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第二部
許さない
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配信を終えた次の日は大変だった…。だってみんな、僕の股間ばかりに視線がいくんだもの…。まあ、仕方ないと言えば仕方ないのかも知れない。あんな配信普通ならBAN対象間違い無しだろうからね。一応女性はみんな男性との性の在り方等色々と必要な知識は学校で習ってるそうなんだけど習った事と色々違ったらしい…。そこで今度正式に柚希とのあの部分の映像が切り取られ、編集されて新しい学校の教材となるらしいのだが勘弁して欲しいと思うのは僕だけだろうか?だってずっと残るんだよ?教材どころかただのAVだろっ!?これが平常時、これが戦闘状態とかテロップがつくんだよ!?それもドアップで!!分かる?分かってくれるよね?僕の気持ち!ねぇねぇねぇ!逆に分からん奴おりゅう?
─失礼…。つい取り乱してしまいました。まあ、そんなこんなであっという間に日々は過ぎていき蒲島君の体調が戻り、蒲島君がようやく登校して来たんだ。そして給食の時間が終わり昼休みに入った時の事…。
******
~遥視点~
給食食べてからお腹の調子がおかしい…。何かに当たっちゃったのかな?食べ合わせが悪かった?とにかくまだ昼休みはあるし、今の内に─
「─ごめん…ミサちゃん…私…ちょっと行ってくる…」
「大丈夫遥?顔色悪いけど…」
「うん、大丈夫だよ。…とにかくトイ…「おい!」!?」
「蒲島君…え~と、どうしたの?私ちょっと…」
こ、こんな時に…ツイてない…。ヤバいよー!一刻も早くトイレに駆け込まないと…
「男の俺が話し掛けてるのにそういう態度とるわけ?ちなみに今、この様子撮ってるからな?今度俺の配信で使うんだよ!題して『俺はこうして女を誘う』って感じでな!」
「えっと…すいません!」
私は頭を下げ蒲島君の横を駆け抜け様として、ガシッ!─っと乱暴に後ろに控えていた彼のメイドさんに腕を捕まれ…
「…まだ蒲島様のお話が終わってませんよ?」
「そんな…とにかくこの手を離して下さい!」
「ソイツの言う通り俺の話は終わって無いだろ?今から俺とヤろうぜ!断わる訳ないよな?」
「ううっ…後で、後で話を聞きますから!」
「蒲島君お願いだから遥を離してあげて!」
ミサちゃんも駆け寄り蒲島君にそう言ってくれた…。本当にお腹が痛くて我慢出来ないのに…。すると蒲島君は私の後ろに周り、後ろから私の腰に腕を回すとその腕に力を込めて抱き締めて来た…。気色悪いと思った…。でも、そんなことよりも私は既に限界だった。幾ら男性の力が弱いとはいってもそんな事をされたら、お腹に刺激を与えられたら我慢出来る訳がない…。私は…誰にも聞かれたくない音を教室内に響かせてしまった…。
「アッハッハッッハ!聞いたかよ、おい!コイツ漏らしやがったぞ!うわ~すげえー音。中3にもなって汚ねぇー奴!!おい!みんな笑えよ?マジ最悪!」
「ううっ……ひぐっ……うっ………」
「泣く前にその臭いのをどうにかしろよな?マジくせぇんだけど!?くせぇくせぇー!マジこんな奴とヤるところだった俺笑える~。なあ、お前もそう思うだろ?あまつ…」
バキッッッ!!!
「ぶぎゃあああー!?あっああああ!!俺の鼻がぁぁぁー!!!」
何が起こったのか分からない…。こちらに向かって近付いて来る足音と共に何か打撃音が聞こえ…。その後直ぐに蒲島君の悲鳴ににも似た声が教室内に響いた。
「…うがぁあぁぁ…」
「蒲島様!?」
「大丈夫ですか!?」
さっきまで私の傍に居た蒲島君のメイドの人達は蒲島君の声の方へと駆け寄って行ったんだと思う…。私は…顔すら上げる気力も無くなっていた…。ミサちゃんが近くに来てくれてるみたいだけど、ごめんね?…蒲島君の言う通り臭いよね?早く教室から居なくなりたいけど…でも…体が動かないの…。彼にも、天使君にも聞かれたよね?あ~あ…終わっちゃった…な。私の恋……。恋どころか人生迄終わって…。そう思っていた私の体が突如…
フワッ…
─っと浮いたのだ…。
「柚希、凛、風華!僕の鞄と─」
「うん」
「分かってるわよ!」
「任せるです!」
私に近寄ったら駄目なのに…。こんなの彼に嗅がせていいニオイじゃないし…ニオイ移っちゃうし…何より汚れてしまうよ?なのに耳元で大好きなあの人の声が聞こえる…。見上げると私はこんな状態なのに少しも嫌な顔一つせずに私を平然とお姫様抱っこする彼がそこに居た…。
「うぐぐっ…お前…こんな事して、分かってるよなぁぁあ!訴えてやるからなぁ!!!」
「…勝手にしなよ」
そして彼は私を教室から連れ去ってくれた。
─失礼…。つい取り乱してしまいました。まあ、そんなこんなであっという間に日々は過ぎていき蒲島君の体調が戻り、蒲島君がようやく登校して来たんだ。そして給食の時間が終わり昼休みに入った時の事…。
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~遥視点~
給食食べてからお腹の調子がおかしい…。何かに当たっちゃったのかな?食べ合わせが悪かった?とにかくまだ昼休みはあるし、今の内に─
「─ごめん…ミサちゃん…私…ちょっと行ってくる…」
「大丈夫遥?顔色悪いけど…」
「うん、大丈夫だよ。…とにかくトイ…「おい!」!?」
「蒲島君…え~と、どうしたの?私ちょっと…」
こ、こんな時に…ツイてない…。ヤバいよー!一刻も早くトイレに駆け込まないと…
「男の俺が話し掛けてるのにそういう態度とるわけ?ちなみに今、この様子撮ってるからな?今度俺の配信で使うんだよ!題して『俺はこうして女を誘う』って感じでな!」
「えっと…すいません!」
私は頭を下げ蒲島君の横を駆け抜け様として、ガシッ!─っと乱暴に後ろに控えていた彼のメイドさんに腕を捕まれ…
「…まだ蒲島様のお話が終わってませんよ?」
「そんな…とにかくこの手を離して下さい!」
「ソイツの言う通り俺の話は終わって無いだろ?今から俺とヤろうぜ!断わる訳ないよな?」
「ううっ…後で、後で話を聞きますから!」
「蒲島君お願いだから遥を離してあげて!」
ミサちゃんも駆け寄り蒲島君にそう言ってくれた…。本当にお腹が痛くて我慢出来ないのに…。すると蒲島君は私の後ろに周り、後ろから私の腰に腕を回すとその腕に力を込めて抱き締めて来た…。気色悪いと思った…。でも、そんなことよりも私は既に限界だった。幾ら男性の力が弱いとはいってもそんな事をされたら、お腹に刺激を与えられたら我慢出来る訳がない…。私は…誰にも聞かれたくない音を教室内に響かせてしまった…。
「アッハッハッッハ!聞いたかよ、おい!コイツ漏らしやがったぞ!うわ~すげえー音。中3にもなって汚ねぇー奴!!おい!みんな笑えよ?マジ最悪!」
「ううっ……ひぐっ……うっ………」
「泣く前にその臭いのをどうにかしろよな?マジくせぇんだけど!?くせぇくせぇー!マジこんな奴とヤるところだった俺笑える~。なあ、お前もそう思うだろ?あまつ…」
バキッッッ!!!
「ぶぎゃあああー!?あっああああ!!俺の鼻がぁぁぁー!!!」
何が起こったのか分からない…。こちらに向かって近付いて来る足音と共に何か打撃音が聞こえ…。その後直ぐに蒲島君の悲鳴ににも似た声が教室内に響いた。
「…うがぁあぁぁ…」
「蒲島様!?」
「大丈夫ですか!?」
さっきまで私の傍に居た蒲島君のメイドの人達は蒲島君の声の方へと駆け寄って行ったんだと思う…。私は…顔すら上げる気力も無くなっていた…。ミサちゃんが近くに来てくれてるみたいだけど、ごめんね?…蒲島君の言う通り臭いよね?早く教室から居なくなりたいけど…でも…体が動かないの…。彼にも、天使君にも聞かれたよね?あ~あ…終わっちゃった…な。私の恋……。恋どころか人生迄終わって…。そう思っていた私の体が突如…
フワッ…
─っと浮いたのだ…。
「柚希、凛、風華!僕の鞄と─」
「うん」
「分かってるわよ!」
「任せるです!」
私に近寄ったら駄目なのに…。こんなの彼に嗅がせていいニオイじゃないし…ニオイ移っちゃうし…何より汚れてしまうよ?なのに耳元で大好きなあの人の声が聞こえる…。見上げると私はこんな状態なのに少しも嫌な顔一つせずに私を平然とお姫様抱っこする彼がそこに居た…。
「うぐぐっ…お前…こんな事して、分かってるよなぁぁあ!訴えてやるからなぁ!!!」
「…勝手にしなよ」
そして彼は私を教室から連れ去ってくれた。
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