9 / 127
プロローグ
眠る前に
しおりを挟む
「いつまで落ち込んでるの柚希?」
「だって…せっかくジャンケンにも勝ったのに…お母さんが入るなんてそんなの聞いて無いもん…」
「あらあら…それ位の事でいつまでもはぶてていては駄目じゃない…。柚希は豊和君の残り湯で何をするつもりだったのやら…」
「なっ/////違っ/////…そんな事なんて考えてないもん!」
「だったら別に良いでしょうに…」
「それとこれとは話が違うの!」
「2人共お兄ちゃんが反応に困ってるよ?」
「「あっ…?」」
良いんだよ…梓希ちゃん…?僕には話を振らなくて。振られても僕はその話に参加出来ないからね?
「違うからね豊和君!残り湯を楽しもうなんて少ししか思っていなかったからね?」
「柚希…少し願望が出てるわよ?」
「…お姉ちゃんのエッチ…」
「ちちち、違うからぁー/////!」
「…まぁ、エッチな柚希は放っておいて…」
「…そんなにエッチじゃないもん/////」
「豊和君明日というか、もう今日の話なんだけどね、男性管理局の人が来るから宜しくね?」
「そうなんですね…。何かしないといけないんですか?」
「多分だけど聞かれた質問に答えるだけかな…」
「管理局の人ってもしかして冴子さん?」
「そうよ柚希」
「冴子さんに会うの久し振りだぁ~」
「ふふふっ…2人共可愛いがって貰ってるもんね?」
「「うん」」
(…冴子さん?3人共知ってるみたいだ…。3人が知ってるなら少し安心かも…)
「あの…円香さん?」
「な~に?」
「管理局の人が来た後って服を買いに行く時間ってありますか?」
「…すぅぅぅぅ……」
「円香さん?」
「柚希…私達3人で護衛出来ると思う?」
「厳しいと思うよ?」
「私もそう思う…」
「そうよねぇ…」
(服買いに行くのに護衛って…いくらなんでも大袈裟過ぎないかな?)
「買い物位僕一人で「「「却下よ!」」」
…えっ?」
「豊和君…」
「はい」
「女は狼なのよ?」
「それって男では?」
「何言ってるの豊和君!」
「そうだよお兄ちゃん!」
「「「女は狼…これは今の世の常よ?」」」
「ま、マジですか?」
「豊和君は女の力に男が敵うとでも?」
そんな馬鹿な…。いやいやいや…流石にそれは…
「豊和君笑ってる場合じゃないのよ?油断したらホテルに連れ込まれるわよ?飢えてる女は怖いわよ?男性に耐性がない私達とは違って耐性がある女性もちゃんといるのだから…」
「そんな事は…」
「…豊和君は確かに私をお姫様抱っこなんてしてくれる位、男性にしては力はあるみたいだけど多分…間違いなく梓希に腕相撲で負けるよ?」
「流石にそれはないない…」
「論より証拠ね…梓希?」
「任せて!」
テーブルの上に梓希ちゃんが右腕を構える。腕相撲の体勢…。女の子に負ける筈ないでしょっ?あんなに細いんだよ?僕は自信を持って梓希ちゃんの構えた手を握る…。
「あわわわわ、お兄ちゃんと手を繋いでりゅぅぅぅぅー/////!」
そりゃあ腕相撲だし…その前にこれ勝負ついたんじゃない…?勝負さえ出来ないのでは?
「梓希!しっかりしなさい!これは豊和君の貞操を守る為の勝負なのよ?」
「そ、そうだった…これはお兄ちゃんの貞操を守る為の負けられない闘い!お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操…うん…もう大丈夫…ありがとうお母さん…私は勝つよ!!!」
「いいのよ…梓希…立派になったわね…お母さん嬉しいわ…」
─貞操貞操繰り返さないで欲しいけど…、でも僕だって男…負けられない戦いがここにある!
「…いくよ、お兄ちゃん?」
「望む所だよ梓希ちゃん…」
「勝負に燃えてる豊和君…萌える/////」
「…柚希?」
「あっ…黙ってます…はい…」
「「勝負!!…」」
お互い込めた力を開放……ググッ!…何だ…全く動かない…だと。そんな馬鹿な!?ぐぎぎぎっ…。不意に梓希ちゃんの顔を見ると余裕そうだ…。そして…ニヤリとした後…。
─「これで分かったでしょ?」
「…はい」
あの後、勝負は一瞬だった…。はい、見事に負けました…。完敗です…。勝てる気がしません…。3人の言う通りでした。僕は負け犬です…。ぐすん(T^T)
「とはいえ、服とか必要な物は私達で買いに行くか、対策を考えておくからそれで良い?」
「宜しくお願いします…」
「うん…じゃあそろそろ寝ないとね?豊和君の部屋は柚希の隣の部屋よ。さっき布団敷いておいたからゆっくり休んでね?」
「ありがとうございます」
皆それぞれ部屋へと休みに行く…。柚希ちゃんに案内して貰い部屋へと入った僕は用意して貰った布団にそのまま潜り込む。そして…記憶を失った?僕の長い1日が終わったんだ…。
「だって…せっかくジャンケンにも勝ったのに…お母さんが入るなんてそんなの聞いて無いもん…」
「あらあら…それ位の事でいつまでもはぶてていては駄目じゃない…。柚希は豊和君の残り湯で何をするつもりだったのやら…」
「なっ/////違っ/////…そんな事なんて考えてないもん!」
「だったら別に良いでしょうに…」
「それとこれとは話が違うの!」
「2人共お兄ちゃんが反応に困ってるよ?」
「「あっ…?」」
良いんだよ…梓希ちゃん…?僕には話を振らなくて。振られても僕はその話に参加出来ないからね?
