120 / 127
番外編
梓希と海釣り
しおりを挟む
時刻は午前四時…。部屋を出た所で梓希と鉢合わせた。
「あれっ…お兄ちゃん、何処かに出掛けるの?こんなに朝早く!?」
「うん、瑠璃さんと川釣りしてから釣りにハマったからね!今日は海釣りに行こうかと思って…」
瑠璃さんと川釣りをしてから魚釣りの魅力にハマってしまったんだ。あの魚が掛かり浮きがぐっーーーっと、沈んでググッとくるあの感触。一度味わったら癖になる。
「良かったら梓希も行く?」
「う~ん、そうしようかな!せっかくお兄ちゃんと2人っきりになれそうだしね♪」
「動きやすい格好でね?」
「は~い♪」
***
梓希の準備が終わってすぐに家を出て2人で近くの海へとやって来た。
ザザーッ…ザザーッ…
海はやっぱりいいよね!波の音、景色…。僕は大好きだな…。
「お兄ちゃん、早速魚釣る?それとも人魚みたいな私を釣る?」
梓希が可愛い過ぎる…。釣り出来るかな…?
「えへっ…そこはお兄ちゃん、梓希はもう釣り上げてるからと言って私を抱き締めるところだよ?」
「…魚釣りに来たんだよ梓希?」
「そうだったね!じゃあ…いっぱいお魚さん釣ろうかな♪その代わり…」
「んっ?」
梓希が顔を寄せてきて耳元で囁く様に…
「夜はベッドの海で私をいっぱい釣りあげてね、お兄ちゃん♡」
がふっ………こんなこと言われたら夜はハッスルハッスルするんだからねっ!!!
「…了解!さあ、釣るぞー!」
「おうー!」
***
~二時間後~
「…釣れないねお兄ちゃん?」
「釣りは忍耐力だ!……たぶん…」
「でも、お兄ちゃんが釣りにハマるの分かる気がする。なんか…海に浮かんでる浮きを見てるとなんだか落ち着くし…」
「だろ?釣れた方がそりゃあ面白いけど…釣れなくてもなんか好きなんだよ」
「お兄ちゃんの言いたい事私も分かるよ」
「今度から梓希も釣りに行く時は一緒に行く?」
「うん、行く!」
ぴくっ…
「じゃあ…約束だね」
「うん、約束」
ぴくっ…ぴくっ…ぴくぴくっ…すぅぅぅー…
「んっ…」
「どうしたの、お兄ちゃん?」
くくくっ…
「おおおおおお、お兄ちゃん!?何か来たみたい!?」
「落ち着くんだ!梓希!ゆっくり竿を立てて…」
「んっ…」
「そう…その調子…」
「んっ、ああっ…んんっ…お兄ちゃん…ぴくぴくっ…してる…」
「ゆっくりリールを巻いて…」
「あんっ…竿が…物凄くしなって…んんっー…」
「梓希…いいよ…ゆっくり動いて…そう…」
「激しっ…お兄ちゃーん!激し過ぎるのっ!あっ」
※2人は健全に釣りをしているだけです…。
そして水面に上がってきたのは黒鯛…。チヌ共呼ばれる防波堤の王者(豊和の意見)。タモで黒鯛を掬いあげっ…
「やったな、梓希!」
「凄いよ…お兄ちゃん…ビクビクって…」
「梓希…言い方…少しエッチっぽいから…」
「ふぇっ!?そそそそそんな事ないもん!そう思うお兄ちゃんがエッチなだけ…だもん」
「とにかく初めて釣った魚が黒鯛。良かったね、梓希?」
「うん!」
それから梓希も釣りにハマった。釣果は毎回梓希に負けるものの梓希が楽しそうで何より!ちなみに釣ったチヌは塩焼きに。塩焼きにするなら最高の魚だと個人的に思う今日この頃…。
「あれっ…お兄ちゃん、何処かに出掛けるの?こんなに朝早く!?」
「うん、瑠璃さんと川釣りしてから釣りにハマったからね!今日は海釣りに行こうかと思って…」
瑠璃さんと川釣りをしてから魚釣りの魅力にハマってしまったんだ。あの魚が掛かり浮きがぐっーーーっと、沈んでググッとくるあの感触。一度味わったら癖になる。
「良かったら梓希も行く?」
「う~ん、そうしようかな!せっかくお兄ちゃんと2人っきりになれそうだしね♪」
「動きやすい格好でね?」
「は~い♪」
***
梓希の準備が終わってすぐに家を出て2人で近くの海へとやって来た。
ザザーッ…ザザーッ…
海はやっぱりいいよね!波の音、景色…。僕は大好きだな…。
「お兄ちゃん、早速魚釣る?それとも人魚みたいな私を釣る?」
梓希が可愛い過ぎる…。釣り出来るかな…?
