男が少ない世界に転生して

旧稿版

２週間が過ぎて

更新遅れてすいません…闘病、療養しておりました。体調に合わせて更新していきますのでどうぞ宜しくお願いします！
後、このお話の内容を少し変えておりますのでどうぞ宜しくお願いします！

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病気に入院してから２週間が過ぎた。色々教えてもらった事は覚えれるだけの頭はどうやらあるようだ。

あゆみさんの検診は正直気持ちが良すぎて癖になりそうな自分がいる。良いのだろうか？あゆみさんに話をしてみると私にもっと甘えて、癖になって下さいとの事だった。

まあ、俺の近況報告をあえてするなら…検査は一通り終わり悪い所はないという事。チンチンという俺の股間に付いてるモノは特に素晴らしいとの検査結果だった。警察の人も来たんだけど…身元は分からず終いという事位かな…。

そんなある日…

「あの～」

「はい？」

「あっ…あの後、大丈夫でした？」

「君はあの時のっ？」

「は、はい！私は西園寺さいおんじかなでといいます。か、かなでと呼んで下さい。本当はもっと早く来たかったんですけど豊和さんの検査があってたので…それでようやく面会オッケーが出て来たんですけど遅くなってしまいました。」

病室に来てくれたのはあの時救急車やらを手配してくれた女の子だった。

「いやいや、気にしないで。じゃあ…名前はそう呼ばせてもらうね、かなでちゃん。それにしても…俺の名前知ってくれていたんだね？」

「は、はい！当然です！」

「君のお陰でこうして検査迄受けられているんだ。本当にありがとうね？」

「い、いえ、当然の事をしただけですから」

「まあ、まだ分からない事は多いんだけど…とにかく助かった事は分かるんだ。警察の人の話では…俺の身元は分からないらしいから…食べるモノにもお金って奴がいるらしいしね？」

「まあ、そ、それはそうなんですけど…豊和さんは男性だから殆どの物がタダになると思いますが…」

「そうなのっ！？」

「は、はい」

凄いな…世の中は…

「え～と…」

「ん、どうかしたのかなでちゃん？」

「もし…よかったらなんですけど…これも……出会ったのも…いえ、知り合ったのも何かの縁…だと思いますので…豊和さんさえ宜しければ病院を退院したら私の家に来ませんかっ！？」

「えっ、　　　　いいの？」

「勿論です！！」

「ホントにっ！？　じゃあ…あっ…でも迷惑じゃない？それに…殆ど何も分からないんだけど…」

「全然迷惑じゃあありません！」

「そっかぁ…じゃあお願いしてもいいかな？」

「い、言っておいてなんですが、そ、そんなにすぐに決めていいんですか？」

「うん、かなでちゃんは信用出来る感じだから…」

「そ、そうですか…じゃあ、信用を裏切らないようにしますので任せて下さい！」

照れた表情とでもいうのかな。頬をうっすら紅く染めたかなでちゃんのその表情に心臓が少し脈うってしまう…。

「と、とにかく…うん、お願いするね？」

「はい！」

それからしばらく話をしてからかなでちゃんは家へと帰って行った。そして今日から退院迄は毎日俺の所へ来てくれるらしい。これが本で見た縁って奴だよな？縁は大切にするべしと借りた本にも書いてあったしなっ！あっ、そういえばこの事をあゆみさんにも話さないといけないな。あゆみさんは何て言うかな？