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旧稿版
嫌な夢を見た後で
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かなでちゃんが帰った後、俺は少しだけウトウトしていつの間にか眠っていた。で、いやな夢を見て目が覚める事になったんだ。夢の内容まではハッキリとは憶えていない。ただ自分に何かあった…そんな嫌な夢だった。
汗をかいてしまっていた為、気持ち悪いので着替えようと着ている上着のボタンを外しているとあゆみさんが俺の病室へとやって来た。
「どうされました!? 顔色が悪いみたいですが…大丈夫ですか!?今、先生を呼んで―」
「大丈夫です!大丈夫ですから!ちょっと夢というか、嫌な夢というか、とにかくそれで汗をかいてしまったみたいなので着替えようと思っただけですから!!」
「ほ、本当に大丈夫ですか?」
「はい、なので拭いて着替えようと思うので手を貸してもらっても?」
「も、勿論です」
ちょうどこれからの事で話したい事もあったしね。背中の汗を拭いてもらいながらあゆみさんへと伝える事にした。
「あの…あゆみさん」
「? なんですか?もしかして拭き方が痛かったですか!?」
「違います違います。あのですね…今日お見舞いに来てくれたかなでちゃんと話をしたんですけど…あっ、かなでちゃんって子はこの病院に入院する前に色々して俺にしてくれた子で…」
「ああ、今日来られてたかわいい子ですね」
「ええ。色々話をしてこの病院を退院した後の事の話にもなったんですけど…」
その話になった途端、ピタッっと背を拭いてくれていたあゆみさんの手が止まる。
「…そうですね。今の所の検査では悪い異常は見当たらないそうですし…良いところしか見当たらないので…当然そうなります…よね…」
「あゆみさん?」
ピトッっと俺の背中に顔を寄せ強く俺を抱きしめてくるあゆみさん。
「私…あなたから離れたくないです…」
「あゆみさん…」
あゆみさんがどうしたのかまでは今の俺には分からないけど、俺もあゆみさんにはここを出ても会いたいと思っている。だから…
「かなでちゃんの家はここからある程度近いらしいです」
「…え~と、はい…」
あゆみさんは俺が何を言いたいのか分かっていないみたいだった。こういう時の言い方が俺はぎこちないんだろうな。記憶ないしな。
「ここを出ても俺はあゆみさんに会えますか?」
そこまで話をすると、
「もももも、勿論です!絶対に会います!そそそそ、そうだ!いつでも呼び出してもらえるように私が携帯を用意します!絶対用意します!」
「は、はい。んっ? 携帯?」
「私をいつでも呼び出せる機械の事です!」
「へえ~ そんなのがあるんですね!」
便利なんだな…
「はい!準備してお教えします!」
「うん、宜しくお願いします」
「良かった。あなたと繋がっていられるから…。安心しました!」
「あゆみさん…」
「幸せなので今日はたっぷりサービスしちゃいますね♡」
「サービス?」
あゆみさんはいそいそと服を脱いで、俺の服も脱がせ始めた。どうやら今からエッチというものに突入するみたいだ…。脳裏には次回あゆみさんとラブラブエッチにスイッチお~~ん!
そんな言葉が浮かんできたのだった。
汗をかいてしまっていた為、気持ち悪いので着替えようと着ている上着のボタンを外しているとあゆみさんが俺の病室へとやって来た。
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「ほ、本当に大丈夫ですか?」
「はい、なので拭いて着替えようと思うので手を貸してもらっても?」
「も、勿論です」
ちょうどこれからの事で話したい事もあったしね。背中の汗を拭いてもらいながらあゆみさんへと伝える事にした。
「あの…あゆみさん」
「? なんですか?もしかして拭き方が痛かったですか!?」
「違います違います。あのですね…今日お見舞いに来てくれたかなでちゃんと話をしたんですけど…あっ、かなでちゃんって子はこの病院に入院する前に色々して俺にしてくれた子で…」
「ああ、今日来られてたかわいい子ですね」
「ええ。色々話をしてこの病院を退院した後の事の話にもなったんですけど…」
その話になった途端、ピタッっと背を拭いてくれていたあゆみさんの手が止まる。
「…そうですね。今の所の検査では悪い異常は見当たらないそうですし…良いところしか見当たらないので…当然そうなります…よね…」
「あゆみさん?」
ピトッっと俺の背中に顔を寄せ強く俺を抱きしめてくるあゆみさん。
「私…あなたから離れたくないです…」
「あゆみさん…」
あゆみさんがどうしたのかまでは今の俺には分からないけど、俺もあゆみさんにはここを出ても会いたいと思っている。だから…
「かなでちゃんの家はここからある程度近いらしいです」
「…え~と、はい…」
あゆみさんは俺が何を言いたいのか分かっていないみたいだった。こういう時の言い方が俺はぎこちないんだろうな。記憶ないしな。
「ここを出ても俺はあゆみさんに会えますか?」
そこまで話をすると、
「もももも、勿論です!絶対に会います!そそそそ、そうだ!いつでも呼び出してもらえるように私が携帯を用意します!絶対用意します!」
「は、はい。んっ? 携帯?」
「私をいつでも呼び出せる機械の事です!」
「へえ~ そんなのがあるんですね!」
便利なんだな…
「はい!準備してお教えします!」
「うん、宜しくお願いします」
「良かった。あなたと繋がっていられるから…。安心しました!」
「あゆみさん…」
「幸せなので今日はたっぷりサービスしちゃいますね♡」
「サービス?」
あゆみさんはいそいそと服を脱いで、俺の服も脱がせ始めた。どうやら今からエッチというものに突入するみたいだ…。脳裏には次回あゆみさんとラブラブエッチにスイッチお~~ん!
そんな言葉が浮かんできたのだった。
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