「えへっ…そこはお兄ちゃん、梓希はもう釣り上げてるからと言って私を抱き締めるところだよ?」
「…魚釣りに来たんだよ梓希?」
「そうだったね!じゃあ…いっぱいお魚さん釣ろうかな♪その代わり…」
「んっ?」
梓希が顔を寄せてきて耳元で囁く様に…
「夜はベッドの海で私をいっぱい釣りあげてね、お兄ちゃん♡」
がふっ………こんなこと言われたら夜はハッスルハッスルするんだからねっ!!!
「…了解!さあ、釣るぞー!」
「おうー!」
***
~二時間後~
「…釣れないねお兄ちゃん?」
「釣りは忍耐力だ!……たぶん…」
「でも、お兄ちゃんが釣りにハマるの分かる気がする。なんか…海に浮かんでる浮きを見てるとなんだか落ち着くし…」
「だろ?釣れた方がそりゃあ面白いけど…釣れなくてもなんか好きなんだよ」
「お兄ちゃんの言いたい事私も分かるよ」
「今度から梓希も釣りに行く時は一緒に行く?」
「うん、行く!」
ぴくっ…
「じゃあ…約束だね」
「うん、約束」
ぴくっ…ぴくっ…ぴくぴくっ…すぅぅぅー…
「んっ…」
「どうしたの、お兄ちゃん?」
くくくっ…
「おおおおおお、お兄ちゃん!?何か来たみたい!?」
「落ち着くんだ!梓希!ゆっくり竿を立てて…」
「んっ…」
「そう…その調子…」
「んっ、ああっ…んんっ…お兄ちゃん…ぴくぴくっ…してる…」
「ゆっくりリールを巻いて…」
「あんっ…竿が…物凄くしなって…んんっー…」
「梓希…いいよ…ゆっくり動いて…そう…」
「激しっ…お兄ちゃーん!激し過ぎるのっ!あっ」
※2人は健全に釣りをしているだけです…。
そして水面に上がってきたのは黒鯛…。チヌ共呼ばれる防波堤の王者(豊和の意見)。タモで黒鯛を掬いあげっ…
「やったな、梓希!」
「凄いよ…お兄ちゃん…ビクビクって…」
「梓希…言い方…少しエッチっぽいから…」
「ふぇっ!?そそそそそんな事ないもん!そう思うお兄ちゃんがエッチなだけ…だもん」
「とにかく初めて釣った魚が黒鯛。良かったね、梓希?」
「うん!」
それから梓希も釣りにハマった。釣果は毎回梓希に負けるものの梓希が楽しそうで何より!ちなみに釣ったチヌは塩焼きに。塩焼きにするなら最高の魚だと個人的に思う今日この頃…。
3
お気に入りに追加
768
あなたにおすすめの小説
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
気がついたら無人島!?〜俺が知らない所で神様が勝手に俺の無人島生活を配信していました〜
美鈴
ファンタジー
毎日地球を見守る神様は代わり映えしない退屈な毎日にうんざりしていた。そんな時ふと目に付いたのが、人間がしている動画配信。動画配信に興味が沸いてしまった神様はワシも動画を撮り、編集して、天使達相手に配信すれば面白いんじゃないか?と、思ってしまう。そこから先は流石神様。行動が早かった。そして物語は当の本人達が知らない所で公開されて人気が出てバズっていくのであった…。
カクヨム様でも公開しております!内容が異なる部分もあります。
悩んでいる娘を励ましたら、チアリーダーたちに愛されはじめた
上谷レイジ
恋愛
「他人は他人、自分は自分」を信条として生きている清水優汰は、幼なじみに振り回される日々を過ごしていた。
そんな時、クラスメートの頼みでチアリーディング部の高橋奈津美を励ましたことがきっかけとなり、優汰の毎日は今まで縁がなかったチアリーダーたちに愛される日々へと変わっていく。
※執筆協力、独自設定考案など:九戸政景様
高橋奈津美のキャラクターデザイン原案:アカツキ様(twitterID:aktk511)
※小説家になろう、ノベルアップ+、ハーメルン、カクヨムでも公開しています。
男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う
月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる