112 / 127
第三部
番外編③
しおりを挟む
~side和希~
「和希ぃ~?」
「な~に、母さん」
「今日はお弁当持っていくでしょ?」
「ありがとう母さん!じゃあ行ってきます」
「うん、行ってらっしゃい、気を付けてね?」
「うん」
今日も高校へと向かう。学生の本分は勉強だしね。弟や妹達は先に向かったようだった。母さんの話では男がこうして一人でも出歩ける様になったのは父さんの影響が大きいと言っていた。すげぇな…と素直に思う。そんな事を思いながら学校へと向かう。
いつも通りの授業は二時限目迄だった。完全に忘れてた…。今日は特別授業の日。だから、父さんの姿が見えなかった訳だ…。
特別授業は体育館で行われる。壇上にはベットが3つと父さんの姿…。ぷふっ…父さん少し渋い顔してるな…。
みんなが揃うと父さんが喋りだす…。
「…おはようございます!皆さん。天使豊和です。特別授業の前に少しだけ話をさせて下さい…。まだまだ男性の数は少ないとはいえ、だいぶ冷凍保存の精子も貯蓄、保管されております」
ヤバい…。うけるな…父さん。必死に説明して少しでも人数を減らそうと思ってるみたいだけど無駄だと思う。
「この高校に在籍してるだけでも男性は五名!五名もいます!恋愛を楽しんでる人も居る…筈です!なにより歳も近いでしょうし!」
無駄だよ父さん…。
「だから、この特別授業で妊娠しなくてもいいと正直思っているのですが…」
父さんぶっちゃけ過ぎだろ!?弟の豊希も笑ってるし…。
「それでも妊娠………したい人居る?」
「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」
殆どの生徒が手を挙げ返事をしてる。挙げてないのは父さんが言った通り彼氏が居る子達だけ。妹達も手を挙げてるのはうける。父さんと結婚すると言ってたしな…。
「……今日は特別に和希と豊希にも手伝ってもらいましょう…」
「「はっ?」」
俺と豊希の声が重なる…。
「2人共上がって来てくれ」
「何言ってんだ!」
「そうだよ!兄さんの言う通り、おれは抱けても2人だよ!?兄さんは父さんに似て化け物だからいいけど…」
「おい豊希!?」
「豊希はそれでいい…。2人な?和希分かってるな?」
「いや、分からないから!そ、そうだ!母さんがこんな事許すわけ…」
「甘い甘いな!和希!」
「えっ?」
「母さんは父さんの味方に決まってるだろ?」
「馬鹿な…」
「せめて…半分は頑張ってくれ…」
「父さん…無理だから、それ。父さんの血を色濃く受け継いだ俺でも100人以上は無理無理無理!」
「…充分だ」
そして始まる特別授業…。これが行われると来月辺りにはみんな妊娠の為、学校を卒業して他所から女性がこの学校に入ってくる事になる…。
「父さん、後で覚えてろ」
「いや、兄さんはいいけど、僕は…」
「いいから…気合い入れろ!さあ、ヤるぞ!」
「「………」」
この日、豊希が5人、俺が132人、父さんが250人を妊娠させた…。父さん…ぶっちゃけマジすげえ!尊敬するわ…。
「和希ぃ~?」
「な~に、母さん」
「今日はお弁当持っていくでしょ?」
「ありがとう母さん!じゃあ行ってきます」
「うん、行ってらっしゃい、気を付けてね?」
「うん」
今日も高校へと向かう。学生の本分は勉強だしね。弟や妹達は先に向かったようだった。母さんの話では男がこうして一人でも出歩ける様になったのは父さんの影響が大きいと言っていた。すげぇな…と素直に思う。そんな事を思いながら学校へと向かう。
いつも通りの授業は二時限目迄だった。完全に忘れてた…。今日は特別授業の日。だから、父さんの姿が見えなかった訳だ…。
特別授業は体育館で行われる。壇上にはベットが3つと父さんの姿…。ぷふっ…父さん少し渋い顔してるな…。
みんなが揃うと父さんが喋りだす…。
「…おはようございます!皆さん。天使豊和です。特別授業の前に少しだけ話をさせて下さい…。まだまだ男性の数は少ないとはいえ、だいぶ冷凍保存の精子も貯蓄、保管されております」
ヤバい…。うけるな…父さん。必死に説明して少しでも人数を減らそうと思ってるみたいだけど無駄だと思う。
「この高校に在籍してるだけでも男性は五名!五名もいます!恋愛を楽しんでる人も居る…筈です!なにより歳も近いでしょうし!」
無駄だよ父さん…。
「だから、この特別授業で妊娠しなくてもいいと正直思っているのですが…」
父さんぶっちゃけ過ぎだろ!?弟の豊希も笑ってるし…。
「それでも妊娠………したい人居る?」
「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」
殆どの生徒が手を挙げ返事をしてる。挙げてないのは父さんが言った通り彼氏が居る子達だけ。妹達も手を挙げてるのはうける。父さんと結婚すると言ってたしな…。
「……今日は特別に和希と豊希にも手伝ってもらいましょう…」
「「はっ?」」
俺と豊希の声が重なる…。
「2人共上がって来てくれ」
「何言ってんだ!」
「そうだよ!兄さんの言う通り、おれは抱けても2人だよ!?兄さんは父さんに似て化け物だからいいけど…」
「おい豊希!?」
「豊希はそれでいい…。2人な?和希分かってるな?」
「いや、分からないから!そ、そうだ!母さんがこんな事許すわけ…」
「甘い甘いな!和希!」
「えっ?」
「母さんは父さんの味方に決まってるだろ?」
「馬鹿な…」
「せめて…半分は頑張ってくれ…」
「父さん…無理だから、それ。父さんの血を色濃く受け継いだ俺でも100人以上は無理無理無理!」
「…充分だ」
そして始まる特別授業…。これが行われると来月辺りにはみんな妊娠の為、学校を卒業して他所から女性がこの学校に入ってくる事になる…。
「父さん、後で覚えてろ」
「いや、兄さんはいいけど、僕は…」
「いいから…気合い入れろ!さあ、ヤるぞ!」
「「………」」
この日、豊希が5人、俺が132人、父さんが250人を妊娠させた…。父さん…ぶっちゃけマジすげえ!尊敬するわ…。
23
お気に入りに追加
787
あなたにおすすめの小説
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界でスローライフを満喫する為に
美鈴
ファンタジー
ホットランキング一位本当にありがとうございます!
【※毎日18時更新中】
タイトル通り異世界に行った主人公が異世界でスローライフを満喫…。出来たらいいなというお話です!
※カクヨム様にも投稿しております
※イラストはAIアートイラストを使用

男女比1/100の世界で《悪男》は大海を知る
イコ
ファンタジー
男女貞操逆転世界を舞台にして。
《悪男》としてのレッテルを貼られたマクシム・ブラックウッド。
彼は己が運命を嘆きながら、処刑されてしまう。
だが、彼が次に目覚めた時。
そこは十三歳の自分だった。
処刑されたことで、自分の行いを悔い改めて、人生をやり直す。
これは、本物の《悪男》として生きる決意をして女性が多い世界で生きる男の話である。

異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる