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番外編
もしもシリーズ②
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~男女逆転世界の浦島○郎~
むか~しむか~し、あるところに浦島豊太郎という漁師と円香という見た目よりかなり若いおっかさんが二人で暮らしていたそうな。
ある日、豊太郎は浜辺で3人の子供達が一匹の手足にヒレを着けた裸の小亀?をつつきまわしているのを見たそうじゃ。すると豊太郎はその者らへの元に駆けて行ったそうな。
「君達…お願いだ…。どうか苛めるのはやめてあげて欲しい…苛めはどんな理由があろうともいけないよ?」
「な~に、この人…今良いところでしょっ?」
「凛の言う通りです…」
「そうだそうだ!」
「この通りだ…」
豊太郎は子供達に対して怒るのではなく真摯に頭を下げたそうじゃ…。
「…ふん…分かったわよ」
「ですです」
「しらけちまったな…」
「冴子も風華もしょうがないから行くわよ?」
「はいです」
「オッケー!」
子供達は分かってくれたのかその場を後にする…。すると助けた小亀?が豊太郎に話し掛けてきたそうじゃ…。
「助けてくれてありがとうお兄ちゃん♡」
「お兄ちゃんじゃないけど…良かったよ…助けられて…。でも…その…服は?」
「亀が服を着る訳ないよお兄ちゃん!どう?どう?欲情するお兄ちゃん?」
「…目のやり場に困るから…それじゃあ…僕はこれで…」
「待ってお兄ちゃん!助けられたお礼を梓希にさせて?」
「お礼なんていらないよ?お礼を貰う為に助けた訳じゃないからね?」
「……お礼させて貰えないなら子作りするしかなくなるよ/////?」
「…お礼の方で…」
梓希はお礼に豊太郎を海の中へと連れて行った。不思議な事に海の中でも呼吸が出来る。梓希の力だろうか?深い深い海の底にある竜宮城という城。そこに豊太郎は連れて来られたのだ。竜宮では美しい柚希という名の乙姫様に歓迎され、魚たちの踊りや、素敵なご馳走でもてなされ、楽しい毎日を過ごした。
「梓希から全て聞きました。本当にありがとう…あなたのお陰で…梓希が無事に帰って来られたのです…」
「…綺麗だ」
「ふぇっ/////!?き、綺麗と言った!?言ったよね!?」
「うん…とても綺麗です…」
「しょ…しょんな事/////」
2人は出逢った瞬間すぐに恋に落ちました。そして片時も離れずイチャイチャします。しかし何日か経つと太郎は村に残してきたおっかさんの事も気になりました。
「おっかさんには僕しか家族がいないし…」
そう考えるとだんだん元気がなくなってきました。それを察した柚希は、
「…あなたと離れたくない…でも、家族を心配するのは当然の事ですよね…。分かりました…。村に帰って、もし困ったことがあったら、この玉手箱を開けて下さい…」
と言って、涙ながらに豊太郎を送り出した。
豊太郎が梓希に連れられ村に帰ると、自分の家はおろか村の様子がすっかり変わっていたのです。豊太郎の知っている人が一人もいなくなっています…。豊太郎が竜宮で過ごしているうちに、地上では何百年も経っていたのでした。困った豊太郎は、柚希に貰った玉手箱のことを思い出しました。
そして…蓋を開けると、中から白い煙がもくもくと出て、たちまち豊太郎は白いひげのお爺さんになってしまい…。
─ませんでした。なんと…煙が晴れるとそこには柚希が立っていたのです。
「…来ちゃった」
「柚希?」
「竜宮では時が経つスピードが地上と違うの…だからあなたが1人で過ごす事がない様に私…」
「柚希…だとしたら…君は…」
「愛するあなたと老いていくのなら私は全てを捨てる事が出来ます…」
「柚希…」
こうして全てが変わってしまったけど愛する人といつまでも幸せに暮らしましたとさ…。
******
凛「ちょっと!?何でアタシがイジメっ子なのよぉー!」
風華「納得いかない…です」
冴子「えっ…私主役じゃないの?」
円香「私なんて名前だけよ!?」
梓希「くっ…せめて子作りだけでも…」
