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「え~と…そろそろ大丈夫ですか?」
「ま…待って…もう少しその距離で//////…」
(まさか…男性の半裸がこんなに破壊力があるなんて…)
「お母さんの言う通りだよ豊和君…もう少し時間を貰えれば慣れるから/////…」
(芸術!?芸術だよねこれ!?色白くて腹筋なんてあんなに…駄目よ柚希!それは考えてはいけないことよ…)
「二人の言う通りだよ…お兄ちゃん//////…」
(はぁはぁ…お兄ちゃん…凄過ぎ…♡)
あれから3人共何度も鼻血を出して気絶するので僕はリビングの端で待機。少しずつ距離を縮めて慣れて貰い上半身を確認して貰う事になった。それにしても男性が少ないから女性は男性に対する耐性が無いのか?僕の上半身の裸見ただけで気絶するとは正直思っていなかったよ…。天使母さんなんてあれだけ自信満々に上半身裸になって貰っていい?と聞いて来たのに……。後、どの位掛かるんだろ…この確認…。
******
傷が無いかの確認して貰えたのは夜になってからだった。時刻は現在夜の22時を回った所…。3人共鼻血を出しすぎて貧血気味になりソファーや床で横になっている…。病院へ行かなくて大丈夫なのか聞いた所、大丈夫と言われた…。そして素敵な時間を有り難うと何度もお礼を言われたのだが正直返答しづらかったのは心に納めて置く…。
そして今日から天使家にお世話になるのだが一番の問題が…。それはお腹だ…。お腹がすいてしまった…。そこら辺の記憶も無いのでいつ食べたのか覚えていない…。この家に来て口にしたのは頂いたお茶のみ…。話の途中でお茶菓子貰う訳にもいかなかったし…。3人共料理等とても出来る状態では無いだろう…。よし、こうなったら…
「あの~、天使母さん?」
「今日から一緒に暮らすのに苗字は寂しいわ…。私は円香、娘達と同じく名前で呼んで?」
「え~と円香さん?」
「…っ!?なるほど…。男性に名前で呼ばれるとこんな気持ちになるのね…。あっ…それでどうしたの?」
「非常に言いにくいのですが冷蔵庫を開けても宜しいでしょうか?」
「…あっ…お腹が空いたんでしょ?本当にゴメンね?もうすぐ動き出せると思うから…」
「私も…もうすぐ動けるから…」
「お兄ちゃんには…私!私が作ってあげるから!」
「いえ…3人共安静にまだしていた方が良いと思いますので、今日は僕が作ろうかと…」
「「「……………えっ???」」」
「…え~と…皆の分、僕が作っても良いですか?料理は覚えていますので…」
「聞き間違いでは無かった…わ…」
「とととととと、豊和君の手料理!?」
「ふぁっ!?お兄ちゃんの手料理が食べれるの!?」
「「「よ、宜しくお願いします!!!」」」
ご飯は炊けてるみたいだし、取り敢えず冷蔵庫を開けさせて貰い食材を確認。豚肉に玉葱、生姜のチューブがある…。一品は生姜焼きにしよう。生姜焼きなら味噌汁だよね?ワカメに豆腐に…ネギで良いか。後はキャベツの千切りに少し時間は掛かるけどポテトサラダも作るとしよう…。料理を覚えてるという事は記憶を失う前の僕もこうして料理を作っていたんだろうね?じゃないと作れないよね?それと、不思議な事に料理以外に覚えてる事といえば後は勉強位だろうか…。僕としては助かるけど何で他の事は覚えていないのだろう?ホント謎だね…。
いかんいかん…料理に集中集中…。料理作ってると鼻歌って口ずさむよね?僕だけかな?
ふ~ん♩ふふ~ん♫ふんふんふん♪♫♪
「お、お母さん聞こえる?」
「…歌ってる」
「…お兄ちゃんの歌声透き通り過ぎだよね?」
「私…豊和君に天使と言われたんだけど豊和君の方が天使だよね?」
「「…はっ?」」
「ど、どうしたの二人共!?」
「豊和君にそんな事言われたの!?」
「お姉ちゃんが羨ま過ぎるんだけど…」
「…うん…エヘヘ/////」
「えっ…何1人だけニヤニヤしてるのよお姉ちゃん!!!」
「…正直柚希は羨ましいけど…見て…あの包丁捌きに無駄の無い料理の手順…。食中毒にならないようにちゃんと肉は最後に切ってるし…。世の男性の中で料理出来る人なんて居ない筈よね?男性が料理…あれは漫画の中だけの世界だった筈なのに…料理する姿もイケてるわね…。思わず尊死してしまいそう…」
「私達幸せ者だね…?」
「お姉ちゃん?私お兄ちゃんの手料理食べたら幸せ過ぎて死んでしまいそう…」
「梓希耐えるのよ?一緒に暮らすという事は…手料理を食べれるのは一度とは限らないわ…」
「「ま、まさか!?!?そんな幸せな事があるというの!!!!!」」
……え~と……皆の会話…聞こえてるからね?……………滅茶苦茶恥ずかしくなってきた/////。と、とにかく料理が出来ると皆涙を流しながら食べてくれた…。そんなに喜ばれると作った甲斐があるよ…。またいつでも作るから!
だからね梓希ちゃん?柚希ちゃんの生姜焼きを隠れて取らない様に…。バレたら多分怒られるよ?
