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プロローグ
side愛子
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17歳の頃に私は高校に行きながら自分で会社を起業する事にした。女性下着の会社だ。何故かは分からないがその時の私は自信があった。自惚れていただけかも知れない。この世界では男性が少ない為、いざ男性に出会った時の為の勝負下着、魅せる為の下着の競争は激しい。それこそ女性が男性にこの下着で男性を落としたと話が出るとたちまち予約で埋まってしまう程だ。
だからこそそれにやりがいを感じていたのかも知れない。しかし現実はそう甘くないものだ。デザイン、値段は他所には負けていない物が出来ても全く売れなかった。こんな筈じゃなかったと思っていた。そんな折、国の子供支援に選ばれたのだ。13歳以上の全女性国民の中から毎年何十人かが無料で冷凍された男性の精子を人工授精して子供を何回も産む事が出来る支援制度。勿論人工授精すると子供が三歳になるまでのその間の生活も全て保証される。私はチャンスとばかりにそれに飛び付いた。従業員の生活も保証されるからだ。
そして産まれたのが真冬。女の子だった。精一杯の愛情を持って真冬に接した。姉妹がいた方が良いと思い立ち続け様に人工授精を行った。産まれたのは豊和。この世界では少ない男性。たちまち騒ぎになった。男性が産まれたからだ。男性が産まれたという事で生活はより良い物に変わる。男性は保証されるからだ。生活にも気持ちにも余裕が出たのでもう1人だけ授かる事にした。それが凛だ。会社の方も男性を産んだ女性が下着会社の社長という事で話題に。下着が爆発的に売れるようになり会社はあっという間に大きくなった。
何もかもが上手くいきながら時が経つ。私の子供は3人共優しく良い子に育ってくれた。でもそんなある日会社に行っていた私に緊急で屋敷のメイドから連絡があった。豊和が階段から落ちて病院へ運ばれたと。私は直ぐ様病院へと向かった。担当の先生の話を聞いた。最初は何を言ってるのか分からなかった。意識が無い?意識が戻らない?出来る事は全てした。後は本人次第だと最後に言われた。
真冬と凛と一緒に何日も泣いた。仕事なんて手に就かなかった。豊和が居ない家はお通夜みたいに暗くなった。私がしっかり子供を支えないといけないのに…。
******
豊和の意識が戻らないまま一年と半年近くが経過。もうすぐ豊和も高校生になるのに。そんななか家族3人何とか支え合いながら豊和の意識が戻るのを待っていた。勿論豊和の元には行ける日は毎日の様に行っていた。すると病院から連絡が。豊和に何かあったの?不安がよぎる。でもそれは吉報だった。待ち遠しい報せ。豊和の意識が戻ったという連絡。
私達3人は直ぐ様病院へと向かった。豊和の病室に入ると豊和の目と視線が交差。良かった。ホントに良かった。豊和が目覚めてくれて。唯一記憶を失っているのがとても心配だがゆっくり思い出してくれればいい。そう思った。
ただ…授業で習った男性のアソコは小さかったのだが、豊和のは凄かった。大きくなったら更に凄い事に。記憶を失う前は豊和が恥ずかしがって風呂も1人で入っていたから長い事豊和のアソコを見ていなかった為ビックリした。しかも精子を出しても出しても元気で巨大なままだった。
話が逸れてしまったがとにかく豊和の意識が戻った事を神様に感謝した。
だからこそそれにやりがいを感じていたのかも知れない。しかし現実はそう甘くないものだ。デザイン、値段は他所には負けていない物が出来ても全く売れなかった。こんな筈じゃなかったと思っていた。そんな折、国の子供支援に選ばれたのだ。13歳以上の全女性国民の中から毎年何十人かが無料で冷凍された男性の精子を人工授精して子供を何回も産む事が出来る支援制度。勿論人工授精すると子供が三歳になるまでのその間の生活も全て保証される。私はチャンスとばかりにそれに飛び付いた。従業員の生活も保証されるからだ。
そして産まれたのが真冬。女の子だった。精一杯の愛情を持って真冬に接した。姉妹がいた方が良いと思い立ち続け様に人工授精を行った。産まれたのは豊和。この世界では少ない男性。たちまち騒ぎになった。男性が産まれたからだ。男性が産まれたという事で生活はより良い物に変わる。男性は保証されるからだ。生活にも気持ちにも余裕が出たのでもう1人だけ授かる事にした。それが凛だ。会社の方も男性を産んだ女性が下着会社の社長という事で話題に。下着が爆発的に売れるようになり会社はあっという間に大きくなった。
何もかもが上手くいきながら時が経つ。私の子供は3人共優しく良い子に育ってくれた。でもそんなある日会社に行っていた私に緊急で屋敷のメイドから連絡があった。豊和が階段から落ちて病院へ運ばれたと。私は直ぐ様病院へと向かった。担当の先生の話を聞いた。最初は何を言ってるのか分からなかった。意識が無い?意識が戻らない?出来る事は全てした。後は本人次第だと最後に言われた。
真冬と凛と一緒に何日も泣いた。仕事なんて手に就かなかった。豊和が居ない家はお通夜みたいに暗くなった。私がしっかり子供を支えないといけないのに…。
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豊和の意識が戻らないまま一年と半年近くが経過。もうすぐ豊和も高校生になるのに。そんななか家族3人何とか支え合いながら豊和の意識が戻るのを待っていた。勿論豊和の元には行ける日は毎日の様に行っていた。すると病院から連絡が。豊和に何かあったの?不安がよぎる。でもそれは吉報だった。待ち遠しい報せ。豊和の意識が戻ったという連絡。
私達3人は直ぐ様病院へと向かった。豊和の病室に入ると豊和の目と視線が交差。良かった。ホントに良かった。豊和が目覚めてくれて。唯一記憶を失っているのがとても心配だがゆっくり思い出してくれればいい。そう思った。
ただ…授業で習った男性のアソコは小さかったのだが、豊和のは凄かった。大きくなったら更に凄い事に。記憶を失う前は豊和が恥ずかしがって風呂も1人で入っていたから長い事豊和のアソコを見ていなかった為ビックリした。しかも精子を出しても出しても元気で巨大なままだった。
話が逸れてしまったがとにかく豊和の意識が戻った事を神様に感謝した。
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