「違うからね豊和君!残り湯を楽しもうなんて少ししか思っていなかったからね?」
「柚希…少し願望が出てるわよ?」
「…お姉ちゃんのエッチ…」
「ちちち、違うからぁー/////!」
「…まぁ、エッチな柚希は放っておいて…」
「…そんなにエッチじゃないもん/////」
「豊和君明日というか、もう今日の話なんだけどね、男性管理局の人が来るから宜しくね?」
「そうなんですね…。何かしないといけないんですか?」
「多分だけど聞かれた質問に答えるだけかな…」
「管理局の人ってもしかして冴子さん?」
「そうよ柚希」
「冴子さんに会うの久し振りだぁ~」
「ふふふっ…2人共可愛いがって貰ってるもんね?」
「「うん」」
(…冴子さん?3人共知ってるみたいだ…。3人が知ってるなら少し安心かも…)
「あの…円香さん?」
「な~に?」
「管理局の人が来た後って服を買いに行く時間ってありますか?」
「…すぅぅぅぅ……」
「円香さん?」
「柚希…私達3人で護衛出来ると思う?」
「厳しいと思うよ?」
「私もそう思う…」
「そうよねぇ…」
(服買いに行くのに護衛って…いくらなんでも大袈裟過ぎないかな?)
「買い物位僕一人で「「「却下よ!」」」
…えっ?」
「豊和君…」
「はい」
「女は狼なのよ?」
「それって男では?」
「何言ってるの豊和君!」
「そうだよお兄ちゃん!」
「「「女は狼…これは今の世の常よ?」」」
「ま、マジですか?」
「豊和君は女の力に男が敵うとでも?」
そんな馬鹿な…。いやいやいや…流石にそれは…
「豊和君笑ってる場合じゃないのよ?油断したらホテルに連れ込まれるわよ?飢えてる女は怖いわよ?男性に耐性がない私達とは違って耐性がある女性もちゃんといるのだから…」
「そんな事は…」
「…豊和君は確かに私をお姫様抱っこなんてしてくれる位、男性にしては力はあるみたいだけど多分…間違いなく梓希に腕相撲で負けるよ?」
「流石にそれはないない…」
「論より証拠ね…梓希?」
「任せて!」
テーブルの上に梓希ちゃんが右腕を構える。腕相撲の体勢…。女の子に負ける筈ないでしょっ?あんなに細いんだよ?僕は自信を持って梓希ちゃんの構えた手を握る…。
「あわわわわ、お兄ちゃんと手を繋いでりゅぅぅぅぅー/////!」
そりゃあ腕相撲だし…その前にこれ勝負ついたんじゃない…?勝負さえ出来ないのでは?
「梓希!しっかりしなさい!これは豊和君の貞操を守る為の勝負なのよ?」
「そ、そうだった…これはお兄ちゃんの貞操を守る為の負けられない闘い!お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操お兄ちゃんの貞操…うん…もう大丈夫…ありがとうお母さん…私は勝つよ!!!」
「いいのよ…梓希…立派になったわね…お母さん嬉しいわ…」
─貞操貞操繰り返さないで欲しいけど…、でも僕だって男…負けられない戦いがここにある!
「…いくよ、お兄ちゃん?」
「望む所だよ梓希ちゃん…」
「勝負に燃えてる豊和君…萌える/////」
「…柚希?」
「あっ…黙ってます…はい…」
「「勝負!!…」」
お互い込めた力を開放……ググッ!…何だ…全く動かない…だと。そんな馬鹿な!?ぐぎぎぎっ…。不意に梓希ちゃんの顔を見ると余裕そうだ…。そして…ニヤリとした後…。
─「これで分かったでしょ?」
「…はい」
あの後、勝負は一瞬だった…。はい、見事に負けました…。完敗です…。勝てる気がしません…。3人の言う通りでした。僕は負け犬です…。ぐすん(T^T)
「とはいえ、服とか必要な物は私達で買いに行くか、対策を考えておくからそれで良い?」
「宜しくお願いします…」
「うん…じゃあそろそろ寝ないとね?豊和君の部屋は柚希の隣の部屋よ。さっき布団敷いておいたからゆっくり休んでね?」
「ありがとうございます」
皆それぞれ部屋へと休みに行く…。柚希ちゃんに案内して貰い部屋へと入った僕は用意して貰った布団にそのまま潜り込む。そして…記憶を失った?僕の長い1日が終わったんだ…。
42
お気に入りに追加
777
あなたにおすすめの小説
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる