゃんに言ってくれれば出してあげるからね?性欲が強い豊君みたいな男性って出さないと辛いって聞いたし…」
「う…うん…」
性欲が強いって言われるとなんだか気恥ずかしいな…。
(((恥ずかしそうにしてるの…ななな、何て可愛いの…!?)))
「──失礼します。検査結果が出ました…」
担当の先生が病室へと入ってきた。
「どうでしたか?多分…息子は問題無いと思うのですが…」
「お母様の言う通り異常はありませんでしたよ…。それどころか…」
「?」
「こんな元気な精子を見た事がありません。既に国も動いているそうです…」
「そ、そうですか…やはり息子は…」
「ええ、間違い無く…息子さんは高ランクにランク付けされるものと思われます…」
「…母さん?ランクって?」
そういえばさっきもSランクがどうのとか言ってたっけ…。
「すいません。記憶が曖昧でしたね。世界中で今、男性が少ない為に男性はランク分けされているのです。高いランク程色々な保証が約束されているというわけです…」
「男性が少ない!?」
「そうです。それも圧倒的に…。原因は今でも分かっておりません…。いつ頃からか産まれてくるのは女性ばかりになってしまったのです…。男性はホント稀なんですよ…」
「そう…なんですね…」
「し、心配しなくても大丈夫だからね?」
「ちゃんと私達が豊君を護るからねっ!」
「男性警護官の方も居るしね!」
「…護る?男性警護官?」
「今の世の中は男性が少ない為に、女性が男性に対して事件を起こすのが多いのよ。誘拐やらレイプやら…」
「そんな男性達を護る女性の事を男性警護官というのよ」
「エリートもエリートの女性達なんだよ?」
「そうなんだ…」
「とにかく松山君の生活は間違いなく分厚い保証になると思うのでそこは安心して下さい…では私はこれで…」
検査結果を伝えに来た担当の先生が病室を後にする。残されたのは俺達家族だけとなった。
「それにしてもホントに良かったわ…」
「うん…豊君の意識が戻ってホントに良かった…」
「お兄ちゃんの意識が戻るの…私達ずっと待ってたんだからね?」
「3人とも本当にありがとう。母さんに姉さん、妹と…良い家族に囲まれてるみたいで本当に嬉しいよ…」
「豊和…」
「豊君…」
「お兄ちゃん…」
「記憶が戻ってなくて…分からなことも多いし、迷惑掛けてしまうと思うけど…これから宜しくお願いします」
「馬鹿ね…これからじゃなくてこれからもだし、気にしなくて良いのよ?」
「私が精一杯サポートするからね!」
「私もするからね、お兄ちゃん!」
この日はそのまま病室で休む事になった。まだ目が覚めたばかりだしね…。それにしても男性が少ない世界なんて…ランクもあるみたいだしこの世界ってアレかな?貞操逆転とか小説に出てくるそんな世界なのかな?
んっ?今のって記憶?この世界とは別の世界だよね?
──って事は転生とかそういう感じなのかな?考えても今は分からないかな…。とりあえず…この世界の事を少しずつでも知っていって順応、あるいは適応していかないといけないなと俺ほ思った。
ようやく治まりがついたのでとりあえずお礼を伝える事にした。
「良いのよ、豊和!これくらいいつでも言いなさい?」
そんな気軽に言えないんだけどっ!?何て言うんだよ!?舐めて下さいと伝えるのかっ!?かなりハードだと思うよ、母さん?
「そうだよ、お兄ちゃん!私も上手に出来たでしょ?」
た、確かに…結構なお手前だったけども…。
「いつでもお姉ちゃんに言ってくれれば出してあげるからね?性欲が強い豊君みたいな男性って出さないと辛いって聞いたし…」
「う…うん…」
性欲が強いって言われるとなんだか気恥ずかしいな…。
(((恥ずかしそうにしてるの…ななな、何て可愛いの…!?)))
「──失礼します。検査結果が出ました…」
担当の先生が病室へと入ってきた。
「どうでしたか?多分…息子は問題無いと思うのですが…」
「お母様の言う通り異常はありませんでしたよ…。それどころか…」
「?」
「こんな元気な精子を見た事がありません。既に国も動いているそうです…」
「そ、そうですか…やはり息子は…」
「ええ、間違い無く…息子さんは高ランクにランク付けされるものと思われます…」
「…母さん?ランクって?」
そういえばさっきもSランクがどうのとか言ってたっけ…。
「すいません。記憶が曖昧でしたね。世界中で今、男性が少ない為に男性はランク分けされているのです。高いランク程色々な保証が約束されているというわけです…」
「男性が少ない!?」
「そうです。それも圧倒的に…。原因は今でも分かっておりません…。いつ頃からか産まれてくるのは女性ばかりになってしまったのです…。男性はホント稀なんですよ…」
「そう…なんですね…」
「し、心配しなくても大丈夫だからね?」
「ちゃんと私達が豊君を護るからねっ!」
「男性警護官の方も居るしね!」
「…護る?男性警護官?」
「今の世の中は男性が少ない為に、女性が男性に対して事件を起こすのが多いのよ。誘拐やらレイプやら…」
「そんな男性達を護る女性の事を男性警護官というのよ」
「エリートもエリートの女性達なんだよ?」
「そうなんだ…」
「とにかく松山君の生活は間違いなく分厚い保証になると思うのでそこは安心して下さい…では私はこれで…」
検査結果を伝えに来た担当の先生が病室を後にする。残されたのは俺達家族だけとなった。
「それにしてもホントに良かったわ…」
「うん…豊君の意識が戻ってホントに良かった…」
「お兄ちゃんの意識が戻るの…私達ずっと待ってたんだからね?」
「3人とも本当にありがとう。母さんに姉さん、妹と…良い家族に囲まれてるみたいで本当に嬉しいよ…」
「豊和…」
「豊君…」
「お兄ちゃん…」
「記憶が戻ってなくて…分からなことも多いし、迷惑掛けてしまうと思うけど…これから宜しくお願いします」
「馬鹿ね…これからじゃなくてこれからもだし、気にしなくて良いのよ?」
「私が精一杯サポートするからね!」
「私もするからね、お兄ちゃん!」
この日はそのまま病室で休む事になった。まだ目が覚めたばかりだしね…。それにしても男性が少ない世界なんて…ランクもあるみたいだしこの世界ってアレかな?貞操逆転とか小説に出てくるそんな世界なのかな?
んっ?今のって記憶?この世界とは別の世界だよね?
──って事は転生とかそういう感じなのかな?考えても今は分からないかな…。とりあえず…この世界の事を少しずつでも知っていって順応、あるいは適応していかないといけないなと俺ほ思った。
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