「ま…待って…もう少しその距離で//////…」
(まさか…男性の半裸がこんなに破壊力があるなんて…)
「お母さんの言う通りだよ豊和君…もう少し時間を貰えれば慣れるから/////…」
(芸術!?芸術だよねこれ!?色白くて腹筋なんてあんなに…駄目よ柚希!それは考えてはいけないことよ…)
「二人の言う通りだよ…お兄ちゃん//////…」
(はぁはぁ…お兄ちゃん…凄過ぎ…♡)
あれから3人共何度も鼻血を出して気絶するので僕はリビングの端で待機。少しずつ距離を縮めて慣れて貰い上半身を確認して貰う事になった。それにしても男性が少ないから女性は男性に対する耐性が無いのか?僕の上半身の裸見ただけで気絶するとは正直思っていなかったよ…。天使母さんなんてあれだけ自信満々に上半身裸になって貰っていい?と聞いて来たのに……。後、どの位掛かるんだろ…この確認…。
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傷が無いかの確認して貰えたのは夜になってからだった。時刻は現在夜の22時を回った所…。3人共鼻血を出しすぎて貧血気味になりソファーや床で横になっている…。病院へ行かなくて大丈夫なのか聞いた所、大丈夫と言われた…。そして素敵な時間を有り難うと何度もお礼を言われたのだが正直返答しづらかったのは心に納めて置く…。
そして今日から天使家にお世話になるのだが一番の問題が…。それはお腹だ…。お腹がすいてしまった…。そこら辺の記憶も無いのでいつ食べたのか覚えていない…。この家に来て口にしたのは頂いたお茶のみ…。話の途中でお茶菓子貰う訳にもいかなかったし…。3人共料理等とても出来る状態では無いだろう…。よし、こうなったら…
「あの~、天使母さん?」
「今日から一緒に暮らすのに苗字は寂しいわ…。私は円香、娘達と同じく名前で呼んで?」
「え~と円香さん?」
「…っ!?なるほど…。男性に名前で呼ばれるとこんな気持ちになるのね…。あっ…それでどうしたの?」
「非常に言いにくいのですが冷蔵庫を開けても宜しいでしょうか?」
「…あっ…お腹が空いたんでしょ?本当にゴメンね?もうすぐ動き出せると思うから…」
「私も…もうすぐ動けるから…」
「お兄ちゃんには…私!私が作ってあげるから!」
「いえ…3人共安静にまだしていた方が良いと思いますので、今日は僕が作ろうかと…」
「「「……………えっ???」」」
「…え~と…皆の分、僕が作っても良いですか?料理は覚えていますので…」
「聞き間違いでは無かった…わ…」
「とととととと、豊和君の手料理!?」
「ふぁっ!?お兄ちゃんの手料理が食べれるの!?」
「「「よ、宜しくお願いします!!!」」」
ご飯は炊けてるみたいだし、取り敢えず冷蔵庫を開けさせて貰い食材を確認。豚肉に玉葱、生姜のチューブがある…。一品は生姜焼きにしよう。生姜焼きなら味噌汁だよね?ワカメに豆腐に…ネギで良いか。後はキャベツの千切りに少し時間は掛かるけどポテトサラダも作るとしよう…。料理を覚えてるという事は記憶を失う前の僕もこうして料理を作っていたんだろうね?じゃないと作れないよね?それと、不思議な事に料理以外に覚えてる事といえば後は勉強位だろうか…。僕としては助かるけど何で他の事は覚えていないのだろう?ホント謎だね…。
いかんいかん…料理に集中集中…。料理作ってると鼻歌って口ずさむよね?僕だけかな?
ふ~ん♩ふふ~ん♫ふんふんふん♪♫♪
「お、お母さん聞こえる?」
「…歌ってる」
「…お兄ちゃんの歌声透き通り過ぎだよね?」
「私…豊和君に天使と言われたんだけど豊和君の方が天使だよね?」
「「…はっ?」」
「ど、どうしたの二人共!?」
「豊和君にそんな事言われたの!?」
「お姉ちゃんが羨ま過ぎるんだけど…」
「…うん…エヘヘ/////」
「えっ…何1人だけニヤニヤしてるのよお姉ちゃん!!!」
「…正直柚希は羨ましいけど…見て…あの包丁捌きに無駄の無い料理の手順…。食中毒にならないようにちゃんと肉は最後に切ってるし…。世の男性の中で料理出来る人なんて居ない筈よね?男性が料理…あれは漫画の中だけの世界だった筈なのに…料理する姿もイケてるわね…。思わず尊死してしまいそう…」
「私達幸せ者だね…?」
「お姉ちゃん?私お兄ちゃんの手料理食べたら幸せ過ぎて死んでしまいそう…」
「梓希耐えるのよ?一緒に暮らすという事は…手料理を食べれるのは一度とは限らないわ…」
「「ま、まさか!?!?そんな幸せな事があるというの!!!!!」」
……え~と……皆の会話…聞こえてるからね?……………滅茶苦茶恥ずかしくなってきた/////。と、とにかく料理が出来ると皆涙を流しながら食べてくれた…。そんなに喜ばれると作った甲斐があるよ…。またいつでも作るから!
だからね梓希ちゃん?柚希ちゃんの生姜焼きを隠れて取らない様に…。バレたら多分怒られるよ?
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