転生したら男女逆転世界

美鈴

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第一部

幕間③★

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精子採取容器を手渡された後、自室へと戻った僕は部屋の鍵を掛けて準備に取り掛かる事にした。早い所済ませないと何言われるか分からないしね…。 手渡された映像ディスクをテレビにセット!イヤホンを装着して片手に採取容器を持ち…映像を再生…。

 「あっ……んっ……豊和…君…。あっあっ…」

 ─初っぱなから!?映像には初っぱなから映ってはいけない大事な部分を弄っている所が映し出されている…。モザイクは!?モザイクいるんじゃないのこれっ!?隠し撮りだからか?それとも今の世の中には必要ないのか?

 「はぁはぁ……豊和君豊和君!!んんっ…んっ……あん……気持ち良い……あっ…あっ……」

 甘い艶かしい声…。それに…

くちゅっぅ…くちゅくちゅっ…くちゅくちゅっ…

柚希が手を動かす度に卑猥な音が…。

「これって…柚希?」

 場面が映り変わりそこに映った顔は汗を少し掻いて火照った色っぽい表情をする柚希の姿が。 こんなの…こんなの…我慢できるわけないだろ!

 うぉぉぉぉ──────────っ!!!

****** 

「これ…お願いします…。僕は自室へ戻っていますので…。では/////」

 恥ずかしいからなのか分からないけど私に採取容器を手渡し自室へと急いで戻る豊和君。私は受け取った容器の蓋を開け…

くんくん…。 

「ちょ!?ちょっと何してるの冴子ぉ!?」 「何って確認ですが何か?」

「匂いは嗅ずまなくても良い筈よね?」 
「私は嗅ぎますけど?」
 「殺すわよ?」
 「皆も嗅ぎます?」 
「「「「「…うん/////」」」」」

 皆で匂いを嗅ぐことに…。 

「独特な匂い/////…」 
「やっぱり…これってあの時の匂い/////…」
 「すごっ/////!」 
「癖になりそう…です/////」 
「確かに凄い…わね/////」

私達は油断していた…。してはいけないミスを犯す…。

 ポロッ…! 

「「「「「「あっ!?」」」」」」

 なんと落としてしまい…中身が零れてしまった…。なんという事をしてしまったのか…。

 「ど、どうしましょう!先輩!?」 

「あんたが…」 

「ア、アイツにまた出して貰うしか…」

 「アワワ…です」

梓希ちゃんは何を思ったのかスッ~っとこぼれたそれを人差し指に掬いパクッ………って、

 「「「「「ええっー!??」」」」」 

「ちゅっぷっ……んっ…これが…お兄ちゃんの…凄っ!?ネバネバするけど…何か癖になりそう」

 そういって梓希ちゃんは興奮し過ぎて気絶。私達も味を確かめ…ゲフンゲフン……。とにかく何があったのかは私達の秘密…。明日また提供してもらう他ない…。
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