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第二部
中学校卒業式②
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拍手やおめでとうの声が響く中、壇上で僕達はもう一度キスを交わした。そしてワッーっと沸く体育館…。
「豊和君…私…本当に嬉しくて死んじゃいそうだよ…」
「そんな簡単に死なれたら困るよ柚希…。まだこれからなんだし…それに…」
「…それに?」
「僕は柚希をこれでもかと幸せにするつもりだから…さ/////」
「豊和きゅん/////♡(きゅんきゅん♡)」
『待てぇぇぇぇぇ──────い!!!』
─体育館にその声は響き渡った…。来たか…。僕は声の主の方へと視線を向ける。
「どうしました新潟先生?」
視線の先に居るのは僕達の担任の先生。腕組みして名乗りを上げるその姿は某アニメのロ○の兄貴を連想させられる。『剣狼よ!我に力を!』のあのセリフは一度聞いたら忘れられるものではない…。カッコ良すぎるよね!
「ちょっと新菜!アンタ何邪魔してるのよ!先輩に殺されるわよ!」
冴子さん…。大丈夫ですよ?これは前もって聞かされていたので…。
『…何も知らない冴子は黙ってるんだな…』
「何ですってぇぇ!!」
冴子さんが僕達の方へと視線を向けて来たので頷いて大丈夫ですと合図する。渋々冴子さんが引き下がっていく。
『あまつかぁぁぁぁー!』
「…はい」
先生はあの賄賂は受け取っていない。とびきりの祝辞に返さしてもらうと言われたんだ。そういう事言える人ってなんだかカッコいいよね!それにしても何故このタイミングなのだろうか?それだけは少し気になるけど…
『すぅぅぅぅ……好きだぁぁぁぁぁぁぁ!』
「…えっ?」
「はっ?」
「「「「「「「「「ええ────────っ!!???」」」」」」」」」
体育館に驚きの声が響き渡る…。先生…こんなの聞いて無いんだけど?尚も先生の公開告白は続く…。
『勉強している時のお前の真面目な顔が好きだぁぁぁ!私の話を聞いてる時のお前が好きだし、配信の時のお前のあそこの大きさが脳裏から離れない程好きだし、何回もアレを見て私は達したし!この瞬間も達している!オムツが必須なんだ!あんなの麻薬だろうがぁぁぁぁぁー!とにかくお前の全てが好きだぁぁぁぁぁぁぁ!お前の性的欲求を私にぶつけてくれていい!寧ろぶつけてくれぇぇぇぇぇぇ!!』
─台無しだよ…先生…。最初だけ少しドキッ─と、したけど卒業式の日にいう事じゃあないよね?私物化した僕がいうのもなんだけど…。
『もう私は貴様なしでは生きていけない!』
「いい加減にしなさい!新菜ぁぁ!私だってまだ告白していないからあそこに呼ばれて居ないというのにぃぃー!」
『貴様がいつもアホな事ばかりしてるから出遅れるんだろうがぁぁ!』
「何ですてぇぇぇー!」
『にゃにおぅぅぅぅー!』
『…2人共そこまでよ!』
『「せ、先輩!?」』
─円香さんから耳打ちされあの2人も大切にして欲しいと言われた。大丈夫か、僕?えっ?心配ない?はぁ…分かりました…。
「コホン…新菜さん…冴子さん…僕と付き合って貰えますか?」
2人は争うのを止め…
『「宜しくお願いします!!」』
─と、仲良く2人揃って言われた…。これで良かったのだろうか?ま、まぁ、そこら辺の事は後で考えるとしようっと…。まあ、無事に卒業式を終えられて何よりだね!
卒業式の余韻に浸っていた僕は知らなかった…。その日の夜…内なる獣を全力で解き放つ女性が居ることを…。この時の僕はまだ知らない…。
~次回~
とうとう…
にスイッチオーン!!!
「豊和君…私…本当に嬉しくて死んじゃいそうだよ…」
「そんな簡単に死なれたら困るよ柚希…。まだこれからなんだし…それに…」
「…それに?」
「僕は柚希をこれでもかと幸せにするつもりだから…さ/////」
「豊和きゅん/////♡(きゅんきゅん♡)」
『待てぇぇぇぇぇ──────い!!!』
─体育館にその声は響き渡った…。来たか…。僕は声の主の方へと視線を向ける。
「どうしました新潟先生?」
視線の先に居るのは僕達の担任の先生。腕組みして名乗りを上げるその姿は某アニメのロ○の兄貴を連想させられる。『剣狼よ!我に力を!』のあのセリフは一度聞いたら忘れられるものではない…。カッコ良すぎるよね!
「ちょっと新菜!アンタ何邪魔してるのよ!先輩に殺されるわよ!」
冴子さん…。大丈夫ですよ?これは前もって聞かされていたので…。
『…何も知らない冴子は黙ってるんだな…』
「何ですってぇぇ!!」
冴子さんが僕達の方へと視線を向けて来たので頷いて大丈夫ですと合図する。渋々冴子さんが引き下がっていく。
『あまつかぁぁぁぁー!』
「…はい」
先生はあの賄賂は受け取っていない。とびきりの祝辞に返さしてもらうと言われたんだ。そういう事言える人ってなんだかカッコいいよね!それにしても何故このタイミングなのだろうか?それだけは少し気になるけど…
『すぅぅぅぅ……好きだぁぁぁぁぁぁぁ!』
「…えっ?」
「はっ?」
「「「「「「「「「ええ────────っ!!???」」」」」」」」」
体育館に驚きの声が響き渡る…。先生…こんなの聞いて無いんだけど?尚も先生の公開告白は続く…。
『勉強している時のお前の真面目な顔が好きだぁぁぁ!私の話を聞いてる時のお前が好きだし、配信の時のお前のあそこの大きさが脳裏から離れない程好きだし、何回もアレを見て私は達したし!この瞬間も達している!オムツが必須なんだ!あんなの麻薬だろうがぁぁぁぁぁー!とにかくお前の全てが好きだぁぁぁぁぁぁぁ!お前の性的欲求を私にぶつけてくれていい!寧ろぶつけてくれぇぇぇぇぇぇ!!』
─台無しだよ…先生…。最初だけ少しドキッ─と、したけど卒業式の日にいう事じゃあないよね?私物化した僕がいうのもなんだけど…。
『もう私は貴様なしでは生きていけない!』
「いい加減にしなさい!新菜ぁぁ!私だってまだ告白していないからあそこに呼ばれて居ないというのにぃぃー!」
『貴様がいつもアホな事ばかりしてるから出遅れるんだろうがぁぁ!』
「何ですてぇぇぇー!」
『にゃにおぅぅぅぅー!』
『…2人共そこまでよ!』
『「せ、先輩!?」』
─円香さんから耳打ちされあの2人も大切にして欲しいと言われた。大丈夫か、僕?えっ?心配ない?はぁ…分かりました…。
「コホン…新菜さん…冴子さん…僕と付き合って貰えますか?」
2人は争うのを止め…
『「宜しくお願いします!!」』
─と、仲良く2人揃って言われた…。これで良かったのだろうか?ま、まぁ、そこら辺の事は後で考えるとしようっと…。まあ、無事に卒業式を終えられて何よりだね!
卒業式の余韻に浸っていた僕は知らなかった…。その日の夜…内なる獣を全力で解き放つ女性が居ることを…。この時の僕はまだ知らない…。
~次回~
とうとう…
にスイッチオーン!!!
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