凛「何故柚希だけ良い思いするのよぉ!!」
柚希「エヘヘ/////」
ちゃんちゃん♪
むか~しむか~し、あるところに浦島豊太郎という漁師と円香という見た目よりかなり若いおっかさんが二人で暮らしていたそうな。
ある日、豊太郎は浜辺で3人の子供達が一匹の手足にヒレを着けた裸の小亀?をつつきまわしているのを見たそうじゃ。すると豊太郎はその者らへの元に駆けて行ったそうな。
「君達…お願いだ…。どうか苛めるのはやめてあげて欲しい…苛めはどんな理由があろうともいけないよ?」
「な~に、この人…今良いところでしょっ?」
「凛の言う通りです…」
「そうだそうだ!」
「この通りだ…」
豊太郎は子供達に対して怒るのではなく真摯に頭を下げたそうじゃ…。
「…ふん…分かったわよ」
「ですです」
「しらけちまったな…」
「冴子も風華もしょうがないから行くわよ?」
「はいです」
「オッケー!」
子供達は分かってくれたのかその場を後にする…。すると助けた小亀?が豊太郎に話し掛けてきたそうじゃ…。
「助けてくれてありがとうお兄ちゃん♡」
「お兄ちゃんじゃないけど…良かったよ…助けられて…。でも…その…服は?」
「亀が服を着る訳ないよお兄ちゃん!どう?どう?欲情するお兄ちゃん?」
「…目のやり場に困るから…それじゃあ…僕はこれで…」
「待ってお兄ちゃん!助けられたお礼を梓希にさせて?」
「お礼なんていらないよ?お礼を貰う為に助けた訳じゃないからね?」
「……お礼させて貰えないなら子作りするしかなくなるよ/////?」
「…お礼の方で…」
梓希はお礼に豊太郎を海の中へと連れて行った。不思議な事に海の中でも呼吸が出来る。梓希の力だろうか?深い深い海の底にある竜宮城という城。そこに豊太郎は連れて来られたのだ。竜宮では美しい柚希という名の乙姫様に歓迎され、魚たちの踊りや、素敵なご馳走でもてなされ、楽しい毎日を過ごした。
「梓希から全て聞きました。本当にありがとう…あなたのお陰で…梓希が無事に帰って来られたのです…」
「…綺麗だ」
「ふぇっ/////!?き、綺麗と言った!?言ったよね!?」
「うん…とても綺麗です…」
「しょ…しょんな事/////」
2人は出逢った瞬間すぐに恋に落ちました。そして片時も離れずイチャイチャします。しかし何日か経つと太郎は村に残してきたおっかさんの事も気になりました。
「おっかさんには僕しか家族がいないし…」
そう考えるとだんだん元気がなくなってきました。それを察した柚希は、
「…あなたと離れたくない…でも、家族を心配するのは当然の事ですよね…。分かりました…。村に帰って、もし困ったことがあったら、この玉手箱を開けて下さい…」
と言って、涙ながらに豊太郎を送り出した。
豊太郎が梓希に連れられ村に帰ると、自分の家はおろか村の様子がすっかり変わっていたのです。豊太郎の知っている人が一人もいなくなっています…。豊太郎が竜宮で過ごしているうちに、地上では何百年も経っていたのでした。困った豊太郎は、柚希に貰った玉手箱のことを思い出しました。
そして…蓋を開けると、中から白い煙がもくもくと出て、たちまち豊太郎は白いひげのお爺さんになってしまい…。
─ませんでした。なんと…煙が晴れるとそこには柚希が立っていたのです。
「…来ちゃった」
「柚希?」
「竜宮では時が経つスピードが地上と違うの…だからあなたが1人で過ごす事がない様に私…」
「柚希…だとしたら…君は…」
「愛するあなたと老いていくのなら私は全てを捨てる事が出来ます…」
「柚希…」
こうして全てが変わってしまったけど愛する人といつまでも幸せに暮らしましたとさ…。
******
凛「ちょっと!?何でアタシがイジメっ子なのよぉー!」
風華「納得いかない…です」
冴子「えっ…私主役じゃないの?」
円香「私なんて名前だけよ!?」
梓希「くっ…せめて子作りだけでも…」
凛「何故柚希だけ良い思いするのよぉ!!」
柚希「エヘヘ/////」
ちゃんちゃん♪
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